夏のバイクツーリングの秘密兵器
2020年05月29日
富士通ゼネラルにはコモドギアのバイク版を是非!
もうバイクには乗っていないのだけれどーーー
数日前に、富士通ゼネラルがウェアラブルのエアコン「Comodo gear(コモドギア)」を発売するというニュースがあった。詳しくはニュースや富士通ゼネラルのホームページを見てもらうとして、要約すると
ペルチェ素子を使ったネックバンドで頸動脈を冷やす。
ネックバンドは170グラム。別ボディとなる電源とラジエター部分は670グラム。
稼働時間は2〜4時間。
ペルチェ素子というのは電流を流すと片面が冷えて片面が温まるという半導体。パソコンのCPU冷却や車載冷温庫などに使われている。
この記事に関心を持ったのは、以前から夏のバイクツーリングにバイク用のエアコンが欲しいと思っていたから。超小型エアコンをバイクに装着して、冷気をパイプでバイクウエア内に循環させるというのがそのアイデアだった。
エアコンは通常のコンプレッサー型のものを想定していたが、そうかペルチェ素子があったかと膝を叩いた←表現が古い。
また昨年に入院した際に39.9度という高熱を出した。その時に看護師さんが額だけじゃなく両脇と両そけい部(脚の付け根)にもアイスパックをしてくれて、とても楽になった経験がある。その当たりは血管が太くて、そこを冷やすと体温を下がるのに効果的とのこと。
ネックバンドで冷やす頸動脈も太い血管だが、加えて両脇と両そけい部そしてヘルメットで頭を冷やせば、冷気をバイクウエア内に導かなくても大丈夫かなと思ったしだい。
そして電源・ラジエター部分はバイク側に装着すれば、稼働時間の制限もなくなる。
いいアイデアだと思うんだけどなあ。
でもバイクマーケットなんて規模が小さいから無理だろうなあ(^^ゞ
どなたか富士通ゼネラルにお知り合いがいたら是非ご提案を。
ところでバイクを降りて早いもので2年ちょっと。
駐車場がなくなったのがその理由で、その状況は変わらないけれど、ホンダが4月からHondaGOというバイクレンタル事業を始めた。
そして、その取扱店が徒歩5分くらいの場所にあることを知る。
きっと多分そのうち(^^ゞ
数日前に、富士通ゼネラルがウェアラブルのエアコン「Comodo gear(コモドギア)」を発売するというニュースがあった。詳しくはニュースや富士通ゼネラルのホームページを見てもらうとして、要約すると
ペルチェ素子を使ったネックバンドで頸動脈を冷やす。
ネックバンドは170グラム。別ボディとなる電源とラジエター部分は670グラム。
稼働時間は2〜4時間。
ペルチェ素子というのは電流を流すと片面が冷えて片面が温まるという半導体。パソコンのCPU冷却や車載冷温庫などに使われている。
この記事に関心を持ったのは、以前から夏のバイクツーリングにバイク用のエアコンが欲しいと思っていたから。超小型エアコンをバイクに装着して、冷気をパイプでバイクウエア内に循環させるというのがそのアイデアだった。
エアコンは通常のコンプレッサー型のものを想定していたが、そうかペルチェ素子があったかと膝を叩いた←表現が古い。
また昨年に入院した際に39.9度という高熱を出した。その時に看護師さんが額だけじゃなく両脇と両そけい部(脚の付け根)にもアイスパックをしてくれて、とても楽になった経験がある。その当たりは血管が太くて、そこを冷やすと体温を下がるのに効果的とのこと。
ネックバンドで冷やす頸動脈も太い血管だが、加えて両脇と両そけい部そしてヘルメットで頭を冷やせば、冷気をバイクウエア内に導かなくても大丈夫かなと思ったしだい。
そして電源・ラジエター部分はバイク側に装着すれば、稼働時間の制限もなくなる。
いいアイデアだと思うんだけどなあ。
でもバイクマーケットなんて規模が小さいから無理だろうなあ(^^ゞ
どなたか富士通ゼネラルにお知り合いがいたら是非ご提案を。
ところでバイクを降りて早いもので2年ちょっと。
駐車場がなくなったのがその理由で、その状況は変わらないけれど、ホンダが4月からHondaGOというバイクレンタル事業を始めた。
そして、その取扱店が徒歩5分くらいの場所にあることを知る。
きっと多分そのうち(^^ゞ
wassho at 23:47|Permalink│Comments(0)│
2014年08月17日
ドライ クール ベスト再評価
去年に夏のバイクツーリング秘密兵器として、ドライクールベストという商品を紹介した。もちろん今年も使っている。詳しくはその時のエントリーを読んでもらうとして、昨年の評価は冷やっとは感じるが特に涼しくはないというもの。そう書くとハズレみたいな印象だが一定の効果はあるので、これなしに夏はバイクに乗る気がしない。
今年はこのベストに2つ工夫をしてみた。
その1
「密着度アップ」
バイクを降りて、椅子に座って背もたれにもたれかかるとベストが身体に密着する。そのときにより冷たさを感じることは去年から気付いていた。気化熱は水が蒸発する時に熱が奪われることだから、その涼しさの発生源?である水=ドライクールベストにできるだけ近づくことは理にかなっている。
ドライクールベストは「XS-M」「L-XL」「2XL-3XL」という変わったサイズ展開。普段の服はXLを買うことが多いが、バイクウエアというのはなぜか小さめのサイズに作られているのでバイク用の革ジャンやジャケットは2XL。それでこのベストも一番大きなサイズを買った。普通の服として考えればこのサイズでちょうどよい。でもそれはピチピチではなく身体に密着していないということでもある。
ドライクールベストは前身頃と背中の部分が伸縮性の素材でつながれている。写真で薄い茶色の部分。その一番上の部分をつまんで書類用のクリップで留めた。これでかなり身体に密着するようになった。
その2
「冷たい水を入れる」
前日にペットボトルに水を入れ冷蔵庫で冷やしておく。朝起きたら冷凍庫にいれて凍る寸前まで水を冷やす。これはリンゴが木から落ちた時ではなく、冷蔵庫のドアを開けた時に閃いた(^^ゞ
この2つの工夫をした結果、ドライクールベストは見違えるほどクールになった。
いくら冷たい水を入れたって体温で暖まるから、その効果は長くは続くないけれど、少なくともガレージに行くまでの間(自宅から5分ほど離れている)は「冷たくて気持ちイイ〜」な状態は保たれる。その後1時間くらいは普通の水道水よりアドバンテージはある感じ。
ベストを身体に密着させた効果も絶大で、特に水が冷たい間にそこそこのスピードで走っていると「上半身はエアコンの効いた部屋状態」といっても大げさではないほど。ただし身体は上半身だけではないのがつらいところ。
密着と冷たい水のどちらが効いているのか。2つを同時に思いついて別々に試したことがないからわからない。どちらかだけより両方のほうが涼しいのは確実なので、わざわざ実験をする気もない。ゴメン。
気化熱グッズは昔、首に巻くものを買ったことがある。首がベタベタ濡れている感じがして不愉快な割にちっとも涼しくはなく「こんなもので涼しくなると考えた私がバカでございました」という印象しか持っていなかった。それなのにドライクールベストを買ったのはバイクに乗るようになって、夏のあまりの暑さにワラをもすがる気持ちだったから。
今は気化熱の効果に対する考えは180度変わっている。
国を挙げて気化熱ウエアの開発に取り組むべきである!
