伊豆半島

2018年04月14日

ラストツーリングは伊豆半島 番外編

やってもうたあああああ!!!
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場所は初日の3月23日に訪れた細野高原。ここは道幅も狭いけれど、ところどころ道路が傷んで大きなデコボコになっている。その特にひどいところを通過するとき、慎重にとスピードを落としすぎてタイヤが引っかかったようになり、バイクが大きく傾いて足で支えきれずーーー。今から考えればデコボコは無視して、ある程度のスピードで一気に通過したらよかったのかもしれない。

転倒時のスピードはほぼゼロだから「立ちごけ」みたいなもの。※バイクの世界で立ちごけというのは、バイクが停止している時にバランスを崩してバイクを倒してしまうこと。たいへん恥ずかしいこととされている(^^ゞ

身体に怪我はないが、倒れたほうのハンドル左側にあるクラッチレバーの先端が折れた。もっともバイクのクラッチとブレーキのレバーは先端手前にに切れ込みが入っていて、こういう場合は折れるようになっているのだが。おそらくバイクの重みでレバーがグニャッと変形して操作不能になることを防ぐためだと思っているが、正確な理由はよく知らない。
切れ込み


これは宿で撮った折れたレバーの先端。
今ではBMW F800Rの形見となっている(^^ゞ
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ところでレバーはテコの原理でクラッチやブレーキを操作する。理科の知識を思い出せば、先端が折れる→力点と支点の距離が短くなる→テコの作用が弱まり操作により力が必要となる。クラッチが重くなると困るなあと思ったが、実際はこんなにレバーの先端を握るわけではないのでまったく問題なかった。



ただしヘッドライトも切れた。まだ明るかったが、メーターパネルにLAMPの警告灯が。クルマと違いバイクは昼間でもヘッドライトを付けて走ることが義務づけられている。こちらはちょっと問題。ポジションランプのようなものは生きていたので、検問でもない限りすぐにしょっ引かれることはないが。しかし明日の帰りは夜になることが確実。

下田の町でヤマハのバイク屋さんがあったので入ってみる。運悪く整備ができる人が出かけていて1時間以上戻らないとのこと。次の日は土曜日だったが、朝9時から開いているというので再訪することにした。

しかし宿で2度目の温泉に入っているとき、予備のヘッドライトバルブ(電球)を持っていることを思い出す。何年も前に買ってツーリングバックに押し込んだまますっかり忘れていた。

翌朝に交換作業開始。しかしどうやっていいのかさっぱりわからない。懐中電灯の電球を交換するようなわけにはいかなかった。整備マニュアルの類はもちろん持ってきていない。それでネットで色々と調べる。内部で電球を固定するスプリング・クランプという留め金があるのだが、なぜか

   簡単に外れる
   プロの整備士でも折れないように外すのは難しい

という相反する情報があった。まあ折れたら折れたでその時にまた考えましょうということで自力での交換を決意。ところがまずヘッドライトユニットの裏側にあるフタを回して外すのだが、これが固く締まっていてビクともしない。だいたい指先しか入らないような奥まった場所にあって力を入れられない。それでも渾身の力を振り絞ってなんとかクリア。早朝から疲れるぜ。懸案のスプリング・クランプはあっさり外れた。プロでも難しいと書いた人は何か勘違いでもしたのか。ネットの情報は半信半疑で接するべしと改めて思い知る。それでも誰かが交換方法をアップしてくれていなかったら自力交換は無理だったわけで、やはり便利な時代&情報提供者に感謝。



BMW F800Rに乗っていた7年間で立ちごけしたのはこれで4回目。単純にバランスを崩してというより、不意を突かれて「ここでやらかすか〜」ということばかり。まあバイクでも人生でも転倒するときはそんなものか(^^ゞ いずれにせよラストツーリングで最後の立ちごけをしたのも、そのうち懐かしい思い出になるはず。


おしまい

wassho at 18:02|PermalinkComments(0)

2018年04月13日

ラストツーリングは伊豆半島 その11 西天城高原線・西伊豆スカイライン

堂ヶ島を後にして136号線で海沿いの景色を楽しみながら走る。加山雄三の光進丸が停泊している安良里(あらり)も通ったが、その時はまだ炎上前なので気にも留めず。ところで船が燃えたんだから炎上という言葉づかいは間違っていないけれど、昨今は炎上と聞くと違うものを先に思い浮かべてしまうね(^^ゞ

道路


そこそこ走ってバイクを駐めたのが「恋人岬」と恥ずかしい名前の場所(^^ゞ
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展望台は2箇所あるが景色はイマイチ。なぜかお地蔵さんがいる。
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このハンドサインは何を意味しているのだろう。中指を押っ立てるのは知っているが(^^ゞ
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私がいたのは恋人岬の駐車場で、岬そのものはこの先にある。眺望もいいし、お約束のラブコールベルもあるらしい。しかし700メートルつまり往復1400メートルの距離。しかも坂道や階段。というわけで岬まで行かず小休止しただけで恋人岬は終了。


136号線を進んで土肥の手前で遅めのランチタイム。なお土肥は「とい」と読む。伊豆には読み方の難しい地名が多いような気もする。

周りに何もない道路沿いにポツンとあったお店。いかにも観光客狙いでどうかと思ったが、それなりにサカナのクオリティは高く満足。値段は忘れたがボッタクリではなかった。
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この後は土肥の外れまでを136号線、そこから県道17号線に乗り換えて、半島の西側付け根までずっと海沿いをツーリングする予定だった。それで以前に走った分を含めてメデタク伊豆半島一周が完了する。しかし海鮮丼を食べているうちに気が変わった。

 理由その1
  西伊豆を北上すると富士山を進行方向に見ることになる。海越しに眺める富士山が
  西伊豆を走る醍醐味のひとつ。しかし松崎で富士山を見た後は、富士山周辺の雲が
  厚くなり姿が隠れてしまう。堂ヶ島で既に見えなくなっていた。


 理由その2
  海沿いを走るのが大好きな私でも、さすがに少々飽きてきた(^^ゞ


というわけで予定変更。食堂を出た後は136号線を引き返し、恋人岬と安良里の中間にある宇久須(うぐす)という所から東に進んで県道410号線で西天城高原線を目指す。

この県道410号線、最初は快適なんだけれどだんだんと林道レベル、そして険道になってくる。路面の状態も悪し。それに急勾配を登りながらの、かつ小半径で180度左曲がりヘアピンという苦手なカーブが何箇所もある。ヒーコラ状態。


やがて峠を登り切り県道59号線となる。そこからの道幅はまとも。牧場のような所を通り過ぎて北上すると県道411号線の西天城高原線となる。ここはバイクを走らせて楽しい道。舗装の状態もすごくいい。ただしバイクを駐めて景色を眺めるような場所はなし。

さらに進むと県道127号線の西伊豆スカイラインに接続する。元は有料道路だが無料になったのは10年以上も昔。そのせいなのか舗装はかなり悪い。西天城高原線と較べて余計にそう感じるのかもしれない。ただし尾根道なので視界が広く開放感は抜群。


まるで天空の道路。
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素晴らしい見晴らし。標高が高いのでまだ草原が緑じゃないのだけが残念。
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ハイキングコースも設けられている。
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眼下に見えるのは沼津市の戸田。
沼津市が伊豆半島まで食い込んでいることはあまり知られていないと思う。
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これがBMW F800Rにとって最後のツーリング写真(惜別)。
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西天城高原線と西伊豆スカイラインを併せて20キロほどのワインディングロードをタップりと楽しんだ。西伊豆スカイラインはコーナーがブラインドではないので進入時の減速が甘くなりがち。二度ほどオットットと冷や汗をかく(^^ゞ

西伊豆スカイラインは終点で県道18号線に突き当たり、そこを右折して下っていくと修善寺の温泉街。街並みのクラシックな雰囲気がいい感じ。海辺が好きだが、次に伊豆に来る時は修善寺にも泊まりたいと思う。

温泉街を過ぎて修善寺道路という有料道路に入る。料金所がETC対応していないのが不便。この道路に乗ってしまうと、もう風景は高速道路と同じなので伊豆の風情も味わえない。後はひたすら帰るだけ。5キロほどの修善寺道路が終わると、すぐにまた8キロと距離の短い伊豆中央道という有料道路になる。とことん金を巻き上げる観光行政。

そして次が伊豆縦貫自動車道。こちらは無料。将来的には東名の沼津から始まるこの伊豆縦貫道が、伊豆中央道や修善寺道路などと一体になり伊豆半島内陸部を縦断して下田まで延びる計画。しかしルートさえ決まっていない区間もあるから、全線開通は10年以上先になるんじゃないかな。


さて伊豆縦貫道に入る時、名前は忘れてしまったがどこかのインターから先が「事故のため通行止め」との電光掲示が出ていた。しかし周りのクルマはドンドンと伊豆縦貫道に入っていく。この辺の土地勘はないので私もそれに従う。まあ高速道路(正確には自動車専用道路)で通行止めになるなら、降りるべき場所で誘導があるだろうと考える。

伊豆縦貫道に入ってからは「どこで降りろ」という電光掲示はなかった。それなのに、とある出口ですべてのクルマが降りていく。別に本線上に通行止めの柵などはなく、もっと先まで行くことは可能なのに。ここを走っているのは道をよく知っている地元のクルマばかりなのか?あるは1台が降りたら皆がそれに続く集団心理? よく状況が理解できないままに私もその出口から降りた。

しばらく走るとまた伊豆縦貫道の入口があり、多くのクルマがそこに入っていくのが見えた。通行止めの表示はない。先ほどの出口から、あの入口までが通行止め区間ということだったの? またしても状況が理解できないまま伊豆縦貫道に再度進入。でもすぐに渋滞となり、渋滞の先には通行止めの柵。そこには警官がいてUターンするように誘導している。

というわけでクルマも含めて高速道路でのUターンを初体験! 初日には雪景色の中を走るという初体験をしたが、最後にこんな初体験が待っていたとは本当に想定外。これはラストツーリングゆえのご褒美に違いない。

ここから最寄りのインターチェンジは東名の沼津。しかし国道246号が空いていたので東京方向に行けるところまで行こうかと考え、結局は御殿場から東名に乗った。伊豆をツーリングした後に道路標識に御殿場の文字が見えると、もう地元まで帰ってきた気分になるからおもしろい。


帰宅したのは午後9時。走行距離は520キロと初めての500キロ越え。まあ二日間の合計であるが。それにしてもラストツーリングは思い出たっぷりの素晴らしいものになった。もっと何度も泊まりがけで伊豆に出かけるべきだったなと少し後悔。三浦半島のようにマイナーなスポット巡りもしてみたい。でもいずれまたバイクに乗る機会もあるだろうから、その時まで楽しみは残しておこう。


ーーー文脈的に最終回の雰囲気だが、まだ続く(^^ゞ

wassho at 08:38|PermalinkComments(0)

2018年04月11日

ラストツーリングは伊豆半島 その10 加山雄三

とうとうブログ連載が10回目となったこのラストツーリング。改めて記しておくと3月23日から一泊二日のツーリングだった。今回はバイクのツーリングにしてはおかしな副題になっている。


青い洞窟を楽しんで遊覧船が桟橋に戻る。出口に向かうと「加山雄三ミュージアム」の文字が目に入る仕掛けになっている。
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そういえば遊覧船のチケットを買った時に、ミュージアムの入場券のようなものも一緒に渡された。クルーズというイベントを終えた「目的を果たした感」で、そのことを忘れてしまわないように念押しだろう。案内を掲げるには正しい場所といえる。

それにしても周りにいた多くの人が発していた言葉が「どうしてここに加山雄三?」。私も同じ意見。加山雄三といえば海のイメージがあるが、なんとなく元祖湘南ボーイ的な存在と思っていた。


遊覧船乗り場のある広場。
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この敷地から136号線を挟んだ向こう側にミュージアムはある。写真の右奥に写っている、茶色い屋根の建物がそれ。1階がレストラン、2階が土産物店、3階が加山雄三ミュージアムになっている。地下通路で136号線をくぐることもできる。

ミュージアムが入っている建物の外壁にある加山雄三の大きな写真。ここでも「加山雄三? なんで?」というような会話を交わす家族連れが何組かいた。やはり伊豆と彼の組み合わせには違和感がある。
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加山雄三は好きだが是非ミュージアムを観たいと思うほどのファンでもなく、時間も押していたので、中には入らず堂ヶ島を後にした。

ーーー本来はそれだけの話のはずだった。訪れなかった加山雄三ミュージアムのことはブログに取り上げなかったかもしれない。状況が変わったのは、このラストツーリングのブログを何本か書いた後の4月1日。


この日の夜に加山雄三の光進丸という大型クルーザーが、火災を起こして大きなニュースとなった。そして場所は西伊豆と報じられていた。「西伊豆? つい先日にツーリングしてきたばかりじゃないか」と思いながら、ネットで調べてみるとそれは安良里(あらり)という所。堂ヶ島から北に5〜6キロほどしか離れていない。

そして光進丸はその安良里の漁港を母港としていたこともわかった。ということは、その絡みで当地に縁ができ、一番の観光スポットである堂ヶ島に加山雄三ミュージアムができたとの推察が成り立つ。オープンしてもう20年ほどになるらしい。とりあえず違和感は解消。


しかしである。なぜ光進丸は首都圏にいくつもあるマリーナじゃなくて、伊豆の中でも田舎の漁港なんぞを母港にしているのだ?

深くは調べていないが、どうも経済的な理由らしい。報道でも「加山雄三の光進丸」→「加山雄三が実質的オーナーの光進丸」と表現が変化してきているが、現在の本当の所有者はこの船のメンテナンスもしていた安良里にある藤高造船という会社。企業でも業績が悪くなると自社ビルを売却して、そのビルに賃貸で入り続けることがあるが、まあ似たようなスキームだろう。

加山雄三といえば誰もが認める大スター。しかし茅ヶ崎にあったパシフィックホテルの倒産や、湯沢のスキー場が資金難で閉鎖されるなど、実業に手を出しては何かと失敗しているという側面もある。それに俳優としても歌手としても第一線で活躍していたのは私が子供の頃の大昔だ。あのクラスともなれば黙っていても仕事は来るんだろうけれど、それなりに苦労はあるのかもしれない。(以上はゲスの勘ぐりなので鵜呑みになさらぬよう)


それはともかく光進丸の火災はお気の毒だし残念というほかない。

全長は報道によって25.59メートルあるいは30.56メートルと違うが、中間を取って28メートルと考え、それをフィートに換算すると約92フィート。一般に40フィート程度で大型クルーザーと呼ばれているので、その2倍以上となる。プライベートで使用されているクルーザーとしては、おそらく日本で最大級じゃないかな。  
   写真引用 https://4travel.jp/travelogue/11063752
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それがこんなことになるなんて(/o\)  
   写真引用 https://this.kiji.is/353340012198675553?c=62479058578587648
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加山雄三と伊豆との関係がわかってスッキリしたが、それを調べるきっかけが光進丸の火災とはイヤな気分だ。

ところであれこれ調べている時に知ったのだが、本日4月11日は加山雄三の誕生日。今年で御年81歳になられる。

   ハッピーバースデイいくつになっても若大将!
   気を取り直して次の船を手に入れてちょうだい。
   あなたほど海と船が似合う男はいませんから。


ーーー続く

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2018年04月10日

ラストツーリングは伊豆半島 その9 堂ヶ島・天窓洞で遊覧船

遊覧船が桟橋を離れて洞窟クルーズ開始。
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この岩の先端も波に浸食されて洞窟ができている。大小含めて、このあたりにはかなりの数の洞窟があるみたいだ。


遊歩道で堂ヶ島を楽しむ人々。
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クルーズを終えて戻ってきた遊覧船とすれ違う。この船の後部甲板のオープンデッキは人が一杯だが、私の乗っている船はそれほどでもなく席も確保できた。
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だんだんと沖に出て、
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天窓洞の入口(写真中央)が見えてきた。このまま向かうのかと思ったら、逆方向に進んでドンドン離れていく。
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このあたりの風景を少し見せてから洞窟に入るみたいだ。波の浸食によって生み出されたリアス式海岸の荒々しい断崖絶壁。でもとても美しい。
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「これはナニナニと呼ばれている岩です」「この場所にはこういうイワレがあります」とか色々とアナウンスが流れてくるんだけれど、あまり覚えていない(^^ゞ 写真を整理していて思い出したのは、

亀がよじ登っているような形をした亀甲岩(かめごういわ)。
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象島。左端が象の鼻のようで少し右側に象の足も見える。
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やっぱりビジュアルなインパクトは記憶に残るね。



天窓洞のほうに戻ってきて、いよいよ中に入るのかと思ったら、またしてもその前を通り過ぎ少し奥まったところに回り込む。

この狭いところを通り抜けるのがコースに組み込まれているみたいだ。
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写真だとそうでもないけれど、実際はなかなかの迫力というか緊張感がある。
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無事通過!
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今度こそ天窓洞にアプローチ。
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何度も汽笛を鳴らしながら近づいていく。ここから出る時も鳴らしていたから、洞窟の中に他の船がいないことの確認を念入りに行うルールのようだ。
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突入!
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暗くてよくわからなかったが、洞窟の内部はいくつかに枝分かれしているようだった。

そして見えてきました。青く光る海面!!
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想像以上に幻想的、神秘的だった。
残念ながら写真ではその美しさのわずかしか伝えられない。
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天井に窓が開いていることがよくわかるカットで。
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ちょっと夢を見ているような錯覚を覚える。
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ビックリしたのは遊覧船は洞窟の中の狭い通路を、何度も切り返してUターンしたこと。
船はバックで進めないのが不便。バイクもだけれど。

無事に洞窟から出る。中にいたのは5〜6分。
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ところで「青の洞窟」として世界的に有名なのはイタリアのカプリ島。実はある人から「あそこと同じイメージを持っていると、ちょっと違うよ」といわれていた。もちろんカプリ島の洞窟は写真や映像でしか見たことがない。しかし洞窟の構造=光の入り方が異なるから「ちょっとどころか、かなり違う」ことは確かだが、それで残念ということはまったくない。暗闇に青く光る海面に吸い込まれそうになるくらい素晴らしい体験だった。

