ロウバイ
2025年02月12日
西方寺のロウバイ
中川八幡山公園で今シーズンのロウバイ第2弾を見た後は西方寺へ。Googleマップによると距離5.3キロ、所要時間1時間15分と出たので散歩ノルマをこなすために歩いて向かうことにした。
ところどころ市街地から離れたのんびりしたルート。
実際には1時間ちょうどで西方寺に着いた。
しかしGoogleマップにはこんな表示が出ていたのに、
港北ニュータウンとその周辺は丘陵地帯なので、ところどころかなりキツい上り坂もあった。今までこの高低差の情報を利用した経験がなく、表示された↑39mがどの程度なのか今ひとつ把握できていなかった。そこで以前に訪れて、あまりの急坂に息も絶え絶えになった京王百花園のルートを調べてみると↑50mであり、やはり今回もそれなりの勾配かと。とにかくGoogleの表示のように「全ルートがほぼ平坦」ではまったくない。
ところでマップの道案内機能に「近いけれど坂道あり」「ちょっと遠くても平坦」なんてルート案内があればいいのにと思う。関係者の皆さん、ご検討のほどをよろしく。
西方寺の参道。
いい趣きを出しているね。
参道の入り口には寺の名前が表示されておらず、
七福神の案内のみ。
参道の途中に駐車場へ抜けるところがあり、
まずそこにロウバイ。
他にも何本かのロウバイがあった。
後ろに見える墓地は半円形のすり鉢状で珍しい形。
慰霊碑ではなく記念碑なのは、この地域から出征して帰国した人と戦没した人の両方を顕彰(けんしょう:功績などを広く知らせる)しているため。
スイセンも咲いていた。
西方寺はなかなかの花寺の模様。
このページを見て秋には彼岸花を見に来ると決定。
残念ながら駐車場のロウバイは見頃過ぎ。
参道に戻る。
山門に近づくとロウバイの甘い香りがしてきた。
看板の文字はちょっとかすれて読みづらかったものの、
本堂は茅葺きで屋根の形もカッコイイ。
2枚前の写真ではわかりづらいが山門も茅葺きである。
元々は鎌倉時代初期の1190年に鎌倉で創建され、室町時代後期の1495年に現在の場所に移ってきたとされる。この本堂は江戸時代中期、徳川吉宗が将軍であった1721年の建立。
本堂隣の建物の前にロウバイ。
最盛期をわずかに過ぎた印象とはいえ、まだまだ見頃。
そしてこの花数!
茅葺き屋根とロウバイ。
でもいつも書いているようにロウバイは黄色で小さな花なので、背景が茶系のアースカラーだとバエない。
ならば少し茅葺き屋根から離しましょう。
境内をあれこれ。
この姿は冬のイチョウ。
これはセンリョウ。
冬に赤い実をつけ縁起物ともされる木は、このセンリョウのほかナンテンとマンリョウがある。センリョウは実の数が少ないのでわかりやすいが、どちらも多くの実をつけるナンテンとマンリョウはちょっと見分けが難しい。
ちなみにセンリョウは漢字で千両、マンリョウは万両。正式名はセンリョウがクササンゴ、マンリョウがヤブタチバナ。なぜ千両や万両と呼ばれるようになったのかは諸説あるが、何と他にも億両、百両、十両、一両もある。
実家の庭にはナンテンがあったのだけれど「せっかく赤い実をつけたと思ったら、すぐ鳥が食べてしまう」と母親がよく嘆いていた。いや、ナンテンは鳥に食べてもらって種を運んで欲しくて、一生懸命に実を赤くしているのです母上(^^ゞ
またロウバイに戻って。
写真を撮ったというよりクンクンのついでにシャッターを押している感じ。
青空のブルー背景に撮りたかったのに、
少し日陰だったのでレンズを上に向けると微妙な色合いになってしまった。
素直に眺めましょう。
上の方に西日が差し込んだところを狙って。
最後に花の内側に赤紫の輪があって、
これがマンゲツロウバイとよくわかるドアップを。
おしまい
ところどころ市街地から離れたのんびりしたルート。
実際には1時間ちょうどで西方寺に着いた。
しかしGoogleマップにはこんな表示が出ていたのに、
港北ニュータウンとその周辺は丘陵地帯なので、ところどころかなりキツい上り坂もあった。今までこの高低差の情報を利用した経験がなく、表示された↑39mがどの程度なのか今ひとつ把握できていなかった。そこで以前に訪れて、あまりの急坂に息も絶え絶えになった京王百花園のルートを調べてみると↑50mであり、やはり今回もそれなりの勾配かと。とにかくGoogleの表示のように「全ルートがほぼ平坦」ではまったくない。
ところでマップの道案内機能に「近いけれど坂道あり」「ちょっと遠くても平坦」なんてルート案内があればいいのにと思う。関係者の皆さん、ご検討のほどをよろしく。
西方寺の参道。
いい趣きを出しているね。
参道の入り口には寺の名前が表示されておらず、
七福神の案内のみ。
参道の途中に駐車場へ抜けるところがあり、
まずそこにロウバイ。
他にも何本かのロウバイがあった。
後ろに見える墓地は半円形のすり鉢状で珍しい形。
慰霊碑ではなく記念碑なのは、この地域から出征して帰国した人と戦没した人の両方を顕彰(けんしょう:功績などを広く知らせる)しているため。
スイセンも咲いていた。
西方寺はなかなかの花寺の模様。
このページを見て秋には彼岸花を見に来ると決定。
残念ながら駐車場のロウバイは見頃過ぎ。
参道に戻る。
山門に近づくとロウバイの甘い香りがしてきた。
看板の文字はちょっとかすれて読みづらかったものの、
本堂は茅葺きで屋根の形もカッコイイ。
2枚前の写真ではわかりづらいが山門も茅葺きである。
元々は鎌倉時代初期の1190年に鎌倉で創建され、室町時代後期の1495年に現在の場所に移ってきたとされる。この本堂は江戸時代中期、徳川吉宗が将軍であった1721年の建立。
本堂隣の建物の前にロウバイ。
最盛期をわずかに過ぎた印象とはいえ、まだまだ見頃。
そしてこの花数!
茅葺き屋根とロウバイ。
でもいつも書いているようにロウバイは黄色で小さな花なので、背景が茶系のアースカラーだとバエない。
ならば少し茅葺き屋根から離しましょう。
境内をあれこれ。
この姿は冬のイチョウ。
これはセンリョウ。
冬に赤い実をつけ縁起物ともされる木は、このセンリョウのほかナンテンとマンリョウがある。センリョウは実の数が少ないのでわかりやすいが、どちらも多くの実をつけるナンテンとマンリョウはちょっと見分けが難しい。
ちなみにセンリョウは漢字で千両、マンリョウは万両。正式名はセンリョウがクササンゴ、マンリョウがヤブタチバナ。なぜ千両や万両と呼ばれるようになったのかは諸説あるが、何と他にも億両、百両、十両、一両もある。
実家の庭にはナンテンがあったのだけれど「せっかく赤い実をつけたと思ったら、すぐ鳥が食べてしまう」と母親がよく嘆いていた。いや、ナンテンは鳥に食べてもらって種を運んで欲しくて、一生懸命に実を赤くしているのです母上(^^ゞ
またロウバイに戻って。
写真を撮ったというよりクンクンのついでにシャッターを押している感じ。
青空のブルー背景に撮りたかったのに、
少し日陰だったのでレンズを上に向けると微妙な色合いになってしまった。
素直に眺めましょう。
上の方に西日が差し込んだところを狙って。
最後に花の内側に赤紫の輪があって、
これがマンゲツロウバイとよくわかるドアップを。
おしまい
wassho at 22:51|Permalink│Comments(0)│
2025年02月10日
中川八幡山公園でロウバイ その2
ウメが咲いているとは思っていなかったので舞い上がってしまったが、
ここへはロウバイを見に来たのだと思い出す。
丘の下から見たときはキレイにたくさん咲いていると思えたのに、
近寄ってみるとロウバイは「見頃過ぎ中頃」な状態だった。
多く花が残っている木でもこの程度。
できるだけ状態のよいところを狙って。
花の内側に赤紫の色が見えるからこれはマンゲツロウバイ。
花の状態は残念だったものの、
香りは充分に残っておりクンクンは満喫できてヨシ。
他のロウバイを探して公園内を散策。
石柱を模した?オブジェなのかな。
何のために穴が空いているのかは不明。
港北ニュータウンは旧石器時代から近世に掛けて様々な遺跡が268箇所も見つかっている。発掘されずにニュータウンの造成工事で破壊されたものを含めればもっとあっただろう。でも日本に石柱の文化はなかったので、それとは関係なさそう。
この中川八幡山公園は小さな丘をまるごと公園にしたような造り。だから見晴らしは抜群。戦国時代には山城や砦をここに構えていたはずとモーソーが広がる。
頂上中央部は芝生広場。
そこにはサクラの木が植えられており、
こんな巨木もあった(これ以外のサクラも充分に大きいが)。
サクラが咲いたらまた来ようかと考えている。
竹林もいい感じ。
港北ニュータウンは竹が多い印象を昔から持っている。
夏みかん的なものも実っていた。
夏みかんは春の果物なのに、なぜか夏みかん。
丘の上部分を回り終えた。
あれ?
ロウバイがなかったじゃないか。
このタウンニュースの記事には59本とあり、他にも30本ほど植えられていると書かれているのはネットでいくつか見かけたのに。先ほどの場所にあったロウバイは4〜5本。残り55本はどこへ消えた?
でも本日のメインはこの後の西方寺だし、まっいいかと思って丘を降りる。歩いたのは丘の頂上部だけなので、ひょっとしたら中腹や下の部分にあったのかも知れない。
途中でこんな鳥を見かける。
ネットで調べたらハクセキレイという名前らしい。
そしてドングリに続いて、トゲトゲの実を発見。
見上げるとまだいくつもぶら下がっていた。
これはモミジバフウのようだ。漢字では紅葉葉楓で発音で区切るなら紅葉葉・楓。楓をカエデと訓読みすればいわゆるモミジのことだけれど、これは音読みでフウとも読めて、そのばあいはフウの木を意味する。
両者は品種的にはまったくの別物。しかしモミジバフウは葉の形がモミジに似ているフウで、しかも楓の文字は同じなのだから超絶にややこしい。もっと違う名前にすればよかったのに。
植物分類的には
モミジ →ムクロジ目:ムクロジ科:カエデ属
フウ →ユキノシタ目:フウ科:フウ属
フウのうち葉先が3つに分かれているのが中国原産のタイワンフウ。モミジのように5〜7つに分かれるのが米国原産のアメリカフウで、その別名がモミジバフウ。
どちらも紅葉が鮮やかで街路樹や公園木として人気があると紹介されている。でもフウなんて名前は初めて聞いた。今までモミジと思ってモミジバフウを見ていたりもしたのかな。今年の紅葉シーズンにはちょっと注意して観察するとしましょう。
ーーー続く
ここへはロウバイを見に来たのだと思い出す。
丘の下から見たときはキレイにたくさん咲いていると思えたのに、
近寄ってみるとロウバイは「見頃過ぎ中頃」な状態だった。
多く花が残っている木でもこの程度。
できるだけ状態のよいところを狙って。
花の内側に赤紫の色が見えるからこれはマンゲツロウバイ。
花の状態は残念だったものの、
香りは充分に残っておりクンクンは満喫できてヨシ。
他のロウバイを探して公園内を散策。
石柱を模した?オブジェなのかな。
何のために穴が空いているのかは不明。
港北ニュータウンは旧石器時代から近世に掛けて様々な遺跡が268箇所も見つかっている。発掘されずにニュータウンの造成工事で破壊されたものを含めればもっとあっただろう。でも日本に石柱の文化はなかったので、それとは関係なさそう。
この中川八幡山公園は小さな丘をまるごと公園にしたような造り。だから見晴らしは抜群。戦国時代には山城や砦をここに構えていたはずとモーソーが広がる。
頂上中央部は芝生広場。
そこにはサクラの木が植えられており、
こんな巨木もあった(これ以外のサクラも充分に大きいが)。
サクラが咲いたらまた来ようかと考えている。
竹林もいい感じ。
港北ニュータウンは竹が多い印象を昔から持っている。
夏みかん的なものも実っていた。
夏みかんは春の果物なのに、なぜか夏みかん。
丘の上部分を回り終えた。
あれ?
ロウバイがなかったじゃないか。
このタウンニュースの記事には59本とあり、他にも30本ほど植えられていると書かれているのはネットでいくつか見かけたのに。先ほどの場所にあったロウバイは4〜5本。残り55本はどこへ消えた?
でも本日のメインはこの後の西方寺だし、まっいいかと思って丘を降りる。歩いたのは丘の頂上部だけなので、ひょっとしたら中腹や下の部分にあったのかも知れない。
途中でこんな鳥を見かける。
ネットで調べたらハクセキレイという名前らしい。
そしてドングリに続いて、トゲトゲの実を発見。
見上げるとまだいくつもぶら下がっていた。
これはモミジバフウのようだ。漢字では紅葉葉楓で発音で区切るなら紅葉葉・楓。楓をカエデと訓読みすればいわゆるモミジのことだけれど、これは音読みでフウとも読めて、そのばあいはフウの木を意味する。
両者は品種的にはまったくの別物。しかしモミジバフウは葉の形がモミジに似ているフウで、しかも楓の文字は同じなのだから超絶にややこしい。もっと違う名前にすればよかったのに。
植物分類的には
モミジ →ムクロジ目:ムクロジ科:カエデ属
フウ →ユキノシタ目:フウ科:フウ属
フウのうち葉先が3つに分かれているのが中国原産のタイワンフウ。モミジのように5〜7つに分かれるのが米国原産のアメリカフウで、その別名がモミジバフウ。
どちらも紅葉が鮮やかで街路樹や公園木として人気があると紹介されている。でもフウなんて名前は初めて聞いた。今までモミジと思ってモミジバフウを見ていたりもしたのかな。今年の紅葉シーズンにはちょっと注意して観察するとしましょう。
ーーー続く
wassho at 22:54|Permalink│Comments(0)│
2025年02月09日
中川八幡山公園でロウバイ
今年のロウバイツアーは3箇所。1月18日に訪れた東京町田市の忠生(ただお)公園に続いて、2月6日に横浜市都筑区の中川八幡山公園と港北区にある西方寺を巡ってきた。中川八幡山公園は港北ニュータウン、西方寺はニュータウンをわずかに離れた位置にある。
ニュータウン内にある中川八幡山公園が都筑区なのは、1994年(平成6年)に横浜市が港北区と緑区の一部を分割して都筑区を新設したから。1983年(昭和58年)より入居が始まった港北ニュータウンは現在、港北区ではなく都筑区にあるというややこしい状況。
参考までに港北ニュータウンと、東京近郊のもうひとつの大きなニュータウンである多摩ニュータウンの位置図。
東横線を日吉で横浜市営地下鉄に乗り換える。
横浜市営地下鉄には2系統あってブルーラインとグリーンラインの愛称が付けられている。ブルーラインは1972年(昭和47年)に 伊勢佐木長者町駅 と上大岡駅間で開業。1976年には横浜駅までつながり、その後5回の延伸を経て1999年(平成11年)に現在の規模に。グリーンラインは2008年(平成20年)開業と新しい路線。主に港北ニュータウンの各地を結んでいる。
正式名称はブルーラインが横浜市営地下鉄の1号線と3号線。1号線が湘南台←→関内、3号線が関内←→あざみ野と区別されているが、湘南台←→あざみ野の直通運転なので実質的には同じ路線である。2号線は計画されたものの建設されずに欠番扱いで、そしてグリーンラインが4号線。4号線開業時にグリーンラインの愛称を設け、それに併せて1&3号線もブルーラインと名付けられた。
でもブルーラインとグリーンラインってややこしくない? 横浜市営地下鉄には滅多に乗らないので、その度にどっちがブルーでグリーンだったかわからずイラッとする。銀座線と丸ノ内線なら間違いようがないのに、ここのように似通ってかつ中身のないネーミングにするなんてアホとしか思えない。
また横浜市営地下鉄は1993年に開業した新横浜北駅を、1999年に北新横浜駅に変更している。新横浜駅と間違える乗客が多かったのがその理由。紛らわしいネーミングは使ってはいけないと、そのとき充分に学ばなかったらしい(/o\)
センター北駅で下車。このあたりは港北ニュータウンのタウンセンターと呼ばれており、その北側だからセンター北。
でも港北ニュータウンは大きく第1地区、第2地区、中央地区、その他に分かれている。そしてセンターとは中央なのに、タウンセンターは中央地区以外にも広がっていて、これまたややこしいネーミング。画像はhttps://tamaplaza.news/yokohama-kohoku-new-townから引用
関係ないけれどセンター南駅付近の住所は何と都筑区茅ケ崎!
もちろん茅ヶ崎といえば湘南しか思い浮かばない。東京に住み始めた頃、このあたりを初めてクルマで走っていて「茅ヶ崎コッチ」の道路標識を見て、いつの間にそんなところまで?、ひょっとして宇宙人のイタズラでワープした?とあせった経験がある(^^ゞ
なお湘南は茅ヶ崎、都筑区は茅ケ崎と微妙に書き方が異なる。
駅を降りるとキレイに整備された光景。
観覧車があってビックリした。
駅から出たところは2階部分。
ロータリーを見下ろしながら、
ペデストリアンデッキ(大型の歩行者通路、公共歩廊)を東に進む。
地上に降りて、
この先のコーナーを
曲がると、小高い丘となっている中川八幡山公園が見えてきた。
脇道で公園に入り丘を登っていく。
ここまで駅から徒歩10分。
あっドングリ、久しぶりと思って写真を撮った後、
よく見たら辺り一面ドングリだらけだった(^^ゞ
ススキを眺めながら、
さらに登る。
かすかにロウバイの香りを感じて、
見上げると視界の先に黄色い花が。
しかし階段は徐々にロウバイから離れて左にそれていき、
斜面を上がった場所にはウメが咲いていた。
めでたく今年の初ウメ!
ロウバイしか頭になかったので想定外の出来事にテンション上昇。
青空を背景に白梅が映える。
まだ咲き始めでツボミもたくさん。
ただウメは数本でそれほど多くなかった。
ーーー続く
ニュータウン内にある中川八幡山公園が都筑区なのは、1994年(平成6年)に横浜市が港北区と緑区の一部を分割して都筑区を新設したから。1983年(昭和58年)より入居が始まった港北ニュータウンは現在、港北区ではなく都筑区にあるというややこしい状況。
参考までに港北ニュータウンと、東京近郊のもうひとつの大きなニュータウンである多摩ニュータウンの位置図。
東横線を日吉で横浜市営地下鉄に乗り換える。
横浜市営地下鉄には2系統あってブルーラインとグリーンラインの愛称が付けられている。ブルーラインは1972年(昭和47年)に 伊勢佐木長者町駅 と上大岡駅間で開業。1976年には横浜駅までつながり、その後5回の延伸を経て1999年(平成11年)に現在の規模に。グリーンラインは2008年(平成20年)開業と新しい路線。主に港北ニュータウンの各地を結んでいる。
正式名称はブルーラインが横浜市営地下鉄の1号線と3号線。1号線が湘南台←→関内、3号線が関内←→あざみ野と区別されているが、湘南台←→あざみ野の直通運転なので実質的には同じ路線である。2号線は計画されたものの建設されずに欠番扱いで、そしてグリーンラインが4号線。4号線開業時にグリーンラインの愛称を設け、それに併せて1&3号線もブルーラインと名付けられた。
でもブルーラインとグリーンラインってややこしくない? 横浜市営地下鉄には滅多に乗らないので、その度にどっちがブルーでグリーンだったかわからずイラッとする。銀座線と丸ノ内線なら間違いようがないのに、ここのように似通ってかつ中身のないネーミングにするなんてアホとしか思えない。
また横浜市営地下鉄は1993年に開業した新横浜北駅を、1999年に北新横浜駅に変更している。新横浜駅と間違える乗客が多かったのがその理由。紛らわしいネーミングは使ってはいけないと、そのとき充分に学ばなかったらしい(/o\)
センター北駅で下車。このあたりは港北ニュータウンのタウンセンターと呼ばれており、その北側だからセンター北。
でも港北ニュータウンは大きく第1地区、第2地区、中央地区、その他に分かれている。そしてセンターとは中央なのに、タウンセンターは中央地区以外にも広がっていて、これまたややこしいネーミング。画像はhttps://tamaplaza.news/yokohama-kohoku-new-townから引用
関係ないけれどセンター南駅付近の住所は何と都筑区茅ケ崎!