ドライクールベストは従来の濡らせて絞る方式の気化熱ウエアと較べれば格段に進歩している。それでもかさばるし着心地も決してよくない。水、あるいは何か液体は入れなきゃいけないから、その分重くなるのは仕方ないとして、Tシャツ、ワイシャツ感覚で着られる気化熱ウエアができれば熱中症で倒れる人もいなくなるはず。屋外で働く人々の生産性も向上する。やがてウルトラ気化熱ウエアが開発されて、真夏の炎天下でもエアコン並の涼しさで過ごせるようになれば、それがどれだけ社会に貢献することか。
関係者の皆さん、是非ご尽力を。
今年はこのベストに2つ工夫をしてみた。
その1
「密着度アップ」
バイクを降りて、椅子に座って背もたれにもたれかかるとベストが身体に密着する。そのときにより冷たさを感じることは去年から気付いていた。気化熱は水が蒸発する時に熱が奪われることだから、その涼しさの発生源?である水=ドライクールベストにできるだけ近づくことは理にかなっている。
ドライクールベストは「XS-M」「L-XL」「2XL-3XL」という変わったサイズ展開。普段の服はXLを買うことが多いが、バイクウエアというのはなぜか小さめのサイズに作られているのでバイク用の革ジャンやジャケットは2XL。それでこのベストも一番大きなサイズを買った。普通の服として考えればこのサイズでちょうどよい。でもそれはピチピチではなく身体に密着していないということでもある。
ドライクールベストは前身頃と背中の部分が伸縮性の素材でつながれている。写真で薄い茶色の部分。その一番上の部分をつまんで書類用のクリップで留めた。これでかなり身体に密着するようになった。
その2
「冷たい水を入れる」
前日にペットボトルに水を入れ冷蔵庫で冷やしておく。朝起きたら冷凍庫にいれて凍る寸前まで水を冷やす。これはリンゴが木から落ちた時ではなく、冷蔵庫のドアを開けた時に閃いた(^^ゞ
この2つの工夫をした結果、ドライクールベストは見違えるほどクールになった。
いくら冷たい水を入れたって体温で暖まるから、その効果は長くは続くないけれど、少なくともガレージに行くまでの間(自宅から5分ほど離れている)は「冷たくて気持ちイイ〜」な状態は保たれる。その後1時間くらいは普通の水道水よりアドバンテージはある感じ。
ベストを身体に密着させた効果も絶大で、特に水が冷たい間にそこそこのスピードで走っていると「上半身はエアコンの効いた部屋状態」といっても大げさではないほど。ただし身体は上半身だけではないのがつらいところ。
密着と冷たい水のどちらが効いているのか。2つを同時に思いついて別々に試したことがないからわからない。どちらかだけより両方のほうが涼しいのは確実なので、わざわざ実験をする気もない。ゴメン。
気化熱グッズは昔、首に巻くものを買ったことがある。首がベタベタ濡れている感じがして不愉快な割にちっとも涼しくはなく「こんなもので涼しくなると考えた私がバカでございました」という印象しか持っていなかった。それなのにドライクールベストを買ったのはバイクに乗るようになって、夏のあまりの暑さにワラをもすがる気持ちだったから。
今は気化熱の効果に対する考えは180度変わっている。
国を挙げて気化熱ウエアの開発に取り組むべきである!
ドライクールベストは従来の濡らせて絞る方式の気化熱ウエアと較べれば格段に進歩している。それでもかさばるし着心地も決してよくない。水、あるいは何か液体は入れなきゃいけないから、その分重くなるのは仕方ないとして、Tシャツ、ワイシャツ感覚で着られる気化熱ウエアができれば熱中症で倒れる人もいなくなるはず。屋外で働く人々の生産性も向上する。やがてウルトラ気化熱ウエアが開発されて、真夏の炎天下でもエアコン並の涼しさで過ごせるようになれば、それがどれだけ社会に貢献することか。
関係者の皆さん、是非ご尽力を。
wassho at 08:24|Permalink│Comments(0)│
2014年07月30日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 その5 VENTZ
去年の8月に夏用のバイク用品のエントリーを4つ書いた。
もう買うものはなかろうと思っていたらーーー
ジャケットの袖口に装着して空気を服の中に導くアイデア商品。


VENTZという商品でイギリス製。会社名もVENTZで今のところこの商品のために作られた会社らしい。振り仮名はベンツまたヴェンツ。
VENTZのホームページでは温度を25%下げると書いてある。体感温度が7度か8度下がると宣伝している日本のホームページもある。

アイデアはわかるとして、夏に着ているのはメッシュの革ジャンだから効果があるのかなと思いつつ、それでも猛暑が楽になる誘惑には勝てず、ほとんど反射的にクリック(^^ゞ 購入したのはアマゾン。消費税と送料込みで3090円。もちろん両手首分。色は革ジャンのステッチに合わせて赤にした。ちなみに写真で黒く写っている部分はラバー製で、色のついているところがプラスティックである。
先日の足柄城跡〜丹沢湖ツーリングでさっそく装着。
以下はメッシュジャケットに装着した場合の感想として読まれたし。
40キロくらいで風が袖から入っているのを感じ始める。
50キロでは明確に感じられる。
80キロ以上では脇の下に風が届いているのがわかる。
脇を超えて背中や腹・胸にまでは風の流れを感じない。
結論として一般道では「ないよりは気分的にまし」、高速道路では「多少は涼しい」といったところ。25%も温度が下がったり体感的に7度も涼しいということはない。せいぜい2度。でもまあ37度と35度の違いは大きいといえば大きい。先日の高速道路では空気の温度が体温より高い状況だったから、もう少し気温が低ければまた違った感想になるかもしれない。
難点もある。
BMW F800Rはスポーツタイプのバイクほどではないが、ややハンドルの位置が低い。つまりハンドルを握ると手首に角度がつく。だからVENTZを上の写真のように手の甲側に装着すると痛くはないが違和感がある。手のひら側に装着しようとするとジャケットの袖ジッパーがセンターにあるから、少し手首の側面に回り込んで装着することになる。結局、その位置でも違和感がある。でも手の甲側よりはマシ。
それとハンドルを握る時に手首に角度がつけば、VENTZの空気取り入れ口が地面とは平行ではなく断面積が少なくなるから、空気の取り入れ量も減少しているはず。上のイラストのようにハンドルをまっすぐ握れるタイプのバイクならもっと効果が高いだろう。
もっともバイクでは手首に角度をつけないのが正しいライディングポジションだともいわれる。ハンドル位置が低ければ腕を突っ張らずに肘を落として前腕を地面と平行にする→それに合わせて身体もより前傾姿勢にするのがセオリー。その方が腕や肩は楽でコーナーも曲がりやすいのは確かだとしても、身体全体的にはやっぱり無理があるのか、できるだけ心掛けてはいるものの気がつけばつい腕が突っ張ったポジションになってしまっている。VENTZを機会にライディングポジションの矯正に努めるのもありかな。