またこのあたりを訪れたらリピートするのは確実。


ーーー続く

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2018年04月07日

ラストツーリングは伊豆半島 その8 マーガレットラインから堂ヶ島

さて石廊崎で広い広い海を満喫した後は、再び県道16号で次は伊豆の西海岸を目指す。


ところで石廊崎から数キロ西に行ったところに「ヒリゾ浜」という所がある。そこは海の透明度がとても高くてキレイと聞いていたので立ち寄るつもりだったのだが、道案内看板などがなく通り過ぎてしまった。後で調べたらヒリゾ浜はいわゆる普通の海岸ではなく、岩礁に囲まれた複雑な地形なので渡し船でしか行けないとのこと。またその船が出ているのは7月から9月の期間だけらしい。それで看板もなかったのかな。まあまたの機会にということで。

堂ヶ島地図

やがて16号は国道136号に合流し子浦の地区に入る。そこから松崎の雲見温泉まで約20キロをつないでいる区間が通称マーガレットライン。海岸近くまで迫っている山中を走るワインディングロート。道路としては136号線だが、千葉でも国道410号線を房総フラワーラインと名付けているのと同じようなもの。ただしこちらは1972年から83年までは有料道路だった。

雲見でマーガレットラインは終わるが、引き続き松崎町まで4〜5キロの国道136号線は富士見彫刻ラインと呼ばれている。こちらは海岸沿いを走るので富士山が見える、また道路沿いのあちこちに彫刻が置かれているので富士見彫刻ライン。ちなみにマーガレットラインの由来は松崎でマーガレットの栽培が盛んだから。ただし道路沿いの植栽としてマーガレットは植えられていないみたい。


富士見彫刻ラインで。
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バイクなしで富士山。
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また富士見彫刻ラインではサクラが咲き始めており、そのアーチをくぐって走ることができた。幸せ\(^o^)/ 残念ながら桜のあるところでバイクを駐められなかったので、松崎町のホームページから写真を拝借。ついでに道路沿いの彫刻も。
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松崎町の市街地まで降りて富士見彫刻ラインは終わり、そこから少し走って堂ヶ島。石廊崎と並んでこのラストツーリングの2大目的地。あえていえば、こちらがメインディッシュ。

駐車場に入る。
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しかしここは観光地によくある「売店やレストランの土地なので、何か買ったり食べたりしてくれたら無料」という場所だったみたい。オッチャンが寄ってきて「もうご飯食べた?」とか尋ねられたけれど、適当にあしらっていたら「その辺に駐めて」といわれた。あまりガメツイ土地柄ではないのかも。決して「無料ってデカデカと書いてあるやないか!」とスゴンダわけではない(^^ゞ


バイクの写真を撮っていたら青い荷台のトラックが横に止まった。なんと、この日の朝に散策した弓ヶ浜にあった青木さざえ店じゃないか。たった5時間ほど前のことなのに、やけに懐かしさを感じる。
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堂ヶ島に来た目的は海岸の岩肌にできた洞窟である天窓洞を見ること。天窓の名の通り、龍宮窟と同じように天井が陥没している。ただし天井のほぼすべてが陥没している龍宮窟と違って、こちらは洞窟の一部に穴が空いている状態。そこから光が暗い洞窟に差し込んで、照らされた海面が青く光るという。

以前に何度か通りかかっているのだが、天気が悪かったり、もう夕方だったりで見られずじまい。数回前のエントリーで「ツーリングや旅行はいつだって天気がよいことに越したことはないが、今回は絶対に晴れて欲しい理由があった」と書いたのはそういうこと。


天窓洞には遊覧船で行く。
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天窓洞だけを見るコースで1200円。
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遊覧船乗り場。
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船が浮いているのがわかるほどの透明度。
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ほとんど待つことなく乗船。天窓洞だけを見るコースは5〜10分間隔で出航している。
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船内の様子。ここではなく後部甲板のオープンスペースに陣取った。
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後部甲板ではライフジャケットを着用しなければならない。ただし別に係員がチェックしに来る訳じゃない。
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出航前のまだ接岸されている状態なのに、ずっとスクリューは回っている。船と桟橋がロープでつながれているかどうかは見ていないが、これで船を桟橋に押しつける必要があるのかな。ナゾ
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空を見上げると変わった形の雲。とにかく快晴で何より。
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ーーー続く

wassho at 20:10|PermalinkComments(0)

2018年04月06日

ラストツーリングは伊豆半島 その7 石廊崎

石廊崎は伊豆半島最南端にある岬。明治時代に日本で10番目の西洋式灯台が設置された場所でもある。ちなみに地名は石廊崎(いろうざき)なのに、灯台は石廊埼灯台(いろうさき)となぜか漢字と読み方が異なっている。

石廊崎は今回の2大目的地のひとつ。南伊豆の定番観光スポットであるが、なぜか今まで訪れたことがなかった。そこでラストツーリングでは是非にとも。

石廊崎地図


田牛海岸の龍宮窟を出発して弓ヶ浜の近くまで戻る。そこから国道136号線は海岸を迂回して内陸部に向かっており、海岸線を走るのは県道16号線となる。この16号線がとても素晴らしい。海沿いを緩やかなクネクネとアップダウンが連続し、当然ながら眺めも最高。房総半島の野島崎から千倉までの、国道410号線より1本海側の道路は私のお気に入りルートだが、そこを数倍スケールアップした感じ。今回は伊豆の4大名道といわれる伊豆スカイライン、マーガレットライン、西天城高原線、西伊豆スカイラインのすべてを回ったが、16号線を走っている時が一番楽しかった。


しかしブログ的には、いい気分で走っているとバイクを駐めて写真を撮ろうという気にならないのが難点。それに走って楽しい道路=写真映えする場所というわけでもない。

それでも何とか絵になるところで記念撮影。
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このあたりまで来ると海岸は砂浜ではなく岩も多い。
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ゆったりライディングを楽しんで石廊崎到着。
正確にいうなら岬の付け根にある漁港が石廊崎巡りのスタート地点。
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両側から崖が重なるようにせり出していて、まるで秘密基地の出入り口みたいだ。
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遊覧船に乗って海から石廊崎を眺めることもできる。
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徒歩だとそれなりの距離。
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階段を上った後もずっと坂道。
この先でかなり勾配がきつくなりハーハーゼーゼー(>_<)
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漁港を見おろす。ここで海抜22メートル地点。
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漁港の出入り口部分の複雑な地形。ここに漁港があるとは思えないほど美しい。
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ようやく坂道を登り切ると道路があるじゃないか! でもこれはまだ建設途中で舗装されていなかった。いずれはもっと楽に石廊崎巡りができるようになる模様。
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さらに進むと灯台が見えてきた。
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灯台のそばにあった気象観測所。アメダスの計測でもしているのかな。
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701年(ちなみに大化の改新が646年)に創建されたという石室神社の鳥居をくぐる。その頃の石廊崎はまさに未開の地だったと思うが、よくそんなところに神社を建てる気になったものだ。
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石廊埼灯台(いろうさき)灯台に到着。フェンスの外から眺められるだけだったのが残念。灯台に登るのが趣味なのに。ナントカと煙は高いところが好き(^^ゞ
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現在の灯台は昭和8年(1933年)に建て替えられたもの。
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灯台の横をすり抜け、いよいよ石廊崎の先端つまり伊豆半島の最南端地点へ。
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いかにも溶岩が流れ込んでできた地形。
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そしてあれが先端。まさに先端。
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この急な階段を降りたところにあるのが石室神社。ここから海風が一段と強くなる。
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海側から見た写真。岩肌のくぼみにねじ込むようにして作られた小さな社殿。現在のものは明治34年(1901年)に造られたもの。
石室神社

            写真引用 https://izugeopark.org/geosites/irojinja/


社務所の奥が社殿となっている一体構造。海側からの写真でわかるように細長い造り。
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神社から離れて、先端に向かう途中で遊覧船が漁港から出てきた。
それにしても美しい風景。
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遊覧船はなかなか可愛いデザイン。船体はかなり揺れているようで、両手で手すりを握っている人もいる。
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さてこのゴジラの背中の向こうが先端。風は強いし、崖の上だし、通路も狭いからちょっと緊張するよ。
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崖の下はこんなだし。
この岬は50メートル近くの高さがあるから高所恐怖症の人はキビシイかも。
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メデタク最南端に立つ。これで伊豆、房総の両半島で最南端をゲット!
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多々戸浜からも見えた神子元島(みこもとしま)は石廊崎から9キロしか離れていないので、その左右奥の利島や新島と違い霞まないではっきり見えている(上の写真↑)。なお新島までなら約45キロ。
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ゴジラの頭の部分に海に向かって設けられているのは熊野神社の祠。だからこの狭いエリアに2つの神社が並んでいることになる。
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この熊野神社と先ほどの神子元島にまつわるロマンティックなエピソードがある。
少し長いがウィキペディアから引用。

  石廊崎近くの長津呂の郷に住むお静という名主の娘が、漁師の幸吉と恋に落ちたが、
  身分の違いで許されぬ恋であったため、幸吉は神子元島に流された。幸吉を忘れら
  れないお静は、毎夜石廊崎の先端で火を焚き、神子元島の幸吉と愛を確かめ合って
  いた。

  ある晩、神子元島の火が見えないことを心配したお静は、たまらず小船を出して
  神子元島に向かったが、折りからの大風で波は高く船は進まず、お静は一心不乱に
  神に祈った。その甲斐あって神子元島に漂着し、無事二人はめぐりあい結ばれた。
  その後二人を親たちも許すこととなり、末長く幸せに暮らしたという。

  お静が火を焚いたところに熊野権現の祠が祀られ、以来縁結びの神として知られる
  こととなった。明治初期の神仏分離により熊野神社と称するようになった。

ホンマカイナ?(^^ゞ

ついでに調べてみると神子元島は島というより海に突き出した岩山。こんなところに流罪になったら生き延びる自信はないなあ。ちなみに灯台があるだけの無人島で、釣りやダイビングで人気があるらしい。
神子元島

 写真引用 http://www.meiwakaiun.com/meiwaplus/closeup/closeup-vol34.html



岸から沖を眺めたら海面が見えるだけで、どの場所からでも同じ光景のはず。しかし石廊崎で目の前に広がる海は一段と雄大に思えた。まさに海は広いな大きいな。ここは南東を向いているから、このずっと先は南米大陸の南の外れあたりかな。
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♪♪行ってみたいな、そんな国〜


ーーー続く

wassho at 07:51|PermalinkComments(0)

2018年04月04日

ラストツーリングは伊豆半島 その6 多々戸浜〜龍宮窟

ラストツーリング2日目の最初は、前日に時間がなくて訪れられなかった多々戸浜と龍宮窟。弓ヶ浜から下田方向へ少し戻ることになってしまうが、特に龍宮窟は是非見ておきたかった。今回のツーリングの隠れテーマは洞窟でもある。



弓ヶ浜、白浜と共に伊豆の3大ビーチとされる多々戸浜。地図でもわかるようにこれらは、それほど離れていない。白浜から弓ヶ浜までは15キロくらい。
ちず


多々戸浜(たたどはま)到着。
せっかく海岸を背景にBMW F800Rを駐めたのに電線がジャマ。
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電線消したった(^^ゞ
2DSC08823 のコピー


白い砂浜のきれいなビーチ。広さは弓ヶ浜の半分くらい。
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ここでサーフィンするのは気持ちよさそう。ただしウェットスーツだけじゃなくサーフブーツを履いている人もいたから、南伊豆とはいえまだ水温は低いのかも。
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遠くに見えるのは灯台があるから神子元島(みこもとしま)のはず。
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海岸の端に溶岩が流れて固まったようなものが。
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岩肌まで白くてきれい。左側の岬を回った向こうに多々戸浜と同サイズの入田浜がある。
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溶岩らしきものの上から海を眺める。
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見たはコンクリートに固められた石ころといった感じ。溶岩として流れてきたのなら石ころにはならないと思うので、これは何なんだろう。地質学の知識はほとんどなし。
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このあとはもう海岸(砂浜)に降りる予定はないから、伊豆のビーチはこれで見納めというか立ち納め。
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多々戸浜を後にして龍宮窟へ。136号線から龍宮窟へ向かう分岐点には標識があったが、その後に道路がいくつも枝分かれしているのに案内板はなし。思ったより長く走って道を間違えたかなと思ったが無事到着。

隣は田牛(とうじ)海水浴場。
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こちらは砂利浜だった。もっと奥の方は砂浜のように見えた。
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龍宮窟(くつ)というのは海岸に突き出した岬に洞窟ができ、その上部が陥没して天井が開いたという場所。まずは岬を上から回って洞窟をのぞき込み、それから洞窟の中に入ることにする。
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ハートビュースポットという標識に従って、
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かなり細い道を上っていく。ところどころ滑りやすくて歩きにくい。
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龍王社という祠を過ぎたら、
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下りになり、
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なにやらハート型のものが見えたが、
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そこに近づくにはロープが張られた、この獣道みたいな急な坂を下りないといけないらしい。写真の先の坂は見えないから断崖絶壁になっている模様。
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それはちょっと無理と諦め、そちらには進まずに歩いて行くと、ハートビュースポットというのは、あそこではなかったようで、
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天井の開いた洞窟を上から眺めたのがこれ。
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確かにハートの形に地形が浸食されている。でも「それが?」という気がしなくもない。


視界の開けたところから眺望を楽しむ。
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ウ〜ン、この海の色が堪らん。まさにエメラルドグリーン。でも宝石のエメラルドの色とはかなり違うのに、どうしてこういう海の色をエメラルドグリーンというのだろう。それはともかくいつまでも眺めていたくなる海の色。


また坂を上り下りしながら進むと、
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サンドスキーのゲレンデ?を見ることができる。
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スキーやサンドボードをしている人はいなかった。
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少年がソリ遊びをまだ続けようか思案中。
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伊豆のサンドスキーのことは何となく知っていたけれど、ここだったとは。傾斜はかなりあるが距離は短いのであっという間に滑りきってしまいそう。リフトはもちろん見たところ階段とかもなく、それがけっこうキツイかも。

それにしても美しいと同時に不思議な光景。斜面は砂なのに海と接する部分は砂利浜である。どういうメカニズムでこうなるのだろう。地質学の知識はほとんどなし(2回目)。




龍宮窟の上部を回る散策を終了して元の場所に戻り、
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いよいよ洞窟の中に入る。
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洞窟ができ天井が崩れるメカニズムの解説。
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けっこう急な階段を降りていく。往きはよいよい帰りは怖い。
でも写真の奥に見える角を回ったらすぐに、
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天井がなくなった部分が見えてきた。
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写真の中央上部に人が写っているが、あそこが先ほど上からハートの形を覗いたところ。
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壁際というか崖際にいると石が落ちてきそうな雰囲気。
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誰かが根気よく積み上げた石。最上部は絶妙のバランス!
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洞窟の入り口部分の海面が、太陽光線に照らされエメラルドグリーンに光って幻想的に美しいのだけれど上手に撮影できず。写真をクリックで拡大すれば、なんとか写っている程度
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今まで洞窟というものに入ったのは、秋吉台の鍾乳洞と富士山の氷穴くらいかな。こういう波によってできた洞窟は海蝕洞というらしいが、龍宮窟はその面積の大部分で天井がないので洞窟という感じはほとんどしない。でも珍しいところに来られてよかった。

ところでレンズの広角側が足りなかったのと撮影テクニック不足で、龍宮窟の全体像を収め切れなかったので下記のリンクからプロが撮った写真をどうぞ。

  https://estlinks.co.jp/miteco/wp-content/uploads/2017/01/ryugukutsu_02-1200x800.jpg


ーーー続く

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2018年04月02日

ラストツーリングは伊豆半島 その5 弓ヶ浜を散策

前日は箱根と天城高原が雪景色で、宿に着いてからゲリラ豪雨に見舞われたが、本日はメデタク快晴。ツーリングや旅行はいつだって天気がよいことに越したことはないが、今回は絶対に晴れて欲しい理由があった。その訳は何回か後のエントリーでわかる。それにしてもこのシリーズはいつまで続くんだろう(^^ゞ



さて弓ヶ浜の海岸まで散歩。
宿から10メートルほどにこんな標識。
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細い路地を抜けると、
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あっという間に到着。
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弓ヶ浜は日本の渚・百選にも選ばれている。
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しかしこの百選は水産業の業界団体が中心になって選んだものだが、今ひとつ信頼性に欠ける。九十九里は景観ではなく66キロという長さで選ばれたとしか思えないし、なんと葛西臨海公園まで百選に入っている。あそこが日本を代表する渚なんてことは断じてない。



しかし弓ヶ浜は本当に訪れる価値のある海岸。
今まで私が見た中で五本の指に入る美しさ。
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波は穏やかでSUP(スタンドアップ・パドルボード)をしている人が何名かいただけ。
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ちなみに伊豆の三大ビーチはここ弓ヶ浜と白浜、多々戸浜といわれる。白浜と多々戸浜はよく波が入るのでサーフィンが盛ん。


岸側の光景と海岸の前の道路。
毎日、ここを散歩したい!
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波の表情を楽しみ、
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まっさらな砂浜に足跡をつけ、
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誰かのLOVEな作品を見つける。
なんだか日常とは違う時空に生きているように思えてくる。
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監視塔があったので登ってやろうかと。時空は違っても性格は変わらないみたいだ(^^ゞ
しかしハシゴが外されていたのでかなわず。
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監視塔の下にあった形のいい流木。
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あまりの素晴らしい景色に、こんな無粋なものがあっても気にならず。
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KEEP CLEAN そう願いたいもの。
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ずっとこの場にいたい気もしたが、そうもいっていられないのでーーー
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宿に戻ることにする。こちらがメインの道路。
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青木さざえ店。有名なお店らしい。
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このあたりの家のほとんどに、この夏みかんのようなものが植えられていた。
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これは桃の花かな。
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朝ご飯。
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こういう真っ当な和定食を食べると正しい生活をしている気分になる。

しかし、いつもは朝ご飯を食べない。コーヒーを飲むだけ。食欲がないというか胃腸が目覚めていない気がするというか。朝ご飯を食べないと身体に悪いといわれるが、食べたくない時に無理に食べるほうが健康にはマイナスと考えている。

