富士山エリア
2017年06月25日
ヘルシーパーク裾野
6月17日に桂林寺でスイレンを見て、
その後に吉田うどんを食べ、山中湖をブラブラした続き。
風呂上がりにビールを飲めない温泉ツーリングなんてと今まで敬遠していたが、なぜか5月20日、5月27日に続いて今年は3度目。やっぱり気持ちがいいのと、バイクでたくさん走りたいという意欲が少なくなってきたのがその理由かもしれない。山中湖にもいくつか日帰り温泉があるが、ネットでの評価がさえなかったので御殿場エリアで探して見つけたのが、御殿場市の南西隣に位置する裾野市にある施設。
話は変わるがネットの口コミを鵜呑みにするつもりはないけれど、やはりネガティブなことが書かれていると敬遠したくなってしまう。昨今のサービス業はわずかなことが致命傷になりかねない。
ところで先日、クルマで帰省する時などの同乗者を募集するネットサービスのドキュメント番組をテレビで見た。例えば東京から大阪へ1人で向かうとして、もう3人集めれば高速代や燃料代を分け合って大幅に節約できる。乗せてもらう方も飛行機や新幹線よりはるかに安上がり。レポーターが「見ず知らずの人を乗せるのに不安はないですか」とドライバーに尋ねると「そのネットサービスでは、クルマを提供した人や同乗した人の評価を書き込むことになっており、それを見て判断するので」との答え。これから盛んになる民泊やUberなどの白タク配車サービス?でも、そういった評価が重要になってくる。もうずいぶんと前からヤフオクなどでは初めて利用する人、つまり評価のない人は入札お断りな場合のほうが多い。
話をさらに飛ばすと、先日成立した共謀罪。それによって監視社会になると危惧する声が多い。たぶんそうなると思うが、それに加えてすぐ先の未来は評価社会でもある。何をするにも他人の目を気にしながら行動することになる。他人の評価は丸呑みするというのが私の人生訓でも、ITの高度化によってそんな呑気なことはいってられないかもしれない。それにしても監視されて評価されて息が詰まるね。やっぱり老後は無人島にでも住むか。
山中湖交流プラザ「きらら」から国道413号線を進むと、以前に紅葉を見た旭日丘湖畔緑地公園を通る。そのすぐ先で国道138号線に左折。これは御殿場へ降りる道路だが、ところどころクネクネがきつくて結構ハード。山中湖からは下りになるのでなおさら。楽しかったのかツラかったのかよくわからず。
それから御殿場の中心部を離れ、自衛隊の演習場を突っ切る国道469号線などを経由して裾野市に入る。山中湖からは思っていた以上に遠くて30キロほどあった。
到着は午後3時半頃。
バイクは隅に専用スペースあり。もちろん無料。
建物の際にバイクを駐めたので全体を撮り忘れた。この写真は静岡新聞から拝借。
ヘルシーパーク裾野は裾野市の第3セクター経営で、温泉とプールが一緒になった施設。市営みたいなものだから料金も手頃。温泉は3時間で520円。湯河原や箱根の日帰り温泉の半額。3時間を超えると1時間に付き100円加算されるが、そんなにいることはないので。ちなみに屋外に無料の足湯もある。
お風呂は内風呂と露天風呂の2つ。この写真も静岡新聞のもので、晴れていたら富士山が見えるらしいが、この日に眺められたのは雲だけ(/o\)
20人くらいのお客さんがいて、湯河原や箱根の時のように半貸し切り状態ではなかったが混雑にはならずゆったりと入れた。
お湯は個性的。硫黄の匂いと、海の匂いと、もう1つ何かの匂いのミックス。それは嗅いだことのある匂いなのだが何だったかは思い出せず。全体としていい匂いとは言えないが特別に臭いわけじゃないし、匂いがあったほうが温泉という気分は出るかな。少し色も着いていたように思う。お湯はぬるめで内風呂と露天風呂とも同じ温度。湯温計はなかったが40度あるかないかではと思う。
泡やジェットはなかったが打たせ湯が秀逸。3メートルくらいの高さから、かなり太いお湯が落ちてきて「効く」。とても気に入った。難点は常時お湯が落ちているのではなく、ボタンを押して落とす仕組みなこと。そして連続してボタンを押しても、なぜか最初はかなり冷たいお湯が出てくる。それでも20回近くボタンを押したかな。
サウナがあって、お湯がぬるめだったので入ってみた。5分くらいが限界。やっぱり苦手。それにどう考えても、あんなところに長くいるのが健康にいいとは思えないんだけれど。サウナの後に水風呂に入っている人もいるが、私には罰ゲームにしか思えない(^^ゞ
早く帰らないと高速道路が込むと考えつつ、気持ちよさとのんびり感に逆らえず、1時間くらい温泉にいた。本日もゴクラク、ゴクラクなり。
午後5時頃にヘルシーパーク裾野を出発。最後にしっかりシャワーを浴びたつもりだったのに、ヘルメットの中に温泉とサウナの木の匂いが漂う。渋滞をくぐり抜けて午後7時過ぎに帰宅。走行260キロ。ツーリングの締めは温泉というのがこれからも増えそうな予感。
おしまい
その後に吉田うどんを食べ、山中湖をブラブラした続き。
風呂上がりにビールを飲めない温泉ツーリングなんてと今まで敬遠していたが、なぜか5月20日、5月27日に続いて今年は3度目。やっぱり気持ちがいいのと、バイクでたくさん走りたいという意欲が少なくなってきたのがその理由かもしれない。山中湖にもいくつか日帰り温泉があるが、ネットでの評価がさえなかったので御殿場エリアで探して見つけたのが、御殿場市の南西隣に位置する裾野市にある施設。
話は変わるがネットの口コミを鵜呑みにするつもりはないけれど、やはりネガティブなことが書かれていると敬遠したくなってしまう。昨今のサービス業はわずかなことが致命傷になりかねない。
ところで先日、クルマで帰省する時などの同乗者を募集するネットサービスのドキュメント番組をテレビで見た。例えば東京から大阪へ1人で向かうとして、もう3人集めれば高速代や燃料代を分け合って大幅に節約できる。乗せてもらう方も飛行機や新幹線よりはるかに安上がり。レポーターが「見ず知らずの人を乗せるのに不安はないですか」とドライバーに尋ねると「そのネットサービスでは、クルマを提供した人や同乗した人の評価を書き込むことになっており、それを見て判断するので」との答え。これから盛んになる民泊やUberなどの白タク配車サービス?でも、そういった評価が重要になってくる。もうずいぶんと前からヤフオクなどでは初めて利用する人、つまり評価のない人は入札お断りな場合のほうが多い。
話をさらに飛ばすと、先日成立した共謀罪。それによって監視社会になると危惧する声が多い。たぶんそうなると思うが、それに加えてすぐ先の未来は評価社会でもある。何をするにも他人の目を気にしながら行動することになる。他人の評価は丸呑みするというのが私の人生訓でも、ITの高度化によってそんな呑気なことはいってられないかもしれない。それにしても監視されて評価されて息が詰まるね。やっぱり老後は無人島にでも住むか。
山中湖交流プラザ「きらら」から国道413号線を進むと、以前に紅葉を見た旭日丘湖畔緑地公園を通る。そのすぐ先で国道138号線に左折。これは御殿場へ降りる道路だが、ところどころクネクネがきつくて結構ハード。山中湖からは下りになるのでなおさら。楽しかったのかツラかったのかよくわからず。
それから御殿場の中心部を離れ、自衛隊の演習場を突っ切る国道469号線などを経由して裾野市に入る。山中湖からは思っていた以上に遠くて30キロほどあった。
到着は午後3時半頃。
バイクは隅に専用スペースあり。もちろん無料。
建物の際にバイクを駐めたので全体を撮り忘れた。この写真は静岡新聞から拝借。
ヘルシーパーク裾野は裾野市の第3セクター経営で、温泉とプールが一緒になった施設。市営みたいなものだから料金も手頃。温泉は3時間で520円。湯河原や箱根の日帰り温泉の半額。3時間を超えると1時間に付き100円加算されるが、そんなにいることはないので。ちなみに屋外に無料の足湯もある。
お風呂は内風呂と露天風呂の2つ。この写真も静岡新聞のもので、晴れていたら富士山が見えるらしいが、この日に眺められたのは雲だけ(/o\)
20人くらいのお客さんがいて、湯河原や箱根の時のように半貸し切り状態ではなかったが混雑にはならずゆったりと入れた。
お湯は個性的。硫黄の匂いと、海の匂いと、もう1つ何かの匂いのミックス。それは嗅いだことのある匂いなのだが何だったかは思い出せず。全体としていい匂いとは言えないが特別に臭いわけじゃないし、匂いがあったほうが温泉という気分は出るかな。少し色も着いていたように思う。お湯はぬるめで内風呂と露天風呂とも同じ温度。湯温計はなかったが40度あるかないかではと思う。
泡やジェットはなかったが打たせ湯が秀逸。3メートルくらいの高さから、かなり太いお湯が落ちてきて「効く」。とても気に入った。難点は常時お湯が落ちているのではなく、ボタンを押して落とす仕組みなこと。そして連続してボタンを押しても、なぜか最初はかなり冷たいお湯が出てくる。それでも20回近くボタンを押したかな。
サウナがあって、お湯がぬるめだったので入ってみた。5分くらいが限界。やっぱり苦手。それにどう考えても、あんなところに長くいるのが健康にいいとは思えないんだけれど。サウナの後に水風呂に入っている人もいるが、私には罰ゲームにしか思えない(^^ゞ
早く帰らないと高速道路が込むと考えつつ、気持ちよさとのんびり感に逆らえず、1時間くらい温泉にいた。本日もゴクラク、ゴクラクなり。
午後5時頃にヘルシーパーク裾野を出発。最後にしっかりシャワーを浴びたつもりだったのに、ヘルメットの中に温泉とサウナの木の匂いが漂う。渋滞をくぐり抜けて午後7時過ぎに帰宅。走行260キロ。ツーリングの締めは温泉というのがこれからも増えそうな予感。
おしまい
wassho at 21:17|Permalink│Comments(0)│
2017年06月21日
吉田うどん
桂林寺でスイレンを眺めた後は国道139号線で富士吉田市に向かう。ノンビリとしたローカル国道でいい感じ。
富士吉田市は富士山の北東に位置していて、富士山の斜面も1/4位は富士吉田市に属する。そして名物がなぜか「うどん」。山梨県は「ほうとう」も有名なので、地理的気候的に昔は稲作ができずに麦を栽培していたのかもしれない。それはともかく今まで吉田うどんは食べたことがないので是非ともと考えたしだい。
富士吉田市の中心部は河口湖の南東で、ここに50軒以上のうどん屋がある。
それまで中央自動車道と並行して走っていた国道139号が、南側にそれて富士吉田の市街地に入ると、目の前に富士山がそびえ立っていて眺め良し。また市街地なんだけれど高い建物もないし建物密度も低いので、とても開放感のあるエリアである。
桂林寺から30〜40分でうどん屋に到着。このあたりのうどん屋は、普通の住宅の一部を店舗に使うというスタイルがほとんど。
訪れたのは「てんせいや」というお店。
ネットで調べて何となく。139号線沿いにあるので便利だし。
昭和な感じの店内。ネットではどの店も行列とか書いてあったが、すんなり入れたし席が埋まっていたのは1/5程度だった。時刻は写真にあるように午後1時過ぎの土曜日。
頼んだのは肉うどんにきんぴらのトッピング。麺は大盛りで。
麺は以前に須走の道の駅で食べた「ごうりきうどん」に近い。その時に書いた「麺にコシがあるというより、ボソッとした食感で全体的に固い印象。ツルツル・シコシコはしていない」というのは吉田うどんでも同じだった。