このVENTZのアイデアは悪くない。今までバイクウエアには空気を抜くベンチレーションはあっても空気を取り入れる発想はなかった。それで望みたいのはウエアとの一体化。必要な時に空気を取り入れられるようリトラクタブル式にして、前腕部と肩につけて欲しい。
リトラクタブル式ヘッドライト↓

ところで一番欲しいのは去年に秘密兵器番外編2で書いたこれなんだけれど。私の希望は未だバイクウエアメーカーには届いていないらしい。ショボーン(´・ω・`)
もう買うものはなかろうと思っていたらーーー
ジャケットの袖口に装着して空気を服の中に導くアイデア商品。


VENTZという商品でイギリス製。会社名もVENTZで今のところこの商品のために作られた会社らしい。振り仮名はベンツまたヴェンツ。
VENTZのホームページでは温度を25%下げると書いてある。体感温度が7度か8度下がると宣伝している日本のホームページもある。

アイデアはわかるとして、夏に着ているのはメッシュの革ジャンだから効果があるのかなと思いつつ、それでも猛暑が楽になる誘惑には勝てず、ほとんど反射的にクリック(^^ゞ 購入したのはアマゾン。消費税と送料込みで3090円。もちろん両手首分。色は革ジャンのステッチに合わせて赤にした。ちなみに写真で黒く写っている部分はラバー製で、色のついているところがプラスティックである。
先日の足柄城跡〜丹沢湖ツーリングでさっそく装着。
以下はメッシュジャケットに装着した場合の感想として読まれたし。
40キロくらいで風が袖から入っているのを感じ始める。
50キロでは明確に感じられる。
80キロ以上では脇の下に風が届いているのがわかる。
脇を超えて背中や腹・胸にまでは風の流れを感じない。
結論として一般道では「ないよりは気分的にまし」、高速道路では「多少は涼しい」といったところ。25%も温度が下がったり体感的に7度も涼しいということはない。せいぜい2度。でもまあ37度と35度の違いは大きいといえば大きい。先日の高速道路では空気の温度が体温より高い状況だったから、もう少し気温が低ければまた違った感想になるかもしれない。
難点もある。
BMW F800Rはスポーツタイプのバイクほどではないが、ややハンドルの位置が低い。つまりハンドルを握ると手首に角度がつく。だからVENTZを上の写真のように手の甲側に装着すると痛くはないが違和感がある。手のひら側に装着しようとするとジャケットの袖ジッパーがセンターにあるから、少し手首の側面に回り込んで装着することになる。結局、その位置でも違和感がある。でも手の甲側よりはマシ。
それとハンドルを握る時に手首に角度がつけば、VENTZの空気取り入れ口が地面とは平行ではなく断面積が少なくなるから、空気の取り入れ量も減少しているはず。上のイラストのようにハンドルをまっすぐ握れるタイプのバイクならもっと効果が高いだろう。
もっともバイクでは手首に角度をつけないのが正しいライディングポジションだともいわれる。ハンドル位置が低ければ腕を突っ張らずに肘を落として前腕を地面と平行にする→それに合わせて身体もより前傾姿勢にするのがセオリー。その方が腕や肩は楽でコーナーも曲がりやすいのは確かだとしても、身体全体的にはやっぱり無理があるのか、できるだけ心掛けてはいるものの気がつけばつい腕が突っ張ったポジションになってしまっている。VENTZを機会にライディングポジションの矯正に努めるのもありかな。
このVENTZのアイデアは悪くない。今までバイクウエアには空気を抜くベンチレーションはあっても空気を取り入れる発想はなかった。それで望みたいのはウエアとの一体化。必要な時に空気を取り入れられるようリトラクタブル式にして、前腕部と肩につけて欲しい。
リトラクタブル式ヘッドライト↓

ところで一番欲しいのは去年に秘密兵器番外編2で書いたこれなんだけれど。私の希望は未だバイクウエアメーカーには届いていないらしい。ショボーン(´・ω・`)
wassho at 07:10|Permalink│Comments(0)│
2013年09月18日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 番外編の2
朝夕はめっきり秋の気配。
まあ来年の夏に向けてのエントリーということで。
前回に書いたバイク用のエアコンや、さらに小型軽量化した衣服用のエアコンは私の目の黒いうちに開発されるかなあ? 6畳間の2万3900リッターを持ち出すべくもなく、服と身体のあいだの空間を冷やしたほうが地球全体ではビックリするほど省エネになるんだけどなあ。
さて今から書くことは、エアコンと違ってバイクウエアメーカーなら1週間もあれば試作品を上げられる夏用アイテムである。
メッシュの革パンを今年買った。でも、この「夏のバイクツーリングの秘密兵器」シリーズの一番最初に書いたように、それはバイクで走っている時のためというよりも、ツーリング先でブラブラする時に普通の革パンじゃ暑いからである。実は私が本当に欲しかったのは
夏用の
革製の
オーバーパンツ
なのである。

オーバーパンツというのは、上の写真のように普通のパンツ(ズボン)の上から重ね着するパンツ。寒さをしのぐもので当然冬用アイテム。でも、その夏バージョンがあってもいいじゃない。
ツーリング先では涼しい半ズボンでブラブラする。
そしてバイクに乗る時は、そのオーバーパンツをはく。
というイメージ。
履いたり脱いだりが面倒だから、普通のパンツではなくサイドジッパーなどになっている『オーバーパンツ』が便利。バイクではブーツなので普通のパンツなら靴まで脱がなきゃいけない。それに人目もあるところでお尻を突き出してパンツを降ろしたり上げたりする姿はちょっと恥ずかしい。
革製というのは安全性を考えて。バイクで転倒するということは服にものすごい摩擦がかかるということ。繊維だと破れたり裂ける可能性が高い。化学繊維なら熱で溶けて穴が空く。革もそのようにならない保証はないが基本的に繊維よりは摩擦に強い。革は強い摩擦が加わると消しゴムのように削れていく性質を持っている。もっとも試したり信頼できる実験データを見たわけじゃないけど、何となく革のほうが安全だと思っているし、そう思ってバイクに乗ることにしている。
もちろん革にも欠点はある。値段が高い、重い、しなやかさに欠ける、洗濯機で洗えない、保湿などに手入れも必要などなど。でも摩擦耐性で革を上回るものはなさそうだから仕方ないかな。ちなみに安く売っているフェイクレザーは見た目は革だけど、ナイロン繊維に樹脂加工をしたものだから、摩擦に関しては繊維と同じ。
夏用のというのは特に意味はなくて、オーバーパンツというのは防寒アイテムなので内側にキルティングなどがついている。そういうのは、もちろん不要というだけの話。メッシュであるべきかどうかは、まあ試してみなければわからない。今回、メッシュパンツを買ってバイクの熱の侵入がけっこう厳しいことがわかったから、膝から上だけメッシュでもいいかな。ウエアメーカーさん、いろいろバリエーションをお願いします。もちろん色が黒しかないというのは許しません!