もちろん茅ヶ崎といえば湘南しか思い浮かばない。東京に住み始めた頃、このあたりを初めてクルマで走っていて「茅ヶ崎コッチ」の道路標識を見て、いつの間にそんなところまで?、ひょっとして宇宙人のイタズラでワープした?とあせった経験がある(^^ゞ
なお湘南は茅ヶ崎、都筑区は茅ケ崎と微妙に書き方が異なる。
駅を降りるとキレイに整備された光景。
観覧車があってビックリした。
駅から出たところは2階部分。
ロータリーを見下ろしながら、
ペデストリアンデッキ(大型の歩行者通路、公共歩廊)を東に進む。
地上に降りて、
この先のコーナーを
曲がると、小高い丘となっている中川八幡山公園が見えてきた。
脇道で公園に入り丘を登っていく。
ここまで駅から徒歩10分。
あっドングリ、久しぶりと思って写真を撮った後、
よく見たら辺り一面ドングリだらけだった(^^ゞ
ススキを眺めながら、
さらに登る。
かすかにロウバイの香りを感じて、
見上げると視界の先に黄色い花が。
しかし階段は徐々にロウバイから離れて左にそれていき、
斜面を上がった場所にはウメが咲いていた。
めでたく今年の初ウメ!
ロウバイしか頭になかったので想定外の出来事にテンション上昇。
青空を背景に白梅が映える。
まだ咲き始めでツボミもたくさん。
ただウメは数本でそれほど多くなかった。
ーーー続く
wassho at 23:25|Permalink│Comments(0)│
2025年02月02日
新宿御苑で白いサザンカと真っ白なスイセン その2
「その2」は地図でピンクの線を引いたルート。
赤と白とピンクのサザンカ、地球外生命体のようなラクウショウの呼吸根を東側の外周路で見た後に、巨木で少し原生林の雰囲気を味わいながら中央部に戻り(前回:黄色の線のルート)、それを抜けたところにあるのがレストランゆりのき。
その前に新宿御苑で一番広いスイセン畑がある。よく見るスイセンは花びらが白くて中央部が黄色だが、ここに植えられているのは中央部も白いペーパーホワイトという品種。
新宿口を入ってすぐのところにあるスイセンが、ほとんど咲いていなかったのを「見なかったこと」にしたが、ウン、やっぱりここでもほんのわずかしか咲いていない。広く撮ると写真を拡大しないとわからないレベル(/o\)
公式エックスに「スイセンが咲き始めた」とポストされたのが1月11日。満開の1/3位にはなっているだろうと思って訪れたのが1月26日。ちょっと見通しが甘かった。ちなみに昨日2月1日に「見頃を迎えた」とポストされていた。1週間でここが満開になるとは思えないから、今で満開の1/3位なのだと思う。
わりとたくさん咲いているところを狙って。
ズームして。
普通の中央部が黄色いスイセンと較べると清楚で可憐な印象で惹かれるものがある。でもよく見たらスイセンは花の形自体はありきたり。中央部が黄色いスイセンを比較してこのペーパーホワイトがよく見えるのか、すべてのスイセンが真っ白でも魅力的なのかなビミョーなところ。なおペーパーホワイトは品種改良した園芸種ではなく野生種。
写真で部分を切り取るとあたかもスイセンを満喫したように見えてしまうので、戒めのために?ほとんど咲いていない光景をもう1枚。また奥に生け垣が見えている。ここは全体が生け垣に囲まれておりスイセンに近づけないのも難点。
間違って生け垣の中から伸びてきたスイセン。
しかし種のできる植物なら風で舞って生け垣の下に落ちるのもあり得るとして、スイセンは球根植物なのにどうしてこんな場所で成長したのかナゾ。
中央部が黄色いニホンズイセンも少しあった。
なぜか日本水仙は「ズ」と音が濁る。
名前に日本とあるがスイセンの原産地は地中海沿岸からアジア中部。ニホンズイセンも中国からもたらされたスイセンが日本で野生化したもの。海外にもこの品種があるのか、ニホンズイセンと呼ばれているのかはわからなかった。
芝生広場(地図で薄いグリーンになっている場所)を横切って北に進む。写真上は西、下は東を向いた光景。芝生がグリーンじゃないので風景は寒々しくても、この日は風はあったものの日差しは強くてそれほど寒くなかった。
芝生広場を抜けて新宿口より続く外周路に出る。
ここにもスイセンが植えられていて、レストラン前よりは多く咲いていた。
福寿草のプレートがあったのに姿は見当たらず。
公式エックスによれば開花したのは1月28日。
1/4ほどの開花状況。
これくらい咲いていればスイセンを見て来たと言ってもいいでしょう。
少し先の通路沿いに生け垣のないエリアが。写真はズームさらにトリミングしたりして大きくできても、クンクンはこういう場所じゃないとできない。
しかしこの日は風が強くてあまり香りを楽しめず。
でも間近で見られたからヨシとしよう。
いい香りのニホンズイセンと違って、
ペーパーホワイトはちょっと臭い(>_<)
外周路の内側にも生け垣で囲まれてスイセンが植えられている。
回り込んでたくさん咲いているところを探す。
ようやくボリューム的に満足できた。
スイセンの近くで咲いていたコブクザクラ。花一輪につきサクランボが複数なって、子宝に恵まれるとみなされたのが名前の由来。
花はイマイチ。
それを過ぎた当たりにジュウガツザクラ。
こちらのほうが花はきれいだった。
子福桜も十月桜も二期咲きのサクラ。開花期は春と、秋から冬。春に咲くのは当たり前だから冬桜というジャンルに分類される。秋冬期間は花数を増やしたり減ったりさせながら長く咲き続けるらしい。今はスカスカだけれど春になったら木の全体に花が咲くのかな。でも花のサイズはかなり小さいので他のサクラの満開とはイメージが違う気がする。
ジュウガツザクラの向かいにロウバイ。
新宿口近くにあったのと同じソシンロウバイで、同じく花数が極端に少ない。
ほとんどの人は見向きもしないで素通り(>_<)
前回に書いたように地面に花が落ちた様子はないしツボミも少ない。
どうして新宿御苑のロウバイはこんなに花数が少ないのか不思議。
とりあえずキレイなところだけを写真に収めましょう。
ーーー続く
赤と白とピンクのサザンカ、地球外生命体のようなラクウショウの呼吸根を東側の外周路で見た後に、巨木で少し原生林の雰囲気を味わいながら中央部に戻り(前回:黄色の線のルート)、それを抜けたところにあるのがレストランゆりのき。
その前に新宿御苑で一番広いスイセン畑がある。よく見るスイセンは花びらが白くて中央部が黄色だが、ここに植えられているのは中央部も白いペーパーホワイトという品種。
新宿口を入ってすぐのところにあるスイセンが、ほとんど咲いていなかったのを「見なかったこと」にしたが、ウン、やっぱりここでもほんのわずかしか咲いていない。広く撮ると写真を拡大しないとわからないレベル(/o\)
公式エックスに「スイセンが咲き始めた」とポストされたのが1月11日。満開の1/3位にはなっているだろうと思って訪れたのが1月26日。ちょっと見通しが甘かった。ちなみに昨日2月1日に「見頃を迎えた」とポストされていた。1週間でここが満開になるとは思えないから、今で満開の1/3位なのだと思う。
わりとたくさん咲いているところを狙って。
ズームして。
普通の中央部が黄色いスイセンと較べると清楚で可憐な印象で惹かれるものがある。でもよく見たらスイセンは花の形自体はありきたり。中央部が黄色いスイセンを比較してこのペーパーホワイトがよく見えるのか、すべてのスイセンが真っ白でも魅力的なのかなビミョーなところ。なおペーパーホワイトは品種改良した園芸種ではなく野生種。
写真で部分を切り取るとあたかもスイセンを満喫したように見えてしまうので、戒めのために?ほとんど咲いていない光景をもう1枚。また奥に生け垣が見えている。ここは全体が生け垣に囲まれておりスイセンに近づけないのも難点。
間違って生け垣の中から伸びてきたスイセン。
しかし種のできる植物なら風で舞って生け垣の下に落ちるのもあり得るとして、スイセンは球根植物なのにどうしてこんな場所で成長したのかナゾ。
中央部が黄色いニホンズイセンも少しあった。
なぜか日本水仙は「ズ」と音が濁る。
名前に日本とあるがスイセンの原産地は地中海沿岸からアジア中部。ニホンズイセンも中国からもたらされたスイセンが日本で野生化したもの。海外にもこの品種があるのか、ニホンズイセンと呼ばれているのかはわからなかった。
芝生広場(地図で薄いグリーンになっている場所)を横切って北に進む。写真上は西、下は東を向いた光景。芝生がグリーンじゃないので風景は寒々しくても、この日は風はあったものの日差しは強くてそれほど寒くなかった。
芝生広場を抜けて新宿口より続く外周路に出る。
ここにもスイセンが植えられていて、レストラン前よりは多く咲いていた。
福寿草のプレートがあったのに姿は見当たらず。
公式エックスによれば開花したのは1月28日。
1/4ほどの開花状況。
これくらい咲いていればスイセンを見て来たと言ってもいいでしょう。
少し先の通路沿いに生け垣のないエリアが。写真はズームさらにトリミングしたりして大きくできても、クンクンはこういう場所じゃないとできない。
しかしこの日は風が強くてあまり香りを楽しめず。
でも間近で見られたからヨシとしよう。
いい香りのニホンズイセンと違って、
ペーパーホワイトはちょっと臭い(>_<)
外周路の内側にも生け垣で囲まれてスイセンが植えられている。
回り込んでたくさん咲いているところを探す。
ようやくボリューム的に満足できた。
スイセンの近くで咲いていたコブクザクラ。花一輪につきサクランボが複数なって、子宝に恵まれるとみなされたのが名前の由来。
花はイマイチ。
それを過ぎた当たりにジュウガツザクラ。
こちらのほうが花はきれいだった。
子福桜も十月桜も二期咲きのサクラ。開花期は春と、秋から冬。春に咲くのは当たり前だから冬桜というジャンルに分類される。秋冬期間は花数を増やしたり減ったりさせながら長く咲き続けるらしい。今はスカスカだけれど春になったら木の全体に花が咲くのかな。でも花のサイズはかなり小さいので他のサクラの満開とはイメージが違う気がする。
ジュウガツザクラの向かいにロウバイ。
新宿口近くにあったのと同じソシンロウバイで、同じく花数が極端に少ない。
ほとんどの人は見向きもしないで素通り(>_<)
前回に書いたように地面に花が落ちた様子はないしツボミも少ない。
どうして新宿御苑のロウバイはこんなに花数が少ないのか不思議。
とりあえずキレイなところだけを写真に収めましょう。
ーーー続く
wassho at 20:19|Permalink│Comments(0)│
2025年01月31日
新宿御苑で白いサザンカと真っ白なスイセン
先日、町田市の忠生公園へロウバイを見に行ったら、
ロウバイの根元にスイセンが植えられていた。
ごく普通の取り合わせだけれど、スイセンを見るのは久しぶりのような気がして「もっとスイセンを見たい見たいクンクンしたい病」を発症(^^ゞ
あまり遠くないエリアで今までに訪れていない場所を探して、候補に上がったのは江戸川区葛西の新長島川親水公園。川岸の斜面に2万株以上が植えられているみたい。しかしネットで探してもこの新長島川親水公園の開花情報がまったく見当たらない。葛西まで出かけて空振りだったら凹むので安全策をとって新宿御苑へ。ただし公式エックスによると1月11日頃に咲き始めたとあり、まだ花数は少なさそう。それにここのスイセンは以前にも見ている。でも新宿御苑は散歩するにも楽しいと自己説得して1月26日に訪問。
新宿御苑の新宿口は地下鉄の新宿三丁目駅で降りて5分ほどの位置にある。新宿駅からでも10分ちょっと。ウメとかサクラとかメジャーな花が咲いている季節ではないのに、そこそこの人出。
ここはPASMOやSuicaなどの交通系ICカードを持っていれば、
チケットを買わずに駅の改札を通るように利用できる。
ゲートをくぐってすぐのところに少しだけスイセンがあった。
ヤバっ、あまり咲いていない。とりあえずまだ気付かなかったことにしよう(^^ゞ
その近くにロウバイの木もある。しかし写真でわかるようにとても花が少ない。よく見ると地面に花は落ちていないし、またツボミもあまりない。これで満開なのか? もしロウバイを目当てに来ていたら凹むどころか半泣きになる(/o\)
5年ほど前に見に来たときはもっとたくさんの花が咲いていた。
ひょっとして弱っている?
とりあえずアップで。
ソシンロウバイは花のすべてのパーツが黄色。
今まで意識していなかったものの、ロウバイは花柄(かへい:枝や茎と花を結んでいる部分、実になったときに軸となるところ)がなくて、枝から直接花が出ている。
多くの人は新宿門を入ったら真っ直ぐに進んで芝生広場のほうに向かう。でも今回はUターンして反対方向に進む。それはこの奥にサザンカが咲いているから。
こんな通路を進む。
これはヤツデの花。白い花というより色が抜けているように思える。花の部分だけ枝も同じ色になっているのが不思議。形はまったく違うけれどホワイトアスパラガスを連想した。
そして咲いていましたサザンカ。
公式エックスでは「今年はサザンカの当たり年」とあったのに、ごく普通の咲きっぷりにしか思えない。これで当たり年なら普通の年はかなり寂しいのだろうか。以前に浜離宮庭園で見たまさに花だらけのサザンカは圧巻だった。そういうのを期待していたのに。(その写真はここをクリック)
キレイなところを狙って。
🎶サザンカ、サザンカ咲いた道、たき火だ、たき火だ落ち葉焚き〜と唄われるようにサザンカは冬の花。でもよく陽に当たっているサザンカを見ると南国の花のようにも思えてくる。輝いて見える濃いピンクと黄色のコントラストがハイビスカスなんかを連想させるせいだ。
白いサザンカが咲いていた。ひょっとしたら今までにも目にしていたかも知れないが、白いサザンカだと認識して見るのは初めて。
でも赤いサザンカと較べて、特徴がないというかインパクトは弱いかな。それで見た記憶がないのだと思う。
ピンクのサザンカもあった。
これも白と同様に今まで見た記憶はない。
赤や白より先に咲いたのか、状態のいい花が残っておらずアップはなし。
隣の木の花芽。
このフワフワ感は、たぶんモクレンかハクモクレンかコブシ。どれもモクレン科モクレン属ハクモクレン節に属する。花が咲くと色や形が違うものの、私の知識レベルでツボミの状態では見分けられない。
白と赤のサザンカのツーショット。
逆光で一枚。
サザンカの葉は厚いのに意外と光を通す。
ところでサザンカとツバキはよく似ている。「サザンカ ツバキ」と検索すればその見分け方がたくさんヒットするくらい。なのになぜかサザンカはツバキより格下に見られている。ツバキは観賞する花、サザンカは生け垣で咲いている花と思われているようなーーー
Googleは検索ヒット数を表示しなくなったのでヤフーでカウントすると、
まず、
ツバキ 1230万ページ
サザンカ 204万ページ
で大差がつく。つぎに名所と付け加えると
ツバキ名所 193万ページ
サザンカ名所 28万4000ページ
ちなみにサクラ名所だと2220万ページである。
またツバキ園とサザンカ園で検索すると
ツバキ園 202万ページ
サザンカ園 186万ページ
であまり差がないように見えるが、実はサザンカ園でヒットするのはサザンカが咲いている場所ではなく老人ホームの名称ばかり(^^ゞ
こうなると判官贔屓でサザンカを推したくなってしまう。東京農工大には研究者が国内外で集めた300品種ものサザンカがあるらしい。そのうち見に行きたいもの。(自由に入れるのかな?)
サザンカが咲いていたのは「母と子の森」と名付けられたエリアの外周路。
そこを進むとこんな光景が現れ、
この植物の名前は何だろうと思っていたら、
次に謎の地球外生命体と遭遇!
ナンジャコレは?
後で調べたら3つ前の写真に写っている巨木がラクウショウ(落羽松:ただしマツではなくスギの仲間)で、このニョキニョキ生えているのはそれの呼吸根(膝根、気根とも呼ばれる)。
しっかりと樹皮に覆われていて、根というよりどう見ても木そのもの。とにかくこれで呼吸しているらしい。ラクウショウは湿潤地に自生することが多く、水が多い土壌だと呼吸がしにくいため地上に根を突き出すようになったとされる。
ただしこの呼吸根を切断しても木の成長に影響ないのが確認されており、実際の機能や役割はよくわかっていない。
だから、やはりこれは人類が誕生する以前の遠い昔に、宇宙人が地球にやって来てラクウショウをガーデニングしており〜でも何らかの理由で彼らは地球を離れて〜残されたラクウショウが「僕はここにいるよ」と合図を送っている姿に違いない(^^ゞ
外周路はずっと続いているが、
途中で左折してスイセンが咲いている御苑の中心部へ向かう。
ところで原生林なんてところに足を踏み入れた経験はない。しかしこのあたりは巨木の森で上を向いて歩いているとちょっとそんな雰囲気も味わえる。何となく眠っていた野生を少し取り戻せたような気がして元気が出てきた。
もう一度書いておくと、
ここは新宿駅から徒歩10分ほどの場所ね。
現在までのルート。
ーーー続く
ロウバイの根元にスイセンが植えられていた。
ごく普通の取り合わせだけれど、スイセンを見るのは久しぶりのような気がして「もっとスイセンを見たい見たいクンクンしたい病」を発症(^^ゞ
あまり遠くないエリアで今までに訪れていない場所を探して、候補に上がったのは江戸川区葛西の新長島川親水公園。川岸の斜面に2万株以上が植えられているみたい。しかしネットで探してもこの新長島川親水公園の開花情報がまったく見当たらない。葛西まで出かけて空振りだったら凹むので安全策をとって新宿御苑へ。ただし公式エックスによると1月11日頃に咲き始めたとあり、まだ花数は少なさそう。それにここのスイセンは以前にも見ている。でも新宿御苑は散歩するにも楽しいと自己説得して1月26日に訪問。
新宿御苑の新宿口は地下鉄の新宿三丁目駅で降りて5分ほどの位置にある。新宿駅からでも10分ちょっと。ウメとかサクラとかメジャーな花が咲いている季節ではないのに、そこそこの人出。
ここはPASMOやSuicaなどの交通系ICカードを持っていれば、
チケットを買わずに駅の改札を通るように利用できる。
ゲートをくぐってすぐのところに少しだけスイセンがあった。
ヤバっ、あまり咲いていない。とりあえずまだ気付かなかったことにしよう(^^ゞ
その近くにロウバイの木もある。しかし写真でわかるようにとても花が少ない。よく見ると地面に花は落ちていないし、またツボミもあまりない。これで満開なのか? もしロウバイを目当てに来ていたら凹むどころか半泣きになる(/o\)
5年ほど前に見に来たときはもっとたくさんの花が咲いていた。
ひょっとして弱っている?