茹でたキャベツが具に入っているのも「ごうりきうどん」と同じだが、スープはまったく別物。吉田うどんは醤油のダシと味噌のダシをブレンドしたような味わい。けっこう濃いめでラーメンでもいけなくはないという感じ。また吉田うどんの肉は馬肉らしいが、きんぴら並みに濃い味付けだったのでよくわからなかった。
トータルな感想はまあ田舎うどんといったところ。悪くはないけど心は奪われず。でも店によって麺の硬さとかがかなり違うとのことなので(この店は柔らかめらしい)、また富士吉田を通ることがあったら、違ううどん屋でも食べてみたい。
さて139号線をそのまま走れば138号線となって山中湖へ行けるが、それじゃ芸がないので県道717号線に入り忍野村(おしの・むら)経由で山中湖へ抜けることにした。
参考までにこの付近の山梨県の地名。地図って改めてみると何かしら発見がある。何度も来ている山中湖なのに山中湖村という自治体名はまったく知らなかった。それに道志村が山梨県という意識もなかったなあ。なおこの地図にある自治体は富士吉田市と都留市を除いて山梨県南都留郡に属する。
717号は緩やかなカーブが続いてなかなか楽しい道路。忍野村の手前で全長約750メートルの鳥居地トンネルに入る。トンネルを走ってしばらくするとかなり寒くなってきた。バイクの気温計を見ると22度。それまでは27度くらいあった。まあトンネルの中だからと思っていると、トンネルを抜けても22度のまま。忍野村から山中湖村に入っても22度のまま。結局この日の山中湖周辺は22〜23度だった。うどんを食べたあたりの標高は770メートル。そして山中湖の標高は980メートルとそれほど違わないのになぜ? まるで「トンネルを抜けるとそこは雪国」(^^ゞ
717号で忍野村を忍野八海と反対側に進むと、何度か訪れた花の都公園を通る。無料見学ゾーンは、菜の花に似たキカラシ以外にほとんど花がなかったので今回は素通り。
左側が無料見学ゾーン、ただし駐車場は有料。正面に富士山が頭だけ見えていたので記念撮影。湖畔を離れると山中湖周辺はとてものどかな光景が広がっている。
ーーー続く
富士吉田市は富士山の北東に位置していて、富士山の斜面も1/4位は富士吉田市に属する。そして名物がなぜか「うどん」。山梨県は「ほうとう」も有名なので、地理的気候的に昔は稲作ができずに麦を栽培していたのかもしれない。それはともかく今まで吉田うどんは食べたことがないので是非ともと考えたしだい。
富士吉田市の中心部は河口湖の南東で、ここに50軒以上のうどん屋がある。
それまで中央自動車道と並行して走っていた国道139号が、南側にそれて富士吉田の市街地に入ると、目の前に富士山がそびえ立っていて眺め良し。また市街地なんだけれど高い建物もないし建物密度も低いので、とても開放感のあるエリアである。
桂林寺から30〜40分でうどん屋に到着。このあたりのうどん屋は、普通の住宅の一部を店舗に使うというスタイルがほとんど。
訪れたのは「てんせいや」というお店。
ネットで調べて何となく。139号線沿いにあるので便利だし。
昭和な感じの店内。ネットではどの店も行列とか書いてあったが、すんなり入れたし席が埋まっていたのは1/5程度だった。時刻は写真にあるように午後1時過ぎの土曜日。
頼んだのは肉うどんにきんぴらのトッピング。麺は大盛りで。
麺は以前に須走の道の駅で食べた「ごうりきうどん」に近い。その時に書いた「麺にコシがあるというより、ボソッとした食感で全体的に固い印象。ツルツル・シコシコはしていない」というのは吉田うどんでも同じだった。
茹でたキャベツが具に入っているのも「ごうりきうどん」と同じだが、スープはまったく別物。吉田うどんは醤油のダシと味噌のダシをブレンドしたような味わい。けっこう濃いめでラーメンでもいけなくはないという感じ。また吉田うどんの肉は馬肉らしいが、きんぴら並みに濃い味付けだったのでよくわからなかった。
トータルな感想はまあ田舎うどんといったところ。悪くはないけど心は奪われず。でも店によって麺の硬さとかがかなり違うとのことなので(この店は柔らかめらしい)、また富士吉田を通ることがあったら、違ううどん屋でも食べてみたい。
さて139号線をそのまま走れば138号線となって山中湖へ行けるが、それじゃ芸がないので県道717号線に入り忍野村(おしの・むら)経由で山中湖へ抜けることにした。
参考までにこの付近の山梨県の地名。地図って改めてみると何かしら発見がある。何度も来ている山中湖なのに山中湖村という自治体名はまったく知らなかった。それに道志村が山梨県という意識もなかったなあ。なおこの地図にある自治体は富士吉田市と都留市を除いて山梨県南都留郡に属する。
717号は緩やかなカーブが続いてなかなか楽しい道路。忍野村の手前で全長約750メートルの鳥居地トンネルに入る。トンネルを走ってしばらくするとかなり寒くなってきた。バイクの気温計を見ると22度。それまでは27度くらいあった。まあトンネルの中だからと思っていると、トンネルを抜けても22度のまま。忍野村から山中湖村に入っても22度のまま。結局この日の山中湖周辺は22〜23度だった。うどんを食べたあたりの標高は770メートル。そして山中湖の標高は980メートルとそれほど違わないのになぜ? まるで「トンネルを抜けるとそこは雪国」(^^ゞ
717号で忍野村を忍野八海と反対側に進むと、何度か訪れた花の都公園を通る。無料見学ゾーンは、菜の花に似たキカラシ以外にほとんど花がなかったので今回は素通り。
左側が無料見学ゾーン、ただし駐車場は有料。正面に富士山が頭だけ見えていたので記念撮影。湖畔を離れると山中湖周辺はとてものどかな光景が広がっている。
ーーー続く
wassho at 22:13|Permalink│Comments(0)│
2017年04月29日
朝霧高原 道の駅&フードパーク
タイトルは毎回変わっているが
過去3回アップした4月23日の桃花見〜富士山ツーリングの続き。
本栖湖で久し振りにじっくりと富士山を眺めた後、国道139号線沿いにある朝霧高原で道の駅に立ち寄った。
朝霧高原は富士山の西側に広がる高原。そのエリアのだいたいどこにいても富士山が見られる。また朝霧高原を通る139号線には何カ所か車寄せのようなものが設けられている。富士山を眺めるためにクルマを駐めるためのものだと思う。富士山と手前に広がる高原の緑の構図で写真を撮りたかったが、前回のエントリーで書いたように本栖湖を離れる頃から雲が多くなり富士山はお隠れに。
かなり規模の大きな道の駅。
バイクも多数。
店頭での野菜販売。
ついでに雲を被った富士山。
何か食べようとレストランに向かう。しかしお店の手前からショボイ雰囲気が漂っていたので足が止まる。 物産コーナーでも冷やかして帰ろうとすると、駐車場とは反対側、建物の奥に大きな出入り口があり「あさぎりフードパーク」コッチの案内。
それって何?と思って店外に出る。
フードパークというと飲食店がビッシリと建ち並んでいる場所をイメージする。ここはビックリするくらい広い敷地で店舗が見えないくらい。
どうも6件しか店舗がないみたいだ。
これはフードパークのホームページから拝借した店舗名の写真。

ホームページによると『食と自然が融合した、林の中の食品工房』をコンセプトに、食に携わる6社がコラボレートした「食の工房団地」ですーーーとのこと。また「地元農産物の加工はもちろん、最新技術を駆使した製造工程の公開や、見せる工房としての直販も行っております。また、子供から大人まで楽しめる、魅力ある体験プログラムをご用意しております」ーーーとある。いわゆる体験型を狙った商業施設なのだろう。
特別に興味を引かれた店舗はなかったが、
せっかく来たのだからとフードパークを散策。
しかしクルマでしか来られないところで日本酒とは(^^ゞ
お茶工房。最近はほぼ毎日飲んでいる抹茶を買おうと思って店内に入る。でも抹茶には力を入れていないみたいで1種類しかなかった。選ぶ楽しさがなかったので購入に至らず。試飲した普通の日本茶はおいしかった。
レストラン。営業時間外だった(/o\)
11時30分〜ラストオーダー14時30分。訪れたのは午後3時過ぎ。ビュッフェ・レストランというのはバイキング形式のレストランのようで、なぜかランチのみの営業。ちなみに70分で2200円。
こんな屋台のような場所があったので、そこでモッツァレラ・ピザを注文。
想像通りではあるけれどシンプルきわまりないチーズ焼き。チーズはおいしかったが、これで700円はちょっと高いかな。食べ終わってから少し先に、富士宮焼きそば500円の屋台を見つけてショック(/o\) ※ちなみに朝霧高原は富士宮市。
ピザ屋台はこの牛乳工房が出している。
牛乳を試飲。いつも飲んでいる牛乳とあまり違わなかったのでお買い上げはなし。もっと濃厚なものを期待していた。
道の駅の店内に戻ってハムとベーコンを買う。それぞれ835円。保冷剤30円も購入して合計1700円也。
ところでこのベーコン。自宅で切る時に気付いたのだが豚肉は輸入品やんけ!! まあ製造は自分たちでやっているみたいだけれど。そういえば売り場の看板で(2つ前の写真)朝霧特製と書かれているのはハムとソーセージだけだった(>_<) 厚切りにして焼くとおいしかったが何となく騙された気分。それに添加物もスーパーで売っているベーコン並み。
道の駅を出た後はそのまま139号線を南下して新富士インターから新東名に。139号線の一部に昔は有料道路だった区間があり、現在は自動車専用道路となっている。その区間で一般道と接続するところは今でも〇〇インターと名前がついている。
往きの中央自動車道はスムーズだったのに、帰りは御殿場を過ぎて東名に入ってから数カ所で長めの渋滞。のろのろ運転が続いて、ある地点で突然渋滞が解消されるのがいつもながら不思議。
走行340キロは、ほぼ1年振りとなる300キロ越え。帰宅は午後8時ちょっと過ぎでギリギリ12時間以内に収まった。さてゴールデンウイークはどこにツーリングしようかな。
おしまい
過去3回アップした4月23日の桃花見〜富士山ツーリングの続き。
本栖湖で久し振りにじっくりと富士山を眺めた後、国道139号線沿いにある朝霧高原で道の駅に立ち寄った。
朝霧高原は富士山の西側に広がる高原。そのエリアのだいたいどこにいても富士山が見られる。また朝霧高原を通る139号線には何カ所か車寄せのようなものが設けられている。富士山を眺めるためにクルマを駐めるためのものだと思う。富士山と手前に広がる高原の緑の構図で写真を撮りたかったが、前回のエントリーで書いたように本栖湖を離れる頃から雲が多くなり富士山はお隠れに。
かなり規模の大きな道の駅。
バイクも多数。
店頭での野菜販売。
ついでに雲を被った富士山。
何か食べようとレストランに向かう。しかしお店の手前からショボイ雰囲気が漂っていたので足が止まる。 物産コーナーでも冷やかして帰ろうとすると、駐車場とは反対側、建物の奥に大きな出入り口があり「あさぎりフードパーク」コッチの案内。
それって何?と思って店外に出る。
フードパークというと飲食店がビッシリと建ち並んでいる場所をイメージする。ここはビックリするくらい広い敷地で店舗が見えないくらい。
どうも6件しか店舗がないみたいだ。
これはフードパークのホームページから拝借した店舗名の写真。

ホームページによると『食と自然が融合した、林の中の食品工房』をコンセプトに、食に携わる6社がコラボレートした「食の工房団地」ですーーーとのこと。また「地元農産物の加工はもちろん、最新技術を駆使した製造工程の公開や、見せる工房としての直販も行っております。また、子供から大人まで楽しめる、魅力ある体験プログラムをご用意しております」ーーーとある。いわゆる体験型を狙った商業施設なのだろう。