心配なのはサイドジッパーの強度。転倒してジッパーがほどけて脚がさらされたんじゃオーバーパンツをはいた意味がなくなる。ジッパーを覆うようにベルクロで留めるフラップのようなものを付けたら安全性は高まるが、履き心地や脱着性とのトレードオフにもなりそう。そのあたりの研究もしっかりして欲しい。
夏にバイクで海岸に行って半ズボンでブラブラしたいーーー
我ながら実にささやかな夢である(^^ゞ
まあ来年の夏に向けてのエントリーということで。
前回に書いたバイク用のエアコンや、さらに小型軽量化した衣服用のエアコンは私の目の黒いうちに開発されるかなあ? 6畳間の2万3900リッターを持ち出すべくもなく、服と身体のあいだの空間を冷やしたほうが地球全体ではビックリするほど省エネになるんだけどなあ。
さて今から書くことは、エアコンと違ってバイクウエアメーカーなら1週間もあれば試作品を上げられる夏用アイテムである。
メッシュの革パンを今年買った。でも、この「夏のバイクツーリングの秘密兵器」シリーズの一番最初に書いたように、それはバイクで走っている時のためというよりも、ツーリング先でブラブラする時に普通の革パンじゃ暑いからである。実は私が本当に欲しかったのは
夏用の
革製の
オーバーパンツ
なのである。

オーバーパンツというのは、上の写真のように普通のパンツ(ズボン)の上から重ね着するパンツ。寒さをしのぐもので当然冬用アイテム。でも、その夏バージョンがあってもいいじゃない。
ツーリング先では涼しい半ズボンでブラブラする。
そしてバイクに乗る時は、そのオーバーパンツをはく。
というイメージ。
履いたり脱いだりが面倒だから、普通のパンツではなくサイドジッパーなどになっている『オーバーパンツ』が便利。バイクではブーツなので普通のパンツなら靴まで脱がなきゃいけない。それに人目もあるところでお尻を突き出してパンツを降ろしたり上げたりする姿はちょっと恥ずかしい。
革製というのは安全性を考えて。バイクで転倒するということは服にものすごい摩擦がかかるということ。繊維だと破れたり裂ける可能性が高い。化学繊維なら熱で溶けて穴が空く。革もそのようにならない保証はないが基本的に繊維よりは摩擦に強い。革は強い摩擦が加わると消しゴムのように削れていく性質を持っている。もっとも試したり信頼できる実験データを見たわけじゃないけど、何となく革のほうが安全だと思っているし、そう思ってバイクに乗ることにしている。
もちろん革にも欠点はある。値段が高い、重い、しなやかさに欠ける、洗濯機で洗えない、保湿などに手入れも必要などなど。でも摩擦耐性で革を上回るものはなさそうだから仕方ないかな。ちなみに安く売っているフェイクレザーは見た目は革だけど、ナイロン繊維に樹脂加工をしたものだから、摩擦に関しては繊維と同じ。
夏用のというのは特に意味はなくて、オーバーパンツというのは防寒アイテムなので内側にキルティングなどがついている。そういうのは、もちろん不要というだけの話。メッシュであるべきかどうかは、まあ試してみなければわからない。今回、メッシュパンツを買ってバイクの熱の侵入がけっこう厳しいことがわかったから、膝から上だけメッシュでもいいかな。ウエアメーカーさん、いろいろバリエーションをお願いします。もちろん色が黒しかないというのは許しません!
心配なのはサイドジッパーの強度。転倒してジッパーがほどけて脚がさらされたんじゃオーバーパンツをはいた意味がなくなる。ジッパーを覆うようにベルクロで留めるフラップのようなものを付けたら安全性は高まるが、履き心地や脱着性とのトレードオフにもなりそう。そのあたりの研究もしっかりして欲しい。
夏にバイクで海岸に行って半ズボンでブラブラしたいーーー
我ながら実にささやかな夢である(^^ゞ
wassho at 23:14|Permalink│Comments(0)│
2013年09月14日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 番外編の1
(8月22日、23日、25日、28日の夏向けバイク用品シリーズの続き)
夏用のバイク用品としてはメッシュの手袋なども使っているが、わざわざ書くほどのこともないし。ということで番外編として「こんなものが欲しい」という内容で。もう9月半ばになってしまったのはご容赦を。
その1はバイク用エアコン!
クルマにあって、なぜバイクにないのだ。カーエアコンのコンプレッサーはエンジンの力で回すが、660ccの軽四でもエアコンはついている。大型バイクなら充分にパワーはある。
問題はコンプレッサーをはじめとするエアコン部品の大きさ。バイクに装着できる部品の大きさにはかなり制約がある。でも心配ご無用?
エアコンで冷たい空気を作ってライダーに吹き付けたって、走り出せば走行風で意味がなくなってしまう。ライダーを覆うくらいの風量を確保するにはビル並みのエアコンが必要かもしれない。私がイメージするバイク用エアコンは冷風を吹き付けるのではなく、パイプでバイクウエアの中に冷風を導く・循環させるという方式。バイクウエアは専用の商品が必要になるが、これなら作り出す冷風はごくわずかでいい。
畳のサイズは3尺×6尺が基本形。6畳間では273センチ×364センチとなる。部屋の高さを240センチとすると6畳間の容量は約2万3900リッター。軽四のワゴンRの室内寸法は217センチ×130センチ×127センチで約3600リッター。バイクウエアの中を冷やすには1リッターもあれば充分だから、エアコンの部品サイズもごく小さくて済むーーーはず? これくらい小さければエンジンパワーじゃなくてバッテリーでモーター駆動もできるかな。エアコンの原理で冷却する限りコンデンサー(ラジエターみたいなもの。原理の説明は省略)をどう配置するかの問題はついて回るが、コンプレッサー部分はどんどん小さくなってそのうち服の外からパイプで冷気を服に導くのではなくて、服の中に超小型エアコンを内蔵できるようになるだろう。そうなればバイクに限らず屋外作業やレジャーも猛暑知らずの日が来るかもしれない。いずれ「夏のエアコンスーツ」という宣伝を目にするかも。
子供の頃は携帯電話なんてSFの世界だった。だから夏が暑い限り、やがてエアコン・ウエアも実用化されると思う。残念ながらもう子供ではないので、バイクメーカーでもエアコンメーカーでもアパレルでもいいから、できるだけ早く開発して欲しいと願っている。
ーーー続く
夏用のバイク用品としてはメッシュの手袋なども使っているが、わざわざ書くほどのこともないし。ということで番外編として「こんなものが欲しい」という内容で。もう9月半ばになってしまったのはご容赦を。
その1はバイク用エアコン!