とりあえずアップで。
ソシンロウバイは花のすべてのパーツが黄色。
今まで意識していなかったものの、ロウバイは花柄(かへい:枝や茎と花を結んでいる部分、実になったときに軸となるところ)がなくて、枝から直接花が出ている。
多くの人は新宿門を入ったら真っ直ぐに進んで芝生広場のほうに向かう。でも今回はUターンして反対方向に進む。それはこの奥にサザンカが咲いているから。
こんな通路を進む。
これはヤツデの花。白い花というより色が抜けているように思える。花の部分だけ枝も同じ色になっているのが不思議。形はまったく違うけれどホワイトアスパラガスを連想した。
そして咲いていましたサザンカ。
公式エックスでは「今年はサザンカの当たり年」とあったのに、ごく普通の咲きっぷりにしか思えない。これで当たり年なら普通の年はかなり寂しいのだろうか。以前に浜離宮庭園で見たまさに花だらけのサザンカは圧巻だった。そういうのを期待していたのに。(その写真はここをクリック)
キレイなところを狙って。
🎶サザンカ、サザンカ咲いた道、たき火だ、たき火だ落ち葉焚き〜と唄われるようにサザンカは冬の花。でもよく陽に当たっているサザンカを見ると南国の花のようにも思えてくる。輝いて見える濃いピンクと黄色のコントラストがハイビスカスなんかを連想させるせいだ。
白いサザンカが咲いていた。ひょっとしたら今までにも目にしていたかも知れないが、白いサザンカだと認識して見るのは初めて。
でも赤いサザンカと較べて、特徴がないというかインパクトは弱いかな。それで見た記憶がないのだと思う。
ピンクのサザンカもあった。
これも白と同様に今まで見た記憶はない。
赤や白より先に咲いたのか、状態のいい花が残っておらずアップはなし。
隣の木の花芽。
このフワフワ感は、たぶんモクレンかハクモクレンかコブシ。どれもモクレン科モクレン属ハクモクレン節に属する。花が咲くと色や形が違うものの、私の知識レベルでツボミの状態では見分けられない。
白と赤のサザンカのツーショット。
逆光で一枚。
サザンカの葉は厚いのに意外と光を通す。
ところでサザンカとツバキはよく似ている。「サザンカ ツバキ」と検索すればその見分け方がたくさんヒットするくらい。なのになぜかサザンカはツバキより格下に見られている。ツバキは観賞する花、サザンカは生け垣で咲いている花と思われているようなーーー
Googleは検索ヒット数を表示しなくなったのでヤフーでカウントすると、
まず、
ツバキ 1230万ページ
サザンカ 204万ページ
で大差がつく。つぎに名所と付け加えると
ツバキ名所 193万ページ
サザンカ名所 28万4000ページ
ちなみにサクラ名所だと2220万ページである。
またツバキ園とサザンカ園で検索すると
ツバキ園 202万ページ
サザンカ園 186万ページ
であまり差がないように見えるが、実はサザンカ園でヒットするのはサザンカが咲いている場所ではなく老人ホームの名称ばかり(^^ゞ
こうなると判官贔屓でサザンカを推したくなってしまう。東京農工大には研究者が国内外で集めた300品種ものサザンカがあるらしい。そのうち見に行きたいもの。(自由に入れるのかな?)
サザンカが咲いていたのは「母と子の森」と名付けられたエリアの外周路。
そこを進むとこんな光景が現れ、
この植物の名前は何だろうと思っていたら、
次に謎の地球外生命体と遭遇!
ナンジャコレは?
後で調べたら3つ前の写真に写っている巨木がラクウショウ(落羽松:ただしマツではなくスギの仲間)で、このニョキニョキ生えているのはそれの呼吸根(膝根、気根とも呼ばれる)。
しっかりと樹皮に覆われていて、根というよりどう見ても木そのもの。とにかくこれで呼吸しているらしい。ラクウショウは湿潤地に自生することが多く、水が多い土壌だと呼吸がしにくいため地上に根を突き出すようになったとされる。
ただしこの呼吸根を切断しても木の成長に影響ないのが確認されており、実際の機能や役割はよくわかっていない。
だから、やはりこれは人類が誕生する以前の遠い昔に、宇宙人が地球にやって来てラクウショウをガーデニングしており〜でも何らかの理由で彼らは地球を離れて〜残されたラクウショウが「僕はここにいるよ」と合図を送っている姿に違いない(^^ゞ
外周路はずっと続いているが、
途中で左折してスイセンが咲いている御苑の中心部へ向かう。
ところで原生林なんてところに足を踏み入れた経験はない。しかしこのあたりは巨木の森で上を向いて歩いているとちょっとそんな雰囲気も味わえる。何となく眠っていた野生を少し取り戻せたような気がして元気が出てきた。
もう一度書いておくと、
ここは新宿駅から徒歩10分ほどの場所ね。
現在までのルート。
ーーー続く
wassho at 20:07|Permalink│Comments(0)│
2025年01月22日
忠生公園でロウバイ その2
ロウバイが植えられているのはピンクの円で囲った蝋梅苑と、
その手前にピンクの線を引いた場所。
こちらが並木ゾーン。写真を撮ったこの位置でも、かすかにロウバイの甘い香りが漂ってきてテンションが上がる。
ここはソシンロウバイが植えられてる。
ソシンロウバイの特徴は
花のパーツのすべてが黄色一色
花びらに透明感がある
やや波打ってフリフリした花びらの形
あたりが私の認識しているところ。
ソシンは漢字で書くと素心。辞書で調べると
普段から心にいだいている考え
純粋で汚れていない人間本来の心、飾らぬ心
とある。また素心深考の四文字熟語をたまに目にして、それは素直な心でしっかり考えよとの教え。しかしロウバイがピュアなイメージなのは確かだが、いまいち素心とのつながりがピンとこない。さらに調べてみると中国語では花弁や花芯まで同じ色の花を素心と呼ぶらしい。チャンチャン(^^ゞ
ロウバイは黄色で小さな花なので、青空を背景にしないと写真ではバエない。最初に並木ゾーンを撮った写真では風景と同化してしまっているでしょ。
まだツボミのロウバイも多数。
左右の木で微妙に花の色の濃さが違う。ロウバイを見に行くとたいていこの光景を見かけるので、こういう個体差もロウバイの特徴のひとつなのだと思っている。
駐車場に隣接して設けられている蝋梅苑。
ここはマンゲツロウバイが中心。
マンゲツロウバイは丸い形の花なのが特徴。
ーーーなんだけど
マンゲツロウバイの満月とは形の丸さでそう呼ばれているわけじゃない。
これは以前に別の場所で撮った写真。内側の花びらに赤紫の色が入っており、そのラインが輪のように丸く見えるから満月の名前がついている。
でも忠生公園のマンゲツロウバイはどれもラインが入っていなかった。もう少し時間が経てば色づいてくるのかな。あるいは丸い形でラインの入らない福寿ロウバイの間違いか?市営の公園でそれも考えづらいが。もっともロウバイは香りが大事でラインはどうでもいいけど。
グングンと空に伸びていきそうなマンゲツロウバイ。
ソシンロウバイよりツボミの状態のものが多かった。
それでも黄色だらけな光景。
サザンカとロウバイ。
こちらではスイセンとロウバイ。
逆光で見るロウバイもキレイなのだけれど、
それを上手く撮影できないのが残念。
最後にアップのソシンロウバイとマンゲツロウバイ。
忠生公園のロウバイはそこそこのボリューム。ただ造園的にはちょっと雑というか、ただ植えただけな印象なのが残念。またこの広さならソシンとマンゲツ以外のロウバイも植えて欲しいもの。
ロウバイほどいい香りのする花はない(と私は思っている)。強烈に甘いのにくどくないその香りは一度嗅ぐと忘れられない。それなのにロウバイが植えられているところはとても少ないし、名所と呼ばれるところでもその規模は、あまたある梅園と較べるべくもないほど小規模。秋に住宅街を歩くとどこからともなくキンモクセイの香りが漂ってくる。ロウバイもそうなって欲しいなあと、この季節になるといつも思う。
おしまい
その手前にピンクの線を引いた場所。
こちらが並木ゾーン。写真を撮ったこの位置でも、かすかにロウバイの甘い香りが漂ってきてテンションが上がる。
ここはソシンロウバイが植えられてる。
ソシンロウバイの特徴は
花のパーツのすべてが黄色一色
花びらに透明感がある
やや波打ってフリフリした花びらの形
あたりが私の認識しているところ。
ソシンは漢字で書くと素心。辞書で調べると
普段から心にいだいている考え
純粋で汚れていない人間本来の心、飾らぬ心
とある。また素心深考の四文字熟語をたまに目にして、それは素直な心でしっかり考えよとの教え。しかしロウバイがピュアなイメージなのは確かだが、いまいち素心とのつながりがピンとこない。さらに調べてみると中国語では花弁や花芯まで同じ色の花を素心と呼ぶらしい。チャンチャン(^^ゞ
ロウバイは黄色で小さな花なので、青空を背景にしないと写真ではバエない。最初に並木ゾーンを撮った写真では風景と同化してしまっているでしょ。
まだツボミのロウバイも多数。
左右の木で微妙に花の色の濃さが違う。ロウバイを見に行くとたいていこの光景を見かけるので、こういう個体差もロウバイの特徴のひとつなのだと思っている。
駐車場に隣接して設けられている蝋梅苑。
ここはマンゲツロウバイが中心。
マンゲツロウバイは丸い形の花なのが特徴。
ーーーなんだけど
マンゲツロウバイの満月とは形の丸さでそう呼ばれているわけじゃない。
これは以前に別の場所で撮った写真。内側の花びらに赤紫の色が入っており、そのラインが輪のように丸く見えるから満月の名前がついている。
でも忠生公園のマンゲツロウバイはどれもラインが入っていなかった。もう少し時間が経てば色づいてくるのかな。あるいは丸い形でラインの入らない福寿ロウバイの間違いか?市営の公園でそれも考えづらいが。もっともロウバイは香りが大事でラインはどうでもいいけど。
グングンと空に伸びていきそうなマンゲツロウバイ。
ソシンロウバイよりツボミの状態のものが多かった。
それでも黄色だらけな光景。
サザンカとロウバイ。
こちらではスイセンとロウバイ。
逆光で見るロウバイもキレイなのだけれど、
それを上手く撮影できないのが残念。
最後にアップのソシンロウバイとマンゲツロウバイ。
忠生公園のロウバイはそこそこのボリューム。ただ造園的にはちょっと雑というか、ただ植えただけな印象なのが残念。またこの広さならソシンとマンゲツ以外のロウバイも植えて欲しいもの。
ロウバイほどいい香りのする花はない(と私は思っている)。強烈に甘いのにくどくないその香りは一度嗅ぐと忘れられない。それなのにロウバイが植えられているところはとても少ないし、名所と呼ばれるところでもその規模は、あまたある梅園と較べるべくもないほど小規模。秋に住宅街を歩くとどこからともなくキンモクセイの香りが漂ってくる。ロウバイもそうなって欲しいなあと、この季節になるといつも思う。
おしまい
wassho at 23:04|Permalink│Comments(0)│
2025年01月21日
忠生公園でロウバイ
1月の半ばを過ぎるとそろそろ咲いていないかと、ネットで開花情報を漁ってしまうのがロウバイ。その甘い匂いをクンクンしたくて、まるでパブロフの犬状態に陥る(^^ゞ 今シーズンに見て回るつもりは3箇所で、まずは18日に東京都町田市にある忠生(ただお)公園を訪れた。ここのロウバイは開花が早くて、1月8日前後にはもう咲いていた模様。
地図で少し色が白く抜けているのが町田市。
東京都の行政区分図がこちら。
オレンジの線を引いた東側がいわゆる東京23区。それに対して西側は多摩地域と呼ばれている。ただし東京23区の名称は全国的に知られているものの、東京で暮らしていても多摩地域とはあまり耳にしない。多摩と聞いて連想するのは多摩川、多摩ニュータウン、バイクでよくツーリングした奥多摩周辺くらい。あえて分けるなら23区とそれ以外というのが一般的な感覚かと思う。
人口は23区が988万人、多摩地域(26市・3町・1村)が437万人で、東京人口の約1/3がこのエリアで暮らしている。面積は23区が628平方キロで多摩地域が1942平方キロだから23区の3倍。
ついでに書くと、
多摩地域も北・南・西に分かれ、それを称して三多摩(さんたま)ともいう。もっとも三多摩が使われるのは行政の場と選挙の情勢分析くらい。また杉並区や中野区あたりが東多摩郡、その後に豊多摩郡だった時代もある。画像はhttps://x.gd/6bzaYから引用(短縮URL使用)
もうひとつついでに、
多摩地域は以前は神奈川県に属していた。ちなみに廃藩置県があったのが1871年(明治4年)。画像はhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/291129から引用
多摩地域が東京と神奈川のどちらに属するかの変遷は、明治時代における居留外国人が自由に出歩けるエリアの設定、コレラの流行と玉川上水や神田上水の管理、自由民権運動による政治的対立などが絡まって歴史的には面白いテーマ。
なおその経緯とは関係なく、
町田市は神奈川県に食い込む形になっているし、JR町田駅の南側は場所によって駅を出たら神奈川県だったりして「町田は東京、神奈川のどっち?」なんて話題がたまに聞かれる。町中を走っているバスも神奈川中央交通。
東急東横線を菊名でJR横浜線に乗り換え、自宅を出て約1時間で町田に到着。
電車で町田に来たのは初めて。
ところで横浜線は横浜の隣駅である東神奈川と八王子を南北に結ぶ路線。横浜線なのに横浜駅とは関係ないのがちょっとモヤッとするネーミング。(京浜東北線や根岸線直通の列車だと乗り換えずに横浜駅まで行けるが)
さて町田駅から忠生公園までは直線距離で約4キロ、バスで15分ほど。でもGoogleマップで徒歩1時間と出たので往復を歩くことにした。3年前より日常生活以外に週に3回、合計3万歩を歩くのをノルマにしている。しかし年末年始はサボり気味だったので少しでも取り戻そうと考えて。郊外に出かけたとき目的地まで散歩するこのパターンはけっこう好き。
町田街道をひたすら直進。
普段の生活圏と違って空の広い道を歩くのは気持ちよし。
町田街道を忠生公園通りに右折して、
100メートルほど進むと公園が見えてきた。
ここからも入れたが、
公園沿いを少し戻って、
木曽口で中に入る。
木曽は町田市の町名。
忠生(ただお)も人の名前みたいだが同じく町名。
話はそれるが木曽と聞けば「🎶木曽のナ〜ナカノリさん、木曽の御嶽山はナンジャラホイ」の木曽節が有名。また御嶽山(おんたけさん)は2014年の噴火で58名の登山者が死亡したのもまだ記憶に新しい。そんな名の知れた御嶽山だけれど、何と東京大田区にも東急池上線に御嶽山駅がある。
「どのあたりにお住まい、最寄り駅は?」と尋ねて「御嶽山」なんて返事されたらビックリするね(^^ゞ どうやら近くに御嶽神社があるのでその駅名になったらしい。大田区の地名に御嶽山はない。ただし御嶽山あるいは御岳山と名のつく山は全国に30近くある。奥多摩の青梅市にも御岳山(読みは「みたけさん」)があり、御岳渓谷に紅葉ツーリングに出かけたことも。
こんな光景を横目で見て、
がにやら自然館を目指す。
その近くにロウバイが植えられているのは確認済み。
行く手を阻む階段(^^ゞ
写真じゃわかりづらいが奥の方に黄色いロウバイが見えてきた。
その手前にあるのが花見の広場。
でも桜の木はそれほど多くなかった。
ーーー続く
地図で少し色が白く抜けているのが町田市。
東京都の行政区分図がこちら。
オレンジの線を引いた東側がいわゆる東京23区。それに対して西側は多摩地域と呼ばれている。ただし東京23区の名称は全国的に知られているものの、東京で暮らしていても多摩地域とはあまり耳にしない。多摩と聞いて連想するのは多摩川、多摩ニュータウン、バイクでよくツーリングした奥多摩周辺くらい。あえて分けるなら23区とそれ以外というのが一般的な感覚かと思う。
人口は23区が988万人、多摩地域(26市・3町・1村)が437万人で、東京人口の約1/3がこのエリアで暮らしている。面積は23区が628平方キロで多摩地域が1942平方キロだから23区の3倍。
ついでに書くと、
多摩地域も北・南・西に分かれ、それを称して三多摩(さんたま)ともいう。もっとも三多摩が使われるのは行政の場と選挙の情勢分析くらい。また杉並区や中野区あたりが東多摩郡、その後に豊多摩郡だった時代もある。画像はhttps://x.gd/6bzaYから引用(短縮URL使用)
もうひとつついでに、
多摩地域は以前は神奈川県に属していた。ちなみに廃藩置県があったのが1871年(明治4年)。画像はhttps://www.tokyo-np.co.jp/article/291129から引用
多摩地域が東京と神奈川のどちらに属するかの変遷は、明治時代における居留外国人が自由に出歩けるエリアの設定、コレラの流行と玉川上水や神田上水の管理、自由民権運動による政治的対立などが絡まって歴史的には面白いテーマ。
なおその経緯とは関係なく、
町田市は神奈川県に食い込む形になっているし、JR町田駅の南側は場所によって駅を出たら神奈川県だったりして「町田は東京、神奈川のどっち?」なんて話題がたまに聞かれる。町中を走っているバスも神奈川中央交通。
東急東横線を菊名でJR横浜線に乗り換え、自宅を出て約1時間で町田に到着。
電車で町田に来たのは初めて。
ところで横浜線は横浜の隣駅である東神奈川と八王子を南北に結ぶ路線。横浜線なのに横浜駅とは関係ないのがちょっとモヤッとするネーミング。(京浜東北線や根岸線直通の列車だと乗り換えずに横浜駅まで行けるが)
さて町田駅から忠生公園までは直線距離で約4キロ、バスで15分ほど。でもGoogleマップで徒歩1時間と出たので往復を歩くことにした。3年前より日常生活以外に週に3回、合計3万歩を歩くのをノルマにしている。しかし年末年始はサボり気味だったので少しでも取り戻そうと考えて。郊外に出かけたとき目的地まで散歩するこのパターンはけっこう好き。
町田街道をひたすら直進。
普段の生活圏と違って空の広い道を歩くのは気持ちよし。
町田街道を忠生公園通りに右折して、
100メートルほど進むと公園が見えてきた。
ここからも入れたが、
公園沿いを少し戻って、
木曽口で中に入る。
木曽は町田市の町名。
忠生(ただお)も人の名前みたいだが同じく町名。
話はそれるが木曽と聞けば「🎶木曽のナ〜ナカノリさん、木曽の御嶽山はナンジャラホイ」の木曽節が有名。また御嶽山(おんたけさん)は2014年の噴火で58名の登山者が死亡したのもまだ記憶に新しい。そんな名の知れた御嶽山だけれど、何と東京大田区にも東急池上線に御嶽山駅がある。
「どのあたりにお住まい、最寄り駅は?」と尋ねて「御嶽山」なんて返事されたらビックリするね(^^ゞ どうやら近くに御嶽神社があるのでその駅名になったらしい。大田区の地名に御嶽山はない。ただし御嶽山あるいは御岳山と名のつく山は全国に30近くある。奥多摩の青梅市にも御岳山(読みは「みたけさん」)があり、御岳渓谷に紅葉ツーリングに出かけたことも。
こんな光景を横目で見て、
がにやら自然館を目指す。
その近くにロウバイが植えられているのは確認済み。
行く手を阻む階段(^^ゞ
写真じゃわかりづらいが奥の方に黄色いロウバイが見えてきた。
その手前にあるのが花見の広場。
でも桜の木はそれほど多くなかった。
ーーー続く
wassho at 22:34|Permalink│Comments(0)│
2024年02月05日
梅里中央公園のロウバイ その2
公園西側のロウバイを見たあとは滑り台の右奥にある通路へ。
建物が迫っていて日当たりが悪いけれど、ここが公園南側。
上の写真にもロウバイの木が数本ほど写っているものの、
ロウバイの黄色くて小さい花は地面と同系色になって目立たない。
アップで撮ってあげましょう。
通路の突き当たりにはウメが咲いていた。
なかなかの見応え。
ウメが咲いているのを見るとなぜか元気が出る。
他にごく薄いピンクと白で3種類。
白とピンクのツーショット。
白とロウバイ。
でもやっぱりロウバイが控えめになってしまう。
東側通路は片側がロウバイ並木。
振り返ってウメの咲いている方向。
ロウバイ並木の中心を「抜いて」、
ロウバイが咲きあふれている写真にしたかったのだがーーー
もっと倍率の高いズームレンズで遠くから撮らないと無理みたい。
それは諦めて、
クンクンしながら青空背景のロウバイを満喫する。
何度も書くけれど、
こういうアングルだとロウバイはまったく冴えない。
サザンカも見落とさずに。
ロウバイ並木の先にあったのは区立の集会所。
よく見ると杉並の「杉」が自販機で隠れている。
これで北西南東の順に公園をぐるっと回ったことになる。
見逃したロウバイはないかともう1周。
こんな小さなロウバイを見つけた。
背は低いが幹はけっこう太い。おそらく台木に接ぎ木する育て方。
「梅里中央公園は隠れたロウバイの名所」とネットで探し当ててやってきたわけだが、基本的に普通の公園で名所というような風情はない。しかしロウバイの数はそこそこあって巡り歩く楽しさはある。数えはしなかったが40〜50本といったところ。
ただロウバイの木はどれもそれほど大きくない。まだ植え始めてから日が浅いのかな。あと10年ほどすれば東側通路なんかは、こんもりとしたロウバイ並木になりそうな気がする。ただ問題は、長生きしてその姿を見られるかどうか(^^ゞ
最後にロウバイをバエさせてくれた青空を見上る。
そして梅里中央公園を後にして、
この近くの前から訪れたかった場所に向かう。
その話はいずれまた。
おしまい
建物が迫っていて日当たりが悪いけれど、ここが公園南側。
上の写真にもロウバイの木が数本ほど写っているものの、
ロウバイの黄色くて小さい花は地面と同系色になって目立たない。
アップで撮ってあげましょう。
通路の突き当たりにはウメが咲いていた。
なかなかの見応え。
ウメが咲いているのを見るとなぜか元気が出る。
他にごく薄いピンクと白で3種類。
白とピンクのツーショット。
白とロウバイ。
でもやっぱりロウバイが控えめになってしまう。
東側通路は片側がロウバイ並木。
振り返ってウメの咲いている方向。
ロウバイ並木の中心を「抜いて」、
ロウバイが咲きあふれている写真にしたかったのだがーーー
もっと倍率の高いズームレンズで遠くから撮らないと無理みたい。
それは諦めて、
クンクンしながら青空背景のロウバイを満喫する。
何度も書くけれど、
こういうアングルだとロウバイはまったく冴えない。
サザンカも見落とさずに。
ロウバイ並木の先にあったのは区立の集会所。
よく見ると杉並の「杉」が自販機で隠れている。
これで北西南東の順に公園をぐるっと回ったことになる。
見逃したロウバイはないかともう1周。
こんな小さなロウバイを見つけた。
背は低いが幹はけっこう太い。おそらく台木に接ぎ木する育て方。
「梅里中央公園は隠れたロウバイの名所」とネットで探し当ててやってきたわけだが、基本的に普通の公園で名所というような風情はない。しかしロウバイの数はそこそこあって巡り歩く楽しさはある。数えはしなかったが40〜50本といったところ。
ただロウバイの木はどれもそれほど大きくない。まだ植え始めてから日が浅いのかな。あと10年ほどすれば東側通路なんかは、こんもりとしたロウバイ並木になりそうな気がする。ただ問題は、長生きしてその姿を見られるかどうか(^^ゞ
最後にロウバイをバエさせてくれた青空を見上る。
そして梅里中央公園を後にして、
この近くの前から訪れたかった場所に向かう。
その話はいずれまた。
おしまい
wassho at 20:23|Permalink│Comments(0)│
2024年02月03日
梅里中央公園のロウバイ
先日にロウバイを見に出かけた港北ニュータウンにある早渕公園。ロウバイの木は立派で数も多かった。しかし竹藪に囲まれた窪地に植えられており、まったくその美しさを楽しむことができない。どうしてそんな場所に植えるのか「責任者出てこい!」のレベル。今でもちょっと腹が立っている。
このままで今年のロウバイ花見は終われないと他の場所を探す。しかしロウバイをたくさん植えているところは少ない。それほど遠くなくて名前の通ったところは既に訪れている(同じ場所には行きたくない性格)。それでようやく見つけたのが杉並区にある梅里中央公園。どうやら隠れた名所らしい。
地図で少し白くなっているのが杉並区。
梅里は杉並区の地名。まるで昔はウメがたくさんあったかのような名前である。しかし実際は1968年(昭和43年)の町名統合の際に堀之内となるはずだったが、堀之内は斎場があるのでイメージが悪いと住民が反対。青梅街道に面している地区なので梅里になったとのいきさつ。
訪れたのは1月27日。
地下鉄丸ノ内線の新高円寺で下車。
ところで丸ノ内線は変わった路線の形になっている。
これがクセモノ。さらに途中で分岐している。
東京に住んで、ごくたまにしか丸ノ内線に乗らない人しかわかってもらえないと思うが、丸ノ内線では行きたい駅が池袋方向なのか、荻窪方向なのかでまず迷う。池袋と荻窪あるいはその手前にある新宿なんて東京全体から見たら似たような方角だから。例えば赤坂見附から銀座に行くのに「池袋行き」に乗るなんてピンとくる?