なんだけれどーーー旅行や出張でホテルなどに泊まると、朝ご飯をもりもり食べられるのが不思議。朝目覚めた瞬間からお腹が空いている(^^ゞ そういう人は多いみたいだが、昼や夜の食欲は変わらないのに、朝だけなぜ普段と違うのだろう。人体のナゾ




いよいよ初めての泊まりがけツーリング、二日目(3月24日)の出発。


ーーー続く

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2018年03月30日

ラストツーリングは伊豆半島 その4 弓ヶ浜で宿泊

シーサイドツーリングを堪能して弓ヶ浜に到着。宿へのチェックインは午後5時。

ところでホテルならチェックイン・チェックアウトでいいと思うが、旅館や民宿でこの言葉を使うのはそぐわない気がする。以前に寺が運営するいわゆる宿坊に泊まった時もチェックイン・チェックアウトだった(/o\)

かといって適当な和訳も見あたらない。まだ日本に西洋式ホテルがなかった、あるいは普及していなかった時代に旅館などではチェックイン・チェックアウトをなんと呼んでいたのだろう? ナゾ


民宿に泊まることにしたいきさつは、5つ前のエントリーの序章編に書いた通り。今回選んだのは忠屋(ちゅうや)というところ。「やすらぎの温泉宿」とキャッチコピーをセットでネーミングにしているみたい。
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最初はどこかの旅行サイトでここを見つけて、予約申し込みをすると「この日に提供できるプランはない」と表示された。つまり満室という意味あるいは1人客はお断りの意思表示。もっとも「伊豆一人旅プラン」と謳っているサイトだったのだが。それでまたあれこれ探しているうちに「るるぶ」にもこの忠屋が乗っているのを見つけ、そこではなぜか予約できた。

だから少し心配になって、ネットで予約した後に確認の電話をしてみた。すると予約は通っていたし、また金曜日のこの日に泊まるのは私だけともわかった。こういう小さな民宿はいくつかの旅行サイトに掲載していても、予約システムとして「生きている」のは限られたサイトだけなのかもしれない。その辺の事情を現地に着いたら尋ねてみるつもりだったがーーー忘れた。


少し大きな民家といった佇まい。手前に伸びている建物に温泉がある。
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駐車場は砂利だったが、大きめの石をサイドスタンドにかまして問題なし。
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ロビーというか玄関というか。
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女将による手づくりの「さざえびな」。サザエを使った雛人形。房総のどこかで似たようなものを見た記憶がある。サザエが獲れる地方では作るものなのかな。これは1年中飾っておくものらしい。
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「さざえびな」とはボディにサザエの貝殻を使ったものね。
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部屋について一服。全景は撮らなかったがごく普通の6畳和室。
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窓からはホーホケキョのホトトギスとか、その他いくつかの野鳥の鳴き声がよく聞こえていい感じ。すぐ近くで鳴いているはずなのに姿は見つけられなかった。
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ところでこの後、いきなり雷が鳴って大雨が降ってきた。いわゆるゲリラ豪雨。もしバイクで走っている時なら大変だったかも。やはり日頃の行いがよいから宿に入ってから雨になったのだ。


温泉に入る。他に宿泊客はいないからiPhone持参で撮影。ヌード自撮りは宿のイメージダウンになるので自主規制(^^ゞ
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湯船は4人くらいが入れるサイズと大きくないものの、1人だけなので足を伸ばして寝そべって独占状態! 「ゴクラク、ゴクラク」と何度もつぶやく。温泉は海が近いからか塩分濃度高し。湯に浸かっている分には気付かないが、手を顔にあてて唇が温泉で濡れるとしょっぱかった。

脱衣場にあった説明によると、この温泉は源泉掛け流し。でもどこからもお湯は流れてきていない。蛇口が2つあるから、それを使って手動で断続的にかけ流すのか? でも24時間いつでも入れるシステムで、実際深夜にもう一度入った時もお湯の温度は変わらなかったから、どういう仕組みでかけ流しているのか不明。

そんな細かい疑問はともかく久し振りの温泉を堪能。貸し切りなので窓を全開にして、浴室内の温度を下げて長湯を楽しむ。唯一の難点は、そうすると天井からポタポタとしずくが落ちてくること。



晩ご飯。食事は部屋まで運ばれてくるスタイル。
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学生時代の民宿というのはこの半分くらいの品数だった。これなら充分に満足。ただしメインの煮付けが、伊豆名物の金目鯛ではなくカサゴだったのが少し残念。でも充分においしく、わずかな身も残さずたいらげる。また刺身のツマに添えられている海藻がおいしかったのが意外な驚き。普段そんなものは食べないのだが、海が近いと海藻も新鮮なのかな。女将によると刺身皿の右にあるのは、つい最近に解禁になったばかりの海藻とのこと。教えてもらった名前は忘れてしまったが、海藻にも旬があると知る。


ビールの酔いを醒ましてから、また温泉でのんびり。
そして部屋に戻って途中のセブンイレブンで買ってきたウイスキーをチビチビと。
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出張で一人でホテルに泊まることはよくあるけれど、民宿ではもちろん初めて。
それで発見。
和室で一人だとなぜか淋しい(^^ゞ


ーーー続く

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2018年03月29日

ラストツーリングは伊豆半島 その3 東伊豆から南伊豆へ

伊豆スカイラインの料金所を抜けた先は伊豆高原というエリア。ここは高原とは名ばかりで標高は200メートルほどしかない。ディベロッパーがこのあたりを別荘地として開発した際に、売りやすいよう「高原」というネーミングを付けたマーケティング戦略。

それなりにリゾート感のある県道111号線を下ると国道135号線に突き当たる。伊豆半島東海岸を走る道路だが、このあたりでは内陸部を通っておりまだ海は見えない。そして道路沿いの景色がリゾートから観光地的な雰囲気に変わってくる。文章にすると商業的なニュアンスになってしまうが、それはそれで旅行に来た気分が盛り上がって悪いものじゃない。

海が見えるのは赤沢を抜けてから。そこから北川、熱川と温泉地の地名が続く。ちなみに熱川(あたがわ)と聞くと、今でも「加代、おみゃーにやる飯はにゃーずら」を思い出す。わかる年代の人にしかわからない話。山水館だったっけ?


次の稲取から135号線を離れて内陸部に向かい、やってきたのが稲取細野高原。
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こんな細い道をくぐり抜けて山を登ると、
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開放感たっぷりの丘陵に出る。
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ここは伊豆半島の隠れた名所と何かで知った。風景的に珍しいタイプであるのは確かだが、なんとなく荒涼とした雰囲気に今ひとつ馴染めず。どうしてこの季節にこの色合い? 後で知ったが細野高原は秋にススキを見に来るところらしい。

遠くの山並みと風車群。やっぱり春の景色は緑色じゃないと。
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細野高原から伊豆大島を望む。写真ではレンズの倍率しだいだから大きさは関係ないが、伊豆スカイラインの滝知山からみた時と較べると、距離的には半分以下なのでかなり近く感じる。
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細野高原から135号線に戻り南下を続ける。今井浜を過ぎると河津桜で有名な河津(かわづ)。河津桜は早咲きなのでとっくにシーズンオフ。その河津から内陸部を国道414号線で北上すると石川さゆりの唄で有名な天城峠と淨蓮の滝がある。またその手前には河津七滝といって7つの滝が並んでいる場所も。今回は時間の余裕がなく滝はオアズケ。まあ見たいものを残して置いたほうが、また伊豆に来るモチベーションになるというもの。

というわけで海を見ながらのツーリングに徹する。この頃になると天気は晴天で気温も15度と少し暑くなってきた。


道路沿いに眺望用のパーキングがあったので立ち寄る。
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もう南伊豆エリア。
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写真中央に見える三段になった地形が新島。その左の小さなのが利島(としま)で、さらに左が伊豆大島。そして写真右が神津島。新島と神津島の間に式根島が見えているが、ブログに貼った写真では水平線と見分けがつかない。
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またここからは見えていないが、この先に三宅島と御蔵島がある。伊豆七島にはなぜか半島から近い式根島は含まれず、伊豆大島、利島、新島、神津島、三宅島、御蔵島に加えて、かなり離れたところにある八丈島の7つということになっている。

パーキングから見える白浜海岸。
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伊豆の白浜は有名だが海岸としては3つに分かれている。写真の一番奥つまり南が大浜海岸、その右側が中央海岸、桟橋のような物を挟んでさらに右側が板戸海岸。板戸は一色(いちき)海岸とも呼ばれる。


パーキングを出発してその白浜は、バイクを駐める所を探しているうちに通り過ぎてしまった。それで立ち寄ったのが、その南に位置する外浦(そとうら)海岸。

ここにしたのは正解。誰もいなくて海岸独り占め!
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砂も白くてきれい。
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打ち上げられた海藻まで新鮮そうに思える。
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お約束のローアングル。
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美しい外浦海岸をバックにBMW F800R。
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ちょっと珍しいアングルで。
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外浦海岸の後はチェックインの時間も迫っていたので、下田市内は素通りして弓ヶ浜まで直行。弓ヶ浜手前のいくつかの目的地を訪れられなかったが、それは翌日に持ち越すことにした。


ーーー続く



8東伊豆


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2018年03月28日

ラストツーリングは伊豆半島 その2 箱根と天城は雪景色!

さて3月23日〜24日の伊豆半島ツーリング。

出発は午前8時半。気温計は11度で少し寒い。それよりも気になったのは空模様。天気予報では23日の東京と伊豆半島はともに曇りのち晴れ。しかし今にも雨が降り出しそうな暗い雲。何とか持ってくれという気持ちで走り出す。

しかし東名高速に入って(高架道路なので)遠くの見通しがよくなると、西の空はかなり明るい。よかったと安心したのもつかのま一抹の不安がーーー。

東京から東名高速を走ると、やがて遠くに丹沢の山々が見えてくる。それらが真っ白ではないにしろ雪山なのだ。すっかり忘れていたが2日前の春分の日に、関東の一部では季節外れの大雪が降った。たぶんそれが残っているのだろう。予定では時間短縮のため箱根経由で伊豆スカイラインを通ることにしている。そういえば箱根で雪のためにクルマが立ち往生しているのをニュースで見たことを思いだした。でもゲリラ大雪みたいなものだし、次の日は暖かかったからもう除雪されているに違いないと願いながら進む。

もしまだ雪が残っているなら、途中でチェーン規制とかの表示があるだろうし、その場合はルートを変更すればいい。ただし伊豆スカイラインを使わず小田原から城ヶ崎までを海沿いに走ると2倍以上の時間が掛かってしまう。



幸い雪の交通情報はなく箱根新道で山を登る。ただし目の前にそびえているのは雪山。しばらくすると路肩に雪が見え始め、さらに進むと道路の横に見える山の斜面が真っ白になってきた。気温は4.5度まで下がる。そして悪いことに雨が降ってきた。降ってきたというより雨雲のエリアに突入したというべきか。当然、路面は濡れている。この程度の気温で凍結することはないはずだが、なんたって周りは雪で真っ白な山なのである。ひょっとしたら凍結しているんじゃないかとビビリまくり、後続車に迷惑をかけながらスローペースでコーナーを曲がる。

箱根新道を登り切ると雨はやんで路面もドライ。途中の斜面だけに雨雲がかかっていた模様。それで安心したのか伊豆スカイラインに向かう曲がり角を見逃して国道1号線を下ってしまう。Uターンしたついでに雪景色の記念撮影。
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当たり前だが雪のあるところにはバイクで出かけない。今まで路肩に多少の雪が残っていたことはあるが、こんな雪景色の中を走ったのは初めてである。最後のツーリングで貴重な経験ができた。




箱根峠の交差点で国道1号線から県道20号線に入る。走り始めて数分も経たないうちに路肩の雪はなくなった。こちらは南斜面だから日当たりがいいのかな。十国峠を通るこの20号線はとても気持ちのいい道。

熱海峠で伊豆スカイラインに。全長約40キロの観光道路。金曜日のまだ午前中なのでほとんどクルマもおらず快適な走行。


滝知山という最初のパーキングで小休止。
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伊豆半島東岸なら熱海と同じくらいの位置。
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海に突き出しているのが真鶴半島。水平線に見えるのは房総半島。
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初島。
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伊豆大島。
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熱海の温泉街。
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周りの山に雪はまったくなし。
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伊豆スカイラインにはところどころにパーキングがあって、眺望を楽しめるようになっている。富士山がきれいに見えるところもある。しかし上の写真でわかるように、この時は雲が厚かったので残りのパーキングはすべてパス。


適当なペースでライディングを楽しみながら伊豆スカイラインを「南下」する。最終出口は天城高原。しかしそこに近づくにつれてまた路肩に雪が見えだしてきた。熱海峠と天城高原の料金所の標高はどちらも635メートルほどで同じなのだが。ちなみに箱根峠の標高は846メートル。

またしても雪景色にたたずむBMW F800R。
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3月の終わりなのに、伊豆なのに白銀の世界!
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ここが伊豆だという証拠写真を撮っておかないと(^^ゞ
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とにかくラストツーリングは予想外の展開で始まった。
しかし路面が凍結さえしていなければ、雪を眺めながら走るのは最高!


ーーー続く

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2018年03月23日

ラストツーリングは伊豆半島 序章

借りていた駐車場が閉鎖となり、35年振りの復帰から7年間親しんできたバイクを降りることになったことは何度か書いてきた。現在は売却先を選定中。これでバイクライフは終了なのか、あるいはまた乗り始めるかはわからないが、今回がBMW F800Rで行く最後のツーリングなのは確か。


実はバイクを買った時に出かけてみたいエリアが2つあった。それは東北地方と伊豆半島。東北はあまり訪れたことがないからであり、伊豆は以前によく遊びに行って雰囲気が好きだからと理由は正反対。

ところがバイクを買ったのが2011年の2月。そして翌月の3月11日に東日本大震災が起きてしまう。状況が落ち着いてしばらくした後に「復興のためにも東北に観光に来てくれ」というような呼びかけが始まった。でも行かなかった。それは復興のためにという理屈には納得できても、まだガレキの残るところに出かけてボランティアをするでもなく、ノホホンと観光をする気になれなかったから。

もちろん今なら東北までツーリングしてもなんの問題もないと思うが、もうひとつの理由は、やっぱり東北はバイクで行くにはチョット遠かった。伊豆半島の先端の石廊崎までなら片道200キロほどだが、それが例えば松島だと380キロになる。あちこち回るとなると2泊3日は欲しいところであり、それはなかなかハードルが高い。今回は泊まりがけなので絶景道路の多い福島の磐梯や猪苗代あたりも考えてみたが(300キロくらい)、そのあたりは季節的にまだ寒いかなと軟弱な理由で却下。まあ東北はいずれ別の交通手段で回ってみることにしようと思う。


一方の伊豆半島は、走って帰ってくるだけなら日帰りで一周ツーリングはギリギリ可能。しかし私はバイクに乗る以上に、現地をあれこれ見て回るのが趣味なので。というわけで今までは城ヶ崎がもっとも深くまで足を運んだ伊豆だった。泊まりで行かなかったのは時間が取れなかったこともあるけれど、週末は1人だと泊めてくれる宿がなかったから。

そこで今回は最後のツーリングを言い訳にして金曜日に泊まるプランで考えた。それでもいわゆる旅館は軒並みネットの予約ではじかれる。せっかく伊豆まで行くなら優雅に過ごしたかったのに。仕方ないので方針変更をして民宿を探したら予約できた。民宿に泊まったのは学生時代以来となる。幸いにも当時とはかなりレベルが違ってけっこう満足度は高かった。


ルートの概略地図。
1概略ルート

城ヶ崎までの海岸部分は過去に走っているので、東名の厚木インターから小田原厚木道路に入り、箱根経由で伊豆スカイラインを使って時間短縮。城ヶ崎に降りてから下田までは国道135号線。途中に細野高原という所に立ち寄り。

下田からは136号線となり弓ヶ浜で一泊。翌日は石廊崎と堂ヶ島が2大目的地。予定では伊豆半島の西側の付け根まですべて海岸線を走るつもりだったが、気が変わって西天城高原線と西伊豆スカイラインへ向かう。結果的にマーガレットラインも含めて伊豆の4大名道をすべて廻ったことになった。最後は修善寺から三島に抜けて東名高速へ。


ラストツーリングだし距離も長いので、いつもより回数を多く別けて書く予定。
出だしは何と雪景色の中をバイクで走る羽目に!


ーーー続く

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2017年06月05日

湯河原 いずみの湯

熱海のアカオ・ハーブ&ローズガーデンでバラを見て、その後は宇佐見までわずかな距離だが伊豆半島ツーリングの雰囲気を楽しんだ5月27日の続き。


この日、最後のメニューは湯河原で温泉に入ってきた。熱海まで行ったんだったら熱海で温泉に入ればよさそうなものだが、知人が湯河原の「いずみの湯」を訪れてよかったといっていたのがその理由。熱海でどこの日帰り温泉施設がいいのか調べるのも面倒だったし、どのみち湯河原を通って帰るわけだから。


帰路は熱海ビーチラインを使わず国道135号線で湯河原まで。午後2時頃に「いずみの湯」に到着したが、そこでトラブル発生!

