ムルチコーレ
2014年05月06日
あしかがフラワーパーク その2
ラ・フォル・ジュルネのエントリーを2つ挟んだが5月2日のツーリングの続き。
藤の花を思い出すために写真を先に貼ってみた。
前回のエントリーでは藤の他にツツジやシャクナゲが素晴らしかったことを書いた。足利フラワーパークでは、それ以外にもきれいな花がたくさん咲いていて見所多数である。
白い花はローゼンセマムで、水色は好物のネモフィラ。
うしろの黄色いのはムルチコーレ。
これはカラーという花。色のカラーじゃなくて襟(えり)のカラーが名前の由来。
なんと里芋の仲間らしい。
リビングストンデージー。
デージー(デイジー)=ヒナギク→キク科だけれど、リビングストンデージーはハナミズナ科でキクとは関係ないらしい。
デルフィニウム。
場所を取らないからベランダにいいかも。ツボミがイルカに似ていてイルカ=ドルフィン〜デルフィニウムが名前の由来らしい。しかしイルカのようなツボミなんて想像不可能。
ルピナス。
これはわりとあちこちで見るような気がする。というかインパクトが強いので、しっかり覚えているのかもしれない。
ルピナスとデルフィニウム。
ルピナスとネモフィラ。
これはバラ園。まだ咲いていなかった。
このアジサイみたいなのはオオデマリ(大手鞠)。
こっちの小さいのがコデマリ(子手鞠)。
大きさが違うだけかと思いきやオオデマリはキク系で、コデマリはバラ系とまったく別の品種。ちなみにアジサイもキク系であるが、オオデマリとは植物分類的に相当離れている。
マーガレット。
マーガレットとデージー(デイジー)=ヒナギクの違いってよくわからない。植物分類的には極めて近い品種である。私は言葉のイメージから、花を見て優しそうな印象を受けたらマーガレット、元気そうな花だったらデージーと呼ぶことにしている(^^ゞ
アイスランドポピー。
ポピー=ひなげし。アイスランドポピーは大型のポピーかな?
だったら「雛」じゃないけど。
藤の花にはたくさんクマバチが群がっていて園内のクマバチ密度は高い。しかしアイスランドポピーにはミツバチだけだった。ハチにもいろいろ蜜の好みがあるみたい。ツーリング先で理科の観察も楽し。
前回ツツジのアップを載せなかったので。
ペチュニア。
鉢植えではポピュラーな品種。これだけ咲いていると見応えがある。
ドウよ。
リナリア(金魚草)。
可憐さを絵に描いたような花。これってベランダでも育てられるのかなあ。
それでウァオ!なのがリナリアとルピナスの組み合わせ。
私が死んだら棺桶はこんな感じにして欲しい(^^ゞ
そして藤の花とルピナスやデルフィニウムとのツーショット。上から垂れ下がっている花と、下から伸びていく花の対比がおもしろい。
とにかく百花繚乱。このほかに写真に撮っていない花もたくさんある。矛盾するような表現になるが、きれいな花を見てテンションがハイになって、そして心が和んだ。メールマガジンで100円割引の1600円の価値は充分にある。絶対のお勧めスポットである。
足利フラワーパークには午後1時頃までいた。
そのころになると園内はかなりの混雑で、入出場ゲートのあるお土産コーナーもご覧の通り。駐車場近辺の渋滞のこともあるから、もし来年のゴールデンウイークに来るなら早起きしたほうがいい。この時期は午前7時から開いている。
来た時はガラ〜ンとしていた正面入り口も観光バス多数。自家用車は西口で、観光バスと身障者を乗せたクルマと、バイクと自転車が正面入り口を使うように振り分けているみたいである。
午前9時について2時間くらいのつもりだったのに、思いのほか長くここにいたので今後の予定を再検討。そのまま帰るには早すぎるから、帰りの渋滞は覚悟で予定通り赤城山までツーリングを続けるという結論に。
ーーー続く
wassho at 18:24|Permalink│Comments(0)│
2014年04月12日
大宮花の丘農林公苑
先週に続いてお花見ツーリング。
ただし現在、春の交通安全運動・絶賛カツアゲ中なのであまり遠くに行く気がしない。本日も山手通りの陸橋を降りたところで、クルマが白い自転車に乗ったヤンキー2名にインネンをつけられていた。たぶん陸橋の上での車線変更禁止違反かな。この時期はパトカー、白バイだけじゃなく制服制帽姿すべてに目配りが必要である。
あれこれ考えて選んだのが埼玉県のさいたま市にある大宮花の丘農林公苑。もともと大宮市にあったが、平成の大合併で大宮市は「さいたま市」となった。いつも思うのだが、地名が平仮名だと前後の平仮名と混ざって読みにくいからやめて欲しいな。自宅からのルートはほとんど首都高で、首都高を降りて2〜3キロのところにあるから比較的安全地帯かなと。