特別に興味を引かれた店舗はなかったが、
せっかく来たのだからとフードパークを散策。
しかしクルマでしか来られないところで日本酒とは(^^ゞ
お茶工房。最近はほぼ毎日飲んでいる抹茶を買おうと思って店内に入る。でも抹茶には力を入れていないみたいで1種類しかなかった。選ぶ楽しさがなかったので購入に至らず。試飲した普通の日本茶はおいしかった。
レストラン。営業時間外だった(/o\)
11時30分〜ラストオーダー14時30分。訪れたのは午後3時過ぎ。ビュッフェ・レストランというのはバイキング形式のレストランのようで、なぜかランチのみの営業。ちなみに70分で2200円。
こんな屋台のような場所があったので、そこでモッツァレラ・ピザを注文。
想像通りではあるけれどシンプルきわまりないチーズ焼き。チーズはおいしかったが、これで700円はちょっと高いかな。食べ終わってから少し先に、富士宮焼きそば500円の屋台を見つけてショック(/o\) ※ちなみに朝霧高原は富士宮市。
ピザ屋台はこの牛乳工房が出している。
牛乳を試飲。いつも飲んでいる牛乳とあまり違わなかったのでお買い上げはなし。もっと濃厚なものを期待していた。
道の駅の店内に戻ってハムとベーコンを買う。それぞれ835円。保冷剤30円も購入して合計1700円也。
ところでこのベーコン。自宅で切る時に気付いたのだが豚肉は輸入品やんけ!! まあ製造は自分たちでやっているみたいだけれど。そういえば売り場の看板で(2つ前の写真)朝霧特製と書かれているのはハムとソーセージだけだった(>_<) 厚切りにして焼くとおいしかったが何となく騙された気分。それに添加物もスーパーで売っているベーコン並み。
道の駅を出た後はそのまま139号線を南下して新富士インターから新東名に。139号線の一部に昔は有料道路だった区間があり、現在は自動車専用道路となっている。その区間で一般道と接続するところは今でも〇〇インターと名前がついている。
往きの中央自動車道はスムーズだったのに、帰りは御殿場を過ぎて東名に入ってから数カ所で長めの渋滞。のろのろ運転が続いて、ある地点で突然渋滞が解消されるのがいつもながら不思議。
走行340キロは、ほぼ1年振りとなる300キロ越え。帰宅は午後8時ちょっと過ぎでギリギリ12時間以内に収まった。さてゴールデンウイークはどこにツーリングしようかな。
おしまい
wassho at 20:56|Permalink│Comments(0)│
2015年10月09日
富士山とススキ
10月3日に富士山五合目で短い短い登山体験をしたエントリーの続き。
富士山スカイラインの登山区間はそのまま引き返すしかルートがない。そして周遊区間を西に進んでから「広域基幹林道・富士山麓線」経由で御殿場に戻ることにした。グーグルマップでラインを引くと、どんな道路でも同じ線になってしまうが、富士山麓線はグーグルマップをかなり拡大しないと画面に現れないマイナーな道路。ただし並の県道以上に立派な道路であることは以前のエントリーにも書いた。

富士山麓線を走るのは1年数ヶ月ぶりで今回が3回目。夏、春と経験して秋は初めてとなる。冬は標高的にちょっと無理かな。
走り出すとススキが生えているところがあったので記念撮影。
もうそんな季節なんだと感じいる。
ところで、この時点では久し振りに見たススキで、珍しさも手伝ってバイクを停めたのだが、実はこの周辺はススキだらけだというのを後に知ることになる。
富士山麓線で富士山のビューポイントは2箇所しかない。そして西から東へ走ると、上の地図を見てわかるようにと富士山から離れていく方向になる。つまり富士山が背になるので、そのビューポイントも気付きにくい。
しかしまあ3回目なので見落とすこともなく。このあたりもススキだらけ。別に先ほどのところで停まる必要はなかった。ここは以前にも書いたが道路の富士山側に電線が通っている場所。
という訳で「富士山とBMW F800Rと電線」という構図(/o\)
電線を避けて富士山とススキを一緒に。
ちょっとススキの割合が少なかったが。
写真右側の山頂に向かって植物が途切れるところに、先ほどまでいた五合目の売店建物が見える。水ヶ塚公園ではほぼ正面に見えた宝永火口がここでは右端にあるから、富士山を見る角度が90度違う位置にいることになる。また水ヶ塚公園では富士山と被って存在感がなかった宝永山が、1つ上の写真では富士山の稜線にコブのように突き出ている様子もわかる。
改めて見ると富士山の山肌はかなり赤い。
五合目で見たときはグレー8割・レンガ色2割程度の地面だったが、離れて眺めるとずいぶんと違うものだ。
ところで絵の世界では「赤富士」という朝日に赤く照らされた富士山を描いた絵がある。人気があるジャンルなので赤富士を専門に描いている画家もいるくらい。それは知っていたが、しかし富士山の山肌自体が赤みを帯びているとは今まで思ってもみなかった。単なる土の色じゃなくて、深みや趣があってとても美しいと思う。
次のビューポイントは見事なススキの草原になっていて、めでたく「富士山とススキとBMW F800R」の図。今までツーリングの度に撮ってきたバイクの写真で一番出来がいいかも知れない。
見渡す限りのススキ。こんな景色は予想していなかったので感激。
富士山麓線は全長10キロほどで東端は国道469号に接続している。469号でさらに東に進むと自衛隊の演習場を横切るところがある。上に貼った地図でグレーになっている部分が演習場。それで演習場の中に入ると両サイドはとてつもなく広い草原が広がっている。そしてその全面がススキになっていた。東京近郊でススキといえば箱根の仙石原が有名。しかしここと較べたら仙石原は猫の額ほどの面積でしかない。
富士山の南側エリアにススキが多いとは知らなかったし、メディアやネットでもあまり取り上げられてもいないように思う。でも見渡す限りのススキを見たかったら富士山裾野の演習場である。残念ながら演習場内にクルマを駐めるスペースはないので走りながら眺めることになる。なんたって演習場だから。バイクなら路肩が広くなったところなら、何とか無理やり駐めることは可能。でも散歩したり草原の中に入ることは難しい。まあ弾は飛んでこないにしても。
全体のルート。
地形図で見ると、いかに富士山が唯一孤高の存在かがよくわかる。ちなみに地図左上側で山がゴツゴツしているところが南アルプス。
走行270キロで午後6時半頃帰宅。「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と江戸時代からいわれているらしい。五合目で30分ほど登山道をうろついてきた私は、ちょうどいい程度の馬鹿かな(^^ゞ
おしまい
富士山スカイラインの登山区間はそのまま引き返すしかルートがない。そして周遊区間を西に進んでから「広域基幹林道・富士山麓線」経由で御殿場に戻ることにした。グーグルマップでラインを引くと、どんな道路でも同じ線になってしまうが、富士山麓線はグーグルマップをかなり拡大しないと画面に現れないマイナーな道路。ただし並の県道以上に立派な道路であることは以前のエントリーにも書いた。

富士山麓線を走るのは1年数ヶ月ぶりで今回が3回目。夏、春と経験して秋は初めてとなる。冬は標高的にちょっと無理かな。
走り出すとススキが生えているところがあったので記念撮影。
もうそんな季節なんだと感じいる。
ところで、この時点では久し振りに見たススキで、珍しさも手伝ってバイクを停めたのだが、実はこの周辺はススキだらけだというのを後に知ることになる。
富士山麓線で富士山のビューポイントは2箇所しかない。そして西から東へ走ると、上の地図を見てわかるようにと富士山から離れていく方向になる。つまり富士山が背になるので、そのビューポイントも気付きにくい。
しかしまあ3回目なので見落とすこともなく。このあたりもススキだらけ。別に先ほどのところで停まる必要はなかった。ここは以前にも書いたが道路の富士山側に電線が通っている場所。
という訳で「富士山とBMW F800Rと電線」という構図(/o\)
電線を避けて富士山とススキを一緒に。
ちょっとススキの割合が少なかったが。
写真右側の山頂に向かって植物が途切れるところに、先ほどまでいた五合目の売店建物が見える。水ヶ塚公園ではほぼ正面に見えた宝永火口がここでは右端にあるから、富士山を見る角度が90度違う位置にいることになる。また水ヶ塚公園では富士山と被って存在感がなかった宝永山が、1つ上の写真では富士山の稜線にコブのように突き出ている様子もわかる。
改めて見ると富士山の山肌はかなり赤い。
五合目で見たときはグレー8割・レンガ色2割程度の地面だったが、離れて眺めるとずいぶんと違うものだ。
ところで絵の世界では「赤富士」という朝日に赤く照らされた富士山を描いた絵がある。人気があるジャンルなので赤富士を専門に描いている画家もいるくらい。それは知っていたが、しかし富士山の山肌自体が赤みを帯びているとは今まで思ってもみなかった。単なる土の色じゃなくて、深みや趣があってとても美しいと思う。
次のビューポイントは見事なススキの草原になっていて、めでたく「富士山とススキとBMW F800R」の図。今までツーリングの度に撮ってきたバイクの写真で一番出来がいいかも知れない。
見渡す限りのススキ。こんな景色は予想していなかったので感激。
富士山麓線は全長10キロほどで東端は国道469号に接続している。469号でさらに東に進むと自衛隊の演習場を横切るところがある。上に貼った地図でグレーになっている部分が演習場。それで演習場の中に入ると両サイドはとてつもなく広い草原が広がっている。そしてその全面がススキになっていた。東京近郊でススキといえば箱根の仙石原が有名。しかしここと較べたら仙石原は猫の額ほどの面積でしかない。
富士山の南側エリアにススキが多いとは知らなかったし、メディアやネットでもあまり取り上げられてもいないように思う。でも見渡す限りのススキを見たかったら富士山裾野の演習場である。残念ながら演習場内にクルマを駐めるスペースはないので走りながら眺めることになる。なんたって演習場だから。バイクなら路肩が広くなったところなら、何とか無理やり駐めることは可能。でも散歩したり草原の中に入ることは難しい。まあ弾は飛んでこないにしても。
全体のルート。
地形図で見ると、いかに富士山が唯一孤高の存在かがよくわかる。ちなみに地図左上側で山がゴツゴツしているところが南アルプス。
走行270キロで午後6時半頃帰宅。「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と江戸時代からいわれているらしい。五合目で30分ほど登山道をうろついてきた私は、ちょうどいい程度の馬鹿かな(^^ゞ
おしまい
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2015年10月06日
富士山スカイラインで五合目へ その3
登山道から降りて売店屋上の展望コーナー。
ここからでも普段は目にできないダイナミックな景色を堪能できる。
駿河湾もよく見える。左側の幻想的な山並みは伊豆半島。もう少し寒くなってからのほうがクッキリと見渡せるのかも知れないが、このボンヤリ具合はとても美しかった。
しかしここは富士山。
有料双眼鏡は下界ではなく山を見るためのもの!