駐車場はこんなゲート式。しかしバイクを停めてもゲートが上がらない。どうもバイクにはセンサーが反応しないようだ。駐車場での経験はないが、田舎にたまにある自動感応式の信号もバイクだと反応しないから、それと同じような理由だと思われる。ただし信号の場合はバイク専用の押しボタンが道路脇にある。
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しかし押しボタンは見あたらず、もっと前に行けば反応するかなとゲートに前輪が接するくらいまで進んでしまいーーー。バイクに乗っている人ならわかるが、この程度の勾配でも200kg以上の重さがあるバイクを引きながらバックするのは極めて困難なのである。しかたがないのでゲート脇にある看板に書いてあったホテルの電話番号に携帯から電話した。(いずみの湯はニューウェルシティ湯河原というホテルの別館)

応対に出た人はバイクでバックできないことの意味がよく理解できない様子だった。とにかくここまで来てくれと頼んで手動でゲートを上げてもらう。彼によればバイクはゲート横の隙間から駐車場に出入りして欲しいということだったが、そんなこともゲートがバイクでは反応しないことの表示もなし。不親切だとは思うが世間でバイクの扱いなんてそんなものかも。とりあえずバイクでここに来る人はご用心を。




入口は階段を下ったところにある。
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そして次のトラブル発生。建物に入ると、そこにあるのは廊下。受付はもう1階下にある。そしてその廊下に「靴はロッカーに入れて、受付にはスリッパで来てくれ」という趣旨の張り紙がある。しかしその靴ロッカーが見あたらない。


これは下に降りて受付のあるロビーの入口。写真をクリックして拡大してもわかりづらいと思うが、右下に「靴はロッカーに入れて〜」の表示が一部写っている。
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やっぱり上の階に靴ロッカーがあったのかと考え、再び戻るがそのような場所は見つけられず。また電話してやろうかと思ったが(^^ゞ 通りかかった利用客に尋ねると、靴ロッカーは上の写真の自動ドアを入った先の右側にあるとのこと。張り紙に靴ロッカーの場所は書いていないし、通路にここが靴ロッカーだというサインもない。どうも「いずみの湯」は何事も説明不足というか気配りが足らない企業体質のようである。



何はともあれ、ようやく受付でチェックイン。料金は1080円だがスマホでクーポン画面を見せると864円。216円引きと率にして2割安くなる。ところでアカオ・ハーブ&ローズガーデンはホームページにクーポンの案内があったので利用したが、いずみの湯ホームページにそんなものはない。じゃなぜクーポンを持っているかというと、どこかに行くなら「どこそこ クーポン」で検索すると、観光地やレジャー施設ならたいていクーポンが見つかると知り合いに教えてもらったから。今回はトクトククーポンというクーポン専門のサイトがヒットした。これから地道に倹約するゾ。


さてトラブルはまだ続く。チェックインをすると靴ロッカーの鍵と引き替えに手首バンドのついた番号札を渡される。風呂場に通じるドアはその番号札でタッチすると開く仕組み。脱衣場に入って番号札と同じロッカーを探す。しかし番号札は4桁の数字(だったと思う)なのにロッカーは「あ80」とかまったく違う番号体系なのである。一瞬、間違って女湯に入ってしまったのかとあせった(^^ゞ そこで脱衣場の外のミニ休憩コーナーのようなところにいた人に尋ねると、

   番号札は風呂場のドアを開くためだけのもので、客にとって書かれている
   数字に意味はない。

   ロッカーは鍵が空いているものを自分で選んでつかう。

ということだった。意味のない数字を客に渡すべきではないし、とにかく「いずみの湯」の施設運営ロジックには客が迷わないようにするという発想はない。


なんだか細かなトラブルですっかり疲れてしまったが、いよいよ温泉に入ってリフレッシュタイム! ここからは撮影できないので、写真はホームページからの借用。


いずみの湯のセールスポイントはこの広い露天風呂。当日いた客は6〜7名で超ゆったり。
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内湯もこの季節はガラス扉が開いているから露天風呂に近い感覚。
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先週に訪れた箱根の「箱根の湯」との比較になってしまうが、お湯の温度はわずかに低め。温泉の質は似た感じ。どちらも硫黄臭がしたり白濁があるといったコテコテの温泉ではない。箱根の湯では「わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている」と書いたが、いずみの湯のぬめり気はさらに少なめ。ということで温泉に入っているというありがた味や満足感は箱根の湯の方がまさっている。

残念なことにいずみの湯ではジェットバスや泡風呂といった設備がない。私はあれが大好きなのに。というか1人で来ていると、ああいった仕掛け風呂に出たり入ったりしないと間が持たない。ゆったりとひたすら湯に浸かっていられるほど、まだ温泉さとり境地には達していないから。なおいずみの湯にはサウナがある。ただし私はサウナが苦手なのでプラス評価はなし。

いずみの湯がまさっているのは広さから来る開放感。もっとも箱根の湯も昼の早い時間帯に訪れて客が少なかったから、広さ的な問題はなかったが。またインテリアというか各部造作のクオリティやセンスもいずみの湯がワンランク上。



箱根の湯は基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用。いずみの湯は逆に基本的に循環方式で、この写真手前の小さな浴槽だけが源泉掛け流しとなっている。ちなみに写真左側の板張りはごろ寝する場所。
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こちらの湯は少し熱かった。源泉掛け流しなので日によって温度が違うと書かれていた。そうなの? 湯温計は43度。ただし普通の露天風呂の湯温計は41度でそれは箱根の湯と同じだったが、両者が同じ温度とは思えないので温度の絶対値は参考程度。

源泉掛け流しと聞くといい温泉のイメージ。しかし入ってみたところ温度を除けばお湯の感触にまったく違いは感じられなかった。感覚が鈍いのかな。



入館時の印象は悪かったが、お風呂自体は堪能できた。お湯に入ったり上がったりを繰り返し40分くらいの温泉タイム。最後にお湯に浸かってから出ると着替える時に暑いので、ベンチで湯冷まししてからというのが前回の経験から学んだ知恵。おかげで服を着る時に汗をかかずに済んだ。


無料休憩室はテーブル席とタタミ席に分かれている。だからゴロ寝もできるタタミ席はそのせいで少し狭め。ただしリクライニングチェアのあるリラックスルームが別にあって、そちらを使う人が多いのか利用客はあまりいない。リラックスルームも無料だが、ただし324円の貸し浴衣を着ていないと入れない。


午後4時頃にいずみの湯を出発。135号線で小田原まで向かう。適度なクネクネが気に入っている県道740号線が平行しているが、温泉で心身共にマッタリモードになってしまったので今回は走らず。小田原からは小田原厚木道路〜東名と乗りつなぐ。帰宅は午後6時半で走行240キロ。先週に続いてバラ、海岸、温泉と内容盛りだくさんなツーリングにでかけられて満足な1日だった。


おしまい

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2017年06月03日

宇佐見海岸まで

5月27日にアカオ・ハーブ&ローズガーデンを見に行ったツーリングの続き。バラを楽しんだ後、せっかく熱海まで来たんだから少しだけ伊豆半島ツーリングの雰囲気も味わうことにする。


ところで小田原を過ぎた後、伊豆半島の東岸は

   少しマイナーな真鶴
   準メジャーな湯河原
   メジャーな熱海

と続く。でも個人的な感覚として熱海あたりではあまり伊豆半島という気がしない。熱海までは来ることが多く、伊豆半島=私にとっては非日常のエリアという範疇から外れているからかもしれない。というわけで少しでもいいから熱海の先まで足を伸ばしたかったのである。


別に宇佐見海岸と決めていたわけではない。どこか適当な海岸までという算段。最初に長浜海浜公園というのが現れたが、国道135号線からビーチまでが少し離れていそうだったのでスルー。そしたら道路が崖の上を通るようになり、そこを降りたところが宇佐見海岸だったというだけのこと。


宇佐見海岸の横にある駐車場到着。アカオ・ハーブ&ローズガーデンからバイクを楽しんだのは20分ほど。
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現在位置。アカオ・ハーブ&ローズガーデンがあるのは錦ヶ浦。ちなみに宇佐見から10分ほど走ると伊東である。
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なかなか広い海岸。写っているのは海岸の半分強。
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砂浜に降りる。
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サーファーは数名いたが、当日は戯れる程度の波サイズ。
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お約束のローアングル。
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砂はキレイだった。
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道路側を振り返ればサーフな雰囲気のペイント。
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下を向けば、こんなものが打ち上げられていた(>_<)
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天気もよく一足先に夏気分である。
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駐車場の向かいにこんなお店があったので入ることにする。
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1階はただの通路で、お店は2階にあって海岸がよく見える。
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ここは民宿もやっているようで、泊まり客と思われる浴衣姿のお客さんも数組が食事をしていた。ところで看板にも伊勢エビとあったが、メニューの最初は5000円前後のものが並んでいて少し焦る。平然を装って(^^ゞメニューをめくり、注文したのが

おまかせ海鮮丼。
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これ以外に小さな茶碗蒸し、もずくの小鉢、味噌汁と漬け物が付いて1980円。実は花の名前もあまり知らないが魚の名前はもっと知らない。でもメインの魚は何かわからないがとてもおいしかった。親指の先ほどだがアワビも乗っている。それと生しらす。今まで生しらすを食べたことがなく、とても期待して口に運んだのに、ちょっとショウガをつまみすぎて味がよくわからずじまい。

飛び込みで入ったお店だったが満足度は高かった。ここなら5000円レベルの伊勢エビを頼んでも間違いないかも。


1時間ほど宇佐見にいて、次の目的地に向かう。


ーーー続く

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2017年06月02日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(4)

バラのガーデンは「フランスの香りのバラの庭」でおしまい。
最後にあらわれるのはハーブガーデン。
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整然としたレイアウトの美しいガーデン。でも花がないと何か物足りない気分。 もう少ししたらラベンダーが咲くのかも。
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噴水は休止中。
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黄色いカラーリーフの木立。最初のエントリーで書いた「黄金のバラの庭」にもあったが、ガーデンの構成においていいアクセントになっていると思う。2つ前の写真のイエローリーフが普通の緑色だとしたらと想像してみて。
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ハーブ工房への順路を進むと唐突に現れるゲームコーナー。木製で手づくりの遊具が並んでいる。バラや草花に飽きた子供をあやすには重宝するのかも。
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右はパチンコで左はパターゴルフ。
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手に持ってビー玉を動かす玩具。
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投げ縄。
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最後にあるのがハーブ工房。
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ハーブを使った物作り体験ができる。
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石鹸作りをしていた父娘。
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コース別にテーブルが準備されている。
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ハーブ工房の隣にあったこの白い石は、
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何と! 私もベランダにローズマリーを植えようかな(^^ゞ
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最後にまたイエローリーフを眺めて、
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ハーブガーデンから退出。
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出発地点へ下っていく。
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「バラの谷」から始まる斜面を見上げる。
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コーナーを曲がるとこんな表示があって、歩く距離はたいしたことない。
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駐車場は国道135号線沿いに広がっている。
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入口にある建物。ここは3階でレストラン。
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2階はハーブハウス。
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香りグッズ、ハーブティーやジャムなど。
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1階の園芸ショップ。ミニバラは2500円。
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普通サイズのバラも同じような値段。
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安いのは980円だった。
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午前9時に着いて正午前までアカオ・ハーブ&ローズガーデンにいた。最初に頂上まで運ばれるバスで、見学所要時間は約45分ですとアナウンスしていたから、日焼けしちゃったけれど充分に元は取れたぜ。

傾斜地に巧みにレイアウトされたいいガーデンだと思う。散策は変化に富んでいて飽きることがない。惜しむらくは最初の日本庭園のように、バラ越しに海を眺める場所がないこと。それと同じくバラと他の草花を混栽したガーデン作りの軽井沢レイクガーデンと較べると、庭造りがちょっと雑というか美意識が足りないかな。それでも必見のバラ園であることに変わりはない。


ーーーバラ以外の話がまだ続く

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2017年05月31日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(3)

バラの谷の斜面を降りていき、
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平地になったところからがプロポーズガーデン。
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バラのアーチをくぐりロマンティックな気分になったところでプロポーズしましょうということらしい。そんな安直な発想ができてうらやましい(^^ゞ
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こんなものがあった。
ウエディングベルはプロポーズの時じゃなくて、結婚式で鳴らすものじゃないの?
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アーチにバラの花がたくさん絡まっていると、適当に撮ってもそれなりにサマになる。
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斜面を振り返って。
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懲りもせずバラのアップ。前日の雨で濡れているものもある。
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これは撮影をミスって赤がくすんだように見えるが、実際にこういう少し朱色がかったバラ。珍しい色だと思う。あまりキレイとはいえないが。
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プロポーズガーデンまで来ると全行程の半分くらいを歩いたことになる。それを見計らってカフェが設けられている。
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そしてこのカフェを抜けたところにあるバラが、
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黄色と赤が超絶にあざやかで美しかった。
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カフェの一段下に広がる「フランスの香りのバラの庭」。
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こんな入口から入って、
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あれこれバラを楽しむ。
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これは地面を這って咲いているように写真では見える。実際は土の部分が斜面で、上から花が垂れ下がっている。
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このエリアにあるのはフレンチローズ。一番最初に訪れたイングリッシュローズガーデンに植えられているのはイングリッシュローズ。イングリッシュローズは前回のエントリーで書いた「バラの系統」の1つなのに対して、フレンチローズはフランスのバラ生産者が開発したバラという区分。つまりバラの分類は歴史や樹木の形態、花の姿形(系統)以外にもいろんな切り口があって実に複雑。イングリッシュローズにしても系統に入れる考えもあれば、フレンチローズと同じように産地ブランド的に扱う場合もある。またバラマニアなら香りの分類も重視するらしい。バラ学にはあまり深入りしない方がよさそう(^^ゞ

ところでこのエリアは「フランスの香りのバラの庭」となっているが、フレンチローズが特別に香りが強いバラということはない。このアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは散策していてほのかにバラの香りを感じることもあったけれど、他の植物との混栽スタイルだから単位面積あたりのバラ密度はそれほど高くないし、また基本的に海風が常にあるのでバラの香りに包まれる、香りにむせかえるということはなかった。香りを楽しむ点ではバラ畑みたいなバラ園のほうが向いているかと思う。

それにしても「フランスの香り」ってどんな香り?
昔、とあるクルマの開発会議に参加した時「都会的な走りの追求」というようなキーワードが用意されていた。「都会的な走りって具体的に説明してもらえますか?」と質問したら、サーッと場の空気が一変したのを思い出した。言葉に酔って中身がないことに気付かないのはよくある話。




いろんな草花。
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これはナデシコだと思うが、ナデシコはたくさん種類があるので自信がない。
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またまたアップで。
このエリアの入口付近はマーブル模様のバラが多かった。
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マーブル以外。
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ーーー続く

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2017年05月30日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン(2)

イングリッシュローズガーデンに続いて向かいのコレクションガーデンへ。バスの運転手がコレクションガーデンと案内していて、一体何のことだろうと思っていたが、こういうことだった。上田善弘は有名なバラの研究者らしい。
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バラの回廊を楽しむ。
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このコレクションガーデンからは眼下に海が見える。
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ツルバラは下向きに咲くものが多いような気がする。植物的に何か理由があるのだろうが、花を見やすくて人間にも好都合。
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バラといろいろな植物が混栽されていい雰囲気。
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コップタワシみたいな花も。
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前回のエントリーでバラの6分類について書いた。それは一番基本的な枠組みたいなもので、それとは別に花の姿形で区別した系統というものがある。だいたい30〜40種類ほど。この園芸会社のホームページには代表的な系統が写真で紹介されている。バラを見て「これはノアゼットローズ系だね」とか言えれば箔がつくが、まあおそらく一生無理だろう(^^ゞ


これは最初に紹介したバラ回廊に咲いていたバラ。バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが、たいていは原種バラかそれに近い園芸種だと(勝手に)認識している。単純に花としてみればきれいなのだが、バラのイメージとはかけ離れているから原種バラはあまり好きになれない。
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バラと聞いて連想する形とかけ離れているのが原種バラという私の理論からすると、先ほどのツルバラなんかは本当に原種バラ?という気もするけれど。ちなみにアカオ・ハーブ&ローズガーデンでは品種名の表示はない。

まあ細かなことは気にせずにバラのモコモコを楽しむ。
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こちらは超ミニチュアサイズのバラ。それにしてもバイクの鍵の溝に何かこびりついているのに今初めて気がついた(>_<)
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コレクションガーデンを見終わって坂道を下っていく。
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石垣の模様が浮き出た苔。
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ここは「夜の女王の庭」と名付けられた一画。
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階段を上った先は小人でも出てきそうなメルヘンな風景。
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その奥に見えるのは、まぶしいばかりの新緑!
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夜の女王はいずこに? ナゾ





次にあらわれるのがバラの谷への入口。
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しばらく歩くとドッカーンと視界が広がる。
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この斜面部分がバラの谷。
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つづら折りになっている道を降りながらバラを眺めるという趣向。
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いろんな植物。
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こいつは紫の部分が耳で、白が目で、黄色が鼻に見えてしかたがなかった。
ちょっと怒っている表情なのが花にしては珍しい。
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これはジキタリス。園内のあちこちで咲いていた。
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ツリガネソウ(釣鐘草)。
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アカオ・ハーブ&ローズガーデンの案内マップ。
案内図

6番が夜の女王の庭で、7番がバラの谷。ところでこのマップを入口でもらうのを忘れ、でも順番に降りていくだけだから別にいいだろうと思っていた。この後7番〜9番〜10番〜11番〜12番と、つまりバラの谷から一直線に進んだのだが、少し離れたところに8番もあることを自宅に戻ってから発見(/o\)

8番はクライミングローズガーデン。クライミングローズとは前回のエントリーで書いた形態の2分類でツルバラのこと。まあツルバラはどのガーデンにもあったし、またここに来る理由ができたからいいかと。


ーーーまだまだ続く

wassho at 21:58|PermalinkComments(0)

2017年05月27日

熱海 アカオ・ハーブ&ローズガーデン

前日の金曜日は早起きの必要があった。それで午前5時半頃の天気予報が、このアカオ・ハーブ&ローズガーデンをロケ地に放送されていた。単なるバラ園ではなくガーデンとして構成されているとの紹介。実は近場のバラ園はほとんど訪れたし、単にバラがたくさん咲いているバラ畑のようなところでは満足できなくなってきている。このアカオガーデンのことは知らなかったから、やっぱり早起きは三文の得かも。

というわけで2週続けてのツーリング。
もうすぐ梅雨だし今年の夏は酷暑らしいから乗れるうちに乗っておこうかと正当化。


東名を厚木インターで小田原厚木道路に乗り換えて終点まで走るのは先週のツーリングと同じ。今回はそこから熱海を目指す。伊豆半島の東海岸をつなぐのは国道135号線だが、往きは時間節約のため有料バイパスである真鶴道路と熱海ビーチラインも使う。バラを見た後は宇佐見まで走って伊豆ツーリングの雰囲気を少しだけ楽しみ、帰りは湯河原でこれまた2週連続となる温泉というプラン。
地図