首都高の池袋線〜大宮線で大宮に向かうことになるが、問題はその手前にある首都高中央環状線の山手トンネル。数年前にこのトンネルができたおかげで、目的地によっては混雑する東京中心部を通らずに済むようになった。しかしこの全長11キロほどのトンネルは換気が悪くて猛烈に暑い。真夏だと40度以上になって渋滞したらバイクでは危険である。一度か二度あまりの暑さに耐えかねて途中の出口から降りたこともある。本日も自宅を出る前にネットで渋滞していないことを確認し、首都高に入る前も電光掲示板をチェックしてから入った。まあ季節的にはまだ大丈夫だが、それでもトンネルに入る前に17.5度だったバイクの気温計は30度まで上がった。
幸い首都高はまったく渋滞しておらず1時間ほどで目的地到着。駐車場は2つあって、最初に入った方はバイクを駐める場所がなかったので、ここは道路を挟んだ公園南側の駐車場。係員がいるのはこの駐車場だけ。駐車料金や公園の入場料は必要ない。
親子連れが楽しそうに遊んでいるのを横目で見て歩くと、
さっそく現れるのが圧巻のピンク×イエロー。
斜めからもう一枚。
黄色いのはビオラ。
スミレ/パンジー/ビオラは同じスミレ属の植物であるが、その違いがイマイチよくわからない。野生に近いのがスミレで、それを園芸用に品種改良したのがパンジー。そのパンジーの中で小さいものをビオラと呼ぶ習わしのようである。ちなみにスミレは英語でviola(ビオラ)。野生のスミレは紫色がほとんどで、だから紫色はviolet(バイオレット)。パンジーはpansyという単語がある。すると日本語のビオラは?
それでこのピンク×イエロー畑はとてもいい香りがする。チューリップは例外的な品種を除いてほとんど香りはしない。このチューリップはごく普通のチューリップ。ということはビオラの香りということになる。しかしパンジーやビオラは道路の植え込みでそこら中にあるけれど、今まで香りを感じたことはなかった。これだけの数があるから漂うほどの香りになったということか。今度、道路のビオラをクンクンして確かめてみよう。
大宮花の丘農林公苑は南北に約1キロの細長い形をしていて、面積は11ヘクタールとほどよい広さ。ちなみに日比谷公園が16ヘクタール。公園は花の丘通りという市道か町道かで南北に分断されている。南側は全体の1/8程度で駐車場が半部くらいを占めている。
これが北側の敷地の入り口で実質的なメインゲート。公園には植木鉢で作った埴輪みたいなものがあちこちにあった。ゆるキャラみたいなものか。
入り口を入ってすぐのところの花壇。
さえない風景に見えるが、ここに植えられているのは
ネモフィラである!
白ネモフィラ。この模様のは初めて見た。
青ネモフィラ。
去年、ひたち海浜公園で見た時は「天国に来てしまったか」と錯覚するほど圧巻だったネモフィラ。さすがにひと山すべてネモフィラのひたち海浜公園とは較べものにならないが、こんなお手軽な場所で見られて得した気分。
できるだけ天国っぽく撮れるよう試みるーーー。
この日は風がソコソコあって花がとても揺れている状態。そういう場合はシャッタースピードを上げる。この日の明るさでカメラのおまかせモードで撮ると1/100秒程度のシャッタースピードに設定されるが、上の写真は1/1000秒。そうするとより瞬間だけを撮影するから、揺れによるピンぼけにはなりにくい。ただしカメラというのは次の2つで光りの量(露出)をコントロールしている。
レンズの絞り
シャッタースピード
もうひとつフィルムやデジカメのセンサーの感度というのもあるが、ややこしくなるので省略。それでシャッタースピードを上げる=光りが瞬間しか入ってこない=それじゃ暗くしか写らないのでレンズの絞りを開くという仕組みにカメラはなっている。明るさに関してはそれで問題ないが、レンズは絞りを開くほどピントが合う距離の範囲が狭くなる=ピントのあったもの以外はボケて写るという特性を持っている(原理は良く理解していないが)。
何かをアップで撮る時はまわりがボケたほうが対象が引き立つからそうすることもある。しかし広い範囲をクッキリ撮りたい、目で見たままを写真に残したいという場合には、絞りを絞ってシャッタースピードを遅くして撮るべきなのである。上の写真で後ろのネモフィラがとてもボンヤリとしか写っていないのはシャッタースピードが速くて絞りが開いているから。カメラは濡らすと故障するが、実は風にも弱い。
ネモフィラの隣にあった育成途中といった様子の花壇。
黄色い花はムルチコーレ。
ここは農林公苑だからか花の名前がしっかり表示されている。
その奥にあったオブジェ?