クルマにあって、なぜバイクにないのだ。カーエアコンのコンプレッサーはエンジンの力で回すが、660ccの軽四でもエアコンはついている。大型バイクなら充分にパワーはある。
問題はコンプレッサーをはじめとするエアコン部品の大きさ。バイクに装着できる部品の大きさにはかなり制約がある。でも心配ご無用?
エアコンで冷たい空気を作ってライダーに吹き付けたって、走り出せば走行風で意味がなくなってしまう。ライダーを覆うくらいの風量を確保するにはビル並みのエアコンが必要かもしれない。私がイメージするバイク用エアコンは冷風を吹き付けるのではなく、パイプでバイクウエアの中に冷風を導く・循環させるという方式。バイクウエアは専用の商品が必要になるが、これなら作り出す冷風はごくわずかでいい。
畳のサイズは3尺×6尺が基本形。6畳間では273センチ×364センチとなる。部屋の高さを240センチとすると6畳間の容量は約2万3900リッター。軽四のワゴンRの室内寸法は217センチ×130センチ×127センチで約3600リッター。バイクウエアの中を冷やすには1リッターもあれば充分だから、エアコンの部品サイズもごく小さくて済むーーーはず? これくらい小さければエンジンパワーじゃなくてバッテリーでモーター駆動もできるかな。エアコンの原理で冷却する限りコンデンサー(ラジエターみたいなもの。原理の説明は省略)をどう配置するかの問題はついて回るが、コンプレッサー部分はどんどん小さくなってそのうち服の外からパイプで冷気を服に導くのではなくて、服の中に超小型エアコンを内蔵できるようになるだろう。そうなればバイクに限らず屋外作業やレジャーも猛暑知らずの日が来るかもしれない。いずれ「夏のエアコンスーツ」という宣伝を目にするかも。
子供の頃は携帯電話なんてSFの世界だった。だから夏が暑い限り、やがてエアコン・ウエアも実用化されると思う。残念ながらもう子供ではないので、バイクメーカーでもエアコンメーカーでもアパレルでもいいから、できるだけ早く開発して欲しいと願っている。
ーーー続く
wassho at 23:52|Permalink│Comments(0)│
2013年08月28日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 その4
【速乾性アンダーウエア】
ユニクロのエアリズムのような、普段着る肌着としての速乾下着のことは以前に書いた。それのもう少し高性能版のようなものがスポーツウエアとして売られている。今回買ったのはRSタイチというバイク用品メーカーの製品。
普通の速乾下着との違いは、たぶん繊維としての速乾性能が優れているんだろう。値段も高いし。ちなみに私の買ったのは定価8400円がバイク用品店で2割引ほどの6580円で売られていた。
それ以外の違いとしては長袖でハイネックなスタイル。これはできるだけ身体の多くの部分を、この繊維で覆ったほうが涼しいという理屈だと思う。RSタイチには同じ素材のパンツ版もあるが、夏に履くのに何と足首まであるタイツである。
そして超タイトフィット、つまりピチピチのサイズになっている。汗を繊維で吸い取って、それをすぐに繊維から放出するのが速乾性の仕組みだから、身体に密着させるのは理にかなっている。
ジョギング、自転車、登山などのアウトドア用としてはかなり前から売られていたが、バイク用品メーカーがラインナップを増やしてきたのは昨シーズンからだと思う。しかし、いずれにせよ今までこの手の商品に手を出さないできた。
理由その1
アンダーウエアではあるが、Tシャツと同じように夏のツーリングで革ジャンの下に着るのはこれ1枚である。そして私は革ジャンを脱いで、こんなピチピチのタイツのようなシャツを着た姿を人前に晒してはいけない体型をしている(^^ゞ
理由その2
値段なりの効果をイマイチ信用できないでいた。
今回は秘密その3で書いたドライクールベストを買ったので、理由その1が消滅。理由その2は残っているが少しでも涼しくなればと猛暑に負けた。
確かに速乾性はあって肌がサラッとした状態をキープする機能はある。だが気化熱で涼しいかといえば、それはない。こんなピチピチのものを着ているのに暑苦しくないから気化熱効果はあるのだろうが、ピチピチの暑苦しさとでプラスマイナスがゼロといったところ。また首周りとか脇とか汗を多くかく場所では速乾性が追いつかなくて濡れた状態になる。特に首回りはハイネックが裏目に出てかなり不快。
秘密兵器その1でも書いたが、バイク用品メーカーの製品だから、色が黒しかなく見た目に暑苦しいし、革ジャンを脱げば熱を吸収する色である。RSタイチの製品を買ったのは、他メーカーが黒一色しかないのに多少は黒以外の色を使っているから。バイク業界の黒信仰マインドコントロールが解けること切に願う。今回はたまたまバイク用品店で購入したが「クロ命」でなければジョギングや自転車向けに売られているものから選んだ方がいい。マーケットが大きいから価格もバイク用より安い。
結論としては普通のTシャツよりは「楽な」感じはする。コストパフォーマンスは微妙なところであるが、ツーリングの時に着るだけだから何年かは使えるだろうし。私と同じように体型に問題がある人は、ジャケットを脱いだ後に半袖のシャツでも羽織ってごまかせばいいかもしれない。
ーーー続く
ユニクロのエアリズムのような、普段着る肌着としての速乾下着のことは以前に書いた。それのもう少し高性能版のようなものがスポーツウエアとして売られている。今回買ったのはRSタイチというバイク用品メーカーの製品。
普通の速乾下着との違いは、たぶん繊維としての速乾性能が優れているんだろう。値段も高いし。ちなみに私の買ったのは定価8400円がバイク用品店で2割引ほどの6580円で売られていた。
それ以外の違いとしては長袖でハイネックなスタイル。これはできるだけ身体の多くの部分を、この繊維で覆ったほうが涼しいという理屈だと思う。RSタイチには同じ素材のパンツ版もあるが、夏に履くのに何と足首まであるタイツである。
そして超タイトフィット、つまりピチピチのサイズになっている。汗を繊維で吸い取って、それをすぐに繊維から放出するのが速乾性の仕組みだから、身体に密着させるのは理にかなっている。
ジョギング、自転車、登山などのアウトドア用としてはかなり前から売られていたが、バイク用品メーカーがラインナップを増やしてきたのは昨シーズンからだと思う。しかし、いずれにせよ今までこの手の商品に手を出さないできた。
理由その1
アンダーウエアではあるが、Tシャツと同じように夏のツーリングで革ジャンの下に着るのはこれ1枚である。そして私は革ジャンを脱いで、こんなピチピチのタイツのようなシャツを着た姿を人前に晒してはいけない体型をしている(^^ゞ
理由その2
値段なりの効果をイマイチ信用できないでいた。
今回は秘密その3で書いたドライクールベストを買ったので、理由その1が消滅。理由その2は残っているが少しでも涼しくなればと猛暑に負けた。