それにしても気温は19度!
2合目の水ヶ塚公園より高くなっている。
売店の建物は崖に張り出すように立てられているので、道路とほぼ同じ高さに屋上がある。屋上に入り口があって、下って地下1階が売店、地下2階が食堂という構造。
売店に入ってみた。ごく普通のお土産品ばかりで、特に珍しいものはなし。
外人が喜びそうなTシャツ。でもちょっと地味かな。
金剛杖ではなく登山杖と書かれていた。
同じものが山小屋でも売られていて、ここ五合目では1000円の登山杖が、標高が上がるにつれて徐々に値段も高くなるらしい。
売店の下の食堂。ご覧の通りの古めかしい感じ。演歌風の歌謡曲が流れていていきなり昭和にタイムスリップした気分になる。お客さんが食べているものを覗いてみたが、あまりおいしそうじゃなかった。
屋上に戻ってコーヒータイム。冷気の中で飲むホットコーヒーはおいしかろうと思って持ってきたのに、アイスコーヒーのほうがよかった。
結局、この五合目でダウンジャケットを脱ぎ、半袖ポロシャツに革ジャンで山を降りることにした。ポロシャツ1枚になったとき、この涼しさと軽さなら(バイクの革ジャンは丈夫に作ってあるし、プロテクター類などもあるのでかなり重い)6合目まで楽勝で行けたかもと少し後悔。
標高2400メートルの風景とBMW F800Rの記念撮影。背後にあるのは愛鷹山(あしたかやま)1187.5メートルで、この地点の半分ほどの高さ。その後ろは海を挟んで伊豆半島の山々。
五合目を降りてすぐのところの富士山スカイライン。
これくらい視界が開けているのは五合目付近だけ。
こういう開放的なところを走るのはとても爽快で気持ちがいい。
ーーー続く
ここからでも普段は目にできないダイナミックな景色を堪能できる。
駿河湾もよく見える。左側の幻想的な山並みは伊豆半島。もう少し寒くなってからのほうがクッキリと見渡せるのかも知れないが、このボンヤリ具合はとても美しかった。
しかしここは富士山。
有料双眼鏡は下界ではなく山を見るためのもの!
それにしても気温は19度!
2合目の水ヶ塚公園より高くなっている。
売店の建物は崖に張り出すように立てられているので、道路とほぼ同じ高さに屋上がある。屋上に入り口があって、下って地下1階が売店、地下2階が食堂という構造。
売店に入ってみた。ごく普通のお土産品ばかりで、特に珍しいものはなし。
外人が喜びそうなTシャツ。でもちょっと地味かな。
金剛杖ではなく登山杖と書かれていた。
同じものが山小屋でも売られていて、ここ五合目では1000円の登山杖が、標高が上がるにつれて徐々に値段も高くなるらしい。
売店の下の食堂。ご覧の通りの古めかしい感じ。演歌風の歌謡曲が流れていていきなり昭和にタイムスリップした気分になる。お客さんが食べているものを覗いてみたが、あまりおいしそうじゃなかった。
屋上に戻ってコーヒータイム。冷気の中で飲むホットコーヒーはおいしかろうと思って持ってきたのに、アイスコーヒーのほうがよかった。
結局、この五合目でダウンジャケットを脱ぎ、半袖ポロシャツに革ジャンで山を降りることにした。ポロシャツ1枚になったとき、この涼しさと軽さなら(バイクの革ジャンは丈夫に作ってあるし、プロテクター類などもあるのでかなり重い)6合目まで楽勝で行けたかもと少し後悔。
標高2400メートルの風景とBMW F800Rの記念撮影。背後にあるのは愛鷹山(あしたかやま)1187.5メートルで、この地点の半分ほどの高さ。その後ろは海を挟んで伊豆半島の山々。
五合目を降りてすぐのところの富士山スカイライン。
これくらい視界が開けているのは五合目付近だけ。
こういう開放的なところを走るのはとても爽快で気持ちがいい。
ーーー続く
wassho at 23:16|Permalink│Comments(0)│
2015年10月05日
富士山スカイラインで五合目へ その2
いよいよ富士山スカイラインを登っていく。
五合目までの登山区間の距離は13キロ。日本の名道百選とか、バイクで走るべき道などには必ず選ばれている場所。でも実際に走ってみての感想はごく普通の山道。走りながらいい景色が見えるわけでもないし、一部を除いて両サイドに木が生えているから開放感も特にはない。富士の山頂がたまにチラッと見える程度。期待していただけにちょっとガッカリした。ヘアピンカーブはたくさんあるから、クネクネ大好きな人にはいいかも。道幅は割と広いが路面はかなり荒れたところも多かった。
降りてくるクルマが途切れることはなかったが、登りは五合目手前まで貸し切り状態。一応そのことも計算して当日は少し遅めに自宅を出たのは正解。20分くらいで五合目到着。広い駐車場があるわけではなく、五合目エリアの道路沿いにクルマを駐めるようになっている。バイク用の駐車場はなく適当な場所に駐める。
想定外だったのは気温。水ヶ塚公園の16.5度と変わらず。登山区間を登っている途中では18度を指したこともあった。どうなってる物理の法則! ただし風は少しあったので公園よりは寒く感じた。
この階段を上ったところから山頂への登山ルートが始まる。
他に行くところもないので登ってみる。
階段の途中からバイクを駐めた場所を見おろす。
あそこで標高2380メートル。これは国内でバイクやクルマが通れる最高地点である。
標高2400メートルの看板。
ここからが登山道。
せっかくなので触りだけ登ってみることにした。
地面はいかにも火山から吹き出したものが冷えて固まってできたという感じ。レンガ色とグレー系のものが混ざっている。
まだほんの最初なのに結構ハード。
最初の坂を登り切ったところはトイレだった。
トイレで折り返すのもしゃくなので、もう少し登ることにする。
岩がゴツゴツしていて歩きにくい。
早くも息が切れ始めたのは私の身体が鈍っているからじゃなく空気が薄いからーーーと思いたい(^^ゞ 標高2400メートルだと0メートル地点と較べて空気の密度は74%になる。その分だけ酸素も少ない。よく酸素濃度が低いというけれど、濃度(空気に占める酸素の割合)は平地でもエベレストでも500キロメートル上空までの大気圏内なら同じ(だったと思う)。
低酸素状態による高山病は、だいたい高度2500メートルあたりから起きるという。だから富士山ではそれに相当する五合目エリアに登山口があり、広いスペースが確保されている。山頂まで登山をする人はここで1時間ほど過ごして、身体を薄い空気に慣らしてから登るそうである。私はバイクを駐めてすぐ登り始めたが、まあ少し登るだけだから大丈夫なはず。
これはたぶんカラマツ。気象条件が厳しいからかなり変形している。多少は背丈のある木は、このあたりが最後。
富士山は思っていたよりなだらかな山だった。オフロード用のバイクなら真っ直ぐに突っ切って数分で山頂に到着するような気もする。
少し上のエリアにあるカラマツをアップで。
地面に這いつくばって生えている。この生命力を見習おう。
足元の草。名前はわからず。
一番上から転がってきたら、小石でも相当な破壊力になるんだろうな。
下界を眺める。天気はいいし雲海もキレイで最高の景色。スイングパノラマで2枚合わせて広く撮りたかったが、なかなかつなぎ目の位置を合わせられず。だから2段重ねの合わせ技。雲のあたりを目印に雄大さを感じられたし。
スイングパノラマで山頂方向。同じような写真を何枚も載せているけれど、不思議なことにこの荒涼とした景色がまったく見飽きない。日本ではないというより、ここは地球ではないんじゃないかと思わせるところもある。雪を被っていない富士山はつまらないと常々思っていたのに、五合目から山頂を眺めて考えが少し変わった。
もっと先を歩く人々。私は彼らの道中無事を祈りながら見送った(^^ゞ
バイクの革パンは膝にプロテクターが入っているので歩きにくい。革ジャンも肩と肘のプロテクターがギブスのように窮屈。普通に歩く分には問題はないが、こんなゴツゴツ道を全身を使って歩くと体力を2割くらい余分に消耗する。それに中に着込んだダウンのせいで汗をかくくらい暑かったーーーと言い訳番長。
暖かくていい天気なのだが、実は富士山の登山道はどのルートも、既に冬季閉鎖ということになっている。例年なら9月の終わりくらい、今年は気温が低いので10日から15日まで閉鎖された。ただし富士宮ルートは6合目までは通行可能。
もっとも冬季閉鎖といっても、入り口がゲートで閉じられていたり登ったら法律に触れるわけでもない。ただし山小屋などの施設は営業を停止する。富士山はいわゆる観光登山の山なので、そういう飲食や寝床が提供される登山ができるのは夏の間だけというような意味。
だから秋以降、特に冬に富士山に登るのは登山のエキスパートのみ。気象条件によってはヒマラヤなみにハードらしい。でもいつか周囲360度すべて雪景色の冬の山頂に立ってみたい。もちろんヘリコプターの往復で(^^ゞ
南アルプス方向の雲海を眺めながら下って、短い短い富士山の登山体験は終了。
登山道上にいた時間は30分ほどだったが、想像していた何倍も楽しめたし何となく感激もあった。山頂を目指すのではなくて、途中まで登って宝永火口の横を通って下るルートもあるみたいだから、そういうのなら機会があればトライしてみたい。
ーーー続く
五合目までの登山区間の距離は13キロ。日本の名道百選とか、バイクで走るべき道などには必ず選ばれている場所。でも実際に走ってみての感想はごく普通の山道。走りながらいい景色が見えるわけでもないし、一部を除いて両サイドに木が生えているから開放感も特にはない。富士の山頂がたまにチラッと見える程度。期待していただけにちょっとガッカリした。ヘアピンカーブはたくさんあるから、クネクネ大好きな人にはいいかも。道幅は割と広いが路面はかなり荒れたところも多かった。
降りてくるクルマが途切れることはなかったが、登りは五合目手前まで貸し切り状態。一応そのことも計算して当日は少し遅めに自宅を出たのは正解。20分くらいで五合目到着。広い駐車場があるわけではなく、五合目エリアの道路沿いにクルマを駐めるようになっている。バイク用の駐車場はなく適当な場所に駐める。
想定外だったのは気温。水ヶ塚公園の16.5度と変わらず。登山区間を登っている途中では18度を指したこともあった。どうなってる物理の法則! ただし風は少しあったので公園よりは寒く感じた。
この階段を上ったところから山頂への登山ルートが始まる。
他に行くところもないので登ってみる。
階段の途中からバイクを駐めた場所を見おろす。
あそこで標高2380メートル。これは国内でバイクやクルマが通れる最高地点である。
標高2400メートルの看板。
ここからが登山道。
せっかくなので触りだけ登ってみることにした。
地面はいかにも火山から吹き出したものが冷えて固まってできたという感じ。レンガ色とグレー系のものが混ざっている。
まだほんの最初なのに結構ハード。
最初の坂を登り切ったところはトイレだった。
トイレで折り返すのもしゃくなので、もう少し登ることにする。
岩がゴツゴツしていて歩きにくい。
早くも息が切れ始めたのは私の身体が鈍っているからじゃなく空気が薄いからーーーと思いたい(^^ゞ 標高2400メートルだと0メートル地点と較べて空気の密度は74%になる。その分だけ酸素も少ない。よく酸素濃度が低いというけれど、濃度(空気に占める酸素の割合)は平地でもエベレストでも500キロメートル上空までの大気圏内なら同じ(だったと思う)。