この日は新宿三丁目から乗車。池袋方向に間違いはしなかったものの、方南町行きに乗ってしまう。でも途中で分岐しているのを思い出し分岐手前の中野坂上で下車。荻窪行きは別のホームかと思ったら、同じホームに荻窪行きと方南町行きの電車が入るとわかり、無駄に階段を上り下りしてしまった(/o\)
地方から東京出張などで丸ノ内線を利用する場合は、事前によく調べておきましょう。ちなみに東京駅前のオフィス街は「丸の内」なのに地下鉄はなぜか「丸ノ内線」。そして丸ノ内線に丸の内駅はないよ。
駅から地上に上がると青梅街道。
しばらく歩くとこんなのが目に入る。
いわゆる高圧送電線だと思うけれど、タワーじゃなくて電柱タイプは初めて見る。しかも真っ白。よくあるタワータイプより高さはかなり低いように思う。建てるのに必要な面積も少なくて済みそうなので建物密集地タイプなのかも知れない。
青梅街道を左折して住宅街に入る。
梅里中央公園に到着。ここまで駅から15分程度。
もう奥にロウバイが見えてテンションが上がる。
公園の雰囲気。
面積は約0.6ヘクタールで、ここに写っている範囲で全体の3/5くらい。
先ほど見えていたロウバイ。
早渕公園と違って、とりあえずロウバイに陽の光が当たっていてひと安心。
この通路は公園の北側。
いわゆる枝振りがあまりよくなかったので、公園を横切って西側に移動。
こちらの方が本数も多いしサイズも少し大きい。
濃い黄色とやや薄い黄色。
これは花の中心が赤紫だから和ロウバイ(単にロウバイともいう)。
このタイプはこれ1本しかなかった
中心が赤紫にならないロウバイには、ソシン(素心)ロウバイと満月、福寿などの品種がある。その違いはとても微妙でよく理解していない。梅里中央公園のロウバイは花の形が丸いから福寿かなあ。でもまったく自信なし。
まあそんなにたいした違いじゃないから、
ロウバイはロウバイということで楽しみましょう(^^ゞ
これは色が薄くて、
こちらは色が濃い。
この違いは品種ではなく個体差だと思う。
少し離れたところのロウバイには何やら黒いものがーーー
近づいてみると(>_<)
これはロウバイの実。
花が枯れたあと3月くらいに実をつけ、秋にこんなミノムシのような姿になる。つまり昨シーズンにできたもの。次の花を咲かせているのにどうして地上に落ちていないのだろう。いずれにせよ花を見るにはジャマで、ロウバイの自生を促すわけでもないのだから、公園を管理する人は取り除いておいて欲しい。
いつも書いているようにロウバイは黄色くて小さい花で、地面や周りの景色と同化してしまう。それゆえ写真に撮るのはもちろん、肉眼でも青空を背景にしないとバエない。窪地に植えられていた早渕公園ではそれが叶わなかったが、この公園では先ほどの写真のように青空と一緒に眺められて満足。
ーーー続く
このままで今年のロウバイ花見は終われないと他の場所を探す。しかしロウバイをたくさん植えているところは少ない。それほど遠くなくて名前の通ったところは既に訪れている(同じ場所には行きたくない性格)。それでようやく見つけたのが杉並区にある梅里中央公園。どうやら隠れた名所らしい。
地図で少し白くなっているのが杉並区。
梅里は杉並区の地名。まるで昔はウメがたくさんあったかのような名前である。しかし実際は1968年(昭和43年)の町名統合の際に堀之内となるはずだったが、堀之内は斎場があるのでイメージが悪いと住民が反対。青梅街道に面している地区なので梅里になったとのいきさつ。
訪れたのは1月27日。
地下鉄丸ノ内線の新高円寺で下車。
ところで丸ノ内線は変わった路線の形になっている。
これがクセモノ。さらに途中で分岐している。
東京に住んで、ごくたまにしか丸ノ内線に乗らない人しかわかってもらえないと思うが、丸ノ内線では行きたい駅が池袋方向なのか、荻窪方向なのかでまず迷う。池袋と荻窪あるいはその手前にある新宿なんて東京全体から見たら似たような方角だから。例えば赤坂見附から銀座に行くのに「池袋行き」に乗るなんてピンとくる?
この日は新宿三丁目から乗車。池袋方向に間違いはしなかったものの、方南町行きに乗ってしまう。でも途中で分岐しているのを思い出し分岐手前の中野坂上で下車。荻窪行きは別のホームかと思ったら、同じホームに荻窪行きと方南町行きの電車が入るとわかり、無駄に階段を上り下りしてしまった(/o\)
地方から東京出張などで丸ノ内線を利用する場合は、事前によく調べておきましょう。ちなみに東京駅前のオフィス街は「丸の内」なのに地下鉄はなぜか「丸ノ内線」。そして丸ノ内線に丸の内駅はないよ。
駅から地上に上がると青梅街道。
しばらく歩くとこんなのが目に入る。
いわゆる高圧送電線だと思うけれど、タワーじゃなくて電柱タイプは初めて見る。しかも真っ白。よくあるタワータイプより高さはかなり低いように思う。建てるのに必要な面積も少なくて済みそうなので建物密集地タイプなのかも知れない。
青梅街道を左折して住宅街に入る。
梅里中央公園に到着。ここまで駅から15分程度。
もう奥にロウバイが見えてテンションが上がる。
公園の雰囲気。
面積は約0.6ヘクタールで、ここに写っている範囲で全体の3/5くらい。
先ほど見えていたロウバイ。
早渕公園と違って、とりあえずロウバイに陽の光が当たっていてひと安心。
この通路は公園の北側。
いわゆる枝振りがあまりよくなかったので、公園を横切って西側に移動。
こちらの方が本数も多いしサイズも少し大きい。
濃い黄色とやや薄い黄色。
これは花の中心が赤紫だから和ロウバイ(単にロウバイともいう)。
このタイプはこれ1本しかなかった
中心が赤紫にならないロウバイには、ソシン(素心)ロウバイと満月、福寿などの品種がある。その違いはとても微妙でよく理解していない。梅里中央公園のロウバイは花の形が丸いから福寿かなあ。でもまったく自信なし。
まあそんなにたいした違いじゃないから、
ロウバイはロウバイということで楽しみましょう(^^ゞ
これは色が薄くて、
こちらは色が濃い。
この違いは品種ではなく個体差だと思う。
少し離れたところのロウバイには何やら黒いものがーーー
近づいてみると(>_<)
これはロウバイの実。
花が枯れたあと3月くらいに実をつけ、秋にこんなミノムシのような姿になる。つまり昨シーズンにできたもの。次の花を咲かせているのにどうして地上に落ちていないのだろう。いずれにせよ花を見るにはジャマで、ロウバイの自生を促すわけでもないのだから、公園を管理する人は取り除いておいて欲しい。
いつも書いているようにロウバイは黄色くて小さい花で、地面や周りの景色と同化してしまう。それゆえ写真に撮るのはもちろん、肉眼でも青空を背景にしないとバエない。窪地に植えられていた早渕公園ではそれが叶わなかったが、この公園では先ほどの写真のように青空と一緒に眺められて満足。
ーーー続く
wassho at 19:42|Permalink│Comments(0)│
2024年01月22日
早渕公園のロウバイ その2
竹林の中に見つけた早渕公園のロウバイ。
それを一目見ただけでどうして「これはあかんやつや(/o\) 」と思ったのか。
まず第一は地形的にも窪地だし、
さらに周りを高い竹や木で取り囲まれているから。
ロウバイは黄色の小さな花である。つまり色味としては土と同じで、普通に眺めても地面と同化してあまり美しくない。だから背景に青空が必要なのである。これは以前に撮った写真を組み合わせた参考例。青空がないと単に写真映えしないだけでなく肉眼で眺めても楽しさは半減する。
そして早渕公園のロウバイエリアはこんな状況。
公園は3.6ヘクタールの広さがあるのに、そして前回のブログで紹介したように日当たりのいい場所もたくさんあるのに、どうしてこんな場所にロウバイを植えたのか。この公園関係者の造園センスを疑うーーーというか最低(怒)
第二はロウバイの葉がまだ落ちていなかったから。
ロウバイは開花した時点では葉が残っている。それがいつ落ちるのかよく知らないのだが、黄色くなった葉が残っていると、花と同じ色なので花がよく見えない残念な状態になる。これ ↑ にも花がたくさん咲いているのに、写真を拡大しないと葉しか見えない。
この段階では既に葉としての植物的な機能は失っており、枝から生えているというより枝にくっついているだけ。指で触っただけで枝からハラリと離れて落ちていく。今までこんなにたくさんのロウバイの葉を見たことはないから、ロウバイの名所では花が咲いたら木を揺すったりして葉を落とす手入れをしているのかも知れない。
花数は多いのに、
こういうアングルからだとテンションが上がらない。
また青空がないだけでなく光量も不足している。
グリーンを背景にと考えるも逆に葉が目立ってしまう。
この背景が青空だったらなあとブツブツーーー
徐々に近寄って。
竹林の窪地からグラウンド側に上がる。
この青空がロウバイにも欲しかったゼ。
早渕公園のロウバイは20〜30本といったところ。ロウバイがあると紹介されている公園などでも数本程度のところも多いからこれはかなりの本数。木のサイズも十分に大きい。ただし品種はソシンロウバイのみ。ロウバイには他にロウバイ(和ロウバイ)、満月ロウバイ、福寿ロウバイなどの品種がある。
また香りは本数を考えると少し弱かった。かすかに甘い香りがあたりに漂っていたものの、近寄ってクンクンしないと満足できないレベル。これも日当たりの悪いのが影響しているのだろうか?
そんなわけで晴天だったのに青空が望めず、
なんとも残念な気持ちで帰ってきた。
気を取り直して、またどこか違うところにロウバイを見に出かけましょう。
おしまい
wassho at 19:34|Permalink│Comments(0)│
2024年01月21日
早渕公園のロウバイ
ロウバイはあまり知られていないマイナーな花だと思う。ウメやサクラなら「その便りが届く」との表現があってもロウバイでそんな言い方はしない。だいたい植えられている場所もごく少ない。おそらくロウバイの本数はウメやサクラの1%の1%のそのまた1%以下だろう。だからたまたま目にして知る機会もまれである。
でも一度その濃厚で甘い香りを嗅ぐと、まるでパブロフの犬のようにこの季節になると条件反射的にロウバイが恋しくなる(^^ゞ もっともロウバイは一般にウメより先に咲くものの、場所によって大幅に咲く時期が異なる。例えば2020年に府中市郷土の森博物館で見たのは12月中旬で、2016年の神奈川県松田町の寄(やどりき)ロウバイ園は2月中旬だった。もちろん訪れたのはそれぞれ満開の時期。
さて今年のロウバイ第一弾は1月19日。場所は港北ニュータウンにある早渕公園。横浜に出かけた帰りに、かなり遠回りの寄り道をしてクンクンしてきた。
港北ニュータウンは多摩ニュータウン、千葉ニュータウンと並ぶ首都圏の3大ニュータウン。横浜市(地図で少し白くなっている部分)の北側、東京から見ると、神奈川との県境の多摩川を渡って川崎市を超えた先にある。
参考までに東西の巨大ニュータウンの面積は
多摩ニュータウン 2884ヘクタール 千里ニュータウン 1160ヘクタール
港北ニュータウン 2530ヘクタール 泉北ニュータウン 1157ヘクタール
千葉ニュータウン 1930ヘクタール
東横線の日吉駅から、
通称グリーンラインと呼ばれる横浜市営地下鉄に乗り換えて3つ目の東山田駅で下車。
東山田は「ひがしやまた」。
隣駅の高田も「たかた」なので、この地域は「田」の発音が濁らないようだ。
けっこうショボい雰囲気のところを歩いて行く。
早渕川を渡ると広い道路に出る。
第三京浜(高速道路)と平行している大熊東山田線。
もう少し先で右折すれば早渕公園だが、
こんな看板があり薄茶色のラインは何だろうと思いここで右折。
右折して奥に進むと遊歩道のようになっていた。
遊歩道の先にあった稲波歩道橋を渡ると、
早渕公園に入る。
ここまで駅から15分弱。
そのまま奥に。
道案内のような看板はなし。そういえば入り口にも早渕公園とは書いてなかったから、まだ公園ではなく遊歩道の続きなのかとも思いながら、200メートルほど歩くとグランドが見えてきた。
グランドの横に小さなロウバイの木が2本。
もちろんこれを見に来たのではない。
事前にネットで見つけた情報では10本近くがまとまって植えられているはず。
それはどこかとグランドに沿って進むと、
公園の外に出てしまう(>_<)
その出口手前に丘を登る道があったので、
そちらに向かう。
竹林の横の階段を上がり、
さらにけっこうな勾配の坂が現れた。
この時点で何となく道を間違えている気がしたが、
引き返さず探検を続行。
道が平坦になり、
この公園でいくつか見た赤い鉄製の構造物が現れる。
そこからは下り。
途中で丘の中腹を横切ると、
最初にグラウンドを見た場所に戻った(^^ゞ
ロウバイ探しのやり直し。
今度は竹林沿いを見渡して下に降りる階段を発見!
そしてそこにはロウバイが。
しかしようやくたどり着いたものの一目見て
こっ、これはあかんやつや
と気付く(/o\) なぜなら
ーーー続く
でも一度その濃厚で甘い香りを嗅ぐと、まるでパブロフの犬のようにこの季節になると条件反射的にロウバイが恋しくなる(^^ゞ もっともロウバイは一般にウメより先に咲くものの、場所によって大幅に咲く時期が異なる。例えば2020年に府中市郷土の森博物館で見たのは12月中旬で、2016年の神奈川県松田町の寄(やどりき)ロウバイ園は2月中旬だった。もちろん訪れたのはそれぞれ満開の時期。
さて今年のロウバイ第一弾は1月19日。場所は港北ニュータウンにある早渕公園。横浜に出かけた帰りに、かなり遠回りの寄り道をしてクンクンしてきた。
港北ニュータウンは多摩ニュータウン、千葉ニュータウンと並ぶ首都圏の3大ニュータウン。横浜市(地図で少し白くなっている部分)の北側、東京から見ると、神奈川との県境の多摩川を渡って川崎市を超えた先にある。
参考までに東西の巨大ニュータウンの面積は
多摩ニュータウン 2884ヘクタール 千里ニュータウン 1160ヘクタール
港北ニュータウン 2530ヘクタール 泉北ニュータウン 1157ヘクタール
千葉ニュータウン 1930ヘクタール
東横線の日吉駅から、
通称グリーンラインと呼ばれる横浜市営地下鉄に乗り換えて3つ目の東山田駅で下車。
東山田は「ひがしやまた」。
隣駅の高田も「たかた」なので、この地域は「田」の発音が濁らないようだ。
けっこうショボい雰囲気のところを歩いて行く。
早渕川を渡ると広い道路に出る。
第三京浜(高速道路)と平行している大熊東山田線。
もう少し先で右折すれば早渕公園だが、
こんな看板があり薄茶色のラインは何だろうと思いここで右折。
右折して奥に進むと遊歩道のようになっていた。
遊歩道の先にあった稲波歩道橋を渡ると、
早渕公園に入る。
ここまで駅から15分弱。
そのまま奥に。
道案内のような看板はなし。そういえば入り口にも早渕公園とは書いてなかったから、まだ公園ではなく遊歩道の続きなのかとも思いながら、200メートルほど歩くとグランドが見えてきた。
グランドの横に小さなロウバイの木が2本。
もちろんこれを見に来たのではない。
事前にネットで見つけた情報では10本近くがまとまって植えられているはず。
それはどこかとグランドに沿って進むと、
公園の外に出てしまう(>_<)
その出口手前に丘を登る道があったので、
そちらに向かう。
竹林の横の階段を上がり、
さらにけっこうな勾配の坂が現れた。
この時点で何となく道を間違えている気がしたが、
引き返さず探検を続行。
道が平坦になり、
この公園でいくつか見た赤い鉄製の構造物が現れる。
そこからは下り。
途中で丘の中腹を横切ると、
最初にグラウンドを見た場所に戻った(^^ゞ
ロウバイ探しのやり直し。
今度は竹林沿いを見渡して下に降りる階段を発見!