確かに速乾性はあって肌がサラッとした状態をキープする機能はある。だが気化熱で涼しいかといえば、それはない。こんなピチピチのものを着ているのに暑苦しくないから気化熱効果はあるのだろうが、ピチピチの暑苦しさとでプラスマイナスがゼロといったところ。また首周りとか脇とか汗を多くかく場所では速乾性が追いつかなくて濡れた状態になる。特に首回りはハイネックが裏目に出てかなり不快。
秘密兵器その1でも書いたが、バイク用品メーカーの製品だから、色が黒しかなく見た目に暑苦しいし、革ジャンを脱げば熱を吸収する色である。RSタイチの製品を買ったのは、他メーカーが黒一色しかないのに多少は黒以外の色を使っているから。バイク業界の黒信仰マインドコントロールが解けること切に願う。今回はたまたまバイク用品店で購入したが「クロ命」でなければジョギングや自転車向けに売られているものから選んだ方がいい。マーケットが大きいから価格もバイク用より安い。
結論としては普通のTシャツよりは「楽な」感じはする。コストパフォーマンスは微妙なところであるが、ツーリングの時に着るだけだから何年かは使えるだろうし。私と同じように体型に問題がある人は、ジャケットを脱いだ後に半袖のシャツでも羽織ってごまかせばいいかもしれない。
ーーー続く
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2013年08月25日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 その3
【ドライ クール ベスト】
詳しい説明は発売元のホームページを読んで。
あまりの暑さにたまらず本屋に涼みに入り、立ち読みで久しぶりに読んだバイク雑誌で発見。1時間後には注文していた。
胸の上にある注入口から水を入れ、それが徐々に蒸発する気化熱で涼しさを得るというアイテム。気化熱ウエアやアイテムはいくつかあるが、私の知る限り「濡らせて絞る」方式のものしかなかった。つまり濡れたものを着ている不快感がついて回る。絞ってから5分ほど乾かせという面倒なものもある。
このドライクールベストは表地と裏地のあいだに吸水素材の入った中間層があり、そこに直接水を入れる。ベストの生地は気化した水蒸気は透すが、水滴のような大粒は透さないから濡れた感じはまったくしない。
この商品の評価というか装着感を表現するのはなかなか難しい。涼しく感じるとは言い難いが、冷たいものが身体に当たっているという感覚は確かにある。それで別に涼しくは感じないのだが、暑さによる疲労は確かに軽減されているように思う。真夏に高速道路のサービスエリアへオシッコ&タバコ休憩だけで立ち寄った時でも、今までは革ジャンを必ず脱いでいた。それがドライクールベストを着ていると「面倒だから革ジャンを脱ぐのはやめとこう」となることも多い。頭での評価以上に身体はこの商品を好んでいるのかもしれない。
またTシャツにメッシュのジャケットを着て高速を走ると風通しはいいが、真夏である一定以上の気温になると、風が吹き抜けて涼しいんじゃなくて熱風が身体にまとわりついてサウナに入っているように感じる時がある。このベストは穴は空いているものの、生地自体は水を透さないのだから風も透さない。だからそのサウナ熱風をブロックする役割を果たす。サウナツーリングは一気に疲れるので、これは想定外のうれしい特性だった。
冷たいが涼しくはないので、身体にかく汗の量もおそらく変わらない。これさえあれば真夏でもバイクにガンガン乗る気になるということは決してない。でも、もしバイクで熱中症になるとしたら、それを3時間くらい遅らせる効果はあるかな。今のところの評価はそんなところ。でも、それはたいしたことかもしれない。
なおベストだけを見ているとそんな感じはしないが、実際に着てみると救命胴衣っぽい印象がぬぐえなくて、ちょっと笑える。
ーーー続く
詳しい説明は発売元のホームページを読んで。
あまりの暑さにたまらず本屋に涼みに入り、立ち読みで久しぶりに読んだバイク雑誌で発見。1時間後には注文していた。
胸の上にある注入口から水を入れ、それが徐々に蒸発する気化熱で涼しさを得るというアイテム。気化熱ウエアやアイテムはいくつかあるが、私の知る限り「濡らせて絞る」方式のものしかなかった。つまり濡れたものを着ている不快感がついて回る。絞ってから5分ほど乾かせという面倒なものもある。
このドライクールベストは表地と裏地のあいだに吸水素材の入った中間層があり、そこに直接水を入れる。ベストの生地は気化した水蒸気は透すが、水滴のような大粒は透さないから濡れた感じはまったくしない。
この商品の評価というか装着感を表現するのはなかなか難しい。涼しく感じるとは言い難いが、冷たいものが身体に当たっているという感覚は確かにある。それで別に涼しくは感じないのだが、暑さによる疲労は確かに軽減されているように思う。真夏に高速道路のサービスエリアへオシッコ&タバコ休憩だけで立ち寄った時でも、今までは革ジャンを必ず脱いでいた。それがドライクールベストを着ていると「面倒だから革ジャンを脱ぐのはやめとこう」となることも多い。頭での評価以上に身体はこの商品を好んでいるのかもしれない。
またTシャツにメッシュのジャケットを着て高速を走ると風通しはいいが、真夏である一定以上の気温になると、風が吹き抜けて涼しいんじゃなくて熱風が身体にまとわりついてサウナに入っているように感じる時がある。このベストは穴は空いているものの、生地自体は水を透さないのだから風も透さない。だからそのサウナ熱風をブロックする役割を果たす。サウナツーリングは一気に疲れるので、これは想定外のうれしい特性だった。
冷たいが涼しくはないので、身体にかく汗の量もおそらく変わらない。これさえあれば真夏でもバイクにガンガン乗る気になるということは決してない。でも、もしバイクで熱中症になるとしたら、それを3時間くらい遅らせる効果はあるかな。今のところの評価はそんなところ。でも、それはたいしたことかもしれない。
なおベストだけを見ているとそんな感じはしないが、実際に着てみると救命胴衣っぽい印象がぬぐえなくて、ちょっと笑える。
ーーー続く
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2013年08月23日
夏のバイクツーリングの秘密兵器 その2
【エアヘッド】
エアヘッドというのは商品名。
たぶん今年から発売されたと思う。
商品だけ見ても、さっぱり使い道がわからないが
こういう風にヘルメットの中に装着する。
モトリモーダというバイクウエアのセレクトショップみたいなところが発売している。オフィスの近くなので歩いて買いに行った。
ヘルメットに装着した写真のほうがわかりやすいと思うが、突起がいくつもついている。これによりヘルメットと頭のあいだに空間を作るのが目的。たいていのヘルメットは内側に空気を取り入れるエアインテークを備えているが、ヘルメットと頭が密着していたら空気を取り入れたって流れない。そこに着目したなかなかのアイデア商品。