低酸素状態による高山病は、だいたい高度2500メートルあたりから起きるという。だから富士山ではそれに相当する五合目エリアに登山口があり、広いスペースが確保されている。山頂まで登山をする人はここで1時間ほど過ごして、身体を薄い空気に慣らしてから登るそうである。私はバイクを駐めてすぐ登り始めたが、まあ少し登るだけだから大丈夫なはず。
これはたぶんカラマツ。気象条件が厳しいからかなり変形している。多少は背丈のある木は、このあたりが最後。
富士山は思っていたよりなだらかな山だった。オフロード用のバイクなら真っ直ぐに突っ切って数分で山頂に到着するような気もする。
少し上のエリアにあるカラマツをアップで。
地面に這いつくばって生えている。この生命力を見習おう。
足元の草。名前はわからず。
一番上から転がってきたら、小石でも相当な破壊力になるんだろうな。
下界を眺める。天気はいいし雲海もキレイで最高の景色。スイングパノラマで2枚合わせて広く撮りたかったが、なかなかつなぎ目の位置を合わせられず。だから2段重ねの合わせ技。雲のあたりを目印に雄大さを感じられたし。
スイングパノラマで山頂方向。同じような写真を何枚も載せているけれど、不思議なことにこの荒涼とした景色がまったく見飽きない。日本ではないというより、ここは地球ではないんじゃないかと思わせるところもある。雪を被っていない富士山はつまらないと常々思っていたのに、五合目から山頂を眺めて考えが少し変わった。
もっと先を歩く人々。私は彼らの道中無事を祈りながら見送った(^^ゞ
バイクの革パンは膝にプロテクターが入っているので歩きにくい。革ジャンも肩と肘のプロテクターがギブスのように窮屈。普通に歩く分には問題はないが、こんなゴツゴツ道を全身を使って歩くと体力を2割くらい余分に消耗する。それに中に着込んだダウンのせいで汗をかくくらい暑かったーーーと言い訳番長。
暖かくていい天気なのだが、実は富士山の登山道はどのルートも、既に冬季閉鎖ということになっている。例年なら9月の終わりくらい、今年は気温が低いので10日から15日まで閉鎖された。ただし富士宮ルートは6合目までは通行可能。
もっとも冬季閉鎖といっても、入り口がゲートで閉じられていたり登ったら法律に触れるわけでもない。ただし山小屋などの施設は営業を停止する。富士山はいわゆる観光登山の山なので、そういう飲食や寝床が提供される登山ができるのは夏の間だけというような意味。
だから秋以降、特に冬に富士山に登るのは登山のエキスパートのみ。気象条件によってはヒマラヤなみにハードらしい。でもいつか周囲360度すべて雪景色の冬の山頂に立ってみたい。もちろんヘリコプターの往復で(^^ゞ
南アルプス方向の雲海を眺めながら下って、短い短い富士山の登山体験は終了。
登山道上にいた時間は30分ほどだったが、想像していた何倍も楽しめたし何となく感激もあった。山頂を目指すのではなくて、途中まで登って宝永火口の横を通って下るルートもあるみたいだから、そういうのなら機会があればトライしてみたい。
ーーー続く
wassho at 21:48|Permalink│Comments(0)│
2015年10月03日
富士山スカイラインで五合目へ
富士山頂に登山をするルートは4つあって、
五合目と呼ばれる登山口まではバイクやクルマで行くことができる。
吉田ルート
須走ルート
御殿場ルート
富士宮ルート
登山で何合目と表されるのは山の高さを均等分割したものではなく、その区間の難易度=所要時間で区切った目安らしい。富士山の標高は3776メートルだから半分の高さは1888メートルになるが、各ルート五合目の標高は
吉田ルート五合目 2300メートル
須走ルート五合目 2000メートル
御殿場ルート五合目 1450メートル
富士宮ルート五合目 2400メートル
とバラバラ。ちなみに富士宮ルートの六合目は2490メートルで五合目とほとんど変わらない。また合という単位には、昔、夜間登山で行灯(あんどん)を使っていた頃、1合の油を使い切った区間を合とした、あるいは途中で休憩してお酒を1合飲んだ場所を何合目と呼んだなど他にもいろんな説がある。
さて御殿場ルートを除いて標高2000メートルを超えている富士山の五合目登山口。気温は高度100メーターごとに0.6度下がるから2000メートルなら12度下がることになる。つまり気温35度の時に23度。これは是非とも真夏に涼を求めてツーリングしたいところ。しかしながら夏には登山客もドッと押し寄せるので、だいたい7月の半ばから9月の半ばまではマイカー規制といって、五合目までの道路はバスやタクシー以外が通行禁止になる。また11月中旬から4月下旬までは雪や凍結による冬季閉鎖もある。
だからバイクやクルマで五合目まで行くことができて、しかも五合目がまともな気温である時期を条件とするとその期間はかなり短い。もちろん雨の日には行かないし、2000メートルというのは雲がかかる高さでもある。だからかなり天気のいい日に行かないと楽しくないわけで、そうなるとチャンスはとても限られている。
ようやくそのチャンスが巡ってきたので、本日は富士宮の五合目まで行ってきた。富士スカイラインというのは富士山の南山麓の二合目付近を東西に横切る静岡県道23号線&180号線、および二合目から五合目に至る152号線の総称。1994年までは有料道路だった。
午前11時半頃に出発。環八、東名とも渋滞もなくスムーズ。気温は26度〜高速道路上で28度くらい。御殿場インターの手前の足柄サービスエリアに入る。この前に来たのがいつかは思い出せないが、かなり広くなってレイアウトも変わったように思う。そしてーーー
エヴァンゲリオン降臨!
綾波レイがいて、
ロンギヌスの槍 も刺さっていた。
どうやらネルフ(NERV)の出張所が開設されたらしい(^^
エヴァンゲリオンの舞台設定は箱根なので、東名のサービスエリアではここが一番近いのが理由かな。エヴァンゲリオンの補足説明を書くと、富士山の話になかなかたどり着けなくなるから割愛。
さすがサービスエリアなので、エヴァンゲリオン・クッキー!
その他にTシャツとかキーフォルダーやiPhoneケース、マグカップなどエヴァンゲリオンのグッズが一杯。7月17日から12月23日までの期間限定ショップ。
まとめて再放送されているのを見た程度でエヴァンゲリオン・オタクではまったくないのだが、なかなか楽しかった。エヴァンゲリオンには展示されていた初号機以外のモデルもいろいろあるから、それらも製作して欲しかったなあ。お台場のガンダムみたいに実物大だとさらによし!
ネルフ出張所と一般の店舗ゾーンの間にはさらに巨大なエヴァンゲリオン。
でもこれも初号機。
エヴァンゲリオの背中にある赤い部分は、見る角度によってユーモラスなことを発見!
さてネルフ出張所で予定外の道草をした後は御殿場インターで降りて、富士山スカイラインの23号線に東側から入る。ちなみに二合目を横切る23号〜180号は周遊区間、五合目と結ぶ152号線は登山区間と呼ばれている。
2時前に登山区間と分岐する交差点近くにある水ヶ塚公園に到着。ここは広い駐車場があってマイカー規制期間中は、ここからバスやタクシーで五合目に向かう。
季節の変わり目は、バイクに乗っている時と現地についてバイクを降りてからの体感温度差が大きいので服装に迷う。2400メートルの高地を目指すならなおさら。あれこれ考えて今回は半袖ポロシャツに革ジャンで走り、この公園で極薄ダウンを革ジャンの下に着込むことにした。収納袋から出したばかりなのでダウンジャケットがシワくちゃ。
水ヶ塚公園の気温は16.5度。ここの標高は1500メートル。
平地26度−(0.6度×15)=17度
だから、だいたい計算通り。ここから900メートル高い五合目の気温は
17度−(0.6度×9)=11.6度
ということになる。
ところで用意周到にダウンジャケットを持ってきたのに、グローブがメッシュのままだったことに、この公園で気付く(^^ゞ
水ヶ塚公園から見る富士山は大迫力である。ここから富士山頂まで水平距離で約7.5キロ。山頂を見上げた角度での距離だとおよそ7.8キロ。
ぽっかりと大きな穴が空いているのは宝永火口。江戸時代中期の宝永4年(1707年)に富士山が噴火したときの火口。火口の手前で盛り上がっている部分が、その時にできた宝永山で標高2693メートル。現在のところ、この宝永噴火が富士山噴火の最後というか最新。
で、いよいよ五合目までのツーリング開始。
上の写真の左側、下から1/4くらい、植物が途切れようとしているあたりで白い建物が小さく見えているのが五合目の売店など建物。クリックして写真を拡大すれば、山肌のところどころに建っている山小屋も写っている。
ーーー続く
五合目と呼ばれる登山口まではバイクやクルマで行くことができる。
吉田ルート
須走ルート
御殿場ルート
富士宮ルート
登山で何合目と表されるのは山の高さを均等分割したものではなく、その区間の難易度=所要時間で区切った目安らしい。富士山の標高は3776メートルだから半分の高さは1888メートルになるが、各ルート五合目の標高は
吉田ルート五合目 2300メートル
須走ルート五合目 2000メートル
御殿場ルート五合目 1450メートル
富士宮ルート五合目 2400メートル
とバラバラ。ちなみに富士宮ルートの六合目は2490メートルで五合目とほとんど変わらない。また合という単位には、昔、夜間登山で行灯(あんどん)を使っていた頃、1合の油を使い切った区間を合とした、あるいは途中で休憩してお酒を1合飲んだ場所を何合目と呼んだなど他にもいろんな説がある。
さて御殿場ルートを除いて標高2000メートルを超えている富士山の五合目登山口。気温は高度100メーターごとに0.6度下がるから2000メートルなら12度下がることになる。つまり気温35度の時に23度。これは是非とも真夏に涼を求めてツーリングしたいところ。しかしながら夏には登山客もドッと押し寄せるので、だいたい7月の半ばから9月の半ばまではマイカー規制といって、五合目までの道路はバスやタクシー以外が通行禁止になる。また11月中旬から4月下旬までは雪や凍結による冬季閉鎖もある。
だからバイクやクルマで五合目まで行くことができて、しかも五合目がまともな気温である時期を条件とするとその期間はかなり短い。もちろん雨の日には行かないし、2000メートルというのは雲がかかる高さでもある。だからかなり天気のいい日に行かないと楽しくないわけで、そうなるとチャンスはとても限られている。
ようやくそのチャンスが巡ってきたので、本日は富士宮の五合目まで行ってきた。富士スカイラインというのは富士山の南山麓の二合目付近を東西に横切る静岡県道23号線&180号線、および二合目から五合目に至る152号線の総称。1994年までは有料道路だった。
午前11時半頃に出発。環八、東名とも渋滞もなくスムーズ。気温は26度〜高速道路上で28度くらい。御殿場インターの手前の足柄サービスエリアに入る。この前に来たのがいつかは思い出せないが、かなり広くなってレイアウトも変わったように思う。そしてーーー
エヴァンゲリオン降臨!