出発は午前7時。前日は長雨だったから道路はまだ湿っている。本日は晴れの予報なものの厚い雲で今にも降り出しそう。とりあえず天気予報を信じて出発。気温は22度でバイクで走り出すとやや肌寒い。

東名の下りは西向きである。天気は西から変わるというが、西の空は相変わらず暗い。熱海まで行って雨じゃシャレにならないから、降り出したら帰ろうと思いながら走る。しかし小田原厚木道路に入った頃から急速に天候が回復。信じてよかった天気予報。


小田原からしばらく135号線は崖の上を通っているので海はあまりよく見えないが、進むにつれて高度が下がり海沿いの道路となる。なぜか海が近くだとテンションが上がる。真鶴道路は半分トンネル。しかし湯河原の先からの熱海ビーチラインは海が荒れていれば潮を被るほどのシーサイド道路。ただし、どちらもETCに対応していないので、特にバイクだと料金の支払いが面倒。田舎の高速道路より交通量は多いはずだから早くETCを導入して欲しいものである。

熱海の中心街を抜けて数キロ先の錦ヶ浦というところにアカオ・ハーブ&ローズガーデンはある。到着は開園時刻と同じ午前9時。駐車場はこの奥にも広がっているが、もう相当数のクルマで埋まっている。かなり人気のある場所のようだ。バイクを駐める専用区画はなく、係員によると「軽四の場所が空いていたらそこ。空いていなければ普通車のところに駐めてくれ」とのこと。
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駐車場から入口をみたところ。右側の門が国道135号に面している。ほとんどの人がやってくる東京方面からだと右折して進入することになる。対向車も多くてなかなか右折できず、道幅は狭くて後続車がつかえ、この付近の渋滞を作り出しているのがこのガーデンであることが判明。
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上の写真の左側の階段でガーデン入口に上がる。
ガーデンのセンスのよさを予感させる案内看板。
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チケット売り場。クルマの数から長い行列を想像していたが、そうでもなかった。実際は9時より前から開いているのかもしれない。
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入園料は1200円。ホームページのクーポン画面をスマホで見せると1000円になる。
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ガーデンは山の斜面に沿って造られている。マイクロバスで頂上まで運ばれて、そこから歩いて下りながら見学する。平地の少ない熱海ならではの工夫のある仕組み。
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超久し振りに乗るマイクロバス。頂上までの途中に運転手がいくつかに分けられている各ガーデンの説明をしてくれる。
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終点到着。
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この上に曽我浅間神社という私設?の神社がある。階段を登らなくてもおさい銭は納められるというありがたい配慮つき(^^ゞ
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ハーブ&ローズガーデンなのに最初にあるのは日本庭園。
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アカオ・ハーブ&ローズガーデンは熱海で2軒のホテルを経営するアカオリゾートの系列である。創業者である赤尾氏の銅像があった。熱海では伝説の経営者らしい。
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ここは日本庭園というより写真中央の世界最大といわれる盆栽を展示するためのエリア。歩いている人と比較するとそのサイズがよくわかる。この日は天気もよく海を背景に絶景である。
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盆栽は鳳凰(ほうおう)の松と名付けられている。姿形はお見事。しかし盆栽って樹木を小さなサイズに凝縮して育てることじゃなかったけ?
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日本瓦越しに海を眺めることはあまりないかも。遠くに見えているのは初島。
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日本庭園を出て数十メートル下ると、いよいよバラのガーデン。道路の左側がイングリッシュローズガーデン。右側にあるのがコレクションガーデン。
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イングリッシュローズガーデンに入る。
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ちなみにバラは大きく6つのセグメントに分けられる。まず歴史的に3分類。

原種バラあるいはワイルドローズと呼ばれるのは、いってみれば野生のばら。200種類くらいあるが祖先をたどると8品種といわれる。そのうちの2品種「ノイバラ」「テリハノイバラ」は日本原産。バラって西洋のイメージが強いのに、オリジナルの2/8=25%が日本由来なのは意外。

野生のバラから人間によって園芸品種がどんどんと開発された。現在で約4万品種以上ともいわれる。それで1867年(明治維新の1年前)に生み出されたラ・フランスという品種を境に、ラ・フランスを含んでそれ以降の園芸品種をモダン・ローズ、それ以前をオールド・ローズと区分する。ラ・フランスがそれだけ園芸的には画期的だったからだが、オールド・ローズとの一番の違いは四季咲きなこと(日本の屋外で冬は咲かないが)。オールド・ローズは一季咲きで基本的に春から夏。それほどバラの世界では別格扱いのラ・フランスであるが、洋梨の名前と同じなのが紛らわしい。もっとも洋梨をラ・フランスと呼ぶのは日本だけで和製仏語なんだけど。

形態的にバラは枝が伸びるものと、ツルが伸びるものの2つに分類できる。先ほどの歴史的3分類と掛け合わせて合計6分類。イングリッシュローズはモダンローズで枝とツルの両方ある。





立体的なガーデンでいい雰囲気。
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ツルバラが多かったかな。
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このゲートのところで写真を撮りたかったのに、ご覧のように人が途切れることがなく。
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仕方なく別の場所で「壁の花」を(^^ゞ
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バラ以外にもいろいろ咲いている。
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こういういろんな花や草が混じったガーデンな雰囲気が空き。
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こちらはイングリッシュローズガーデンと続きになっている「黄金のバラの庭」というゾーン。黄色系のバラと黄色いリーフ(葉っぱ)の植物で構成されている。
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ところで山のモコモコ感もなかなか素敵。
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バラのアップでいろいろ。
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ーーーかなり長く続く

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2016年06月18日

湯河原 吉浜〜こごめの湯〜熱海 その2

玄関にある靴ロッカーの鍵は4桁の暗証番号をダイヤルでセットする方式。つまり手に持てる鍵や札はないからロッカーの番号を覚えておかねばならず、ちょっと面倒。バイクブーツ代わりに履いているハイカットの安全靴も横にしたら入れることができた。ちなみにスリッパはなく館内は裸足で歩かされる。


その先のカウンターで1000円の入場料を払う。このページにアクセスしてスマホに割引券を保存しておけば900円になる。保存してあったのに、カメラを落として動揺したのか、そのことをすっかり忘れて1000円を払ってしまった。「割引券をお持ちですか?」くらい尋ねてくれればいいのに。

その代わりに?尋ねられたのはタオルは持っているかどうかということ。1000円にタオルは含まれず有料のレンタルもなく、タオル200円・バスタオル500円の販売のみ。こういうところへ来たのは初めてなので、そういう仕組みや価格が妥当なのかどうかはよくわからない。もっとも事前に調べてあったのでこの日はタオル持参。ハイテク繊維のタオルでかなり薄いのだが、それでもタオルとバスタオルのセットだとかさばる。

バイクには前回のエントリーで書いた白黒のディパックの前方に、黒い大型のウエストバッグもくくりつけてあって普段はカッパが入っている。カッパを抜いてタオルを入れて運んできた。クルマと違ってバイクは荷物運びに苦労する。ちなみにツーリング途中で激しい雨に遭遇したことは何度かあるが、面倒くさいので今までカッパを着たことは一度もない。


お風呂に入る前に、昭和な旅館情緒?漂う食堂で遅めのランチ。
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お腹も空いていたが、駐車場で落としてしまったレンズのダメージを落ち着いて確認したいという気持ちもあった。観察するとレンズのボディはいくつかの筒が連結して構成されている。コンクリート地面と接触して一部がへこんでしまった筒と、隣の筒との接合面に数ミリの隙間ができていることを発見。グッと押し込んだらかなり戻ったが、1ミリ程の隙間がまだ残る。これ以上は凹んだ部分を元に戻さないと無理。この隙間からホコリや水滴がレンズ内部に入る悪影響があるのか、修理に出したらいくらかかるのか、あるいは凹みを自分で直せるのかなどは今後の検討課題。ヤレヤレ(/o\)

ところで担々麺(たんたんめん)は挽肉と辛いスープが特徴のラーメン。湯河原はその担々麺の焼きそば版をご当地名物にしているらしい。あまり聞いたことがないからスベってるぽいが。この食堂では坦々焼きそばよりも、イカソース焼きそばが写真入りでアピールされていたのでそれを頼んだ。出てきたのはイメージしていた「イカソース」の焼きそばではなく、「具にイカも入っているソース焼きそば」だった(^^ゞ まっ、そこそこおいしかったけれど。



いよいよ温泉タイム。脱衣場には脱衣カゴの他にコインロッカーがある。お金を入れて鍵を閉め、鍵を開けたらお金が戻ってくる方式ではなく、きっちり100円取られる。

こごめの湯は内湯と露天風呂が続きになったお風呂が2つある。日によって男湯と女湯を入れ替えているらしい。ホームページでは景色がよく見えて開放感溢れる造りだが、当日の男湯はそちらではなかった。

写真では日が差し込んで撮られているが、実際にはかなり暗い。特に露天風呂は壁に囲まれていてちょっと閉塞感あり。(写真は http://shizuoka.mytabi.net/onsen/hakone/archives/kogomenoyu.php より拝借)
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お湯に浸かった最初の感想は「ぬるい!」。デジタル式の湯温表示があって39度だった。露天風呂には、お湯がチョロチョロと浴槽(という表現はおかしいかもしれないが)に落ちてくるところがあって、そのお湯は触れられないくらい熱い。だからそのお湯が落ちてくるすぐ近くに陣取って、ほとんどを露天風呂で過ごした。昔は熱いお風呂が苦手だったが、今は熱めが好き。皮下脂肪の断熱効果皮下脂肪の断熱効果かもしれない。

お湯はわずかにヌメリ気のあるタイプ。そして柔らかなお湯に感じる。よく「この温泉のお湯は柔らかい」というような言い方をするが(そういえば硬いといわれているのは聞いたことがない)、あれって何が違うのだろう。軟水・硬水は水に溶けているカルシウムとマンガンの濃度で区別される。飲めば柔らかい・硬いの違いはわかるとして、それは味覚的な比喩表現であって物理的に硬さが違うわけじゃない。だから触れても違いは感じないはず。ヌメリ気があれば柔らかく感じる気もするけれど、そもそもヌメリ気の正体は何? まあそのうち気が向いたら調べましょう。

こごめの湯は源泉掛け流しではない。ホームページによればお湯は毎日入れ替えているとのこと。循環方式の温泉で、ひどいところになるとプールの匂い=塩素臭がするところもあるらしいが、そういうことはなく快適。でも硫黄系の匂いとはまた違う独特な匂いがごく僅かに感じられる。私には「生のサザエ」の匂いに似ていると思えた。もちろん風呂場が生臭いわけじゃない。念のため。

泡風呂とか打たせ湯とかを期待していたのに、極めてシンプルな温泉のみだったのは残念。サウナもなかった。入った時は内湯に2名、露天風呂に5名いただけで空いていた。その後に露天風呂は10名くらいまで増えたものの、混雑ということはまったくなく、ノンビリとお湯につかることができたのは幸い。最大の誤算は普段の条件反射で、やたら歯磨きをしたくなったこと。次からは歯磨きセットも持っていこう。

お湯につかっていたのは30分くらい。お湯がぬるいからそんなに長く入っていられたともいえるわけで、ゆったりと温泉を楽しむにはこれくらいの温度がいいのかもしれない。東京の銭湯は460円らしいから1000円なら充分にリーズナブル。



お風呂は地下で休憩室は2階にある。
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まだ身体が火照っているが、この時点でバイク用の革パンツを履いているのが辛いところ。温泉メインのツーリングをするなら、館内用の着替えを持ってくるか、浴衣レンタルのある温泉施設を選んだほうがいいだろう。

初めての日帰り温泉体験はリラックスした気分になれてよかった。ただし好印象の50%位は人が多くなかったことが影響しているかもしれない。でも、これからあちこちの日帰り温泉をツーリング目的地に組み込もうかなとは思っている。


建物を出てバイクのところに戻る。
来た時にカメラを落とすというアクシデントがあったが、またさらなるトラブル発生!
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下り勾配で壁で行き止まりになっている場所に駐めたから、バイクをバックさせないと道路に出られない。それほどの傾斜ではないから大丈夫と思って駐めたのだが、いざ動かしてみるとバイクが重くて、とてもじゃないがバックさせられない。結局、温泉から出てきた人に押すのを手伝ってもらった。隣のバイク(帰る時にはいなかったが)がどうして敷地外の側溝の上に駐めているのか不思議だったが、壁を避けていたのだとこの時に気付く。カメラも落としたし、どうもこの駐車場とは相性が悪い。



当初の予定では湯河原から箱根に抜けるつもりだった。でも、せっかく伊豆半島の入口まで来たのでもう少し海沿いを走りたくなり、熱海まで行くことにした。もっとも有料道路である熱海ビーチラインを使わずに135号線を走ったから、海はあまり見えなかったが。

135号線で少し山側から熱海に入ると熱海サンビーチと呼ばれる砂浜がよく見える。寛一お宮の銅像を横目で見ながら中心部を走り抜け、バイクを駐めたのは漁港の近く。
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このあたりは中心部と較べると古びた感じのするエリア。
こんな大きなパームツリーのあるホテルも建っている。
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熱海からは県道11号線で十国峠に登り、そこから県道20号線で箱根峠に向かう。11号は初めて通ったけれどなかなかいい道だった。20号線は稜線を走るクネクネ道。箱根峠からは芦ノ湖には下りずに箱根新道で小田原に。そこから先は小田原厚木道路で往きと同じルート。
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午後6時半帰宅で走行230キロ。途中で温泉に入ったらツーリングの疲労度が普段と違うかというと、それはほとんど感じなかった。それよりも温泉の後に宴会がないのに違和感を感じた日帰り温泉初体験だった(^^ゞ


おしまい

wassho at 15:58|PermalinkComments(0)

2016年06月16日

湯河原 吉浜〜こごめの湯〜熱海

6月11日のツーリングの続き。


山の上にある星ヶ山公園からまっすぐ海岸沿いに降りると、国道135号線の有料区間である真鶴道路と県道740号線の合流地点に出る。そのあたりの海岸が吉浜でサーフィンのポイントであり海水浴場でもある。ここはクルマも含めて何度も通っているが海岸に降りたことがなかった。というのは道路沿いに駐車場がないから。海岸と平行している道路より陸地側に入ったところに何カ所か有料駐車場があるらしい。バイクなら無理やり止められないことはないけれど、それもお行儀悪いし、わざわざ有料駐車場に駐めてまで降りたい海岸でもなかったので。

吉浜を過ぎると海に突き出している埋め立て地?のようなところがあり、パチンコ屋やショッピングモールが並んでいる。そこの駐車場に潜り込めなくもないが、まあいいかと素通りすると、埋め立て地の最後に湯河原海浜公園というものがあった。吉浜からは少し離れてしまったが、とりあえず入ってみることにする。


奥はテニスコートだが、一番広い面積を占めているのは広場というかグランドというか空き地のようなところ。何となく変な公園である。
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その広場の横を抜けて、
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海に出る。この形状からしてやっぱり埋め立て地かな。
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海浜公園の隣は湯河原中学校。だからこの区画は海浜公園〜中学校〜パチンコ屋と並んでいることになる。やっぱり変なところ。
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とりあえず吉浜まで歩いてみることにする。
途中でこんなブルー&オレンジの鳥を発見。
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埋め立て地の端から見た吉浜。
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この日は波がほとんどなく、子供サーファーが水遊びしていた程度。
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海浜公園まで戻るのはけっこう遠い(/o\)
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結局たくさん歩いただけで、またもや吉浜に降りなかった。

その次に向かったのは湯河原の温泉街の中程にある「こごめの湯」という日帰り温泉。星ヶ山公園のサツキが見頃過ぎなのはわかっていたし、帰りは箱根経由で楽しいルートとはいえ、それだけ見て帰ってくるのもつまらないなあと考えているうちに、温泉に立ち寄ることを思いついた。バイクで温泉に行くのも、日帰り温泉という施設に行くのも実は初めてである。



こごめの湯到着は午後2時頃。
思っていたより立派な旅館のような建物。
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クルマは建物の隣の駐車場が1時間100円。150メートルほど離れたところに無料駐車場もある。でもけっこうな坂道。幸いバイクは建物の前に無料で駐められる。
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しかしここでアクシデント発生!!!