そしてそこにはロウバイが。
しかしようやくたどり着いたものの一目見て
こっ、これはあかんやつや
と気付く(/o\) なぜなら
ーーー続く
wassho at 13:06|Permalink│Comments(0)│
2022年03月19日
京王百草園で傾斜地ならではのウメを楽しむ
3月12日は今シーズンの観梅ハイライトとして京王百草園へ出かけてきた。ここはウメの名所として名高く、バイクで観梅ツーリングをしていた頃から気になっていた場所。ただしバイクを駐める場所がないので訪れていなかった。
京王というのは京王電鉄が経営しているから。百草園は「もぐさえん」と読む。百草はこのあたりの地名である。元から植物の多いところだったのだろうか。
場所は東京の西にある日野市(地図では少し色が薄くなっている)。決してメジャーとはいえないが、八王子の手前といえばイメージできる人は増えるかも知れない。東京駅からだとJR日野駅までの直線距離は約34キロ。ちなみに東京23区という呼称はよく知られているが、東京にはそれ以外の自治体として26の市、4つの町、9つの村がある。
京王線の百草園駅。1つ手前の聖蹟桜ヶ丘駅周辺はかなり賑やかなのに、いきなりローカルな感じになる。京王線はこのパターンが多いような。
まずはこの道路を200メートルほど。
おそらく百草園目当てだろうという人々が歩いていたのでついていった。
この看板で脇道に入る。
登り坂。百草園のホームページには「途中急坂がある」と注意書きがある。そこそこの勾配だが、それほどでもない。ーーーこのあたりまでは
次の看板。
「あとひといき」なんて気が利いている。
その看板の隣に湧き水?のようなものがあった。
ただし飲んでいいとも、いけないとも書かれていない。
その次の看板。
たった130メートルかと安心したら、
ここからがキツかった。
写真じゃそれほどの急勾配には見えないかも知れないが。
道路に手すりがついている場所なんて見たことある?
それくらいの急坂。
下り側にはこんな標識まで。
130メートルが斜面の距離なのか、平面上での直線距離なのかは分からないが、たかが130メートルである。それでもかなりキツかった。コロナ対策のマスクを鼻の下まで降ろし、それでも息苦しくて顎の下まで。
息絶え絶えで(>_<) 百草園に到着。
入口の先が階段になっているのが見えたから、しばらく入らずに息を整えたほど。
敷地の外からでも名所だと分かる。
いざ参る。
券売所の上のウメもいい感じ。
入園料は300円。
階段を上って、
最初に入ったのは案内図で4のところ。
間近で見るウメはもちろん美しいけれど、
このコンモリと密集したした咲き方がたまらない。
これは傾斜地ならではの光景。ずいぶんと規模は違うが、こういう眺めは2014年に訪れた木下沢(こげさわ)梅林以来だと思う。心臓破りの坂道を登ってきた甲斐があったというもの。
茅葺きの東屋(あずまや)などもあって雰囲気もいい。
なんとロウバイがまだ咲いていた。とっくにシーズンオフなのに、ここは郊外で都心より多少は気温も低いから、まだ持ちこたえているのだろうか。
でもまあ花はかなり痛んでおり、この程度の距離からの写真が精一杯。
残念ながらほとんど香りもしなかった。
さらに階段を上っていく。
足腰が悪くなったら、ここへは来られないね。
見下ろしてウメいっぱいの景色。
こんな感じに木々が植えられている場所で、
スプリンクラーを発見。
公園や庭園で見かけるのは珍しい気がする。
この茶色いのはカサカサになったカエデの葉。
意外と落ちないものなんだ。
さらに高いところから、これは北東方向の眺め。
2本のビルが並んでいる後ろに筑波山が見えるらしい。
この日は見えなかったが、筑波山なら見えなくても別にいいか(^^ゞ
ーーー続く
京王というのは京王電鉄が経営しているから。百草園は「もぐさえん」と読む。百草はこのあたりの地名である。元から植物の多いところだったのだろうか。
場所は東京の西にある日野市(地図では少し色が薄くなっている)。決してメジャーとはいえないが、八王子の手前といえばイメージできる人は増えるかも知れない。東京駅からだとJR日野駅までの直線距離は約34キロ。ちなみに東京23区という呼称はよく知られているが、東京にはそれ以外の自治体として26の市、4つの町、9つの村がある。
京王線の百草園駅。1つ手前の聖蹟桜ヶ丘駅周辺はかなり賑やかなのに、いきなりローカルな感じになる。京王線はこのパターンが多いような。
まずはこの道路を200メートルほど。
おそらく百草園目当てだろうという人々が歩いていたのでついていった。
この看板で脇道に入る。
登り坂。百草園のホームページには「途中急坂がある」と注意書きがある。そこそこの勾配だが、それほどでもない。ーーーこのあたりまでは
次の看板。
「あとひといき」なんて気が利いている。
その看板の隣に湧き水?のようなものがあった。
ただし飲んでいいとも、いけないとも書かれていない。
その次の看板。
たった130メートルかと安心したら、
ここからがキツかった。
写真じゃそれほどの急勾配には見えないかも知れないが。
道路に手すりがついている場所なんて見たことある?
それくらいの急坂。
下り側にはこんな標識まで。
130メートルが斜面の距離なのか、平面上での直線距離なのかは分からないが、たかが130メートルである。それでもかなりキツかった。コロナ対策のマスクを鼻の下まで降ろし、それでも息苦しくて顎の下まで。
息絶え絶えで(>_<) 百草園に到着。
入口の先が階段になっているのが見えたから、しばらく入らずに息を整えたほど。
敷地の外からでも名所だと分かる。
いざ参る。
券売所の上のウメもいい感じ。
入園料は300円。
階段を上って、
最初に入ったのは案内図で4のところ。
間近で見るウメはもちろん美しいけれど、
このコンモリと密集したした咲き方がたまらない。
これは傾斜地ならではの光景。ずいぶんと規模は違うが、こういう眺めは2014年に訪れた木下沢(こげさわ)梅林以来だと思う。心臓破りの坂道を登ってきた甲斐があったというもの。
茅葺きの東屋(あずまや)などもあって雰囲気もいい。
なんとロウバイがまだ咲いていた。とっくにシーズンオフなのに、ここは郊外で都心より多少は気温も低いから、まだ持ちこたえているのだろうか。
でもまあ花はかなり痛んでおり、この程度の距離からの写真が精一杯。
残念ながらほとんど香りもしなかった。
さらに階段を上っていく。
足腰が悪くなったら、ここへは来られないね。
見下ろしてウメいっぱいの景色。
こんな感じに木々が植えられている場所で、
スプリンクラーを発見。
公園や庭園で見かけるのは珍しい気がする。
この茶色いのはカサカサになったカエデの葉。
意外と落ちないものなんだ。
さらに高いところから、これは北東方向の眺め。
2本のビルが並んでいる後ろに筑波山が見えるらしい。
この日は見えなかったが、筑波山なら見えなくても別にいいか(^^ゞ
ーーー続く
wassho at 20:05|Permalink│Comments(0)│
2022年02月06日
ロウバイは見頃過ぎで、ウメは見頃かなり前の池上梅園
もうすぐ「気象庁がサクラの開花を宣言!」というニュースをイヤというほど耳にすることになるが、同庁がウメの開花も観測していることはあまり知られていない。これは生物季節観測と呼ばれ、かつては植物34種目、動物23種目が観測されていた。しかし2020年に
アジサイ(開花)
イチョウ(黄葉・落葉)
ウメ(開花)
カエデ(紅葉・落葉)
サクラ(開花・満開)
ススキ(開花)
の6種目9現象だけの観測へと大幅に縮小することを発表。ただし様々な学会や団体からの反対を受けて、現在調整中らしい。
気象庁の 生物季節観測のページはこちらから
それで2月1日に、たまたま「気象庁が東京でウメ開花を発表」というニュースを知った。サクラ以外で開花発表のニュースに接したのは初めてのような気がする。いつも報道されているのかな?
ちなみに東京での過去3年のウメの開花は
2020年 1月27日
2021年 1月18日
2022年 2月1日
だから、今年の冬はやはり寒い。
さて、そのニュースを見て思ったのは、もちろんウメはもう少し咲き揃ったらどこかに見に行くとして
今年はロウバイを見に行きそびれたなあ。
ロウバイは例年なら1月中旬で終わりだけれど、
今年は寒いから、ひょっとしたらまだ残っているかも?
ということ。
ロウバイを植えているところは少ない。ネットで調べて2020年にウメを見に行った大田区の池上梅園に少しあることを知る。ただ現在も咲いているかどうかの確実な情報は得られず。でもまあ近くだからいいかと。
2月4日(金)、朝一で行くつもりだったが、天候が曇りでくじける(/o\) どんな花でも青空の下で見たほうが美しいが、特にロウバイは小さな黄色の花なので青空必須なのである。
5日の土曜日は所用があって向かえず。それで本日は金曜日よりは多少はマシという程度の曇り空だったが、これ以上引き延ばすのもと思い出かけてきた。まあ結果はタイトル通りなのであるが。
昼過ぎに池上梅園に到着。
前回に来たとき、手持ち無沙汰にしていた警備員は体温測定を担当していた。
ハイ、承知の上です。
ウメの一分咲きより、この曇天に心が折れる。
まずは前庭部分でウメの樹皮を眺めながら、
少しだけ咲いているウメを探す。
前庭を抜けたところにロウバイ発見。
花が小さくてピントが合っていないのはご愛敬。
ロウバイの咲きかけから散りかけまでの3態。
コロナ対策のマスクを外して、ロウバイの甘い香りを吸い込む。見頃過ぎだし、青空背景じゃないから写真も地味である。それでも今年もロウバイをクンクンできたことを喜ぼう。
園内の案内図。
ロウバイがあったところに星印を着けた。最初の木は中央の星印。
所々に少しだけ咲いているウメを見ながら奥に進む。
案内図なら右方向。
雪吊り。
都内にある雪吊りは豪雪対策ではなく冬景色の演出。
あまり撮るものがないので下から煽ってみる(^^ゞ
2本目は「もう見ないで!」というロウバイの声が聞こえてきたので、
あまり近づかず(^^ゞ
みかんがおいしそうに実っていた。
この程度の大きさの枝を地面に挿しただけでもウメは咲くことを知る。
3本目のロウバイ。
案内図で一番右の星印。
ロウバイは5種類ほどあるらしいが、一般に見られるのは満月ロウバイと素心(そしん)ロウバイの2種類。満月ロウバイは花の中心部が赤紫色で、素心ロウバイはすべて黄色。赤紫色が混じらないから「素」。
池上梅園にあるのはすべて素心ロウバイのようだ。
園内ブラブラ。
「和室」という芸のない名前をつけられた建物前の池とコイを眺める。
座論梅という池上梅園名物のウメはまだ咲いていなかった。
2020年に来たときはもう散っていたから、未だ座論梅を拝めず。
かなり濃い紅梅のようだ。
庭園エリアを抜けて傾斜地の下に戻ってくる。
上にあがってもたくさんウメが咲いているわけじゃないが、
とりあえず登ることに。
それでも途中で咲いていたこれが本日一番の美人だった。
これは冬至という名前だからかなり早咲きの品種なんだろう。
参考までに今シーズンの冬至は昨年の12月22日。
見晴台という名前がついている展望台。
下を覗くと寒々とした光景が広がっていた(^^ゞ
斜面上部を進み、
下っていく。
ここがウメ満開になっている光景を想像しましょう。
階段の下のほうにロウバイ発見!
でもこの写真じゃ分からないでしょう。
ズームアップして。
ロウバイはあんなにいい香りがするのに、花が小さいから地面と同化してしまう地味な花なのである。(それがよく分かる過去のブログはここから)
案内図で一番左に星印をつけた、このロウバイが一番元気よく咲いていた。
しかし柵があって近づけず、よってクンクンもかなわず。残念。
最後に、この日一番賑やかに咲いていたウメの姿を。
そろそろ今年の観梅プランを立てなくちゃ。
アジサイ(開花)
イチョウ(黄葉・落葉)
ウメ(開花)
カエデ(紅葉・落葉)
サクラ(開花・満開)
ススキ(開花)
の6種目9現象だけの観測へと大幅に縮小することを発表。ただし様々な学会や団体からの反対を受けて、現在調整中らしい。
気象庁の 生物季節観測のページはこちらから
それで2月1日に、たまたま「気象庁が東京でウメ開花を発表」というニュースを知った。サクラ以外で開花発表のニュースに接したのは初めてのような気がする。いつも報道されているのかな?
ちなみに東京での過去3年のウメの開花は
2020年 1月27日
2021年 1月18日
2022年 2月1日
だから、今年の冬はやはり寒い。
さて、そのニュースを見て思ったのは、もちろんウメはもう少し咲き揃ったらどこかに見に行くとして
今年はロウバイを見に行きそびれたなあ。
ロウバイは例年なら1月中旬で終わりだけれど、
今年は寒いから、ひょっとしたらまだ残っているかも?
ということ。
ロウバイを植えているところは少ない。ネットで調べて2020年にウメを見に行った大田区の池上梅園に少しあることを知る。ただ現在も咲いているかどうかの確実な情報は得られず。でもまあ近くだからいいかと。
2月4日(金)、朝一で行くつもりだったが、天候が曇りでくじける(/o\) どんな花でも青空の下で見たほうが美しいが、特にロウバイは小さな黄色の花なので青空必須なのである。
5日の土曜日は所用があって向かえず。それで本日は金曜日よりは多少はマシという程度の曇り空だったが、これ以上引き延ばすのもと思い出かけてきた。まあ結果はタイトル通りなのであるが。
昼過ぎに池上梅園に到着。
前回に来たとき、手持ち無沙汰にしていた警備員は体温測定を担当していた。
ハイ、承知の上です。
ウメの一分咲きより、この曇天に心が折れる。
まずは前庭部分でウメの樹皮を眺めながら、
少しだけ咲いているウメを探す。
前庭を抜けたところにロウバイ発見。
花が小さくてピントが合っていないのはご愛敬。
ロウバイの咲きかけから散りかけまでの3態。
コロナ対策のマスクを外して、ロウバイの甘い香りを吸い込む。見頃過ぎだし、青空背景じゃないから写真も地味である。それでも今年もロウバイをクンクンできたことを喜ぼう。
園内の案内図。
ロウバイがあったところに星印を着けた。最初の木は中央の星印。
所々に少しだけ咲いているウメを見ながら奥に進む。
案内図なら右方向。
雪吊り。
都内にある雪吊りは豪雪対策ではなく冬景色の演出。
あまり撮るものがないので下から煽ってみる(^^ゞ
2本目は「もう見ないで!」というロウバイの声が聞こえてきたので、
あまり近づかず(^^ゞ
みかんがおいしそうに実っていた。
この程度の大きさの枝を地面に挿しただけでもウメは咲くことを知る。
3本目のロウバイ。
案内図で一番右の星印。
ロウバイは5種類ほどあるらしいが、一般に見られるのは満月ロウバイと素心(そしん)ロウバイの2種類。満月ロウバイは花の中心部が赤紫色で、素心ロウバイはすべて黄色。赤紫色が混じらないから「素」。
池上梅園にあるのはすべて素心ロウバイのようだ。
園内ブラブラ。
「和室」という芸のない名前をつけられた建物前の池とコイを眺める。
座論梅という池上梅園名物のウメはまだ咲いていなかった。
2020年に来たときはもう散っていたから、未だ座論梅を拝めず。
かなり濃い紅梅のようだ。
庭園エリアを抜けて傾斜地の下に戻ってくる。
上にあがってもたくさんウメが咲いているわけじゃないが、
とりあえず登ることに。
それでも途中で咲いていたこれが本日一番の美人だった。
これは冬至という名前だからかなり早咲きの品種なんだろう。
参考までに今シーズンの冬至は昨年の12月22日。
見晴台という名前がついている展望台。
下を覗くと寒々とした光景が広がっていた(^^ゞ
斜面上部を進み、
下っていく。
ここがウメ満開になっている光景を想像しましょう。
階段の下のほうにロウバイ発見!
でもこの写真じゃ分からないでしょう。
ズームアップして。
ロウバイはあんなにいい香りがするのに、花が小さいから地面と同化してしまう地味な花なのである。(それがよく分かる過去のブログはここから)
案内図で一番左に星印をつけた、このロウバイが一番元気よく咲いていた。
しかし柵があって近づけず、よってクンクンもかなわず。残念。
最後に、この日一番賑やかに咲いていたウメの姿を。
そろそろ今年の観梅プランを立てなくちゃ。
wassho at 22:32|Permalink│Comments(0)│
2020年12月29日
ロウバイ 府中市 郷土の森博物館 その2
スカイブルーとロウバイイエローの対比を満喫する。またロウバイは、木に咲くものとしてはキンモクセイに次ぐレベルで香りの強い花である。このエリアには濃厚な甘い香りが漂っていた。
逆光のスケスケ写真で遊んでみる。
ロウバイは5つほどの品種があり、この郷土の森博物館では3種類が植えられている。
これがソシンロウバイ。漢字でなら素心。花びら全体が黄色で丸みを帯びた形。
こちらはマンゲツロウバイ。マンゲツとは満月のこと。花の中心部に赤紫のラインが細く丸く入っており、それが満月に見立てられている。なおマンゲツロウバイはソシンロウバイからの派生品種。
それと名前の最初に何もつかないロウバイも植えられている。ワ(和)ロウバイとも言われる品種で花の中心部が赤紫色をしている。この日はまだ咲いていなかった。
ところで今回、初めて感じたのが色の濃淡の違い。
このロウバイは右と左で色の濃さがかなり違う。
左はソシンロウバイで間違いない。
右は花の中心部に色もラインもないから、それだけを考えればソシンロウバイなんだけれど、花の形が丸みを帯びておらず、花びらの形はロウバイのように細身。それに花びらがかなり透けている。
ということで、この色の薄いほうの品種はよくわからず。
ロウバイの小径を後にして梅園の中を散策。
ごくわずかにウメが咲いていた。
八重寒紅(やえかんこう)という品種。
されに散策。今年のウメはここに見にこようかなあ、でもロウバイに続けて同じ場所じゃ芸がないかなあなどと思案する。
東屋から眺める寒々しい景色(^^ゞ
ツタに寄生されているのはサクラだと思う。
またウメ発見。例え一輪でもウメが咲いていればうれしいもの。
こちらには標識がなかったが、先ほどと同じ八重寒紅だと思う。
全国の都道府県の木が植えられているエリア。そういえば皇居の東御苑にも同じコンセプトのものがあった。こういう展示の方法は一般的なんだろうか。
長野県の木は白樺なんだ。
白樺&ユリのメルヘンな光景をまた見たいもの。
池があって、
水辺を進んでいくと、
長屋門が移築されていた。
この建物は現代のものだろう。
お約束の展示風景。
工作教室でもやっているのかな。
こんな冬景色の中を歩いて行くと、
「まいまいず井戸」というのが表れた。
らせん状に掘り下げた井戸で、その形が「まいまい=カタツムリ」に似ているからという説明はよくわかる。しかし「ず」は何なのだ? まさか「まいまい 's」(^^ゞ
建物移築ゾーンに戻って本日の散策は終了。現地滞在は1時間半ほど。
冬だから午後3時を過ぎると日の傾きは早いね。
ロウバイを植えている庭園などは多いけれど、数本だけのところがほとんど。どうしてもっとたくさん植えないのか不思議。今回は久しぶりに数多くのロウバイを見ることができて満足できた。
逆光のスケスケ写真で遊んでみる。
ロウバイは5つほどの品種があり、この郷土の森博物館では3種類が植えられている。
これがソシンロウバイ。漢字でなら素心。花びら全体が黄色で丸みを帯びた形。
こちらはマンゲツロウバイ。マンゲツとは満月のこと。花の中心部に赤紫のラインが細く丸く入っており、それが満月に見立てられている。なおマンゲツロウバイはソシンロウバイからの派生品種。
それと名前の最初に何もつかないロウバイも植えられている。ワ(和)ロウバイとも言われる品種で花の中心部が赤紫色をしている。この日はまだ咲いていなかった。
ところで今回、初めて感じたのが色の濃淡の違い。
このロウバイは右と左で色の濃さがかなり違う。
左はソシンロウバイで間違いない。
右は花の中心部に色もラインもないから、それだけを考えればソシンロウバイなんだけれど、花の形が丸みを帯びておらず、花びらの形はロウバイのように細身。それに花びらがかなり透けている。
ということで、この色の薄いほうの品種はよくわからず。
ロウバイの小径を後にして梅園の中を散策。
ごくわずかにウメが咲いていた。
八重寒紅(やえかんこう)という品種。
されに散策。今年のウメはここに見にこようかなあ、でもロウバイに続けて同じ場所じゃ芸がないかなあなどと思案する。
東屋から眺める寒々しい景色(^^ゞ
ツタに寄生されているのはサクラだと思う。
またウメ発見。例え一輪でもウメが咲いていればうれしいもの。
こちらには標識がなかったが、先ほどと同じ八重寒紅だと思う。
全国の都道府県の木が植えられているエリア。そういえば皇居の東御苑にも同じコンセプトのものがあった。こういう展示の方法は一般的なんだろうか。
長野県の木は白樺なんだ。
白樺&ユリのメルヘンな光景をまた見たいもの。
池があって、
水辺を進んでいくと、
長屋門が移築されていた。
この建物は現代のものだろう。
お約束の展示風景。
工作教室でもやっているのかな。
こんな冬景色の中を歩いて行くと、
「まいまいず井戸」というのが表れた。
らせん状に掘り下げた井戸で、その形が「まいまい=カタツムリ」に似ているからという説明はよくわかる。しかし「ず」は何なのだ? まさか「まいまい 's」(^^ゞ
建物移築ゾーンに戻って本日の散策は終了。現地滞在は1時間半ほど。
冬だから午後3時を過ぎると日の傾きは早いね。
ロウバイを植えている庭園などは多いけれど、数本だけのところがほとんど。どうしてもっとたくさん植えないのか不思議。今回は久しぶりに数多くのロウバイを見ることができて満足できた。
wassho at 23:21|Permalink│Comments(0)│
2020年12月28日
ロウバイ 府中市 郷土の森博物館
ロウバイは毎年できるだけ見るようにしている花である。だいたいウメの前に咲くので1月から2月にかけて見に出かけることが多い。しかし1月初旬は何かと慌ただしく、また後述するようにロウバイは「絶対に晴天の日に見るべき花」なので、出かけられる日と晴天が重なるのを待つうちに見頃を逃してしまうこともあった。
それでロウバイは12月から咲くところもあるので、今シーズンは12月に見に行くことにした。ひょっとしたら、お正月が原因でコロナ感染が超拡大して外出禁止になるかもという気持ちも多少は働いたかもしれない。府中市 郷土の森博物館のホームページが、12月16日付けで「ロウバイが咲き始めて、一部の木では満開に近い」という情報を出したことを確認して12月23日に訪問。
府中市 郷土の森博物館には梅園があって、そこは2012年3月に大人になってから初めてウメを見に行った場所である。そしてそれをきっかけにして、バイクであちこちに花を見に行くようになった。つまりこのブログのカテゴリーにもしている「お花畑探訪」の原点のような場所。あれから9年弱か。なんか1周回ったような気もするな。
府中市は東京の西側、いわゆる多摩地域の中心に位置する。府中というのは奈良・平安の律令制の時代に国府(国の出先機関)が置かれた場所という意味なので、全国各地に府中という地名が存在する。まあ東京の府中は3億円事件の起きた場所として有名かな。 話が古すぎる?