綾波レイがいて、
ロンギヌスの槍 も刺さっていた。
どうやらネルフ(NERV)の出張所が開設されたらしい(^^
エヴァンゲリオンの舞台設定は箱根なので、東名のサービスエリアではここが一番近いのが理由かな。エヴァンゲリオンの補足説明を書くと、富士山の話になかなかたどり着けなくなるから割愛。
さすがサービスエリアなので、エヴァンゲリオン・クッキー!
その他にTシャツとかキーフォルダーやiPhoneケース、マグカップなどエヴァンゲリオンのグッズが一杯。7月17日から12月23日までの期間限定ショップ。
まとめて再放送されているのを見た程度でエヴァンゲリオン・オタクではまったくないのだが、なかなか楽しかった。エヴァンゲリオンには展示されていた初号機以外のモデルもいろいろあるから、それらも製作して欲しかったなあ。お台場のガンダムみたいに実物大だとさらによし!
ネルフ出張所と一般の店舗ゾーンの間にはさらに巨大なエヴァンゲリオン。
でもこれも初号機。
エヴァンゲリオの背中にある赤い部分は、見る角度によってユーモラスなことを発見!
さてネルフ出張所で予定外の道草をした後は御殿場インターで降りて、富士山スカイラインの23号線に東側から入る。ちなみに二合目を横切る23号〜180号は周遊区間、五合目と結ぶ152号線は登山区間と呼ばれている。
2時前に登山区間と分岐する交差点近くにある水ヶ塚公園に到着。ここは広い駐車場があってマイカー規制期間中は、ここからバスやタクシーで五合目に向かう。
季節の変わり目は、バイクに乗っている時と現地についてバイクを降りてからの体感温度差が大きいので服装に迷う。2400メートルの高地を目指すならなおさら。あれこれ考えて今回は半袖ポロシャツに革ジャンで走り、この公園で極薄ダウンを革ジャンの下に着込むことにした。収納袋から出したばかりなのでダウンジャケットがシワくちゃ。
水ヶ塚公園の気温は16.5度。ここの標高は1500メートル。
平地26度−(0.6度×15)=17度
だから、だいたい計算通り。ここから900メートル高い五合目の気温は
17度−(0.6度×9)=11.6度
ということになる。
ところで用意周到にダウンジャケットを持ってきたのに、グローブがメッシュのままだったことに、この公園で気付く(^^ゞ
水ヶ塚公園から見る富士山は大迫力である。ここから富士山頂まで水平距離で約7.5キロ。山頂を見上げた角度での距離だとおよそ7.8キロ。
ぽっかりと大きな穴が空いているのは宝永火口。江戸時代中期の宝永4年(1707年)に富士山が噴火したときの火口。火口の手前で盛り上がっている部分が、その時にできた宝永山で標高2693メートル。現在のところ、この宝永噴火が富士山噴火の最後というか最新。
で、いよいよ五合目までのツーリング開始。
上の写真の左側、下から1/4くらい、植物が途切れようとしているあたりで白い建物が小さく見えているのが五合目の売店など建物。クリックして写真を拡大すれば、山肌のところどころに建っている山小屋も写っている。
ーーー続く
wassho at 21:12|Permalink│Comments(0)│
2014年05月10日
サーフ&ターフ まずは富士山
今回のツーリングテーマはサーフ&ターフ。
サーフ(Surf)は波でターフ(Turf)は芝。転じて海と牧場・草原という意味合いになり、アメリカでは肉とシーフードの組み合わせ、具体的にはステーキとロブスターがセットになった料理を指す。ロブスターじゃなくて普通のエビやカニの場合もあるが、ステーキはサーロインとかじゃなくフィレ肉を使うのが一般的。アメリカじゃ田舎のレストランにもあるポピュラーなメニューなのに日本ではあまり見ない。結婚披露宴のコース料理くらいか。見た目も豪華でいい組み合わせだと思うのだけれど。
もちろん、それを食べにバイクで出かけたわけじゃなく、たんに山を見て海を見てきたというだけである。雪が被っているうちに富士山を見ておこうと思い立ち、富士山を1周したり富士山周辺の観光スポットを訪れるのも今回は気が乗らなかったので、箱根経由で小田原に降りて大磯で海を見てきたというプラン。ついでにサーフ&ターフには、文字通りサーフィンをしてゴルフもするという意味もある。残念ながらサーフィンは30年近く、ゴルフは10数年ほどご無沙汰。
東名で御殿場まで行き、そこから国道469号線で富士山の南側裾野を走る。その途中から「広域基幹林道 富士山麓線」で南側中腹を横切っている富士山スカイラインに出る。この富士山麓線が今回のハイライト。その後は御殿場に戻り、箱根裏街道という恐ろしげな名前で呼ばれる国道138号線で箱根の山を登り、国道1号線で山を下って小田原そして大磯というルート。
出発は午前9時過ぎ。ゴールデンウイーク明け最初の土日は道路が空いていると何となく思っていたのに、この日はかなり渋滞していて期待はずれ。出発時の気温は22度。本日より革ジャンの下はTシャツ1枚。富士山のまわりは寒いかもしれないのでスウェット(トレーナー)を持っていく。東名の下り路線は海老名のサービスエリアを過ぎたあたりからところどころで富士山が見える。この日はよく見えた。現在、富士山は頂上から半分ほどしか雪が残っていないが、東名から見えるのは山の上の方だけなので真っ白な富士山である。富士山との距離とまわりの景色との関係で、東名からはとても大きく見える。緑の山々に囲まれた真っ白な大きな富士山はなかなか神秘的。(実際は囲まれているわけではなく緑の山々は富士山よりはるか手前にある山)
御殿場インターを降りたら国道138号線で北上する。つまり富士山方向に向かって走るわけで、ここまで来ればもう富士山は見放題。5キロほど走って国道469号で西方向へ進む。469号はここから山梨県南部まで続いていて、最後のほうは「酷道」として有名だが富士山の南側は快適そのもの。そして7〜8キロくらい田舎道らしい道路を走ると急に広大な草原のようなところにでる。牛も馬もいない草原の正体は陸上自衛隊の東富士演習場。道路と演習場のどちらが先にできたのか知らないが、とにかく469号は演習場を突っ切るように進んでいく。演習のある時は通行止めにでもなるのかな?
とにかく見渡す限りの草原。写真は撮らなかったが、この日一番のターフ風景が演習場とは微妙な気分。下の写真は年に一度この演習場で開かれ公開される富士総合火力演習、通称「総火演」の模様。道路からとは景色が違うが、草原の広さはイメージできると思う。

この演習場の広さは約9000ヘクタール。隣接して富士北演習場もあり、そちらは約4600ヘクタール。合計13600ヘクタールは山手線の内側2つ分くらいの広大さ。ところで戦車や大砲を使った訓練には広い演習場が必要なのはわかるが、日本にこんな広い草原はあまりない。つまり戦争が起きれば、実際の戦闘はこんな場所では起こらない。ここでの訓練がどの程度役に立つのだろうかと、そのあたりが少し疑問&心配。
演習場を過ぎてしばらくすると富士サファリパーク。駐車場に入るクルマで少し渋滞していた。ところで御殿場インターを降りれば富士サファリパークの案内看板はたくさんあるから、それを頼りに走れば469号にたどり着くことができてナビいらず。
サファリパークから3キロほど走ればいよいよ広域基幹林道・富士山麓線の入り口。農道は農業のための道路で林道は林業のための道路。普通の道路とは異なり、国土交通省ではなくどちらも農林水産省の管轄。建前はともかく縦割り行政で予算の無駄遣いの弊害多し。納税者としての評価とライダーとしての期待が心の中で葛藤する(^^ゞ
469号に富士山麓線を示す標識は一切ないが、十里木(じゅうりぎ)カントリークラブの案内看板通りに進めばいい。看板が示す道はゴルフ場の敷地に入るような雰囲気。しかし途中にゴルフ場の入り口があって、それを過ぎた四つ角に富士山麓線の標識がある。ちなみにグーグルマップで富士山麓線は倍率をかなり拡大しないと表示されないし、道路名は記載されていない。
ここは初めて富士山にバイクで訪れた時にも走った。今回は逆方向からとなる。
どんな道かというとクネクネはもちろんのこと、
長い直線のアップ&ダウンが特徴でジェットコースター気分が味わえる。
それとまわりの木々が高くなくて、とても視界・空間が開けた場所なのがわかってもらえるかな。とにかく気持ちのいい道。なおクマはでないと思うが、鹿やイノシシがときどき道路を横切るらしいから注意が必要。
数カ所、富士山を眺められる場所がある。
何となくバイクがアップ気味で写っているのは、
2メートルほどしかない路肩の先が窪地になっていてバイクとの距離が取れないから。
雲がない富士山を撮りたくて15分ほど粘ってみたが雲の動きは遅くーーー。
その待ち時間にクルマやバイクは1台も通らなかった。あまりこの道路の存在は知られていないようで、皆に教えたいような知られたくないような。
しばらく走ったところでまた富士山ビュースポットがあった。
バイクで数分も離れていないはずだが、富士山を見る角度が少し違うのも影響している。
上の写真はズームレンズの広角側で、実際の富士山の大きさというか体感的にはこれくらいに見える。とにかくデカい。これが2014年5月10日の富士山の冠雪。
BMW F800Rと富士山。
誰か電線切り落としてくれ!
先ほどの経験を生かしてバイクをUターンさせたのに(/o\)
電線が写らないようにバイクに近づいて、
下からあおるように撮ってはみたがバランス悪し。
なぜ電柱を北側(富士山側)に立てるかなあ。
世界遺産への冒涜じゃあ〜。
富士山麓線は富士山だけじゃなくて南アルプスも眺められる。
肉眼だと雪の様子がもっとはっきり見えていた。
富士山の南側を横切っている道路は2本ある。下側が469号線。写真右の緑が薄くなっているのが先ほど書いた富士東演習場である。富士山麓線は黄色で示した部分。469号の北側にあるのが表富士周遊道路で通称富士山スカイライン。東西を結ぶ県道180号線と23号線、それと富士五合目に通じている県道152号線の3本で構成されている。東西部分は約22キロで富士二合目(標高約1500メートル)を横切っている。ちなみに富士山麓線は約11キロ。
富士五合目へ向かう152号線は夏期は登山のためにマイカー規制(7月〜8月)、冬季は雪による閉鎖(11月中旬から4月下旬)があって自由に走れる期間は短い。今はその期間なのだが富士五合目は標高2380メートルもある。寒そうなことは常識でわかるが、どれくらい寒いかというと、
当日の東京の天気予報。
同じく富士山五合目の天気予報。
気温2度から3度でダウンジャケットマーク!