バイクの後ろにはディパック(リュックサック)をくくりつけてある。白黒ツートンなのがそれ。ディパックに何が入っているかというとショルダーバッグ(^^ゞ カメラ、水筒、ケータイその他モロモロが入っていて、ツーリングの目的地に着いたらそれを提げてブラブラするのが私のスタイル。

普段カメラはショルダーバッグに入れる。しかし湯河原海浜公園を出発する時に、どうせ温泉に着いたらすぐ建物の写真を撮るだろうからと(公園から温泉までは10分もかからない)、カメラをショルダーバッグに入れずに、ショルダーバッグと一緒にディパックに詰め込んでしまった。それをすっかり忘れて、ディパックからショルダーバッグを引き出すとーーーカメラが地面に落ちた(>_<)

レンズから地面に接触したようで衝撃でレンズがカメラから外れて、隣のバイクのところまで転がっていった(レンズ交換式のカメラです)。幸いにもレンズが外れてむき出しになったカメラのセンサー部分や、レンズのガラス面に傷はつかなかったが、レンズの筒の一部が曲がってしまった。このレンズはカメラ本体の2倍くらいの価格だったのに(涙)。

こごめの湯以降の写真は落としたカメラとレンズで撮っているわけで、今のところ機能面には支障がない模様。しかし写真を撮ろうと凹んだレンズをを見る度に私も凹む。


ーーー続く

wassho at 09:03|PermalinkComments(0)

2016年06月15日

湯河原 星ヶ山公園 さつきの郷 その2

根府川駅を後にして湯河原の星ヶ山公園に向かう。
740号線は緩やかにクネクネして、日当たり見晴らしもよく走って楽しい道。

ところで湯河原というと思い浮かぶのは湯河原駅周辺と、駅から奥湯河原方向に延びる県道75線周辺の温泉街・別荘エリア。しかし星ヶ丘公園は最寄り駅が真鶴駅で湯河原の中心部からはかなり離れている。それで調べてみると湯河原は思っていたより広いエリアに渡っている。特に箱根に登るターンパイクの一部も湯河原町に含まれていたのは意外。
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真鶴駅まではクネクネはしているが740号線の一本道。そこからはナビに頼る。星ヶ山公園は地図データにないので手前の湯河原美化センターというゴミ焼却施設をセット。もっとも最初に740号線から離れるポイントさえ間違わなければ道なりに進めばいいし、ところどころに案内板もある。それでこの公園に向かう道路がかなりの急勾配で、一部は林道レベルのクネクネ度合いでヘアピンカーブも多い。そんなハードなルートは想定していなかったのでちょっとビックリ。後で知ったのだが公園は標高約800メートルとかなり高い場所にある。真鶴駅は標高57メートルらしいから一気に駆け上がったことになる。

そして見通しの利かない最後のカーブを回ると、あたり一面のサツキが目の前に広がって感激。もっとも情報通り「見頃過ぎ」で花は少なかったが。


さつきの郷に到着したのは12時半頃。
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バイクの奥に止まっているクルマには「湯河原町」と書かれていた。駐車場がどこかわからなかったので、そこにいた係員風のおじさんに聞くと、この辺に適当に駐めろとの指示。
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BMW F800Rと見頃過ぎのサツキのツーショット。
写真の上の方にごく一部まだ満開のエリアがある。
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まずはその満開エリアに。
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ピンクのサツキのアップ。
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見ている分には他の色のサツキもきれいだったが、アップで写真に撮ってみると傷んでいる部分も微妙に目立つので集合写真だけを載せておく。
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品種の表示はなかったが、上で写真を載せたサツキは街中で見るサツキとは少し種類が違うような気がする。それでこちらが普段よく見るサツキ。このタイプはほとんど萎れていたが、一区画だけまだきれいに花が残っていた。
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この公園はけっこうハチが多い。ツツジを見に行ってハチがいた記憶はあまりないから、サツキの蜜のほうがおいしいのかな。背中の毛が柔らかそうだけれど、触ることができなくて残念(^^ゞ
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情報通りに見事に見頃過ぎだったのは残念。
ちなみに植えられているサツキは5万株とのこと。
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ブログサイズの写真ならそれなりにキレイに見えるかな。
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でも花と海が見えるこの景色には大満足!
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バスツアーできているご老人たちが木陰でお弁当。
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サツキが咲いている間は売店も出るみたい。
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少し離れたところに展望広場の看板。
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階段を上って、
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海を見おろす。
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突き出しているのは真鶴半島
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星ヶ山公園と書かれているのは写真だと看板のように見えるが、実際にはかなり離れた場所にある大きな塔のようなもの。そこで疑問が2つ。

 あの文字はここ「さつきの郷」にいる人に向けて星ヶ山公園をアピールしているのか?

 ここは「星ヶ山公園 さつきの郷」だけれど「さつきの郷」というのは「星ヶ山公園」を
 説明する言葉なのか、あるいは「星ヶ山公園」には「さつきの郷」以外にも別のエリアが
 あるのか?

ちょっと調べたがわからなかった。まあどうでもいいけど。


水平線に霞んで見えるのが伊豆大島で、右側の小さな島が熱海沖にある初島。
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岬に見えるのは川奈辺りだと思う。
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友逢(ゆうあい)の鐘
鳴らす人が多くて、ちょっとうるさかった。
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この角度で見ると星ヶ山公園と書かれている塔までの距離とサイズがイメージできるはず。
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バイクを駐めた場所まで戻り、その少し先まで行くと林道の入口があった。
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軽いオフロードバイクなら、こういう林道も楽しいかもしれない。ただそういうバイクで高速道路を使って林道まで来るのが大変な気もする。


これは片浦林道とはまた別の道。
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1分ほど歩くとゲートがあり、舗装が終わっていた。これも林道なのかな。
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事前にわかってはいたものの、きれいなサツキがごく一部しか残っておらず、やはり花見はタイミングを合わせるのが難しい。しかし星ヶ山公園は海が見渡せるいい景色で気に入った。この日も人はそれほど多くなかったが、湯河原の温泉に来た人がここまで足を運ぶことはまれだろうし、たぶんサツキのシーズンが終わればほとんど人がいないんじゃないかな。そのうちまた訪れてみよう思う。


ーーー続く。

wassho at 08:29|PermalinkComments(0)

2016年06月11日

湯河原 星ヶ山公園 さつきの郷

ツツジとサツキは同じツツジ目〜ツツジ科〜ツツジ属の植物で、学術的には区別しないらしい。もちろん園芸的には別扱いする。大変よく似ていて

・花も葉っぱも形は同じだが
・ツツジの花や葉っぱはサツキの1.5倍くらい大きい
・ツツジが咲くのは4月中旬から5月中旬
・サツキは5月中旬から6月中旬とツツジの後に咲く

というのが一番の違い。両者を掛け合わせたようなものもあるし、個別の品種によっては見分けがつかないこともある。どちらも街中でよく見かけるが、ツツジと違ってサツキはその名所と呼ばれるところに行ったことがなかった。というわけでサツキ園を見るのが本日の第1目的。ちなみにやはり花の大きなツツジのほうが人気があるらしく、ツツジと較べてサツキの名所の数はかなり少ない。

実はこのツーリングは1週間前の6月4日に行く予定だった。星ヶ山公園のある湯河原町のホームページによると6月2日に見頃となったという情報。しかし朝起きて準備を整え、出発前に道路情報をチェックすると、東名高速で玉突き衝突事故とその他2件の事故が起きていてかなりの大渋滞。どうしようか迷っているうちに、だんだんとモチベーションが下がり、気がついたらモーニングビール(^^ゞ この季節だから次の週末の天候はどうなるかわからない。幸いにも本日は晴れという予報だったので1週間遅れで再チャレンジ。ところが金曜日の夜に湯河原町ホームページを見てみると「6月9日 見頃過ぎとなりました」というショッキングな文字が(/o\) ツツジやサツキって2〜3週間は咲いているイメージがあったんだけど。

まあでも多少は花も残っているだろうし、今回はサツキだけが目的のツーリングでもないので、予定通りに湯河原方面へ出かけてきた。ルートは東名で厚木まで行き、そこで小田原厚木道路に乗り換える。伊豆半島に入ってからは国道135号ではなく、その旧道である県道740号で湯河原まで。
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朝、道路情報をチェックするとまたもや東名高速で事故3件の大渋滞。皆さん、安全運転を心掛けましょう。6時過ぎに起きた事故だったので、もうしばらくすれば渋滞は解消するかと様子を見ていると、だんだんと渋滞距離が伸びてくる。事故処理が終わらずにクルマの数が増えれば渋滞はひどくなるということか。今回は中止したくなかったのでツーリング決行。出発は午前9時半頃。

気温は既に30度近くで日差しも強く暑かった。メッシュの革ジャンにしようかとも考えたが、まだ早いかと普通の革ジャン。そのかわりVENTZというベンチレーション補助器具のようなものをつけてみた。夏にはいつも使っているが、実はメッシュでない革ジャンに装着したのは初めて。街中ではほとんど効果はないものの、高速に入って60キロ以上のスピードになると、革ジャンの中を風が通り抜けていくのがメッシュの時よりも明確にわかる。身体を冷やす効果も充分で、高速道路上で31.5度まで気温が上がったが涼しすぎるくらいだった。メッシュなら袖口から取り込んだ風はすぐ抜ける。普通の革ジャンなら革ジャンが風でパンパンに膨れあがるかもと心配したが、そんなことにはならなかった。もっとも渋滞時にはスリヌケしたとしても、そんなにスピードは出ないから暑いけれど。


東名の渋滞を何とか切り抜け小田原厚木道路へ。東名からだとジャンクション形式ではなく、いったん東名を降りて小田原厚木道路に入り直す形になる。それで小田原厚木道路を数キロ進むとまたもや渋滞。この渋滞は出かける前の道路情報にはなかったから直前に起きた事故かもしれないと考える。

しかし、しばらく進んだ先にあったのは事故車両ではなく、道路に置かれて燃え尽きた発煙筒と、まだ炎を出している発煙筒が合わせて10個ほど。つまり事故の処理は終わっているのに、発煙筒を避けるために1車線通行になって渋滞していたというわけ。発煙筒を焚くのは警察か道路会社か知らないが、用が済んだら片付けとけよ(怒)。


ところで小田原厚木道路は好きな道でもあり嫌いな道でもある。好きな理由は全区間の半分弱に当たる厚木から平塚までの平野部では、高速道路なのに高架ではなく地面に造られた道路だから。道路側面に防音壁もなく周りがよく見える。水田が多いので今の季節だと緑豊かな景色が広がって気分よし。地に足が付くの反対で、高架の道路を走るのは精神的に微妙なプレッシャーを受けているような気がする。

嫌いな理由は覆面パトカーがやたら多いこと。私の知る限り関東エリアで覆面パトカー密度は断トツに高い。全長30キロほどなのに、この日も往復それぞれ3台づつが捕まっているのを目撃。それがここでの日常風景。実は小田原厚木道路は高速道路ではなく一般有料道路。制限速度は70キロなので神奈川県警のドル箱路線となっている。とにかくここを走る時は不審な後続車がいないか細心の注意が必要。


東名では31.5度まで上がった気温計も、小田原厚木道路では26度前後まで下がる。早くもヒートアイランド現象かな? そして小田原厚木道路が終わると西湘バイパスを少しだけ通って、伊豆半島の東海岸沿いを走る国道135号線に出る。以前に真鶴に行った時、135号線と平行する県道740号線がとてもいい道だったので、もちろん今回もそちらを選ぶ。前回は根府川駅の手前で135号線から740号線にそれたが、地図を見ると西湘バイパスが終わってすぐに、740号線ではないが、そのまま進むと740号線につながる枝道があったのでトライ。

西湘バイパスが終わって最初に右折できるところに進入する。いかにも地元の生活道路といった雰囲気。135号線は渋滞しているが、こちらは誰もいない。ヤッターと思って数百メートル進んだら135号線に戻った(/o\) そこから10数メートル先にまた右折可能な道が。そちらが正解だったようで、今度はそのまま740号線まで走ることができた。ただ距離にすれば、このルートは1キロもないのでわざわざ選ぶ価値はあまりなかった。



以前にも訪れた根府川駅。海が見渡せるのどかな無人駅である。
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列車は1時間に3〜4本だから、そんなに少ないわけではない。
無人駅とはいえここは東海道本線。
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今回は少しだけ内部も覗いてみる。レトロな雰囲気の廊下と階段。
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こちらは下りの熱海方向。
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駅の前にあったこの案内板によると、江戸時代には根府川に関所があったり、伊豆から鎌倉に向けて挙兵した源頼朝が、ここで敗れていったん箱根に退却したりと、歴史的にいろいろあったエリアのようである。
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案内板の隣にあった「片浦学区6つの心掛け」。私も心掛けよう(^^ゞ
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ーーー続く

wassho at 23:43|PermalinkComments(0)

2014年11月21日

椿ライン〜芦ノ湖

真鶴でアマルフィを探した後は湯河原方向へ向かう。135号線は伊豆に向かうクルマで混雑。途中で75号線に右折すると湯河原駅の前を通り、その先が湯河原のメインストリート。だんだんと坂を上がるにつれて旅館が建ち並んで温泉街の雰囲気になってくる。道路沿いに川も流れていていい感じ。しかし、かなり以前だが湯河原には3回くらい泊まりに来ているのに街並みに見覚えがなかった。きっと夜に着いて宴会して二日酔いで帰るというパターンばかりだったからだ。


湯河原から箱根に抜けるには75号線の先にある湯河原パークウエイという有料道路か、椿ラインと呼ばれる道路を使うことになる。椿ラインは75号線の延長なのだが、東京近郊では一二を争うクネクネ道である。走り屋飛ばし屋が多いことで有名で事故も多い。この日も椿ラインに入ってしばらくしたところで、クルマとバイクが絡む事故があったようで警察が現場検証していた。ライダーは現場をウロウロしていたから大きな事故ではなかったみたい。
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ところでバイクでは海や峠道に行くことが多い。
それでこの3年半でわかったことは、

  どこのへんぴな海に行っても必ず釣り人がいる。
  どこの急峻な峠道に行っても必ず自転車でツーリングしている人がいる。

ということ。自転車で峠道を上りきる達成感は格別なんだろうけれど、私はちょっと無理かなあ。もちろん椿ラインにも自転車で上っている人はたくさんいた。意外だったのは歩いている人もチラホラいたこと。登山・ハイキング姿ではなく普通のスタイルの観光客。まさか箱根まで歩いて行くとは思えないから、どこを目指して歩いているのか気掛かり。


椿ラインを1/3位走ったところにある休憩所。海に浮かんでいるのは初島で、その向こうの山並みは川奈あたりだと思う。この日は湯河原から箱根へ、つまり上り方向に椿ラインを走ったから海はほとんど見えなかったが、下りなら景色のいい道路なのかも知れない。
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奥にある建物の1階はトイレだが、
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2階はベンチでもテーブルでもない謎の板が並ぶ不思議な構造。
しかも朽ち果て感あり。
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2階から見た休憩所。ライダー談笑中。
この休憩所はヘアピンカーブを曲がったところにあらわれてビックリした。
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しばらく休憩してから箱根に向かう。このあたりは温暖な気候の場所だし、椿ラインは基本的に南斜面だから、まだ落ち葉は思ったほど積もっていなかった。


椿ラインの終点は箱根ターンパイクの終点でもある大観山。この日はドライブインには向かわずに、そのまま芦ノ湖まで降りる。


途中の展望台で富士山の写真を撮っている人がたくさんいたので、
つられて立ち寄り。
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逆光でシルエットでしか見えないのだが、富士山の冠雪がなくなっていたような。展望台の前にある木は芦ノ湖を写すのに邪魔だから移動させて欲しいな。
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ところで椿ラインを走っている時もそうだったけれど、走っている向きによっては西日が眩しくて視界が遮られるというか失われる。クネクネ道をところどころ当てずっぽうで走らなければならないから気を遣う。ヘルメットに内蔵されているサンバイザーを降ろしても効果なし。この季節は午後3時を回ったら帰路についているべしということかな。



何度も見ている芦ノ湖であるが、せっかく箱根に来たのだから見物。
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バイクを停めたのは芦ノ湖東湖畔の遊覧船乗り場。
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箱根駅伝の往路ゴール地点といった方がわかりやすいかも。
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こんな駅伝ミュージアムがあるとは知らなかった。
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駒ヶ岳の南斜面。山頂にあるのはロープウエーの駅。
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ボート置き場。
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海賊船が戻ってきた。この船はカニ歩きのように横にも進める。目の前でUターンしてから平行移動するように接岸していた。
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芦ノ湖出発は午後4時くらい。帰りのルートは御殿場に降りて東名で帰るか、小田原に降りて小田原厚木道路&東名で帰るかをまず決めなければならない。御殿場経由は先日の山中湖紅葉ツーリングと同じになるから小田原に降りることにした。小田原に降りるには箱根新道と旧道がある。なぜか名称はどちらも国道1号線。遊覧船乗り場から新道方向はとても渋滞していたので、旧道方向に向けて出発した。

これが大失敗。スムースに走れたのは最初だけで小涌谷あたりで渋滞し始め、宮の下手前からはなんと停滞! ニッチもサッチも進まない。道も狭いしところどころに観光バスもいるからスリ抜けもままならない。諦めて停滞につきあうことに。生まれて初めてバイクに跨ってタバコを吸った(^^ゞ どこかで道路工事をしていたわけでもなく自然渋滞。結局、箱根湯本まで降りてくるのに1時間半ほどかかった。たぶん普段は30分かからないはず。箱根に着いた時は8度くらいあった気温も日が落ちてからは6度まで下がり寒かった。


思わぬ大渋滞で帰宅は午後8時半。走行245キロ。
海と山、快走路に停滞と変化に富んだ1日であった。


おしまい

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2014年11月19日

アマルフィな真鶴?