渋谷から井の頭線で明大前に行き、京王線に乗り換えて分倍河原(ぶばいがわら)まで。そこからバス。このバスが1時間に2本しか運行していないのが難点。しかしこの日は明大前からは準特急に乗れたし、分倍河原ではバス停にバスが待っている状態とスムーズに乗り換えできた。ちなみに京王線は電車の種別が
「京王ライナー」
「特急」
「準特急」
「急行」
「区間急行」
「快速」
「各停」
と7種類もある。
けっこうノロノロとと走るバスで5〜6分だったから、タクシーに乗っても料金はたいしたことないかも。
郷土の森博物館に到着。
ここまで自宅からドア to ドアで1時間40分。
入場料は300円。
2012年は200円だったのに1.5倍も高くなっていた。
これが博物館の建物。
ここはプラネタリウムがあることでも有名。
博物館から梅園に向かう。
途中のエリアには江戸時代から昭和初期の建物がいくつか移築されている。あまり興味がないので中は覗かずに素通り。
それらの建物の裏から梅園が始まっている。でもこのエリアでウメを見た記憶がない。前に来た時は咲いていなかったのかな。
もちろんウメにはまだ早すぎる。
枯れ落ちたモミジの色がいい感じ。
さらに進む。
現在位置。この先(案内図の上側)がメインの梅園。敷地面積は14ヘクタールで博物館は一番下の建物。博物館付属の梅園というより、梅園の片隅に博物館があるという感じ。
この階段を上って、
メインの梅園に入る。この風景はよく覚えていた。
遠くにロウバイを発見!
ロウバイのエリアに到着。
ここはロウバイの小径と名付けられている。それで毎度書いているように、ロウバイはこういう角度で眺めると、土の色と同化して実に地味で「バエ」ない花なのだが、
青空を背景にすると激変する!!!
だからロウバイは「絶対に晴天の日に見るべき花」なのがわかってもらえたかな。
ーーー続く
それでロウバイは12月から咲くところもあるので、今シーズンは12月に見に行くことにした。ひょっとしたら、お正月が原因でコロナ感染が超拡大して外出禁止になるかもという気持ちも多少は働いたかもしれない。府中市 郷土の森博物館のホームページが、12月16日付けで「ロウバイが咲き始めて、一部の木では満開に近い」という情報を出したことを確認して12月23日に訪問。
府中市 郷土の森博物館には梅園があって、そこは2012年3月に大人になってから初めてウメを見に行った場所である。そしてそれをきっかけにして、バイクであちこちに花を見に行くようになった。つまりこのブログのカテゴリーにもしている「お花畑探訪」の原点のような場所。あれから9年弱か。なんか1周回ったような気もするな。
府中市は東京の西側、いわゆる多摩地域の中心に位置する。府中というのは奈良・平安の律令制の時代に国府(国の出先機関)が置かれた場所という意味なので、全国各地に府中という地名が存在する。まあ東京の府中は3億円事件の起きた場所として有名かな。 話が古すぎる?
渋谷から井の頭線で明大前に行き、京王線に乗り換えて分倍河原(ぶばいがわら)まで。そこからバス。このバスが1時間に2本しか運行していないのが難点。しかしこの日は明大前からは準特急に乗れたし、分倍河原ではバス停にバスが待っている状態とスムーズに乗り換えできた。ちなみに京王線は電車の種別が
「京王ライナー」
「特急」
「準特急」
「急行」
「区間急行」
「快速」
「各停」
と7種類もある。
けっこうノロノロとと走るバスで5〜6分だったから、タクシーに乗っても料金はたいしたことないかも。
郷土の森博物館に到着。
ここまで自宅からドア to ドアで1時間40分。
入場料は300円。
2012年は200円だったのに1.5倍も高くなっていた。
これが博物館の建物。
ここはプラネタリウムがあることでも有名。
博物館から梅園に向かう。
途中のエリアには江戸時代から昭和初期の建物がいくつか移築されている。あまり興味がないので中は覗かずに素通り。
それらの建物の裏から梅園が始まっている。でもこのエリアでウメを見た記憶がない。前に来た時は咲いていなかったのかな。
もちろんウメにはまだ早すぎる。
枯れ落ちたモミジの色がいい感じ。
さらに進む。
現在位置。この先(案内図の上側)がメインの梅園。敷地面積は14ヘクタールで博物館は一番下の建物。博物館付属の梅園というより、梅園の片隅に博物館があるという感じ。
この階段を上って、
メインの梅園に入る。この風景はよく覚えていた。
遠くにロウバイを発見!
ロウバイのエリアに到着。
ここはロウバイの小径と名付けられている。それで毎度書いているように、ロウバイはこういう角度で眺めると、土の色と同化して実に地味で「バエ」ない花なのだが、
青空を背景にすると激変する!!!
だからロウバイは「絶対に晴天の日に見るべき花」なのがわかってもらえたかな。
ーーー続く
wassho at 23:25|Permalink│Comments(0)│
2020年02月15日
上野・東照宮ぼたん苑で冬ボタン その3
これは冬ボタンではなく、1株だけあった寒ボタン。
春に咲くボタンを温室などで育てて冬に開花させたのが冬ボタン。それに対して春と冬の二期咲きなのが寒ボタン。いってみれば天然物。ただし開花率は2割程度と低いらしい。それで人工的に咲かせる冬ボタンを開発したというのが園芸の歴史。
寒ボタンは冬の厳しい環境で育つせいか、少なくともこのぼたん苑で見たものは花が小さかった。また葉の数がとても少ないし萎れている。何となく痛々しいし、冬ボタンのほうがきれいであるが、レアもの寒ボタンを見てワビ・サビの境地に浸るのも一興。
こっちが冬ボタンね。
キャベツみたいなのは葉ボタン。花のボタンとはまったく関係なくキャベツやケールの仲間を観賞用に品種改良したもの。葉の形がボタンの花びらと似ているから葉ボタン。
葉ボタンはキャベツの遠縁なので食べられるとのこと。マズイらしいけど。ちなみにぼたん鍋はイノシシの肉をお皿にボタンの花のように盛り付けるから、その名前がついた。1度だけ食べたが、やたら脂ぽかった記憶しかない。
篝火花(かがりびばな)。
シクラメンにそっくりだなあと思ったら、プレートにCyclamenと書いてあった(^^ゞ
他にもいろいろ。
これはプレートがなかった。葉ボタンの変形なのかな。
とりあえずサンゴ葉ボタンと名付けよう。
苑内の様子。
これが1ブロックで、奥まで進んで左に曲がると、
次のブロックに入る。
各ブロックは塀で区切られている。たいして広くない敷地だけれど、ジグザグに進むし、塀で視界が遮られて全体を見渡せないので意外と狭く感じない。なかなかのグッドアイデア。
所々に飾り付け。
ここは和傘が好きみたい。何かいわれがあるのかな。
またあちこちに俳句が書かれた立て札がある。
塀の前で咲いている黄色い花はロウバイ。ロウバイは痛んだ花が少し残っている程度だったが、この丸いソシンロウバイはまだきれいだった。香りも堪能。
チューリップや紅葉は逆光で日光を透けさせるとキレイな写真が撮れる。
それでロウバイでも試してみたが企画倒れに終わった(^^ゞ
こちらは白梅。やっぱりウメはいいなあ。
暖冬なので今年は開花が早い。
ところで先日、テレビでこんなことをいっていた。
ウメは小さな花をたくさん咲かせるが、
それは賑やかに見せて虫や鳥をおびき寄せるウメの作戦
ただしたくさんの花を咲かせると体力を消耗するので
実は雌しべのない偽の花でごまかしている
この枝では7つの花のうち2つに雌しべがないように見える。
その程度じゃ体力温存にあまり関係ないように思えるが。
ネットで調べると雌しべのない花もあるが、それがウメの作戦というのは論理の飛躍という説もあった。別にどちらでもいいのだが、その番組を見て以来、ウメを見るとやたら雌しべが気になるのが困りもの。
苑内は俳句の立て札だらけといってもいいくらい。
来園者も一句浮かんだら、ここに掲示できるようになっている。
これは中国人が書いたのだろう。右側は「初めて来てキレイなお花が一杯でチョー感激した」という意味だと思う(^^ゞ なかなかの達筆。こんな風にスラスラ書けるようになりたいものだ。
「香港人加油!」の中国語はわかる。加油(ジャーヨウ)は頑張れという意味だと北京オリンピックの時に覚えた。だけどボタンはどこにいった?
そういえば香港のデモの話はまったく聞かなくなったけれど、どうなったのだろう。もっとも今はコロナウイルス騒ぎでそれどころじゃないか。この日は上野公園でほとんど中国語を聞かなかった。
コロナウイルスがどの程度の脅威なのか、冷静なところが見えてこないが、とにかく早く終焉することを願おう。
ーーー続く
春に咲くボタンを温室などで育てて冬に開花させたのが冬ボタン。それに対して春と冬の二期咲きなのが寒ボタン。いってみれば天然物。ただし開花率は2割程度と低いらしい。それで人工的に咲かせる冬ボタンを開発したというのが園芸の歴史。
寒ボタンは冬の厳しい環境で育つせいか、少なくともこのぼたん苑で見たものは花が小さかった。また葉の数がとても少ないし萎れている。何となく痛々しいし、冬ボタンのほうがきれいであるが、レアもの寒ボタンを見てワビ・サビの境地に浸るのも一興。
こっちが冬ボタンね。
キャベツみたいなのは葉ボタン。花のボタンとはまったく関係なくキャベツやケールの仲間を観賞用に品種改良したもの。葉の形がボタンの花びらと似ているから葉ボタン。
葉ボタンはキャベツの遠縁なので食べられるとのこと。マズイらしいけど。ちなみにぼたん鍋はイノシシの肉をお皿にボタンの花のように盛り付けるから、その名前がついた。1度だけ食べたが、やたら脂ぽかった記憶しかない。
篝火花(かがりびばな)。
シクラメンにそっくりだなあと思ったら、プレートにCyclamenと書いてあった(^^ゞ
他にもいろいろ。
これはプレートがなかった。葉ボタンの変形なのかな。
とりあえずサンゴ葉ボタンと名付けよう。
苑内の様子。
これが1ブロックで、奥まで進んで左に曲がると、
次のブロックに入る。
各ブロックは塀で区切られている。たいして広くない敷地だけれど、ジグザグに進むし、塀で視界が遮られて全体を見渡せないので意外と狭く感じない。なかなかのグッドアイデア。
所々に飾り付け。
ここは和傘が好きみたい。何かいわれがあるのかな。
またあちこちに俳句が書かれた立て札がある。
塀の前で咲いている黄色い花はロウバイ。ロウバイは痛んだ花が少し残っている程度だったが、この丸いソシンロウバイはまだきれいだった。香りも堪能。
チューリップや紅葉は逆光で日光を透けさせるとキレイな写真が撮れる。
それでロウバイでも試してみたが企画倒れに終わった(^^ゞ
こちらは白梅。やっぱりウメはいいなあ。
暖冬なので今年は開花が早い。
ところで先日、テレビでこんなことをいっていた。
ウメは小さな花をたくさん咲かせるが、
それは賑やかに見せて虫や鳥をおびき寄せるウメの作戦
ただしたくさんの花を咲かせると体力を消耗するので
実は雌しべのない偽の花でごまかしている
この枝では7つの花のうち2つに雌しべがないように見える。
その程度じゃ体力温存にあまり関係ないように思えるが。
ネットで調べると雌しべのない花もあるが、それがウメの作戦というのは論理の飛躍という説もあった。別にどちらでもいいのだが、その番組を見て以来、ウメを見るとやたら雌しべが気になるのが困りもの。
苑内は俳句の立て札だらけといってもいいくらい。
来園者も一句浮かんだら、ここに掲示できるようになっている。
これは中国人が書いたのだろう。右側は「初めて来てキレイなお花が一杯でチョー感激した」という意味だと思う(^^ゞ なかなかの達筆。こんな風にスラスラ書けるようになりたいものだ。
「香港人加油!」の中国語はわかる。加油(ジャーヨウ)は頑張れという意味だと北京オリンピックの時に覚えた。だけどボタンはどこにいった?
そういえば香港のデモの話はまったく聞かなくなったけれど、どうなったのだろう。もっとも今はコロナウイルス騒ぎでそれどころじゃないか。この日は上野公園でほとんど中国語を聞かなかった。
コロナウイルスがどの程度の脅威なのか、冷静なところが見えてこないが、とにかく早く終焉することを願おう。
ーーー続く
wassho at 22:32|Permalink│Comments(0)│
2020年01月28日
浜離宮庭園でロウバイと菜の花 その3
梅林を抜けて進むと園内マップで「お花畑」と記されているところに出る。そこには菜の花が。そしてその手前に早咲きの梅が開花していた。
キレイなピンク色。
梅の花の前に立つとホーホケキョと心の中で鳴いてしまう。
前世はホトトギスかも(^^ゞ
桜と菜の花のツーショットはよく見るが梅は珍しいかも。
そして菜の花ドーン!
菜の花ってカメラの向きを少し変えただけで、葉や茎の緑が花の黄色と同化してしまうのがいつも不思議。どういう現象が起きているのだろう?
梅が咲くと「春ですなあ」となるけれど、それは風流的心理における春。菜の花の黄色を見ると皮膚感覚的に春を感じる。実際の春はまだ先だけど。
「お花畑」の隣の「花木園」にあったロウバイ。
丸いソシンロウバイと違ってロウバイは花びらが細くて、また下を向いて花が咲く。
もうかなり痛んだ花がほとんどだったのが残念。
ロウバイは青空が必須という私の主張をわかってもらえるかな。
立ち去ろうとした時、後ろの巨木の下の方にもロウバイが咲いているのに気がついた。こんな大きな木もあるのか? どうして一番下の枝にしか花がない? なにかとナゾ
ナゾついでにロウバイの隣にあった綿のような実がなっていた木。
少し調べたが正体を特定できず。
大手門出入り口近くにあるのが「三百年の松」。
松好きなのはブログに何度か書いてきた。松は葉の生え方と光の当たり具合によって、こういう風に乱反射の光?を感じられるのもその魅力のひとつ。
それにしても御年300歳とは思えない生命力みなぎるお姿。
私も目指そう300歳!
晴天の日を待っているうちにロウバイの最盛期を逃してしまったのは残念。それでもロウバイと菜の花でイエロースプリングを満喫できた。
あっ!ロウバイは冬の花だ(^^ゞ
おしまい
<後日追記>
ロウバイの隣にあった綿のような実がなっていた木は「スイフヨウ(酔芙蓉)」
キレイなピンク色。
梅の花の前に立つとホーホケキョと心の中で鳴いてしまう。
前世はホトトギスかも(^^ゞ
桜と菜の花のツーショットはよく見るが梅は珍しいかも。
そして菜の花ドーン!
菜の花ってカメラの向きを少し変えただけで、葉や茎の緑が花の黄色と同化してしまうのがいつも不思議。どういう現象が起きているのだろう?
梅が咲くと「春ですなあ」となるけれど、それは風流的心理における春。菜の花の黄色を見ると皮膚感覚的に春を感じる。実際の春はまだ先だけど。
「お花畑」の隣の「花木園」にあったロウバイ。
丸いソシンロウバイと違ってロウバイは花びらが細くて、また下を向いて花が咲く。
もうかなり痛んだ花がほとんどだったのが残念。
ロウバイは青空が必須という私の主張をわかってもらえるかな。
立ち去ろうとした時、後ろの巨木の下の方にもロウバイが咲いているのに気がついた。こんな大きな木もあるのか? どうして一番下の枝にしか花がない? なにかとナゾ
ナゾついでにロウバイの隣にあった綿のような実がなっていた木。
少し調べたが正体を特定できず。
大手門出入り口近くにあるのが「三百年の松」。
松好きなのはブログに何度か書いてきた。松は葉の生え方と光の当たり具合によって、こういう風に乱反射の光?を感じられるのもその魅力のひとつ。
それにしても御年300歳とは思えない生命力みなぎるお姿。
私も目指そう300歳!