ヘタしたら路面が凍結しているところもありそう。もっと暖かくなって機会があれば訪れることにした。なおこの日、富士山のまわりを走っている時の気温は15度くらいだった。
富士山麓線から県道180号に出て東へ進み御殿場へ戻る。東向きのクルマはほとんどいなくて快調に走れた。富士山麓線で私と同じ方向に向かっていたのは、二度目の富士山を撮っている間にバイクが1台通り過ぎただけ。対向車線ですれ違ったクルマが3台、途中に駐まっていたクルマが5台ほどだった。これが広域「基幹」林道の交通量らしい。
ここは23号線富士山スカイラインの終わり近く。
富士山麓線と較べて両サイドの木が高い。
何もないところで停まった理由はバイクが故障したわけではなく、
バックミラーにずっと映っていた富士山を撮りたかったから!
ーーー続く。
サーフ(Surf)は波でターフ(Turf)は芝。転じて海と牧場・草原という意味合いになり、アメリカでは肉とシーフードの組み合わせ、具体的にはステーキとロブスターがセットになった料理を指す。ロブスターじゃなくて普通のエビやカニの場合もあるが、ステーキはサーロインとかじゃなくフィレ肉を使うのが一般的。アメリカじゃ田舎のレストランにもあるポピュラーなメニューなのに日本ではあまり見ない。結婚披露宴のコース料理くらいか。見た目も豪華でいい組み合わせだと思うのだけれど。
もちろん、それを食べにバイクで出かけたわけじゃなく、たんに山を見て海を見てきたというだけである。雪が被っているうちに富士山を見ておこうと思い立ち、富士山を1周したり富士山周辺の観光スポットを訪れるのも今回は気が乗らなかったので、箱根経由で小田原に降りて大磯で海を見てきたというプラン。ついでにサーフ&ターフには、文字通りサーフィンをしてゴルフもするという意味もある。残念ながらサーフィンは30年近く、ゴルフは10数年ほどご無沙汰。
東名で御殿場まで行き、そこから国道469号線で富士山の南側裾野を走る。その途中から「広域基幹林道 富士山麓線」で南側中腹を横切っている富士山スカイラインに出る。この富士山麓線が今回のハイライト。その後は御殿場に戻り、箱根裏街道という恐ろしげな名前で呼ばれる国道138号線で箱根の山を登り、国道1号線で山を下って小田原そして大磯というルート。
出発は午前9時過ぎ。ゴールデンウイーク明け最初の土日は道路が空いていると何となく思っていたのに、この日はかなり渋滞していて期待はずれ。出発時の気温は22度。本日より革ジャンの下はTシャツ1枚。富士山のまわりは寒いかもしれないのでスウェット(トレーナー)を持っていく。東名の下り路線は海老名のサービスエリアを過ぎたあたりからところどころで富士山が見える。この日はよく見えた。現在、富士山は頂上から半分ほどしか雪が残っていないが、東名から見えるのは山の上の方だけなので真っ白な富士山である。富士山との距離とまわりの景色との関係で、東名からはとても大きく見える。緑の山々に囲まれた真っ白な大きな富士山はなかなか神秘的。(実際は囲まれているわけではなく緑の山々は富士山よりはるか手前にある山)
御殿場インターを降りたら国道138号線で北上する。つまり富士山方向に向かって走るわけで、ここまで来ればもう富士山は見放題。5キロほど走って国道469号で西方向へ進む。469号はここから山梨県南部まで続いていて、最後のほうは「酷道」として有名だが富士山の南側は快適そのもの。そして7〜8キロくらい田舎道らしい道路を走ると急に広大な草原のようなところにでる。牛も馬もいない草原の正体は陸上自衛隊の東富士演習場。道路と演習場のどちらが先にできたのか知らないが、とにかく469号は演習場を突っ切るように進んでいく。演習のある時は通行止めにでもなるのかな?
とにかく見渡す限りの草原。写真は撮らなかったが、この日一番のターフ風景が演習場とは微妙な気分。下の写真は年に一度この演習場で開かれ公開される富士総合火力演習、通称「総火演」の模様。道路からとは景色が違うが、草原の広さはイメージできると思う。

この演習場の広さは約9000ヘクタール。隣接して富士北演習場もあり、そちらは約4600ヘクタール。合計13600ヘクタールは山手線の内側2つ分くらいの広大さ。ところで戦車や大砲を使った訓練には広い演習場が必要なのはわかるが、日本にこんな広い草原はあまりない。つまり戦争が起きれば、実際の戦闘はこんな場所では起こらない。ここでの訓練がどの程度役に立つのだろうかと、そのあたりが少し疑問&心配。
演習場を過ぎてしばらくすると富士サファリパーク。駐車場に入るクルマで少し渋滞していた。ところで御殿場インターを降りれば富士サファリパークの案内看板はたくさんあるから、それを頼りに走れば469号にたどり着くことができてナビいらず。
サファリパークから3キロほど走ればいよいよ広域基幹林道・富士山麓線の入り口。農道は農業のための道路で林道は林業のための道路。普通の道路とは異なり、国土交通省ではなくどちらも農林水産省の管轄。建前はともかく縦割り行政で予算の無駄遣いの弊害多し。納税者としての評価とライダーとしての期待が心の中で葛藤する(^^ゞ
469号に富士山麓線を示す標識は一切ないが、十里木(じゅうりぎ)カントリークラブの案内看板通りに進めばいい。看板が示す道はゴルフ場の敷地に入るような雰囲気。しかし途中にゴルフ場の入り口があって、それを過ぎた四つ角に富士山麓線の標識がある。ちなみにグーグルマップで富士山麓線は倍率をかなり拡大しないと表示されないし、道路名は記載されていない。
ここは初めて富士山にバイクで訪れた時にも走った。今回は逆方向からとなる。
どんな道かというとクネクネはもちろんのこと、
長い直線のアップ&ダウンが特徴でジェットコースター気分が味わえる。
それとまわりの木々が高くなくて、とても視界・空間が開けた場所なのがわかってもらえるかな。とにかく気持ちのいい道。なおクマはでないと思うが、鹿やイノシシがときどき道路を横切るらしいから注意が必要。
数カ所、富士山を眺められる場所がある。
何となくバイクがアップ気味で写っているのは、
2メートルほどしかない路肩の先が窪地になっていてバイクとの距離が取れないから。
雲がない富士山を撮りたくて15分ほど粘ってみたが雲の動きは遅くーーー。
その待ち時間にクルマやバイクは1台も通らなかった。あまりこの道路の存在は知られていないようで、皆に教えたいような知られたくないような。
しばらく走ったところでまた富士山ビュースポットがあった。
バイクで数分も離れていないはずだが、富士山を見る角度が少し違うのも影響している。
上の写真はズームレンズの広角側で、実際の富士山の大きさというか体感的にはこれくらいに見える。とにかくデカい。これが2014年5月10日の富士山の冠雪。
BMW F800Rと富士山。
誰か電線切り落としてくれ!
先ほどの経験を生かしてバイクをUターンさせたのに(/o\)
電線が写らないようにバイクに近づいて、
下からあおるように撮ってはみたがバランス悪し。
なぜ電柱を北側(富士山側)に立てるかなあ。
世界遺産への冒涜じゃあ〜。
富士山麓線は富士山だけじゃなくて南アルプスも眺められる。
肉眼だと雪の様子がもっとはっきり見えていた。
富士山の南側を横切っている道路は2本ある。下側が469号線。写真右の緑が薄くなっているのが先ほど書いた富士東演習場である。富士山麓線は黄色で示した部分。469号の北側にあるのが表富士周遊道路で通称富士山スカイライン。東西を結ぶ県道180号線と23号線、それと富士五合目に通じている県道152号線の3本で構成されている。東西部分は約22キロで富士二合目(標高約1500メートル)を横切っている。ちなみに富士山麓線は約11キロ。
富士五合目へ向かう152号線は夏期は登山のためにマイカー規制(7月〜8月)、冬季は雪による閉鎖(11月中旬から4月下旬)があって自由に走れる期間は短い。今はその期間なのだが富士五合目は標高2380メートルもある。寒そうなことは常識でわかるが、どれくらい寒いかというと、
当日の東京の天気予報。
同じく富士山五合目の天気予報。
気温2度から3度でダウンジャケットマーク!
ヘタしたら路面が凍結しているところもありそう。もっと暖かくなって機会があれば訪れることにした。なおこの日、富士山のまわりを走っている時の気温は15度くらいだった。
富士山麓線から県道180号に出て東へ進み御殿場へ戻る。東向きのクルマはほとんどいなくて快調に走れた。富士山麓線で私と同じ方向に向かっていたのは、二度目の富士山を撮っている間にバイクが1台通り過ぎただけ。対向車線ですれ違ったクルマが3台、途中に駐まっていたクルマが5台ほどだった。これが広域「基幹」林道の交通量らしい。
ここは23号線富士山スカイラインの終わり近く。
富士山麓線と較べて両サイドの木が高い。
何もないところで停まった理由はバイクが故障したわけではなく、
バックミラーにずっと映っていた富士山を撮りたかったから!
ーーー続く。
wassho at 23:52|Permalink│Comments(0)│
2013年05月18日
富士の芝桜 2

さて帰り道。
ルートはいろいろ考えられる。
河口湖あたりでブラブラ遊んで中央高速で帰る。
河口湖から山中湖まで行って「どうし道」でクネクネしながら帰る。
富士山の周りを反時計回りに走って御殿場に出て東名で帰る。
芝桜会場の前の139号線を富士山を眺めながら南下して新東名で帰る。
どれも魅力的なルート。でも最終的に選んだのは一番遠回りになるが
本栖湖から国道300号線で西へ進んでひと山越えて
富士川沿いを南下して新東名で帰る。
というルート。
それを選んだのは何となく南アルプスを見たいと思ったから。
富士山の西側には富士川が流れていて、そのさらに西側が南アルプスである。富士川沿いを走る国道52号、あるいはそれと平行している山梨県道9号や10号からバイクで走りながら南アルプスが見えるかなと期待。
ちなみに日本アルプスは北と南と中央アルプスがあって、位置関係はこんな感じ。ついでに本家のアルプスはイタリアとフランスの中間くらいにそびえている。残念ながら飛行機の上からしか見たことがない。

芝桜の会場から来た道を戻るとすぐに本栖湖。今回は湖畔には降りず、そのまま本栖湖の北岸を走る国道300号線:通称本栖みちに入る。
300号線がそろそろ本栖湖から離れる手前で富士山と本栖湖がきれいに見えるところがあったので早くも小休止。
まるで絵はがきのように美しい光景である。
でも撮影したのは無粋な鉄パイプが組まれたこんな場所だったりする。
でもとりあえずBMW F800Rと富士山&本栖湖の記念撮影。
事前に情報収集をしていなかったので300号線が国道ならぬ酷道だったらどうしようかと不安だったが、道幅もそれほど狭くなく路面の状態もよかった。本栖湖から離れてしばらくはかなりのクネクネ道になる。
そのクネクネの途中にある展望台。見通しのきかないカーブが続く中で突然あらわれるので急ブレーキで停止。後続車が続いていたらヤバイんじゃない?というような場所にある。
ここは南アルプスを眺めるための展望台。
上の写真でも充分のような気もするが、改めましての南アルプス撮影。
下の案内板と照らし合わせれば写真中央の一番高い山が布引山:標高2583.7メートルのようだ。それはそうと手前の山の新緑がキレイ。
BMW F800Rの向こうにチラッと写っている300号線のクネクネ度合い。そういえばこういう道はずいぶん久しぶり。
ポカポカとした日差しを楽しみながらノンビリ走った。道路はほとんど貸し切り状態。でも途中で対向車線からやってくる10台くらいの暴走族(今は旧車會というのか?)に遭遇。ああいう連中もツーリングするんだ。
本栖湖から西に進んで山を越え富士川に出たところで国道300号線は終了。本栖湖からは25キロくらい。ずいぶんと短い国道である。そして富士川沿いに右岸を国道52号線、左岸を県道9号線が走る。9号線のほうが富士川の近くを走るので9号線で南下した。
のどかな田舎道である。
途中に小さな橋があった。
写真の奥に9号線が走っている。
上流側。
下流側。
さて写真で明らかなように、9号線はこの川の右岸を走っている。ちなみに川の右岸左岸は下流に向かっての右左である。それでここはどこだったんだろうと後で地図で確認したところ、(進行方向でいうと)9号線の左側に沿って流れている川なんてないのである。グーグルマップを最大倍率にして航空写真で確かめてもこの場所が見つからない。念のためマピオンでも探してみたが結果は同じ。この時、私は異次元空間をツーリングしていたのかな?