アマルフィはイタリアにある海岸沿いの街。付近の海岸線は世界でもっとも素晴らしいといわれているらしい。しかしアマルフィの名前を有名にしたのはその街の美しさである。よく紹介されるのはこんな写真。

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2009年に織田裕二主演で「アマルフィ 女神の報酬」という映画が封切られて日本でもそこそこ知られるようになった。DVDを借りて観たが全編イタリアロケで、アマルフィー以外の場所のほうが多かったような記憶もあるが、それなりに楽しめる映画だった。それにサラ・ブライトマン自身が出演して唱うTime To Say Goodbyeが絶品。

※この動画は映画とは関係ない↓




2年ほど前に知り合いと話をしている時に、この映画のことだったかイタリアの話だったかは忘れたが、とにかくアマルフィのことが話題になった。その時「真鶴にアマルフィに似た景色があるという人がいるらしいんですよ、本当ですかね?」ということを聞いた。

もちろん本当だとは思わなかった。真鶴に行ったことがなくても、それくらいは常識というかそれ以前の問題として判断がつく。だからその話のことは気にも留めなかったし、すっかり忘れていた。


ところが先日、横須賀の燈明崎の海岸に行った時、青い海の対岸に白い建物が並んでいる風景がまるで南ヨーロッパみたいだと感じて、その時に真鶴アマルフィ説を思い出した。ひょっとしたら燈明崎程度くらいならアマルフィに似ている可能性もあるかも知れない。それを確かめに来たのが今回のツーリングである。


はい、これが神奈川県足柄下郡真鶴町のアマルフィ(^^ゞ
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まあ海があって街の背後が山ということなら共通点はあるかも知れない。でもその理屈なら、私も目と鼻と口があるからキムタクに似ていると主張できる。もうちょっと期待していたんだけどなあ。ただしアマルフィのことを抜きにすれば、何となく趣のある風景ではある。



写真を撮ったのは真鶴漁港。奥にある建物の1階は魚市場で、2階が真鶴町町営の魚座というレストランになっている。
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こんな雰囲気。お店の人は感じよかった。
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地魚4種類お刺身定食、1700円也。
まっ、見た目通りのお味だけれど、たいしておいしくなかった。
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食後のお散歩。
このヨットハーバーも町営。
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一番手前の船はそこそこ大きいのに、手こぎボートのようにガランドウ。
何に使う船だろう。
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アマルフィを背景に(^^ゞBMW F800R
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ちなみに「アマルフィ 女神の報酬」には「アンダルシア 女神の報復」という続編がある。これもDVDを借りた。なぜならその映画では織田裕二がF800Rに乗って犯人を追いかけると聞いたから。3秒くらいそんなシーンがあっただけだった(>_<)


ーーー続く

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2014年11月18日

真鶴 三ツ石

740号線で真鶴に近づいても東海道本線に遮られて山側から半島の方に降りることはできない。真鶴駅を過ぎてしばらくしてからようやく線路をくぐる場所があった。そこから135号線に入って少し戻る形で真鶴の中心部を目指す。

たぶんここが真鶴のメインストリートかなという所を通り抜けると、半島北側の海岸に出る。漁港がありマリーナがあり、琴ヶ浜という岩場の海岸を通り抜ける。琴ヶ浜には数件の料理屋が並んでおり、お店の人が道路に出て通りがかるクルマに対して呼び込みをやっていた。

とりあえず先端まで行くことにする。少し山を上ってたどり着いたのがここ。ケープ真鶴というのが1階にある売店や食堂のある観光施設で、2階に貝類博物館。ついでに観光協会も入っているということらしい。
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建物の横にスクーターが駐まっていたので便乗する。駐車場はここから少し下ったところにある。夏以外は無料。
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ケープ真鶴の内部はこんな感じ。ケープとは岬という意味の英語。
貝類博物館には入らなかった。
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箱根を41の見所に分け、ここ三ツ石がその30番。
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ちなみにジオパークとはユネスコが直轄ではないが絡んだ活動で「地球科学的に見て重要な自然の遺産を含む、自然に親しむための公園」を認定する仕組み。地球科学とは地学と似たような意味。日本には認定されたエリアが36箇所あるとのことだが、あまり聞いたことがないなあ。おなじくユネスコがやっている世界遺産とはかなり知名度が違う。それにしても世の中にはいろいろな仕組みがあるものだ。




建物の横を岬の先へ進む。
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ここを降りたところが三ツ石海岸で名勝「三ツ石」がその先端にある。
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降りていく途中にある喫茶店。ビーチパラソルが水平線と重なって海に浮かぶピラミッドのような写真になった。
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喫茶店の場所が海抜54メートル。
普通のビル1階分はだいたい3.5メートル計算だから海岸まで15階分降りることになる。降りたら昇ってこなければならないーーー。
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こんな階段を降りていく。
往きはよいよい帰りは怖い(^^ゞ
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海岸到着。
大きな岩は2つしかないのに、これが三ツ石。
三ツ石の名前の由来はわからず。
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真鶴半島全体は伊豆半島から南東方向に突き出しているが、この先端部分だけはほぼ南向き。というわけで海を向いて右側は西日の逆光で海がギラギラ。
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左側は順光。
同じ景色なのに、写真では光りの当たり方でまったく違う場所に見える。
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左側の方へ探検してみる。
こういうのは溶岩が固まったものだと思う。ゴツゴツしていて歩きにくい。
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獣道を見つけたので、そちらを進む。
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対岸に見えるのは小田原あたり(のはず)。
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緊急事態発生! 
岩の上に立って船の写真とかを撮りながら移動していたら獣道を見失った(^^ゞ
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まあ岩の上を歩いても問題ないんだけれど、ちょっと焦る。山で道を見失って遭難ーーーというようなことを聞くたびに「どうしたら道なんて見失う?」と思っていたが意外と簡単に見失うものだと実感。しかもこんな見通しのいい場所なのに。


ほとんど岩場伝いに戻ってきて最後にようやく獣道を再発見。
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さていよいよ喫茶店のところまで15階分の上り。
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息絶え絶えでたどり着いた(>_<)
バイク用のブーツは少し重いし、バイク用革パンは膝にプロテクターが入っていて膝を曲げにくいので余計に疲れる。気温は15度くらいだが汗びっしょり。
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しかし、あまりの息の乱れ=身体のなまり具合。自分に腹が立ってきて、この先の5階分くらいの階段をダッシュで駆け上がった。もっとも最後の方はスローモーションのダッシュになったけど(^^ゞ



高い位置から見た三ツ石。
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左側の大きな島が50キロ先の伊豆大島、右側が12キロ先の熱海沖合に浮かぶ初島。
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写真右端が伊豆半島の天城山。
真ん中の丸いコブが大室山で左側の小さく丸いのが小室山。
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ーーーと案内プレートに書いてあった。
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名勝三ツ石は岬の先っちょなので左右に広い海が見渡せて開放感抜群な場所だった。でも足腰と心臓には負担がかかる。ところで私はこの三ツ石が見たくて真鶴に来たのではないのだ。


ーーー続く

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2014年11月15日

真鶴〜椿ライン

真鶴(まなづる)はあまりメジャーな場所とは言えないかも知れない。京都府の日本海側に舞鶴(まいづる)というところがあって、どっちがどっちだったか時々わからなくなる。

真鶴は伊豆半島東側の付け根にある。北側を小田原、南側に湯河原〜熱海というメジャーなエリアに挟まれていて埋没気味。伊豆半島の東海岸を走っているのは国道135号線で、伊豆の入り口にあたる真鶴は渋滞するので真鶴道路というバイパスの有料道路が設けられている。この真鶴道路は真鶴の中心部ではほとんどが地下トンネルで出入り口もないから「伊豆に行くのに真鶴道路はよく使うけれど真鶴は素通り」という人が多いと思う。

私の感覚では真鶴を超えたら伊豆が始まるといったところ。伊豆にはたくさん名所があるので今まで真鶴にはほとんど興味もなかったが、2年ほど前に真鶴に関してちょっと気になる噂を小耳に挟んだ。それを確かめようというのが今回のツーリング。その前後のプランとしては先日走った南足柄広域農道を逆方向に走って小田原に出て、135号線ではなく平行して延びている神奈川県道740号線で進む。真鶴の後は湯河原の椿ラインという有名なクネクネ道を登って箱根経由で帰るというメニューを組み立てた。
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午前9時半ごろ出発。天気は快晴だが気温は12.5度でちょっと寒い。東名を大井松田インターで降りて78号線。南足柄広域農道と交差しているところがすぐわかるか心配していたが、案ずるより産むが易しで意外と風景を覚えていた。全くの貸し切り状態でミカン畑を快走。農道が終わってからは南下して小田原城の西側にでる。中学生と高齢者の二団体がいてお城の周りは人が多かった。そのまま直進して国道1号線を横切ると道路は県道73号線から国道135号線に名前を変える。

しばらく進むと崖が海岸まで張り出した地形で海よりかなり高いところを走る。眼下に青い海が見渡せていい景色だが、135号線になったあたりからノロノロ運転が始まる。夏の土日なら午前6時頃から渋滞していることも多い。その渋滞を緩和するために真鶴道路とその先に熱海自動車道というバイパスを造って、135号線と道路をダブルにしてある。しかし、そちらもいつも同じくらい渋滞している。

海岸沿いにでてから数キロ走ると県道740号線が分岐して135号線と並行して走っている。こちらはだいたいすいているという話を聞いたのでトライ。実は5年ほど前までこの県道740号が国道135号だった。今の国道135号は真鶴道路の一部で有料道路だったが、有料部分が真鶴の中心部だけに縮小されたので、無料になった部分が135線になり、それまでの135号線が県道に格下げされたといういきさつ。クルマでよく伊豆へ行っていた頃もいつも真鶴道路を使っていたので、この県道740号=旧国道135号線は初めて通る。


135号線から740号線に入ると、今までのノロノロ運転は幻覚だったのかと思うくらいガラガラ。というか対向車もなく私しか走っていない。いずれ真鶴の先で135号線に合流する10キロほどのルートだが、伊豆に行く時は試してみる価値あり。それにこの道はとても楽しいクネクネ道でもある。


135号線から分岐して1キロほどのところにある
JR東海道本線の根府川(ねぶかわ)駅。
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別に用もないのにこの駅に立ち寄ったのは、この駅が無人駅ということに興味を持ったから。東京から17番目、小田原や熱海といった大きな駅もすぐそばなのに無人駅というのが不思議。しかも天下の東海道本線。
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改札から見たところ。レトロでいい雰囲気。ホームはこの下にある。
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駅内部(改札口の手前をなんというのだっけ?)は人がいないだけで、普通の田舎の駅と同じ。
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駅舎の中からBMW F800R。
DSC00753 のコピー


よく考えたら駅員もいないし自動改札でもないからホームまで降りればよかった。まあこれから東海岸沿いに伊豆に行く時は740号線を使うから、そのうち機会もあるでしょう。ちなみに駅にいる時に電車が来たが、当たり前ながら普通にJRで見る電車だったのでちょっとガッカリ。



話は戻って740号線。
ちず2

根府川駅から先は本当に素晴らしい道路だった。地図を見てもわかるように適度なクネクネ。山の中を走っていても、開けた斜面を通っているので日当たりも開放感もたっぷり。ところどころ海も見える。渋滞していないことしか期待していなかったので満足度100倍!


ーーー続く

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2012年09月12日

伊豆まで徘徊

タイトルは変えたが前回の続き。


柿田川公園にいたのは1時間半くらい。
噂どおり水は抜群にキレイだった。なんたって写真に写らないくらいの透明度なんだから。もちろん水くみ場で飲んでもみたが、以前に書いたように水の味の単独評価ができるほどの舌は持ち合わせていない。だから感想は「普通」。


さて足柄街道から徘徊してやってきた柿田川公園。予定ではこの後、箱根経由で帰るつもりだったが、せっかくここまで来たので三島の海はどんなものか見てから箱根に戻ろうと思いつく。結果的には、これが予定外の徘徊となってしまった。


このあたりに土地勘はないが、海から4〜5キロ程度しか離れていないことはわかっていた。だからルートを確認することもなく、とりあえず南西に走れば海に出るだろうと思ってスタート。太陽の位置でだいたいの見当をつけて、できるだけ細い道路を適当に走って適当に曲がる作戦。しかしこのあたりは海岸との間にいくつか山があって、なかなか思い通りの方角へ道が延びていない。
チズ2のコピー


それで気がついたら何となく山沿いに南東に走ってしまった。途中から伊豆の国市コッチみたいな標識が出てきたので方向が違うなあとは思っていたのだが、徘徊モードなのであまり気にすることもなく。村の中や田舎道を走るのは楽しいものだし。


ようやく山の切れ目から海岸線に下りたのが内浦というところ。最初はこの場所がどこかわからずiPhoneのグーグルマップで確認すると、伊豆半島の西の付け根に位置するエリアだった。というわけでこの旅日記の一番最初に書いた「気がついたら伊豆まで徘徊していた!」というしだい。
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海岸線に下りて少し西に走ったところに
小さな漁港があったのでバイクを停める。
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何の変哲もない漁港なのだが、ここは正面に富士山を眺められるという、なかなかのビュースポットだった。
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少しだけブラブラ。
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富士山と記念撮影。
港の左側はプレジャーボートのマリーナになっている。
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海岸線を北上する。しばらくは富士山を長めながらのシーサイド・ツーリング。もう少し涼しくなったら伊豆半島をまた走ってみようと思う。



ついでなんで沼津港まで走る。
海口公園というのがあったので入ってみた。
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夏の松の匂いがした。
季節によって松の匂いが変わるのか、だいたい松に匂いがあるのかという反論はあると思うけれど私には感じられる。それは私にとって子供の頃の思い出の匂いでもある。まさか沼津でそんな記憶がフラッシュバックされるとは。やっぱり徘徊は楽しいね。

海口公園という名前だから海に面しているのかと思いきや、こんな堤防とタンクがあるだけだった。ちょっと騙された気分。
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でも富士山が眺められたからよしとしよう。
このあたりの人には当たり前の光景なんだろうけど。
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海口公園のそばに海鮮食堂などが立ち並ぶエリアがある。グルッと一周するも混雑していたので立ち寄らず。


その後は1号線で箱根経由で小田原に降り、小田原厚木道路〜東名で帰ってきた。1号線で西側から箱根に登るのはクルマでも経験がない。一言で表現すると中盤くらいまでは高速ワインディングロード。気落ちいいけれど私の腕前ではちょっと怖い。コーナーでクルマに差を詰められるのでプライドが傷つく(^^ゞ


箱根峠の道の駅で休憩。
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こんなテラスがあって芦ノ湖を眺められる。
気温25度で快適。
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走行280キロ。無駄に走り回って有意義な1日でした。


おしまい


2012.09.13追記
三島は海に面していません。
http://blog.livedoor.jp/wassho/archives/52897374.html

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2012年07月19日

城ヶ崎 〜 伊豆スカイライン その3

さて城ヶ崎をブラブラした後、駐車場に戻りバイクにまたがってみると、まだ午前10時45分。連休の渋滞を避けるために早く出発して早く帰るプランだったのは確かだが、思った以上に道路状況がよかったので、ここまでのペースがずいぶん早い。この後2カ所立ち寄るプランだが、基本的にここから先は帰路である。それにしても午前10時45分に帰るツーリングって(^^ゞ

もう1時間ほど海岸沿いを南下しようかどうかと考える。そこで引き返したってまだ午前中。しかし10秒ほど悩んでそのプランは却下。ひとつは西湘バイパスあたりから伊豆半島方向を眺めたとき、海側は快晴だったが山側つまり箱根あたりはちょっと黒っぽい雲が多かったから。ひょっとしたら天候が崩れてコース変更をしなければいけない。そのために余裕を残しておきたかった。もうひとつは前日の連休中日の日曜日、夕方に渋滞45キロとかニュースでいっていたのを思い出したから。そんなのに巻き込まれるのだけは何が何でも避けたかった。というわけである程度の距離を走るツーリングは久しぶりだし、腹八分目で楽しむことに決定。



城ヶ崎は海に面したエリアの地名だが、その少し内陸側は伊豆高原と呼ばれる。もっとも高原といってもせいぜい海抜200メートル。これはこのあたりを開発した伊豆急行(鉄道会社)が、別荘地のイメージをだすために「高原」と名付けたから。よって日本一標高の低い高原と揶揄されている。

ちなみに伊豆急行の伊豆高原駅所在地は海抜約60メートル。つまり15階建てのビルくらいの高さね。だいたい伊豆高原駅は海岸線から1キロほどしか離れていない。しかしこのあたりをバイクで走ってみると、別荘やペンション、お店などの建物が何となく高原風デザインなのが笑える。
地図2


さてツーリングの目的地を城ヶ崎にしたのは、帰りの伊豆スカイラインの入り口に近いという理由だけだが、このあたりに来たら寄ってみたい場所が2つあった。


その1つが伊豆シャボテン公園。
ここはまだ私が小学校中頃に、家族旅行で伊豆に来たときに訪れたから。実家のアルバムには、シャボテン公園で弟とお揃いの服を着てアイスクリームを一緒に食べている写真が残っている。そんなお坊ちゃまな時代が私にもあったのだ。


城ヶ崎からナビの道案内には従わず、適当に別荘地の中などをグルグル走って「高原風の別荘」を楽しみながらシャボテン公園到着。しかし公園は道路より一段高い場所にあるので公園内部はまったく見えず。もっとも昔の風景を覚えているわけでもないし、建物もすっかり変わっているはず。なんたって前回の訪問は約45年前!