ムルチコーレあたりまでが前栽みたいなもの。
先へ進む。写真左側はソメイヨシノのサクラ。花は散ってすっかり葉桜。この公園には400本のサクラがあるらしい。
そして本日のメインイベントはチューリップじゃなくて、このしだれ桜。
しだれ桜を見るのは久しぶりである。
今、まさに満開!
来てよかった。
青空だと適当に撮ってもキレイな写真になるからウレシイ。
しだれ桜の下に植えられていたのはナデシコ。
でもナデシコってこんな花だっけ? 調べてみるとナデシコは300種類ほどあり、いわゆる可憐な乙女の象徴とされるのはカワラナデシコで花の形がまったく違う。女子サッカーチームには、この公園のナデシコのほうが似合ってるかも(^^ゞ
まわりが白い縁になっている。
あまり縁がハッキリしていない。
白と赤紫。
ピンクのは雄しべの数が他の色と違う。
白いナデシコ。
サクラのしだれたところとナデシコ。
ナデシコを舐めて下から。
ナデシコがボケ過ぎてイマイチ。それと赤ナデシコのアップを撮るのを忘れた。
しだれ桜は公園全体で3〜4本あっただけ。
もっと植えればいいのに。
小高くなっているところがあったので登る。
丘の上からしだれ桜をもう一度。
丘の向こう側は水辺になっていた。川っぽいけど池のようである。
公園によくある西洋式跳ね橋風。
そして丘を下った先はチューリップ畑。
植木鉢埴輪がお出迎え。
ーーー続く。
ただし現在、春の交通安全運動・絶賛カツアゲ中なのであまり遠くに行く気がしない。本日も山手通りの陸橋を降りたところで、クルマが白い自転車に乗ったヤンキー2名にインネンをつけられていた。たぶん陸橋の上での車線変更禁止違反かな。この時期はパトカー、白バイだけじゃなく制服制帽姿すべてに目配りが必要である。
あれこれ考えて選んだのが埼玉県のさいたま市にある大宮花の丘農林公苑。もともと大宮市にあったが、平成の大合併で大宮市は「さいたま市」となった。いつも思うのだが、地名が平仮名だと前後の平仮名と混ざって読みにくいからやめて欲しいな。自宅からのルートはほとんど首都高で、首都高を降りて2〜3キロのところにあるから比較的安全地帯かなと。
首都高の池袋線〜大宮線で大宮に向かうことになるが、問題はその手前にある首都高中央環状線の山手トンネル。数年前にこのトンネルができたおかげで、目的地によっては混雑する東京中心部を通らずに済むようになった。しかしこの全長11キロほどのトンネルは換気が悪くて猛烈に暑い。真夏だと40度以上になって渋滞したらバイクでは危険である。一度か二度あまりの暑さに耐えかねて途中の出口から降りたこともある。本日も自宅を出る前にネットで渋滞していないことを確認し、首都高に入る前も電光掲示板をチェックしてから入った。まあ季節的にはまだ大丈夫だが、それでもトンネルに入る前に17.5度だったバイクの気温計は30度まで上がった。
幸い首都高はまったく渋滞しておらず1時間ほどで目的地到着。駐車場は2つあって、最初に入った方はバイクを駐める場所がなかったので、ここは道路を挟んだ公園南側の駐車場。係員がいるのはこの駐車場だけ。駐車料金や公園の入場料は必要ない。
親子連れが楽しそうに遊んでいるのを横目で見て歩くと、
さっそく現れるのが圧巻のピンク×イエロー。
斜めからもう一枚。
黄色いのはビオラ。
スミレ/パンジー/ビオラは同じスミレ属の植物であるが、その違いがイマイチよくわからない。野生に近いのがスミレで、それを園芸用に品種改良したのがパンジー。そのパンジーの中で小さいものをビオラと呼ぶ習わしのようである。ちなみにスミレは英語でviola(ビオラ)。野生のスミレは紫色がほとんどで、だから紫色はviolet(バイオレット)。パンジーはpansyという単語がある。すると日本語のビオラは?