晴天の日を待っているうちにロウバイの最盛期を逃してしまったのは残念。それでもロウバイと菜の花でイエロースプリングを満喫できた。
あっ!ロウバイは冬の花だ(^^ゞ
おしまい
<後日追記>
ロウバイの隣にあった綿のような実がなっていた木は「スイフヨウ(酔芙蓉)」
wassho at 07:46|Permalink│Comments(0)│
2020年01月26日
浜離宮庭園でロウバイと菜の花
ロウバイを見たいな・匂いを嗅ぎたいなと思い、最近よく訪れている港区の芝から近い浜離宮庭園に行くことにする。しかしなかなか天候に恵まれず。どんな景色だって青空の下で見るに超したことはないが、ロウバイの場合はそれが必須条件。曇り空だと魅力半減どころか1/10程度になってしまう花なのである。それでようやく天候とスケジュールの都合がついたのが1月20日。
浜離宮庭園は築地の西隣にある。地図で「都営大江戸線」と書かれていて地面が灰色で塗られているところが築地市場のあった場所。
築地側からの航空写真。広さは約25ヘクタール。
江戸時代初期の1654年に甲府藩が海を埋め立てて屋敷と庭園を造ったのが始まり。その後、将軍家の所有となり明治になって宮内省管轄に。幕末には延遼館(えんりょうかん)という石造りの西洋建築が建てられ、明治16年に鹿鳴館が完成するまで、そこが外国人をもてなす迎賓館だったとのこと。意外とここは歴史の舞台になっていたようだ。戦後に東京都の庭園となり公開された。
都営大江戸線の築地市場駅から10分ほどで大手門橋に到着。
ここを徳川家が所有していた時代の名称は浜御殿。しかし大手門橋ということは城扱いだったのだろうか? 少し調べたけれどわからず。(大手門とは城の正門につける名前)
大手門橋が架かっているのは築地川。かつては中央区を巡る運河だったようだが、現在残っているのはここから見えている750メートルほどがすべて。先にあるのは隅田川が東京湾に注いでいる河口。
橋を渡って入り口に。入園料は300円。
これによると甲府藩が屋敷を建てる前は、徳川家の鷹狩りのためのプライベートビーチだったみたいだ。もっとも甲府藩は徳川家の血筋なので一族でこの場所をやりとりしていたということ。
ロウバイの場所を確認していなかったが、歩いて行けばわかるだろうと散策開始。
マップ右下の大手門出入り口から入り、だいたい反時計回りに進んだ。
かつては延遼館のあったエリア。季節的には芝生の色がさえないが広々としたいい空間。海沿いだからか松がメインで私好み。
どこを歩いても汐留のタワービル群が目に入るのは仕方なし。
サザンカとツバキは見分けが難しい。サザンカの花は平らでツバキは立体的というのが1つの区別だが、どちらともいえない場合もある。でも花の散り方はまったく異なり、花びらがバラバラならサザンカ、花ごと落ちていたらツバキ。
だからこれはサザンカ。
サザンカから少し離れたところでロウバイ発見!
こういう角度で見ると実にツマラナイのだが、
青空を背景にすると「映える」。
それにしてもここ1〜2年で「映える」は「はえる」じゃなく「ばえる」が正しい日本語になったみたい(^^ゞ
これはソシンロウバイ(素心蝋梅)という品種。ロウバイは全部で5品種あるらしいが私はこのソシンロウバイと、何も言葉のつかないロウバイの2つしか見たことがない。ソシンロウバイのほうが花が丸くて可愛い。
毎度書いているが、ロウバイは梅とは関係なくクスノキの仲間。花びらが蝋細工のように見えるからロウバイと呼ばれる。しかし触ってみると普通に花びらの感触。香りは超濃厚で一度クンクンすると病みつきになる。
晴天の日を待っているうちにピークが過ぎたらしく、痛んだ花が多かったのが残念。盛りを過ぎると花びらに黒い筋が入るのは初めて知った。
まだツボミもあったけれど。
サザンカとのツーショットのつもりが、サザンカがちょっと遠かった(^^ゞ
実は浜離宮庭園にはこのソシンロウバイと別の場所にあるロウバイが、それぞれ1本ずつしか植えられていない。けっこう人気のある花なんだからもっとたくさん植えればいいのに。
庭園内をブラブラ。
少し茂みになっているところで体内の緑欠乏症を癒やす。
潮入の池に出る。つまりこの池の水は海から引いた海水。
松の御茶屋。江戸時代に将軍家が使っていたものを復元した建物。
鴨は海水でも平気なのか?
3メートルほどの高台になっている場所があって、
名前が御亭山と書いて「おちんやま」。
??と思って調べると「亭」には表外読み(常用漢字表にない読み方)として音読みで「ちん」、訓読みで「あずまや」があった。昔はここに潮入の池を眺める東屋(あずまや)でも建っていたのかも知れない。
「おちんやま」の上から。わずか3メートルほどなのに見晴らしはグンとよくなった。
先を進む。
ここは春になったら桜が見事なんだろうな。そういうのを想像するのも庭園歩きの楽しみ。けっこう達人の域に入ってきた(^^ゞ
潮入の池の横堀部分。
二股に分かれた松。
こういう無理矢理っぽいのはあまり好きじゃない。
海手お伝い橋。
横堀部分は海に近いから海手と名前がついているのだと思う。お伝い橋とはそういう用語があるのかと思ったが、ネットで検索すると浜離宮庭園のものしかヒットしないから、この庭園独自の名前のようだ。
海手お伝い橋の途中からは東京タワーがよく見える。
なぜか溶岩風の石がゴロゴロ。
ーーー続く
浜離宮庭園は築地の西隣にある。地図で「都営大江戸線」と書かれていて地面が灰色で塗られているところが築地市場のあった場所。
築地側からの航空写真。広さは約25ヘクタール。
江戸時代初期の1654年に甲府藩が海を埋め立てて屋敷と庭園を造ったのが始まり。その後、将軍家の所有となり明治になって宮内省管轄に。幕末には延遼館(えんりょうかん)という石造りの西洋建築が建てられ、明治16年に鹿鳴館が完成するまで、そこが外国人をもてなす迎賓館だったとのこと。意外とここは歴史の舞台になっていたようだ。戦後に東京都の庭園となり公開された。
都営大江戸線の築地市場駅から10分ほどで大手門橋に到着。
ここを徳川家が所有していた時代の名称は浜御殿。しかし大手門橋ということは城扱いだったのだろうか? 少し調べたけれどわからず。(大手門とは城の正門につける名前)
大手門橋が架かっているのは築地川。かつては中央区を巡る運河だったようだが、現在残っているのはここから見えている750メートルほどがすべて。先にあるのは隅田川が東京湾に注いでいる河口。
橋を渡って入り口に。入園料は300円。
これによると甲府藩が屋敷を建てる前は、徳川家の鷹狩りのためのプライベートビーチだったみたいだ。もっとも甲府藩は徳川家の血筋なので一族でこの場所をやりとりしていたということ。
ロウバイの場所を確認していなかったが、歩いて行けばわかるだろうと散策開始。
マップ右下の大手門出入り口から入り、だいたい反時計回りに進んだ。
かつては延遼館のあったエリア。季節的には芝生の色がさえないが広々としたいい空間。海沿いだからか松がメインで私好み。
どこを歩いても汐留のタワービル群が目に入るのは仕方なし。
サザンカとツバキは見分けが難しい。サザンカの花は平らでツバキは立体的というのが1つの区別だが、どちらともいえない場合もある。でも花の散り方はまったく異なり、花びらがバラバラならサザンカ、花ごと落ちていたらツバキ。
だからこれはサザンカ。
サザンカから少し離れたところでロウバイ発見!
こういう角度で見ると実にツマラナイのだが、
青空を背景にすると「映える」。
それにしてもここ1〜2年で「映える」は「はえる」じゃなく「ばえる」が正しい日本語になったみたい(^^ゞ
これはソシンロウバイ(素心蝋梅)という品種。ロウバイは全部で5品種あるらしいが私はこのソシンロウバイと、何も言葉のつかないロウバイの2つしか見たことがない。ソシンロウバイのほうが花が丸くて可愛い。
毎度書いているが、ロウバイは梅とは関係なくクスノキの仲間。花びらが蝋細工のように見えるからロウバイと呼ばれる。しかし触ってみると普通に花びらの感触。香りは超濃厚で一度クンクンすると病みつきになる。
晴天の日を待っているうちにピークが過ぎたらしく、痛んだ花が多かったのが残念。盛りを過ぎると花びらに黒い筋が入るのは初めて知った。
まだツボミもあったけれど。
サザンカとのツーショットのつもりが、サザンカがちょっと遠かった(^^ゞ
実は浜離宮庭園にはこのソシンロウバイと別の場所にあるロウバイが、それぞれ1本ずつしか植えられていない。けっこう人気のある花なんだからもっとたくさん植えればいいのに。
庭園内をブラブラ。
少し茂みになっているところで体内の緑欠乏症を癒やす。
潮入の池に出る。つまりこの池の水は海から引いた海水。
松の御茶屋。江戸時代に将軍家が使っていたものを復元した建物。
鴨は海水でも平気なのか?
3メートルほどの高台になっている場所があって、
名前が御亭山と書いて「おちんやま」。
??と思って調べると「亭」には表外読み(常用漢字表にない読み方)として音読みで「ちん」、訓読みで「あずまや」があった。昔はここに潮入の池を眺める東屋(あずまや)でも建っていたのかも知れない。
「おちんやま」の上から。わずか3メートルほどなのに見晴らしはグンとよくなった。
先を進む。
ここは春になったら桜が見事なんだろうな。そういうのを想像するのも庭園歩きの楽しみ。けっこう達人の域に入ってきた(^^ゞ
潮入の池の横堀部分。
二股に分かれた松。
こういう無理矢理っぽいのはあまり好きじゃない。
海手お伝い橋。
横堀部分は海に近いから海手と名前がついているのだと思う。お伝い橋とはそういう用語があるのかと思ったが、ネットで検索すると浜離宮庭園のものしかヒットしないから、この庭園独自の名前のようだ。
海手お伝い橋の途中からは東京タワーがよく見える。
なぜか溶岩風の石がゴロゴロ。
ーーー続く
wassho at 08:11|Permalink│Comments(0)│
2019年01月15日
新宿御苑でロウバイ その2
台湾風の建物を後にして、またブラブラと散策。
ツバキはきれいな花がほとんど残っていなかったので全体写真はなし。
これは寒桜のはずだが、まだ芽吹いていなかった。
しばらく歩くとクマザサが広がっていたのでデジカメを構えたのだが、ここでトラブル発生。オートフォーカスがまったく機能しない。実は最初にロウバイを撮った時から、どうもカメラの調子が悪いと感じていた。アップでロウバイの花を狙ってもなかなかフォーカスしない。小さなもの、あるいは白いものを撮ろうとするとピントが合わないことはよくある。でもロウバイは今までも撮っていて特に問題はなかったのに。
その時は少し離れて撮るなどしてしのいだ。今回はまったくダメ。フォーカスをしようとレンズが動く気配すらなし。液晶画面をみるとレンズの絞り値が表示されていない。カメラがレンズを認識していないのか?
とりあえず私の知識でできることはすべてやった。レンズを取り外しカメラとの電気接点部分を拭く、電源のオンオフ、電池の入れ替え、カメラの設定の初期化などなど。カメラを振ったり、軽く叩いたりもしてみた(^^ゞ
どうもご臨終の雰囲気。壊れたのがカメラ本体なのか、レンズなのかは現時点でもはっきりしていない。とにかく意気消沈(/o\)
というわけでここからはiPhoneでの撮影。
ミラーレスのデジカメで撮ったのと差がないのがツライ(^^ゞ
それでクマザサ。ところで竹の葉のことを笹(ささ)ともいう。しかし最近知ったのだが、竹と笹はまったく別の植物らしい。
もう1箇所のロウバイが植えられているところへ。
こちらの品種はその名もズバリのロウバイ。
まだツボミのものが多かった。
iPhoneだと近づけてこれくらい。画面上ではピントが合っていたのに実際は合っていなかった。家に帰る途中でiPhoneのカメラにはマクロ(接写)モードがあったことを思い出す。ミラーレスのデジカメではマクロを使うことがないのですっかり忘れていた。
ロウバイの向かいにあった梅は早咲き品種なのか、そこそこの咲きっぷり。
散策続行。見えてきたのは温室。何となく入りそびれる。
池を見たり、松を見たり、灯ろうを見たりーーー
案内図にバラ園とあったので向かう。まあバラシーズンに向けての事前調査のようなもの。
バラ園周辺はシンメトリー(対称性)な造園がコンセプトみたい。
植えられていたゴツゴツした樹木はプラタナス。プラタナスって名前はよく知っているけれど、どんな木なのかあまり認識していなかった。
なんとプラタナスの表皮は迷彩柄である!
バラ園の規模は小さかったというか、敷地外周にバラが植えられているだけ。でも今は色が抜けている敷地の芝生がグリーンになって、その周りにバラが咲いていたらきれいだとは思う。
この日はバラ園よりプラタナスの姿のほうに目がいった。
芝生広場に戻り、そこを突っ切って、たまに池に近づいたりしながら新宿門へ戻る。
だいたい新宿御苑の半分くらいのエリアを歩いたかな。
ちなみに私は芝生広場と書いたが、その広い空間に樹木が点在するのがイギリス流の風景式庭園で、バラ園のように幾何学的に設計されているのがフランス流の整形式庭園とのこと。新宿御苑はその2つのヨーロッパスタイルと日本庭園の組み合わせ。たぶん3つ一緒に楽しめるのはここしかないと思う。
これからも四季折々に来てみようかと思う。
それにしてもデジカメがーーー(涙)
おしまい
ツバキはきれいな花がほとんど残っていなかったので全体写真はなし。
これは寒桜のはずだが、まだ芽吹いていなかった。
しばらく歩くとクマザサが広がっていたのでデジカメを構えたのだが、ここでトラブル発生。オートフォーカスがまったく機能しない。実は最初にロウバイを撮った時から、どうもカメラの調子が悪いと感じていた。アップでロウバイの花を狙ってもなかなかフォーカスしない。小さなもの、あるいは白いものを撮ろうとするとピントが合わないことはよくある。でもロウバイは今までも撮っていて特に問題はなかったのに。
その時は少し離れて撮るなどしてしのいだ。今回はまったくダメ。フォーカスをしようとレンズが動く気配すらなし。液晶画面をみるとレンズの絞り値が表示されていない。カメラがレンズを認識していないのか?
とりあえず私の知識でできることはすべてやった。レンズを取り外しカメラとの電気接点部分を拭く、電源のオンオフ、電池の入れ替え、カメラの設定の初期化などなど。カメラを振ったり、軽く叩いたりもしてみた(^^ゞ
どうもご臨終の雰囲気。壊れたのがカメラ本体なのか、レンズなのかは現時点でもはっきりしていない。とにかく意気消沈(/o\)
というわけでここからはiPhoneでの撮影。
ミラーレスのデジカメで撮ったのと差がないのがツライ(^^ゞ
それでクマザサ。ところで竹の葉のことを笹(ささ)ともいう。しかし最近知ったのだが、竹と笹はまったく別の植物らしい。
もう1箇所のロウバイが植えられているところへ。
こちらの品種はその名もズバリのロウバイ。
まだツボミのものが多かった。
iPhoneだと近づけてこれくらい。画面上ではピントが合っていたのに実際は合っていなかった。家に帰る途中でiPhoneのカメラにはマクロ(接写)モードがあったことを思い出す。ミラーレスのデジカメではマクロを使うことがないのですっかり忘れていた。
ロウバイの向かいにあった梅は早咲き品種なのか、そこそこの咲きっぷり。
散策続行。見えてきたのは温室。何となく入りそびれる。
池を見たり、松を見たり、灯ろうを見たりーーー
案内図にバラ園とあったので向かう。まあバラシーズンに向けての事前調査のようなもの。
バラ園周辺はシンメトリー(対称性)な造園がコンセプトみたい。
植えられていたゴツゴツした樹木はプラタナス。プラタナスって名前はよく知っているけれど、どんな木なのかあまり認識していなかった。
なんとプラタナスの表皮は迷彩柄である!
バラ園の規模は小さかったというか、敷地外周にバラが植えられているだけ。でも今は色が抜けている敷地の芝生がグリーンになって、その周りにバラが咲いていたらきれいだとは思う。
この日はバラ園よりプラタナスの姿のほうに目がいった。
芝生広場に戻り、そこを突っ切って、たまに池に近づいたりしながら新宿門へ戻る。
だいたい新宿御苑の半分くらいのエリアを歩いたかな。
ちなみに私は芝生広場と書いたが、その広い空間に樹木が点在するのがイギリス流の風景式庭園で、バラ園のように幾何学的に設計されているのがフランス流の整形式庭園とのこと。新宿御苑はその2つのヨーロッパスタイルと日本庭園の組み合わせ。たぶん3つ一緒に楽しめるのはここしかないと思う。
これからも四季折々に来てみようかと思う。
それにしてもデジカメがーーー(涙)
おしまい
wassho at 23:01|Permalink│Comments(0)│
2019年01月14日
新宿御苑でロウバイ
1月6日に明治神宮へ行った時「東京は私鉄と地下鉄の乗り入れが進んだので、自宅からは乗り換えなしで明治神宮まで行けるようになった」と書いた。それは新宿御苑も同じ事。「明治神宮前」の2つ先の「新宿3丁目」が新宿御苑の最寄り駅である。
というわけで快晴の本日、新宿御苑へロウバイを見に行ってきた。ロウバイの場合、快晴すなわち青空であるというのが鑑賞の絶対条件である。それは後ほど。
新宿御苑は新宿駅から歩いても10分程度のところにある。改めて地図で見ると(クリックで拡大)明治神宮からも近いし、神宮外苑とはほとんどつながっているように見える。でも原宿と青山は隣同士でも、新宿はいわば文化圏が違うから何となくもっと離れた場所にあるイメージ。
概略を書いておくと、外周3.5キロで面積が58.3ヘクタール。
歴史的には、
江戸時代は大名屋敷
明治になって農業試験場
庭園に改造されて明治39年(1906年)に皇室専用の新宿御苑に
戦後の一時期は農業試験場的に使われていたが
昭和24年(1949年)に国民公園としての新宿御苑になる
国民公園は皇居外苑と京都御苑(一般にいう京都御所の敷地全体)とこの新宿御苑の3つだけ。皇室の園地に由来する公園である。他に名前に国とつく公園は国立公園、国定公園、国営公園がある。興味があったらお調べを。ちなみに昭和天皇の大喪の礼は新宿御苑で執り行われた。
新宿御苑の新宿門到着。他に2つの入口がある。
チケット売り場。料金は200円とリーズナブル。
もっとも皇居外苑と京都御苑は無料だけれど。
無人改札機のようなゲートになっている。
新宿門から入ってすぐのところにあるロウバイ。右側の木。
ここの品種はソシンロウバイ。
青空に黄色の花がキレイ。ロウバイの花は小さいし形も地味だから、背景が青空じゃないとつまらない。2つ前の写真をもう一度見て、この写真が曇り空の灰色だったらと想像してみて。
写真じゃよくわからないが、花びらがロウソクのロウのような質感に見えるのでロウバイという名前。触ってみると普通の花びらなのにロウのように見えるから不思議。漢字では蝋梅と書く。でもウメとは関係なくクスノキの仲間。
ロウバイのツボミは豆みたいだ。
植えられていたロウバイは4〜5本。以前に1500本といわれる「寄のロウバイ園」を見ているから、それと較べると(>_<) もちろんそれは承知の上で新宿御苑に来ている。でも5分咲きくらいだったから、もう1週間ほど後でもよかったかな。
芝生広場を横目に見ながら園内を歩く。
スイセンが植えられている場所に来た。
写生している人。ほかにも園内にはあちこちにいた。
全部真っ白なペーパーホワイトというスイセン。初めて見たような気がする。
こちらは一般的なニホンズイセン。なぜか「ズ」と濁る。
スイセンはかなりボリュームがあって、たっぷり楽しめた。
園内マップにウメとあったので芝生広場を歩く。ムラサキの上着を着ている人の後ろにあるのがウメ。
枝がカオスに絡まっている。
もちろんまだツボミ始めたばかり。
園内の脇道をブラブラ。
茶室のようなところに出た。奥に見えるのはNTTドコモの代々木ビル。通称ドコモタワー。上層部のだんだんと尖っていく部分は内部にアンテナ設備が入っており、たくさんのアンテナを設置するために階段状になっているらしい。しかし、なんとなくニューヨークのどこかのビルのデザインをパクった感あり。
和の雰囲気とのツーショットで。このドコモタワーはスカイツリー、東京タワーに続く都内で3番目の高さなので、どこからでも目立つ。新宿御苑の雰囲気からいうと、とても目障りでもある。
茶室前の芝生広場に変わった形の木を見つけた。
なんと松だった。夏目漱石が小説の中でも書いた、いわゆる「ローマの松」の背が低いバージョンのような樹形。こっそり松好きなのでとても興味深かった。
またブラブラ歩いて池の畔。正面は見慣れた形の松。
なぜか池の水に凍った形跡。
この時は気温8.5度。本日の最低気温は4.2度。どうして?
ツノのあるナゾの建物を発見!