時間はたっぷりあったので公園に入ってサボテンを見るのも悪くないと、公園の入り口へ登る道にバイクを向けようとしたとき、サボテンは巨大な温室の中で育てられていることを思い出した。革ジャンは脱げても革パンは脱げない。もう少し涼しい季節に伊豆に来ることもあるだろうから、楽しみはその時に。

ちなみに私の前後の世代ならシャボテン公園は知らなくても、ウルトラマンの高原竜ヒドラは覚えているかも知れない。これはもともとシャボテン公園にあった鳥の像なのだが、ウルトラマンではそれが怪獣に変身するストーリーとなっている。このヒドラはもう一度見ておきたい。


ところでシャボテン公園は、昔から名前は変わっていないがホームページを見ると、いまはサボテンより動物のほうがメインのようである。そしてシャボテン公園をネットで検索していたら「シャボテン公園 競売開始決定」のショッキングな記事が。とりあえず、またツーリングに来るまで閉園しないでいて欲しいものである。


シャボテン公園は、その前を通りかかっただけだから写真はなし。
次に向かったのは、そこから数キロ先の一碧湖(いっぺきこ)。

周囲約4キロの小さな湖。与謝野晶子が愛し、日本百景に指定されている湖なのだが、あまり人気がないのか、この日は閑散としていた。というわけでF800Rも遊歩道の隅っこにコッソリ駐車。
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静かで美しい湖。
ダイナミックな城ヶ崎を見た後だから、余計そう感じるのかも知れないが、引き込まれそうな魅力がある。
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この光景をもう一枚と思ったら、NEXが真っ黒に撮りやがる。
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仕方なくレタッチ。
しかし、こんな開けっぴろげの風景写真をなんでミスするかなあ。
DSC01017 のコピー



遊歩道。
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こういう内側が影になっていて、外側が明るい場所は苦手みたい。ほとんどが暗く撮れてしまう。この1枚はNEXが逆光と判断して(シャッターを切る前に液晶画面に表示が出る)キレイに撮れた。別に逆光ではないのだが、撮影範囲に明るいところと暗いところがあるとそう判断するのだろう。しかし同じ場所でほんの半歩ほど撮る位置を変えると逆光と判断しなくなる。光の加減が特に変わったとは感じないのに。どうもNEXは逆光と判断するのをできるだけ避けようとする傾向があると思える。逆光で暗い写真になってしまったら「この時は逆光」とカメラに教えて、その蓄積の学習効果で判断の精度を上げる人工知能的なプログラムを搭載して欲しい。


水のきれいさは?と水面に目を向けたら、こんな白い鯉がいてビックリ。慌ててカメラを構えたらから、一匹の頭がレンズの外になってしまった。頭が切れていない写真を撮りたくて、手を叩いてみたり、道の砂を投げたら餌と勘違いして寄ってこないかといろいろ試したが、鯉には無視された(^^ゞ
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一碧湖は新卒新入社員当時、この近くの保養所に2〜3週間泊まり込んで研修を受けた懐かしい場所。もっとも一碧湖自体は朝のランニングのコースになっていたので、苦しかった思い出しかないのだが。

携帯で写真を撮って当時の同僚に、これは一碧湖だとは伝えずに「友よ、君はこの美しい湖を覚えているかい」と気取ってメールする。すぐに返事が来た。「とりあえず写真が添付されていない」ーーー失礼しました(^^ゞ


伊豆スカイラインへ向かう。
いよいよ本当の帰り道。まだ11時半だけど。


伊豆スカイラインの位置は2つ前のエントリーの地図で。
地図を拡大してH地点からI地点までの山の稜線を走る道路。
I地点の先が箱根である。

全長約40キロ。バイクの通行料金は最大距離で560円。ETCはなく、入り口で受け取ったチケットの半券を出口で渡さなければならない。途中の出入り口が何カ所かあるので、短い区間の料金で入場して、それより長い区間まで走った場合、出口で精算する仕組み。


伊豆スカイラインは奥多摩の周遊道路と並んでライダーに人気のある道。それはバイク事故も多いということでもある。そのうちバイク乗り入れ禁止になるとの噂も。奥多摩はきついコーナーが連続する道だが、伊豆スカイラインは緩やかなコーナーが多い。それは高速コーナーということであり、本気で走って思い切り転けたら、奥多摩より伊豆のほうが大きなダメージを受ける確率は高い。もちろん私は直線番長に徹して安全運転。ちなみにこの日、この時間はほとんどガラガラだった。


南側(天城インターチェンジ)から乗ってしばらくは、普通の峠道。稜線=左右の視界が開けた道ではない。
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観光道路だから眺めのいいポイントには駐車場がある。
ここは富士山ポイント。
山も夏色。
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デジタルズームで拡大。
雲の流れは速く、この10数秒後に富士山は見えなくなった。
イヤな予感がして、それは後で的中することになる。
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ここは特に何が見えるという場所ではないのだが、何となく景色のいい場所。
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快晴に恵まれたツーリング。
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スカイポート亀石というパーキングエリア。
奥の方にバイク多数。
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下田と箱根峠は方向を示しているだけで、
伊豆スカイラインがそこまで延びているわけではない。
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これは伊豆半島の西海岸側。
霞んで見える湾の奥が沼津かな。
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箱根に近づいてくると、左右に視界が開けて稜線を走っている感じがする。
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伊豆半島の東寄りを走っているはずなのに、
場所によっては西側の海がかなり近くに見える。
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熱海峠で伊豆スカイラインは終了。
その後は県道20号線で十国峠を越えて箱根に向かう。県道20号線も山岳リゾートっぽい、いい感じの道路。


ところが伊豆スカイラインの後半からかなり風が強くなってきた。断続的に吹いてくる、方向が一定しない(←峠道でバイクの向きが常に変化しているからか)強風。そして十国峠あたりから今にも雨が降りそうな暗い雲に。富士山のまわりの雲の動きが速くてイヤな予感がしたというのはこのこと。山の天気はやっぱり変わりやすい。20キロ手前で写真を撮ったときには、あんなに快晴だったのに。

そして伊豆スカイラインでは28度くらいだった気温が
箱根が近づくにつれて22度まで低下。寒っ!

結局今にも降り出しそうだったが、ぎりぎり持ちこたえて芦ノ湖の手前で箱根の山を降りる。今回は箱根新道で降りた。山を下りるにつれ天候は回復し、それに連れて気温も急上昇。小田原まで降りたときは気温33度! 暑っ! ジェットコースターのような気温の乱高下で、クシャミの後に汗が噴き出してきた。

その後は小田原厚木道路から東名とセオリー通りに帰る。
東名は町田までセオリー通り渋滞(>_<) でもなんとか切り抜け無事帰宅。
走行距離305キロ。帰宅時刻は午後3時半!


ちょっと物足りない気もしたが、やはり早めに出発して、腹八分目で早めに帰ってきた方がいいかな。関東地方はこの次の日に梅雨明けの発表だった。一足先に夏の景色を満喫できて満足でした。


おしまい

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2012年07月18日

城ヶ崎 〜 伊豆スカイライン その2

これが門脇灯台。高さ約25メートル。
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一目見て、何か違和感を感じた。その理由はしばらくしてから気づいたのだが、この灯台、展望台部分がやたら大きい。見てわかるように、下からだと灯台のライト部分が見えないくらい。観光施設機能重視の灯台なのかな。それは別にいいとして、携帯にもGPSが内蔵されている世の中になったのに、灯台って今でも必要なの?

入場は無料。
無料だろうが有料だろうが、基本的に灯台には登るようにしている。
ハイ、バカと煙は高いところに上りたがる(^^ゞ

こんな階段を上っていく。
らせん階段ではなく、ジグザク階段。ちなみに上りと下りの階段は別になっている。このあたりも混雑しないよう観光客に配慮した設計か。
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地上17メートルの展望台。
写真でわかるように「窓の開閉はできません」とすべての窓に書いてある。これがけっこう残念。ついでにいえば「開閉はできません」ではなく「開閉をしないでください」と書くのが正しい。さらにいえば開閉できるものを開閉するなというからフラストレーションがたまる。安全対策で開けさせたくないなら、最初からはめ殺しの窓にすべき。
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窓が開かないなら、今の季節さぞ暑かろうと思われるが、さすがは観光重視の灯台なので展望台はエアコン付き。ただし現在は故障中(>_<) しかしどこから風が入ってくるのか、灯台の中は風が回っていてそれほど暑くなかった。

窓には細いピアノ線のような補強が入っているので(上の写真をクリックで拡大すれば見える)、この展望台から写真を撮っても、すべてピアノ線が写ってしまう。それに気づかず何枚か撮って、後でガッカリしたのだが、どういうわけか下の写真だけはピアノ線が写っていなかった。ナンデ?

灯台の真下の岬の先端部分。
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灯台を降りて、上の写真に写っている先端部分へいく。
岬側から見上げた灯台。
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城ヶ崎は国立公園。
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このあたりは海岸線は溶岩が流れ込んで形成された影響でギザギザになっている。ギザギザ=リアス式海岸と思われることが多いが、定義的にはちょっと違う。興味ある人は自分で調べて下さい。それはともかく美しい自然の造形美。まったく栄養のなさそうな岩の上に生い茂る木々の生命力に感嘆。
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いかにも溶岩な感じ。
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隣の岬。
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どの岬も同じような形をしている。つまり切り立った崖の上に私は立っている。

身を乗り出して下をのぞく勇気なし(^^ゞ
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ところでこの写真、岩にピントがあって、その後ろの側になる海はピントが合っていない。こういう背景がぼやけた写真のことを「ボケている」という。ちなみに写真全体がぼやけている写真は「ピン(ト)ぼけ」の失敗作で全然別ね。

カメラが好きな人はボケを好む。うまいボケを作るためにテクニックを磨くし、このカメラはボケやすい、このレンズはボケにくいなどの評価をする。どうボケたかボケ味を堪能する。NEXには背景を大きくボケさせるか、あまりボケさせないかを調整する機能まであるくらいだ。

しかし私はボケの入った写真が好きではない。理由は単純で、人間の目にはボケた写真のようには見えていないから。上の写真なら人間の目は、岩もその下に広がる海も両方しっかり見えている。カメラが好きな人は写真で何か表現したいという気持ちがベースにあるのかと思う。だから中心となる対象を際立たせるボケは有効なテクニックだ。しかし私の場合は見たままをできるだけキレイ(正確にと言う意味合い)に記録しておきたいというのがモチベーション。だからボケられては困る。

NEXはデジカメの中ではやや高級機に属する。普通のデジカメと高級機と何が一番違うかというと、フィルムに相当する画像センサーのサイズが違う。理屈は長くなるから説明しないが、フィルムや画像ンサーが大きければ大きいほど、近くのものを撮ったときに背景がボケやすい。できるだけボケないように撮る方法やカメラの設定の仕方はある。しかし、そんなことを考えながら写真を撮るなんて面倒。だいたい撮った直後の写真をデジカメのモニターで見ることもしないから、ボケていたかどうかはパソコンに取り込むまで気づかない。NEXを買って新しい悩みがひとつ増えた。基本設定に「できるだけボケさせない」というのがあればいいのだが、そんなニーズはNEXユーザーの1%のまた1%くらいだろうなあ。



話は城ヶ崎に戻って、きれいな海を見ながら崖の上を歩いて行くと
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吊り橋に到着する。
ちなみに、この灯台・吊り橋エリアはそれほど広くない。ジョギングスピードなら5分もあれば一周できる。
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こんな感じの吊り橋。
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長さ48メートル、高さ23メートル。
上の写真だとスリル満点のイメージだが、鋼鉄製でいかにも頑丈そうだし、ほとんど揺れないから、まったく安心して渡れる。

掴まるところがあるから、下をのぞくのも平気。
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足だってだせるゾ。
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皆さん、余裕の表情。
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吊り橋の上にのぞいている灯台をアップで。
これはこれはレンズの倍率以上に拡大できるデジタルズームで撮った。まだブログにはしていないが、先日のレンズテストで使い物になると判断できたから。お金を出してもっと高倍率の望遠レンズを買わなくても、私にはこれで充分。
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城ヶ崎ブルースの碑。
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城ヶ崎ブルースという曲名は何となく記憶にあるが、歌詞を見ても音符を見ても、どんな曲かさっぱり思い出せない。ネットで調べると黒沢明とロスプリモスの歌で1968年(昭和43年)の発売らしい。1969年発売の「長崎は今日も雨だった(内山田洋とクールファイブ)」はしっかり覚えているから、この城ヶ崎ブルースは、そんなにヒットした曲ではないのかも知れない。

    ユーチューブで聴きたければ、こちらから

ところで調べているうちに発見したのだが、この石碑に刻まれている歌詞は城ヶ崎ブルースの三番。ふつう一番を書くんじゃないの?



こんな感じの遊歩道で散策していく。
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700メートル先に砲台跡があるとの看板があったが、あまり興味もそそられなかったので、灯台と吊り橋だけで引き上げることにする。おやつ休憩も含めて滞在1時間とちょっと。城ヶ崎は端から端まで歩くだけで2時間くらいのコースらしい。このマップのピクニカルコースは楽しそうなんだが、バイク用の革パンをはいていると、この季節に2時間歩くのはちょっとキツイ。


チャッチャと写真紹介だけのつもりが、いつものことながら脇道の話が多くなったので、ツーリング後半は次回に。


ーーー続く


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2012年07月16日

城ヶ崎 〜 伊豆スカイライン

6月24日から約3週間ぶりのバイク。
そういや6月24日の時も約3週間ぶりだった。
3連休の最終日、せっかく海の日なんだから、やっぱり海を見に行こうとバイクでは手つかずの伊豆方面へ。東京から日帰りで伊豆半島をグルッとまわるのは、やってやれないことはない。しかし、そんなことをしても疲れるだけだし、シーズンオフの平日でもなければいつ帰ってこられるかわからない。久々のバイクで無理がないように、伊豆半島一周の1/5くらいのところまでサクッと行ってきた。

連休だから渋滞は目に見えている。
だから早めに出発して早めに帰って来るプラン。

午前4時起床! 念のため天気をチェックしようとカーテンを開けると「明けの明星」が輝いていた。のんびり支度してガレージを出発したのは午前6時少し前くらい。ちなみに午前6時半までに東名にのれば、下りの渋滞はたいてい回避できる。
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今回の目的地は城ヶ崎。
特に意味はない。往きは海岸沿いを走って、帰りは伊豆スカイラインという峠道で帰ってくるつもりで、伊豆スカイラインの入り口に一番近い観光スポットが城ヶ崎だったから。実は城ヶ崎には以前に訪れたことがあって、その時は遊覧船に乗った。


地図はいつものグーグルマップ。
ちょっと遠方なので大体の雰囲気というこうとで。
地図1

伊豆半島の西海岸を走るなら、東名で厚木まで行き、そこから小田原厚木道路を経て西湘(せいしょう)バイパスと高速を乗り継ぐのが一般的。でも今回は厚木の先の秦野中井(はだのなかい)まで行き、そこでいったん一般道に出て西湘バイパスの入り口の西湘二宮を目指した。

  理由は一度、秦野中井のインターチェンジで降りたかったから(^^ゞ
  いつも通り過ぎるだけところで降りたくなることってない?。


まあ秦野中井から西湘二宮までは6〜7キロの距離で時間もロスしない。わかりにくいけれどグリーンで線を引いたルートがそれ。もっと田舎だと思っていたが、意外と郊外の住宅地ぽかった。

西湘バイパスは大磯(吉田茂首相の家があったところ)から小田原を結ぶ海岸沿いの道路。一部を除き海がよく見える気持ちのいい道。全長20キロくらい。終点の小田原の先から山を登れば箱根、海岸沿いを走れば伊豆に向かう。


途中のパーキングエリアで。
前日に雨でも降ったか、海はエメラルド色。
これは西向きの伊豆半島方向。
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反対方向の東向きは朝だから逆光になる。
今回は新しいデジカメNEX-5Nを持って初めてのツーリングだが、逆光補正の仕組みがうまく働いてくれず、ちょっと期待はずれ。
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釣り人準備中。
このあたりは砂利浜みたい。
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バイクもかなり多かった。
この時点(午前7時半頃)でバイクと車の台数は同じくらいだった。
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西湘バイパスを抜けると、しばらく一般道を走った後、真鶴(まなづる)道路、熱海ビーチラインという有料道路が続く。一般道を走るよりちょっとだけ近道なのと、海の近くを走ることができる。ただし、どちらもETCは使えないので料金の支払いがバイクだと面倒。ともに150円。
※見にくいが地図でピンクのラインが西湘バイパスが、黄色のラインが真鶴道路と熱海ビーチライン。


真鶴道路だったか、その手前の一般道だったか撮影場所は忘れた。
バイクを停めて写真を撮れるような場所はあまりない。
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熱海通過。道路沿いにホテルやリゾートマンションが建ち並んでいて賑やか。寛一お宮の像の横を通ったはずだが気づかず。特に見たかったわけでもないが。



熱海市街を抜けて、しばらく行ったところで
視界の開けた場所があったので撮影。
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さて問題の逆光写真。
NEXには「風景」「ポートレート(人物写真)」「夜景」「スポーツ」など撮影対象に最適化された撮影テクニックをプリセットしてあるシーンセレクションというものがある。一番簡単な「おまかせオート」モードにすると、露出やシャッタースピードはもちろん、カメラが撮影対象が何かを判断してシーンセレクションから適当なものを選んでくる。実はシーンセレクションに「逆光」というのはないのだが、逆光を関知すると液晶画面に片隅に「逆光」の表示が出て、それでシャッターを切ると逆光が補正されたきれいな写真が撮れる。

問題は、なかなか逆光と判断してくれないこと。
写真は先ほどの場所から東側方向を撮った写真。逆光だから崖のあたりが影になって暗く潰れている。
DSC00876

下は、その写真をフォトショップ(画像ソフトの名前)で補正したもの。
どう補正するかは説明が面倒だから省略するが、逆光はかなり修正できるのである。これくらい自分でやってよNEX。
DSC00876 のコピー

ちなみに、この写真は逆光を狙ったのではなく、写真に写っているような道路を走ってきたということを撮りたかった。



もうしばらく走ると、けっこうな絶景ポイントがあったのでまた撮影。
今までのイクシーと違ってNEXは革ジャンのポケットに入らず、いちいちカバンから出すのが面倒である。

夏色の海と空。
実にいい景色。これならカバンから取り出す価値がある。
DSC00888

DSC00885

DSC00886




ところが、せっかくだからバイクと海を一緒に撮ろうとしたら、この有様。バイクが影になってエンジンやタイヤのあたりがほとんど潰れている。
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先ほどと同じようにレタッチ(画像ソフトでの補正のこと)すれば、潰れていた部分は回復する。でも単純に明るくしているわけではないのだが、海や空が白っぽくなってしまう。(記事に貼り付けているサイズでは区別できないかもしれない。クリックすれば拡大する)
DSC00896 のコピー


ブルー系の色味を強くしてみる。
DSC00896 のコピー のコピー

他とのバランスもあるので私のテクニックではこのくらいが限界。ウインドシールド(ヘッドライトの上の風よけ)の色がおかしくなりかけている。カメラ自体で先に判断して、もう少しうまく補正してくれればいいのだが。もちろん逆光とか、こういうコントラストの強い場合、それを補正する機能はNEXについている。でも手動でいちいちそれを呼び出すのは面倒なので、全部「おまかせ」でやって欲しいんだなあ。




さて伊豆の東海岸を走っているのは135号線。伊豆は海岸線近くまで山がせり出しているから、海岸道路というより峠道的な印象のほうが強い。バイク的には楽しいが、ブラインドコーナー(先が見通せないカーブ)が多いから、そんなに飛ばせない。

地図では縮小しすぎて区別がつかないが、135号線は川奈を迂回するように少し山側を通っている。そこで、できるだけ海沿いを走ろうと135号線から川奈方面に分岐している道を選ぶ。


こんなのどかな海添いの田舎道。
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向こう側に見えているのは伊東の街(と思う)。
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小さな漁港があって、調子に乗ってドンドン進んでいったら行き止まり(/o\)
U ターンした後、頭を下げてションボリしている?F800R。
DSC00924

でも景色はよかった。
DSC00927



あれやこれやしているうちに城ヶ崎到着。
連休だから多少は数珠つなぎを覚悟してきたが、道路はまったくスムースに走れた。というわけで到着時刻は午前9時半! 早っ!!


城ヶ崎といっても色々あるが、
メインは門脇灯台と、その近くにある門脇吊り橋。
DSC00929

ソコソコ広い駐車場。
バイクは無料で入れる。
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駐車場から灯台に続く道。
DSC00931

灯台までは1〜2分。
灯台は英語でライトハウスらしい。
DSC00933



ーーー続く

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