それでこのピンク×イエロー畑はとてもいい香りがする。チューリップは例外的な品種を除いてほとんど香りはしない。このチューリップはごく普通のチューリップ。ということはビオラの香りということになる。しかしパンジーやビオラは道路の植え込みでそこら中にあるけれど、今まで香りを感じたことはなかった。これだけの数があるから漂うほどの香りになったということか。今度、道路のビオラをクンクンして確かめてみよう。
大宮花の丘農林公苑は南北に約1キロの細長い形をしていて、面積は11ヘクタールとほどよい広さ。ちなみに日比谷公園が16ヘクタール。公園は花の丘通りという市道か町道かで南北に分断されている。南側は全体の1/8程度で駐車場が半部くらいを占めている。
これが北側の敷地の入り口で実質的なメインゲート。公園には植木鉢で作った埴輪みたいなものがあちこちにあった。ゆるキャラみたいなものか。
入り口を入ってすぐのところの花壇。
さえない風景に見えるが、ここに植えられているのは
ネモフィラである!
白ネモフィラ。この模様のは初めて見た。
青ネモフィラ。
去年、ひたち海浜公園で見た時は「天国に来てしまったか」と錯覚するほど圧巻だったネモフィラ。さすがにひと山すべてネモフィラのひたち海浜公園とは較べものにならないが、こんなお手軽な場所で見られて得した気分。
できるだけ天国っぽく撮れるよう試みるーーー。
この日は風がソコソコあって花がとても揺れている状態。そういう場合はシャッタースピードを上げる。この日の明るさでカメラのおまかせモードで撮ると1/100秒程度のシャッタースピードに設定されるが、上の写真は1/1000秒。そうするとより瞬間だけを撮影するから、揺れによるピンぼけにはなりにくい。ただしカメラというのは次の2つで光りの量(露出)をコントロールしている。
レンズの絞り
シャッタースピード
もうひとつフィルムやデジカメのセンサーの感度というのもあるが、ややこしくなるので省略。それでシャッタースピードを上げる=光りが瞬間しか入ってこない=それじゃ暗くしか写らないのでレンズの絞りを開くという仕組みにカメラはなっている。明るさに関してはそれで問題ないが、レンズは絞りを開くほどピントが合う距離の範囲が狭くなる=ピントのあったもの以外はボケて写るという特性を持っている(原理は良く理解していないが)。
何かをアップで撮る時はまわりがボケたほうが対象が引き立つからそうすることもある。しかし広い範囲をクッキリ撮りたい、目で見たままを写真に残したいという場合には、絞りを絞ってシャッタースピードを遅くして撮るべきなのである。上の写真で後ろのネモフィラがとてもボンヤリとしか写っていないのはシャッタースピードが速くて絞りが開いているから。カメラは濡らすと故障するが、実は風にも弱い。
ネモフィラの隣にあった育成途中といった様子の花壇。
黄色い花はムルチコーレ。
ここは農林公苑だからか花の名前がしっかり表示されている。
その奥にあったオブジェ?
ムルチコーレあたりまでが前栽みたいなもの。
先へ進む。写真左側はソメイヨシノのサクラ。花は散ってすっかり葉桜。この公園には400本のサクラがあるらしい。
そして本日のメインイベントはチューリップじゃなくて、このしだれ桜。
しだれ桜を見るのは久しぶりである。
今、まさに満開!
来てよかった。
青空だと適当に撮ってもキレイな写真になるからウレシイ。
しだれ桜の下に植えられていたのはナデシコ。
でもナデシコってこんな花だっけ? 調べてみるとナデシコは300種類ほどあり、いわゆる可憐な乙女の象徴とされるのはカワラナデシコで花の形がまったく違う。女子サッカーチームには、この公園のナデシコのほうが似合ってるかも(^^ゞ
まわりが白い縁になっている。
あまり縁がハッキリしていない。
白と赤紫。
ピンクのは雄しべの数が他の色と違う。
白いナデシコ。
サクラのしだれたところとナデシコ。
ナデシコを舐めて下から。
ナデシコがボケ過ぎてイマイチ。それと赤ナデシコのアップを撮るのを忘れた。
しだれ桜は公園全体で3〜4本あっただけ。
もっと植えればいいのに。
小高くなっているところがあったので登る。
丘の上からしだれ桜をもう一度。
丘の向こう側は水辺になっていた。川っぽいけど池のようである。
公園によくある西洋式跳ね橋風。
そして丘を下った先はチューリップ畑。
植木鉢埴輪がお出迎え。
ーーー続く。
wassho at 22:00|Permalink│Comments(0)│