近づいてみると中国風。
台湾の建築様式らしい。
内部はガランドウの展望台。
ここからの眺めがいちばん良かったかな。
ーーー続く
実はこの後に事件が起きる(>_<)
というわけで快晴の本日、新宿御苑へロウバイを見に行ってきた。ロウバイの場合、快晴すなわち青空であるというのが鑑賞の絶対条件である。それは後ほど。
新宿御苑は新宿駅から歩いても10分程度のところにある。改めて地図で見ると(クリックで拡大)明治神宮からも近いし、神宮外苑とはほとんどつながっているように見える。でも原宿と青山は隣同士でも、新宿はいわば文化圏が違うから何となくもっと離れた場所にあるイメージ。
概略を書いておくと、外周3.5キロで面積が58.3ヘクタール。
歴史的には、
江戸時代は大名屋敷
明治になって農業試験場
庭園に改造されて明治39年(1906年)に皇室専用の新宿御苑に
戦後の一時期は農業試験場的に使われていたが
昭和24年(1949年)に国民公園としての新宿御苑になる
国民公園は皇居外苑と京都御苑(一般にいう京都御所の敷地全体)とこの新宿御苑の3つだけ。皇室の園地に由来する公園である。他に名前に国とつく公園は国立公園、国定公園、国営公園がある。興味があったらお調べを。ちなみに昭和天皇の大喪の礼は新宿御苑で執り行われた。
新宿御苑の新宿門到着。他に2つの入口がある。
チケット売り場。料金は200円とリーズナブル。
もっとも皇居外苑と京都御苑は無料だけれど。
無人改札機のようなゲートになっている。
新宿門から入ってすぐのところにあるロウバイ。右側の木。
ここの品種はソシンロウバイ。
青空に黄色の花がキレイ。ロウバイの花は小さいし形も地味だから、背景が青空じゃないとつまらない。2つ前の写真をもう一度見て、この写真が曇り空の灰色だったらと想像してみて。
写真じゃよくわからないが、花びらがロウソクのロウのような質感に見えるのでロウバイという名前。触ってみると普通の花びらなのにロウのように見えるから不思議。漢字では蝋梅と書く。でもウメとは関係なくクスノキの仲間。
ロウバイのツボミは豆みたいだ。
植えられていたロウバイは4〜5本。以前に1500本といわれる「寄のロウバイ園」を見ているから、それと較べると(>_<) もちろんそれは承知の上で新宿御苑に来ている。でも5分咲きくらいだったから、もう1週間ほど後でもよかったかな。
芝生広場を横目に見ながら園内を歩く。
スイセンが植えられている場所に来た。
写生している人。ほかにも園内にはあちこちにいた。
全部真っ白なペーパーホワイトというスイセン。初めて見たような気がする。
こちらは一般的なニホンズイセン。なぜか「ズ」と濁る。
スイセンはかなりボリュームがあって、たっぷり楽しめた。
園内マップにウメとあったので芝生広場を歩く。ムラサキの上着を着ている人の後ろにあるのがウメ。
枝がカオスに絡まっている。
もちろんまだツボミ始めたばかり。
園内の脇道をブラブラ。
茶室のようなところに出た。奥に見えるのはNTTドコモの代々木ビル。通称ドコモタワー。上層部のだんだんと尖っていく部分は内部にアンテナ設備が入っており、たくさんのアンテナを設置するために階段状になっているらしい。しかし、なんとなくニューヨークのどこかのビルのデザインをパクった感あり。
和の雰囲気とのツーショットで。このドコモタワーはスカイツリー、東京タワーに続く都内で3番目の高さなので、どこからでも目立つ。新宿御苑の雰囲気からいうと、とても目障りでもある。
茶室前の芝生広場に変わった形の木を見つけた。
なんと松だった。夏目漱石が小説の中でも書いた、いわゆる「ローマの松」の背が低いバージョンのような樹形。こっそり松好きなのでとても興味深かった。
またブラブラ歩いて池の畔。正面は見慣れた形の松。
なぜか池の水に凍った形跡。
この時は気温8.5度。本日の最低気温は4.2度。どうして?
ツノのあるナゾの建物を発見!
近づいてみると中国風。
台湾の建築様式らしい。
内部はガランドウの展望台。
ここからの眺めがいちばん良かったかな。
ーーー続く
実はこの後に事件が起きる(>_<)
wassho at 21:59|Permalink│Comments(0)│
2016年02月11日
松田 寄のロウバイ園
実はこのツーリングは先週の土曜日に行くつもりだった。しかし当日は午前9時頃で気温6度。昼前には多少暖かくなることはわかっていたものの、何となく気持ちが折れて朝から一杯してしまいーーー。
本日の気温も同じようなものだが、グズグズしているとロウバイのシーズンが終わってしまうので気合いを入れて見に行くことに。暖かくなるのを待って正午過ぎに出発。気温10度。日差しがあるのでバイクウエアの防寒力に助けられてまったく寒さは感じず。でもやっぱり身体は冷えるわけで、冬のツーリングはオシッコ休憩が多くなる。
ロウバイ園があるのは神奈川県・足柄上郡にある松田町。東名の大井松田インターは足柄上郡の大井町と松田町にまたがっているから、そういう名前になっている。ちなみに足柄下郡が箱根や真鶴など。

大井松田インターで降りて国道246号を少し東京方向に戻り「やどりき」と読む「寄」の交差点を左折すると県道710号の一本道。交差点からロウバイ園まで6キロほどで、この道がかなりクネクネしていてビックリした。
ロウバイ園入口まで直接バイクやクルマではいけず、少し離れた「寄みやま運動広場」というところが駐車場になっている。2時頃に到着。
駐車場の前の道路。
運動広場には駐車場があるが、ロウバイのシーズンは見物客が多いので、運動広場そのものが臨時駐車場になっている。料金は無料。
駐車場からロウバイ園までは無料の送迎車(客が8人ほど乗れるワゴン車)を利用するか徒歩で向かう。案内では徒歩8分と書いてあった。ただし山を登っていくことになる。送迎車は人数が集まりしだい発車するシステム。ちょうど私が駐車場から出た時に発車してしまったので、運動不足解消をかねて歩くことにした。
こんな集落の間を登っていく。道案内看板はたくさん出ているので迷うことはない。
畑に白菜が植えられている。
これは普通の白菜だが、
隣の畑の白菜は真っ白で、葉が開かないようにヒモで結ばれていた。収穫適例時期を超えた白菜を、こうやって畑で保存しているのかな?
こんなところでお茶を栽培しているとは知らなかった。
ロウバイ園到着。8分はかかっていない気がする。勾配は多少息が切れた程度。駐車場に戻る送迎車とはすれ違ったが、私がロウバイ園に着くまでに新たに登ってこなかったから、結果的に歩いたほうが早かったことになる。
10年ほど前に250本を植えたのから始まって、現在1500本を超えているとのこと。
入口にローカルな感じの売店があって、
それを抜けるとロウバイ園もまた山の斜面に造られている。駐車場に着いた時、気温は11度くらいだったが日差しもあって暖かかったので、バイクのジャケットは脱いできた。それは正解で、真冬用装備のジャケットを着て園内を歩き回ったら暑くてのぼせたかもしれない。
ロウバイは黄色い花なので、
見る角度によっては、山肌の土色と同化してしまいパッとしない。
こんなショボイ光景を見るために寒い中をバイクに乗ってきたのかと思われるかもしれない。ちなみに麓に見える空き地がバイクを駐めた「寄みやま運動広場」。
お茶畑と対比してもせいぜいこの程度。
しか〜し!
青空を背景として見上げれば、とてもとても美しいのだ。
どんな花でも曇り空より青空の下で見たほうがキレイが、ロウバイの場合は青空が必須。それを知っていてロウバイは晴れの多い冬に咲くのかな(^^ゞ
ロウバイの名前は、花びらがロウ細工のようなツヤがあるからという説もある。漢字では蝋梅。梅という名前が付いていて梅園にも植えられることが多いが、梅とはまったく関係ない。品種的にはクスノキの仲間。
黄色だらけを堪能。
このミノムシみたいなのはロウバイの実らしい。あまりに枯れた感じなので不思議に思い調べてみると、どうも昨シーズンにできた実が落ちずに木に残っているようだ。
ロウバイは甘くいい香りがする。バラなんかは少し風が吹いていると花に鼻を突っ込まないと香りを感じられないが、ロウバイは香りが強いので、たいていの場合は漂う香りを楽しめる。
ロウバイ園の一画に桜が。
このあたりは早咲き桜でも有名だが、さすがにまだ早い。
これも桜かなあ?
迫力ある立ち姿だったので撮影。
梅も2本ほど植えられていた。
ロウバイとのツーショットを狙うも、いいアングルを見つけられず。
これはちょっと幻想的に撮れたと自画自賛。
みかんもありました。
青空に映える黄色の花と、甘い香り1500本分を堪能。園内は狭くもなく広すぎもせずちょうどいい感じ。入園料は300円で、これほど価値ある300円はそうそうない。ただし休憩するベンチとかはちょっと少ないかな。入口の少し先にしかベンチがなく、私は園内を1周した後、またそこまでいってポットで持参した珈琲を飲んだ。
タイミングよく送迎車が来たので下りはそれに乗る。駐車場を出たのは午後3時半頃。まだ暖かかったので、近くにある菜の花畑を見に行くことにする。そこは少しややこしいところにあって、県道708号線と平行して走る地道を通らなければならない。一応道順は調べてあり、それらしい道に入ったのだがしばらく進むと708号線に出てしまった(/o\)
ナビやグーグルマップで調べ直すのも面倒になり、今日は黄色い花はたくさん見たから、菜の花を見なくてもいいやという気になって、そのまま708号から246号、そして秦野中井インターから東名に乗って帰ってきた。
午後5時半に帰宅で走行160キロ。ロウバイは梅や桜のように名所は多くないが、小規模なら意外とあちこちに植えられているので、機会があれば訪れることをお勧めする。それで、その甘い香りを一度嗅ぐと、毎年この季節になったらパブロフの犬のように条件反射で見に行きたくなるよ(^^ゞ
本日の気温も同じようなものだが、グズグズしているとロウバイのシーズンが終わってしまうので気合いを入れて見に行くことに。暖かくなるのを待って正午過ぎに出発。気温10度。日差しがあるのでバイクウエアの防寒力に助けられてまったく寒さは感じず。でもやっぱり身体は冷えるわけで、冬のツーリングはオシッコ休憩が多くなる。
ロウバイ園があるのは神奈川県・足柄上郡にある松田町。東名の大井松田インターは足柄上郡の大井町と松田町にまたがっているから、そういう名前になっている。ちなみに足柄下郡が箱根や真鶴など。

大井松田インターで降りて国道246号を少し東京方向に戻り「やどりき」と読む「寄」の交差点を左折すると県道710号の一本道。交差点からロウバイ園まで6キロほどで、この道がかなりクネクネしていてビックリした。
ロウバイ園入口まで直接バイクやクルマではいけず、少し離れた「寄みやま運動広場」というところが駐車場になっている。2時頃に到着。
駐車場の前の道路。
運動広場には駐車場があるが、ロウバイのシーズンは見物客が多いので、運動広場そのものが臨時駐車場になっている。料金は無料。
駐車場からロウバイ園までは無料の送迎車(客が8人ほど乗れるワゴン車)を利用するか徒歩で向かう。案内では徒歩8分と書いてあった。ただし山を登っていくことになる。送迎車は人数が集まりしだい発車するシステム。ちょうど私が駐車場から出た時に発車してしまったので、運動不足解消をかねて歩くことにした。
こんな集落の間を登っていく。道案内看板はたくさん出ているので迷うことはない。
畑に白菜が植えられている。
これは普通の白菜だが、
隣の畑の白菜は真っ白で、葉が開かないようにヒモで結ばれていた。収穫適例時期を超えた白菜を、こうやって畑で保存しているのかな?
こんなところでお茶を栽培しているとは知らなかった。
ロウバイ園到着。8分はかかっていない気がする。勾配は多少息が切れた程度。駐車場に戻る送迎車とはすれ違ったが、私がロウバイ園に着くまでに新たに登ってこなかったから、結果的に歩いたほうが早かったことになる。
10年ほど前に250本を植えたのから始まって、現在1500本を超えているとのこと。
入口にローカルな感じの売店があって、
それを抜けるとロウバイ園もまた山の斜面に造られている。駐車場に着いた時、気温は11度くらいだったが日差しもあって暖かかったので、バイクのジャケットは脱いできた。それは正解で、真冬用装備のジャケットを着て園内を歩き回ったら暑くてのぼせたかもしれない。
ロウバイは黄色い花なので、
見る角度によっては、山肌の土色と同化してしまいパッとしない。
こんなショボイ光景を見るために寒い中をバイクに乗ってきたのかと思われるかもしれない。ちなみに麓に見える空き地がバイクを駐めた「寄みやま運動広場」。
お茶畑と対比してもせいぜいこの程度。
しか〜し!
青空を背景として見上げれば、とてもとても美しいのだ。
どんな花でも曇り空より青空の下で見たほうがキレイが、ロウバイの場合は青空が必須。それを知っていてロウバイは晴れの多い冬に咲くのかな(^^ゞ
ロウバイの名前は、花びらがロウ細工のようなツヤがあるからという説もある。漢字では蝋梅。梅という名前が付いていて梅園にも植えられることが多いが、梅とはまったく関係ない。品種的にはクスノキの仲間。
黄色だらけを堪能。
このミノムシみたいなのはロウバイの実らしい。あまりに枯れた感じなので不思議に思い調べてみると、どうも昨シーズンにできた実が落ちずに木に残っているようだ。
ロウバイは甘くいい香りがする。バラなんかは少し風が吹いていると花に鼻を突っ込まないと香りを感じられないが、ロウバイは香りが強いので、たいていの場合は漂う香りを楽しめる。
ロウバイ園の一画に桜が。
このあたりは早咲き桜でも有名だが、さすがにまだ早い。
これも桜かなあ?
迫力ある立ち姿だったので撮影。
梅も2本ほど植えられていた。
ロウバイとのツーショットを狙うも、いいアングルを見つけられず。
これはちょっと幻想的に撮れたと自画自賛。
みかんもありました。
青空に映える黄色の花と、甘い香り1500本分を堪能。園内は狭くもなく広すぎもせずちょうどいい感じ。入園料は300円で、これほど価値ある300円はそうそうない。ただし休憩するベンチとかはちょっと少ないかな。入口の少し先にしかベンチがなく、私は園内を1周した後、またそこまでいってポットで持参した珈琲を飲んだ。
タイミングよく送迎車が来たので下りはそれに乗る。駐車場を出たのは午後3時半頃。まだ暖かかったので、近くにある菜の花畑を見に行くことにする。そこは少しややこしいところにあって、県道708号線と平行して走る地道を通らなければならない。一応道順は調べてあり、それらしい道に入ったのだがしばらく進むと708号線に出てしまった(/o\)
ナビやグーグルマップで調べ直すのも面倒になり、今日は黄色い花はたくさん見たから、菜の花を見なくてもいいやという気になって、そのまま708号から246号、そして秦野中井インターから東名に乗って帰ってきた。
午後5時半に帰宅で走行160キロ。ロウバイは梅や桜のように名所は多くないが、小規模なら意外とあちこちに植えられているので、機会があれば訪れることをお勧めする。それで、その甘い香りを一度嗅ぐと、毎年この季節になったらパブロフの犬のように条件反射で見に行きたくなるよ(^^ゞ
wassho at 23:31|Permalink│Comments(0)│
2015年02月05日
葛西臨海公園で初梅とロウバイ
葛西臨海公園の鳥類園は渚橋から1周すると3キロほどある。そこをテクテク歩いたのはバードウォッチングをしたかったからではなく、梅が咲き始めているらしかったからである。広い鳥類園のどこに梅の木があるかまでは事前にわからず、じゃ散歩がてら歩いてみようかとなったしだい。結果的には歩き始めて2/3周した位のところにあった。逆方向に進んでいればもっと近かったことになるが、どうせ1周しただろうから同じこと。
鳥類園で最初に見つけたのはこの花。たぶん赤花マンサク。
普通のマンサクは黄色。去年に駒沢公園で見たベニハナトキワマンサク(紅花常磐万作)はピンクできれいだったが、この赤花マンサクはイマイチ。色は赤というよりレンガ色。
でもまあ今は真冬。葉っぱの緑色を除けば色彩に乏しい公園の中で、色のついた花を見ると何となくうれしいもの。
他の木々はこんな感じだから。
しか〜し春は遠からじ。
近寄って観察すると芽がしっかり育っている。
暖かそうな毛に包まれているこの芽はモクレンだと思う。
白梅発見。
もちろんまだほとんどはツボミが堅い状態で、開いている花は数えるほどしかない。
続いて紅梅。
梅は紅白併せて5〜6本がまとめて植えられていた。
梅、桜、桃と花見の3大品種では、種類が多いし色もはっきりしているから梅が一番好きかな。今年はどこへ梅見物に行くのか考えないと。
この黄色いのはロウバイ。実はこれを見たくて鳥類園にやってきた。
漢字では蝋梅と書く。花びらの質感がローソクみたいだから蝋梅。ただし品種的に梅とは何の関係もない。でも梅の仲間扱いで梅園に植えられていることが多い。なおロウ細工のように見える花びらも、触ってみると普通の花びらの手触り。香りは甘みがあっていい感じ。
ロウバイは梅より早く咲く。年が明けたら咲き始めるイメージ。だから寒いし他の花も咲いていない時期なので、いつも見に行きそびれる。街中ではほとんど植えられていないのでロウバイを見るのは久しぶりな気がする。
少し見頃を過ぎていたが、それでもなかなかいい感じ。空が青いと写真もキレイに撮れて満足。なぜかホーホケキョと鳴きたくなる気分(^^ゞ
ロウバイを品種改良して梅と同じ時期に満開になるようにしてくれれば、梅の紅や白にロウバイの黄色も混ざって賑やかになるんだけれど無理かな?
午後5時頃帰宅で走行55キロ。帰りはゲートブリッジの強風も少しはパワーダウンして進路が流されるようなことはなかった。短い距離とはいえ久しぶりにバイクに乗れて良き休日。
おしまい
鳥類園で最初に見つけたのはこの花。たぶん赤花マンサク。
普通のマンサクは黄色。去年に駒沢公園で見たベニハナトキワマンサク(紅花常磐万作)はピンクできれいだったが、この赤花マンサクはイマイチ。色は赤というよりレンガ色。
でもまあ今は真冬。葉っぱの緑色を除けば色彩に乏しい公園の中で、色のついた花を見ると何となくうれしいもの。
他の木々はこんな感じだから。
しか〜し春は遠からじ。
近寄って観察すると芽がしっかり育っている。
暖かそうな毛に包まれているこの芽はモクレンだと思う。
白梅発見。
もちろんまだほとんどはツボミが堅い状態で、開いている花は数えるほどしかない。
続いて紅梅。
梅は紅白併せて5〜6本がまとめて植えられていた。
梅、桜、桃と花見の3大品種では、種類が多いし色もはっきりしているから梅が一番好きかな。今年はどこへ梅見物に行くのか考えないと。
この黄色いのはロウバイ。実はこれを見たくて鳥類園にやってきた。
漢字では蝋梅と書く。花びらの質感がローソクみたいだから蝋梅。ただし品種的に梅とは何の関係もない。でも梅の仲間扱いで梅園に植えられていることが多い。なおロウ細工のように見える花びらも、触ってみると普通の花びらの手触り。香りは甘みがあっていい感じ。
ロウバイは梅より早く咲く。年が明けたら咲き始めるイメージ。だから寒いし他の花も咲いていない時期なので、いつも見に行きそびれる。街中ではほとんど植えられていないのでロウバイを見るのは久しぶりな気がする。
少し見頃を過ぎていたが、それでもなかなかいい感じ。空が青いと写真もキレイに撮れて満足。なぜかホーホケキョと鳴きたくなる気分(^^ゞ
ロウバイを品種改良して梅と同じ時期に満開になるようにしてくれれば、梅の紅や白にロウバイの黄色も混ざって賑やかになるんだけれど無理かな?
午後5時頃帰宅で走行55キロ。帰りはゲートブリッジの強風も少しはパワーダウンして進路が流されるようなことはなかった。短い距離とはいえ久しぶりにバイクに乗れて良き休日。
おしまい
wassho at 23:56|Permalink│Comments(0)│