そこで疑問がひとつ。こんなものを仕込んだらヘルメットのサイズが小さくなって被れなくなるのではないか? (ちなみにバイクのヘルメットは、被ったことがない人が初めて被ったらビックリするくらいキツキツなものです)
そんな疑問があるのになぜ買ったのか? 実はこれを買った第1の目的は涼しさじゃなくて、少し大きめだったヘルメットのサイズ調整だったから。
ヘルメットを買う時にLサイズでは少し小さく、XLサイズでは少し大きかった。それでXLサイズを買ったのだが、ヘルメットというものは使っているうちに内装材がヘタって薄くなり、つまりサイズ的に伸びて大きくなってくる。2年半経った現在、Lサイズにしておけばよかったという状態になっている。ヘルメットのサイズ調整のためのフィッティング材のようなものも売られていて、そろそろそういうものが必要かな思っていた時に、このエアヘッドを発見したという次第。
使ってみた結果、ヘルメットのブカブカ感は解消。ということは、たぶんピッタリサイズのヘルメットなら、これを付ければかなりきつくなるんじゃないかな。素材はシリコン製で柔らかく、部分的に突起をハサミやニッパーで切ることは簡単だから、ある程度は自分で調節できるだろうけれど。
本来の機能である涼しさや風の流れについてはまったく感じない。ただしこれには説明が必要で、前回のエントリーで紹介したように私はインナーキャップを被っているから。キャップ越しに風を感じるほど、もともとヘルメットの中に風は入ってこない。ただしインナーキャップが汗びっしょりで絞れるような状態になったり、そのインナーキャップを脱いだら髪の毛がビショビショでペッチャンコになっているというようなことは、これを装着してからなくなった。つまり涼しいほどかどうかは別として、ヘルメット内の空気の流れについてはそれなりに改善されていると思う。
誤解のないように補足するとインナーキャップが極端にビショビショにならなくなったということであり、汗はかくからそれなりにインナーキャップは濡れる。これを使ったら夏でも髪の毛はサラサラというようなことにはならない。それがインナーキャップなしで乗らない理由でもある。
私の場合はヘルメットのサイズ調整がメインだったから元は取れて入る。でも涼しさだけを期待したり、これを着けてヘルメットが小さくなりすぎたりしたら評価は微妙になるかな。
ーーー続く
エアヘッドというのは商品名。
たぶん今年から発売されたと思う。
商品だけ見ても、さっぱり使い道がわからないが
こういう風にヘルメットの中に装着する。
モトリモーダというバイクウエアのセレクトショップみたいなところが発売している。オフィスの近くなので歩いて買いに行った。
ヘルメットに装着した写真のほうがわかりやすいと思うが、突起がいくつもついている。これによりヘルメットと頭のあいだに空間を作るのが目的。たいていのヘルメットは内側に空気を取り入れるエアインテークを備えているが、ヘルメットと頭が密着していたら空気を取り入れたって流れない。そこに着目したなかなかのアイデア商品。
そこで疑問がひとつ。こんなものを仕込んだらヘルメットのサイズが小さくなって被れなくなるのではないか? (ちなみにバイクのヘルメットは、被ったことがない人が初めて被ったらビックリするくらいキツキツなものです)
そんな疑問があるのになぜ買ったのか? 実はこれを買った第1の目的は涼しさじゃなくて、少し大きめだったヘルメットのサイズ調整だったから。
ヘルメットを買う時にLサイズでは少し小さく、XLサイズでは少し大きかった。それでXLサイズを買ったのだが、ヘルメットというものは使っているうちに内装材がヘタって薄くなり、つまりサイズ的に伸びて大きくなってくる。2年半経った現在、Lサイズにしておけばよかったという状態になっている。ヘルメットのサイズ調整のためのフィッティング材のようなものも売られていて、そろそろそういうものが必要かな思っていた時に、このエアヘッドを発見したという次第。
使ってみた結果、ヘルメットのブカブカ感は解消。ということは、たぶんピッタリサイズのヘルメットなら、これを付ければかなりきつくなるんじゃないかな。素材はシリコン製で柔らかく、部分的に突起をハサミやニッパーで切ることは簡単だから、ある程度は自分で調節できるだろうけれど。
本来の機能である涼しさや風の流れについてはまったく感じない。ただしこれには説明が必要で、前回のエントリーで紹介したように私はインナーキャップを被っているから。キャップ越しに風を感じるほど、もともとヘルメットの中に風は入ってこない。ただしインナーキャップが汗びっしょりで絞れるような状態になったり、そのインナーキャップを脱いだら髪の毛がビショビショでペッチャンコになっているというようなことは、これを装着してからなくなった。つまり涼しいほどかどうかは別として、ヘルメット内の空気の流れについてはそれなりに改善されていると思う。
誤解のないように補足するとインナーキャップが極端にビショビショにならなくなったということであり、汗はかくからそれなりにインナーキャップは濡れる。これを使ったら夏でも髪の毛はサラサラというようなことにはならない。それがインナーキャップなしで乗らない理由でもある。
私の場合はヘルメットのサイズ調整がメインだったから元は取れて入る。でも涼しさだけを期待したり、これを着けてヘルメットが小さくなりすぎたりしたら評価は微妙になるかな。
ーーー続く
wassho at 11:32|Permalink│Comments(0)│
2013年08月22日
夏のバイクツーリングの秘密兵器
8月10日に書いた真夏にバイクに乗るための秘密兵器2つ。
ごく最近買ったのは2つだけれど、
ついでだから秘密兵器じゃなくても夏物を順にいろいろ紹介。
【メッシュの革ジャン】
正確に言うならメッシュ織りじゃなくて、革にパンチ穴が空いているからパンチの革ジャン。でも革アパレル界ではあまりそういう言い方はしない。(クリックで拡大したらパンチ穴が見える)
RSAレザーというマイナーなブランドの製品。オーダーメイドではないけれど、いろいろ補正したり、オプションをつけたり、オプションにはないオーダーをしたりでかなり高くついた。
バイクウエアは黒っぽいのばかりだがRSAレザーは色数が豊富。作りもとてもしっかりしている。ただし、そのせいかちょっと重い。安全性を考えて今のところバイクウエアは革を選ぶようにしている。ただし真冬用のジャケットは革だと寒いので繊維製。
【インナーキャップ】
これを被ってからヘルメットを被る。汗をこれに吸収させて、ヘルメットがベタついたり臭くなるのを防ぐためのもの。その効果もあるが額にかいた汗が顔に落ちてこない点が重宝する。ただしこれだけ被っていると謎の東洋人にしか見えないのが欠点(^^ゞ
ツーリングの時は2〜3着持っていって、濡れてきたら交換している。おかげでヘルメットは今のところイヤな匂いはまったくしない。まあ毎回ファブリースもスプレーしているが。
これはRSタイチというバイク界ではメジャーなブランドの製品。ちなみに2年半ほど前にバイクに乗り始めた時に、バイクって小さなマーケットだなと実感したのは、バイク界でメジャーとされているブランドで世間一般的な認知のあるものが皆無なこと。唯一の例外はゴールドウインだが、ゴールドウインがバイクウエアを作っていることも逆に知らなかった。
【メッシュの革パンツ】
これは今年になって買った。ヒョウドウというところの製品。ちなみに今までオールシーズン的にはいていた革パンはクシタニの製品。両者はバイクウエア界の2大ブランドと言っていいが、(あなたがバイクに乗っていないなら)ねっ、聞いたことないでしょ。
メッシュの革ジャンは1年目に買ったのに、革パンは普通ので2年間我慢したのは、下半身は上半身ほど暑さを感じないので意外と我慢できたから。ただし、それは走っている時の話で、ツーリング先でブラブラする時などはやっぱり暑い。またバイクは自宅から少し離れたところにガレージを借りていて、そこへ行くだけで暑くてイライラしてくる。とうとう今年に堪忍袋の緒が切れてというわけ。


これはジーンズタイプの革パン。クシタニにも同じような製品があるが、ブルージーンズとブラックジーンズ的な色しかなく、ヒョウドウにはやや明るめのグレーがあったのでこちらにした。これのメッシュではないシリーズにはオレンジ色があるのにメッシュは黒とこの色しかないのが不満。

シルエットは割とダボッとしており、またブーツカットタイプで裾も広め。あまり気に入っていないし、革ジャンとのマッチングもイマイチ。でも黒以外の革メッシュのパンツは、世の中にこれしかないから仕方がない。なぜかライダーは黒が大好きで、真夏でも黒ずくめな人が多い。見ているだけで暑苦しいんだけど平気なの? (色数の多いRSAレザーにメッシュ革パンのラインアップはない。オーダーしたら作ってくれるかもしれないが、確実に値段も張るから問い合わせなかった)
革パンの下は下着だけ。つまり服の中の皮膚の露出度(ヘンな表現ではあるが)が高いので、革ジャン以上にメッシュの革パンは涼しい。ちょっと風が吹いただけで股間を風が吹き抜けていく(^^ゞ ただしバイクで走っている時は、それほど風が入っている感じがしないのが不思議。逆にエンジン周りの熱は容赦なく入ってくる。
このメッシュ革パンを履いて初めて気付いたが、BMW F800Rはエンジンの左側がかなり熱い。正確に言うならエンジンの熱がフレームに伝わってしまうのか、フレーム近くにある左足首当たりが強烈に熱い。なぜ右側が熱くならないのかは不明。
写真はmotorcycle-usaから
ーーー続く(次回から秘密兵器っぽくなってくる)
ごく最近買ったのは2つだけれど、
ついでだから秘密兵器じゃなくても夏物を順にいろいろ紹介。
【メッシュの革ジャン】
正確に言うならメッシュ織りじゃなくて、革にパンチ穴が空いているからパンチの革ジャン。でも革アパレル界ではあまりそういう言い方はしない。(クリックで拡大したらパンチ穴が見える)
RSAレザーというマイナーなブランドの製品。オーダーメイドではないけれど、いろいろ補正したり、オプションをつけたり、オプションにはないオーダーをしたりでかなり高くついた。
バイクウエアは黒っぽいのばかりだがRSAレザーは色数が豊富。作りもとてもしっかりしている。ただし、そのせいかちょっと重い。安全性を考えて今のところバイクウエアは革を選ぶようにしている。ただし真冬用のジャケットは革だと寒いので繊維製。
【インナーキャップ】
これを被ってからヘルメットを被る。汗をこれに吸収させて、ヘルメットがベタついたり臭くなるのを防ぐためのもの。その効果もあるが額にかいた汗が顔に落ちてこない点が重宝する。ただしこれだけ被っていると謎の東洋人にしか見えないのが欠点(^^ゞ
ツーリングの時は2〜3着持っていって、濡れてきたら交換している。おかげでヘルメットは今のところイヤな匂いはまったくしない。まあ毎回ファブリースもスプレーしているが。
これはRSタイチというバイク界ではメジャーなブランドの製品。ちなみに2年半ほど前にバイクに乗り始めた時に、バイクって小さなマーケットだなと実感したのは、バイク界でメジャーとされているブランドで世間一般的な認知のあるものが皆無なこと。唯一の例外はゴールドウインだが、ゴールドウインがバイクウエアを作っていることも逆に知らなかった。
【メッシュの革パンツ】
これは今年になって買った。ヒョウドウというところの製品。ちなみに今までオールシーズン的にはいていた革パンはクシタニの製品。両者はバイクウエア界の2大ブランドと言っていいが、(あなたがバイクに乗っていないなら)ねっ、聞いたことないでしょ。
メッシュの革ジャンは1年目に買ったのに、革パンは普通ので2年間我慢したのは、下半身は上半身ほど暑さを感じないので意外と我慢できたから。ただし、それは走っている時の話で、ツーリング先でブラブラする時などはやっぱり暑い。またバイクは自宅から少し離れたところにガレージを借りていて、そこへ行くだけで暑くてイライラしてくる。とうとう今年に堪忍袋の緒が切れてというわけ。


これはジーンズタイプの革パン。クシタニにも同じような製品があるが、ブルージーンズとブラックジーンズ的な色しかなく、ヒョウドウにはやや明るめのグレーがあったのでこちらにした。これのメッシュではないシリーズにはオレンジ色があるのにメッシュは黒とこの色しかないのが不満。

シルエットは割とダボッとしており、またブーツカットタイプで裾も広め。あまり気に入っていないし、革ジャンとのマッチングもイマイチ。でも黒以外の革メッシュのパンツは、世の中にこれしかないから仕方がない。なぜかライダーは黒が大好きで、真夏でも黒ずくめな人が多い。見ているだけで暑苦しいんだけど平気なの? (色数の多いRSAレザーにメッシュ革パンのラインアップはない。オーダーしたら作ってくれるかもしれないが、確実に値段も張るから問い合わせなかった)
革パンの下は下着だけ。つまり服の中の皮膚の露出度(ヘンな表現ではあるが)が高いので、革ジャン以上にメッシュの革パンは涼しい。ちょっと風が吹いただけで股間を風が吹き抜けていく(^^ゞ ただしバイクで走っている時は、それほど風が入っている感じがしないのが不思議。逆にエンジン周りの熱は容赦なく入ってくる。
このメッシュ革パンを履いて初めて気付いたが、BMW F800Rはエンジンの左側がかなり熱い。正確に言うならエンジンの熱がフレームに伝わってしまうのか、フレーム近くにある左足首当たりが強烈に熱い。なぜ右側が熱くならないのかは不明。
写真はmotorcycle-usaから
ーーー続く(次回から秘密兵器っぽくなってくる)
wassho at 00:41|Permalink│Comments(0)│