しばらく走っているうちに現実の世界に戻れたみたい。
その次に止まったのは富士川に架かる大きな橋。
この場所はハッキリしている。これは橋から9号線方向を撮ったもの。道路の向こう側に見延橋東詰という標識が写っている。
橋の真ん中あたりから。
交通量が少ないとはいえ、道路の真ん中に立って写真を撮るのは勇気が必要。
上流側。
空が広い。
下流側。
これから帰る方向に雲が多いのがちょっと気掛かり。
クジラが浮いているみたいな中州。
増水時にはあんなところまで達するらしい。
ところで富士川はあちこちで護岸工事みたいなことをやっている。水が濁っているのはそのせいかな?
この橋あたりから9号線は10号線に名前を変える。その10号線をしばらく走ってから富士川を渡り52号線に出る。それをまっすぐ行けば新東名の新清水インターチェンジである。本栖湖からここまでなかなか楽しいツーリングルートであった。
ところで富士川沿いを走りながら南アルプスを眺めるというのは企画倒れに終わった。富士川の位置からだと南アルプスの手前にある山に遮られて南アルプスまで見えない。ひょっとしたら多少は見えていたのかもしれないが、バイクで走りながらそれを眺めるのは無理。
たとえ見えていたとしても遠くに見える普通の山である。富士山のように特徴ある姿がドカーンと現れるわけではない。南アルプスという言葉の響きに、こんな景色を想像していた私がアサハカでした。
新東名に入る。
開通から1年ちょっと経ったわけだが、相変わらず路面状態はとてもいい。前にも書いたが道路と道路の継ぎ目の段差がほとんどないのがバイク的には助かる。でも以前は段差のショックをまったく感じなかったのに、今回は場所によっては多少感じるところもあった。自然に地盤沈下する? それなら継ぎ目の場所で同じように沈下するから段差はできないはず。地震の影響で継ぎ目の前後で上がったり下がったりしているのかな。
駿河湾沼津のサービスエリアに入る。新東名のサービスエリア(ガソリンスタンドのあるほう)やパーキングエリアに入るのは初めて。
本線という看板がなかったら遊園地の一角といっても通用しそう。
中のお店もおしゃれなイメージである。
吹き抜けもある。
きれいなおネエさんもいる。
売り場は大繁盛。
野菜も売っているし、なんと魚屋まである。
刺身には欠かせないワサビも。
2階にはバルコニー。
海が見えた。
山ツーリングのつもりだったから海を見られて得した気分。
現在位置。
地図は見た目の方向に合わせて上が南に設置されている。
上の写真で見える山影は伊豆半島だとわかる。
その後も一箇所で緊急工事とやらで一部が渋滞していた他は(でも工事していなかったけれど)、普段よりクルマも少なく快適な走行。やっぱりゴールデンウイーク明けの土日というのは狙い目かもしれない。
走行340キロで午後5時頃帰宅。
革ジャンを着てバイクで走って、暑くもなく寒くもなくという日はあまりない。この日はまさにそんな日。とにかくたっぷりな日差しが気持ちよかった。オマケの写真は富士川沿いで見つけた飛行機雲。慌てて雲を避けて回り込んで飛んでくれたらおもしろい写真になったのに(^^ゞ
おしまい
wassho at 19:17|Permalink│Comments(0)│
2013年05月12日
富士の芝桜
ブログを書くまで日数がたってしまったが、初回は出かけた日付でアップするのが私のルール。あそこへはいつ行ったっけ?と調べる時に便利だから。子供の頃のことは昨日のように思い出せるのに、しばらく前のことはサッパリ思い出せない(泣)
ゴールデンウイークに渋滞がひどくて断念した優先順位第2位の花見。実はそのプランBが今回のツーリングである。オリジナルプランでは埼玉県秩父市にある羊山公園というところに行くつもりだった。今回の本栖湖リゾートと羊山公園は関東の芝桜の双璧。ゴールデンウイークに羊山公園を選んでいたのは、そちらのほうが少し近いのと、富士五湖は標高が高いのでまだちょっと寒いかな=身体も寒いし芝桜も見頃になっていないかなと考えたから。プランBが何となく頭にあったので、あっさり諦められたともいえる。何事も選択肢を多く持っておくと柔軟に対応できる。
前日の晴れ時々雨というめずらしい天気予報は、朝起きてみると晴れ時々曇りに変わっていた。もっとも天気予報を見るまでもなく朝から日差したっぷりで快晴の予感。ところで5月12日はゴールデンウイークが終わって最初の日曜日である。ゴールデンウイーク疲れがでるのか、例年この日はあちこち空いていることが多い。それで当日はビックリするくらい道路がガラガラだった。
出発したのは午前8時半頃。自宅から数分で環七にでる。ほとんどクルマがいない。信号にも引っかからない。その気になったらバイクの最高速テストができそうである。あまりのクルマの少なさに「ひょっとして私はまだ寝ていて夢を見ているのか?」と思ったくらい。
あっという間に中央高速に乗る。四六時中混んでいる中央高速も奇跡の渋滞なし! 中央高速は東京→長野→名古屋を結ぶ高速道路で、山梨県の大月ジャンクションというところで分岐して富士山の方向に延びている。河口湖の手前のパーキングエリアで休憩したが、そこへの到着時刻は非公開(^^ゞ

高速を降りたら139号線で西に向かう。それなりに混んでいるし、ところどころ渋滞もしていたが、空は青くて雲は白くて、日差したっぷりで暖かくて風景も楽しくてまったく苦にならない。芝桜を見るのはやめて、この辺をグルグル走っていようかと半分真剣に考えた。
青木ヶ原の樹海を抜けると本栖湖。そこから芝桜祭りの会場である本栖湖リゾートまではすぐ。でも会場に入るクルマでその周辺はびっちり渋滞。まあバイクなのであまり苦労はしないが。
会場に入って誘導係が旗を振る方向に進んでいくと、まさかのダート!(舗装していない道)。しかも前日の雨でヌカルミあり。一瞬あせったが会場入り口から駐車場までも団子状態で進んでは止まるの繰り返しだったので特に問題はなかった。
駐車場に入ったのは11時前。
駐車場は広いが舗装なし。クルマ500円バイク300円。
バイクの駐車場も同じく未舗装。
スタンドが土の中にめり込まないように念のため板を敷いておく。バイクはかなり多かった。ざっと数えて50台くらい。
駐車場から入り口へ向かう。
山が雄大すぎて公園に入る雰囲気じゃないね。
案内図。現在位置は左側真ん中あたりの第一入場口。第二入場口のほうが芝桜に近いが、そちらは既に満車で入れなかった。
ところでここは富士本栖湖リゾートという場所で、そこに芝桜を植えて開催されているのが富士芝桜まつりということになっている。しかしこの富士本栖湖リゾートは特に施設もないし普段は何をやっているんだろう。ネットでざっと調べても芝桜の情報しかヒットしない。バブルの頃に造りかけて頓挫した元リゾート施設用地の有効活用かな?
チケット売り場。入園料は500円。
見頃という張り紙はかなり前からあるような気がする(^^ゞ
こんな道を歩いて行く。既に戻ってくる人も多数。
ゴールデンウイークとこの土日は午前6時から営業している。
会場まで5分の看板。
よく見ると80万株というところが書き換えられている。
普通のサクラも少しだけ残っていた。
さすがは富士山麓で標高高し。
会場まで3分の看板。
この看板では70万株。さっきの看板は張り紙して水増ししやがったな。
あと1分の看板ではまた80万株に修正。
なお入り口のところに5分の看板があったが、実際はそんなに掛からない。普通に歩いて3分くらい。それと案内図にこの道は「ミツバツツジの小道(4月下旬〜5月上旬)」とあったが、そんな花はなかった。ひょっとしたらポツンとくらいはあったかもしれないが写真にも撮っていないレベル。
公園部分の入り口の手前にはたくさんの屋台。
さくら葉餅というのが飛ぶように売れていた。
芝桜には餅を包めるような葉っぱはないんだけどな。
ここをくぐって芝桜まつりの会場へ。
環七も中央高速も渋滞なしでやってきたのに、
芝桜の会場でまさかの人渋滞!!
会場内には芝桜の香りが漂っている。説明するのは難しいが、草花の匂いとは明らかに違うし、何となく古風な感じの香り。
とりあえず写真左真ん中あたりに写っている橋のような展望台を目指す。
展望台の上から。
この絨毯のような景色が見たかったわけよ。
雲がなければ写真右側方向に富士山が見える。
なお珍しくネモフィラに続いて今回も広角+ワイドコンバーターで換算18ミリになるレンズに交換した。本当は展望台に登るまでしばらく並ばされて、やることがなかったから交換した。18ミリで撮るとワイドになるのはいいが縦にも長くて間延びした感じになるので、今回は画面サイズを16:9の縦横比に設定しての撮影。今回のエントリーの中で横長の写真が18ミリレンズでの撮影である。
絨毯ぽい風景あれこれ。
芝桜はサクラと名前が付いていてもサクラとはまったく関係ない。ちょっとサクラに似ていて(よく見ればかなり違う)、芝生のように地面を覆うように育つから芝桜という(のだと思う)。
アップで。
もう2色くらいあったような気もする。
お約束のローアングル。
ツートーン狙いで。
売店コーナー。この地域の名物が並ぶ。吉田うどんというのを食べたかったのに、間違って富士宮焼きそばの券売機に並んでしまう。途中で気がついたがまた並び直すのも面倒なので素直に焼きそば召し上がり。
竜神池と名付けられた池の畔。
丘に植えられたひたち海浜公園のネモフィラと違って、この公園は平地。見て歩くには楽でも風景的にはちょっと単調。だからここに池を掘ったのは正解だと思う。
少しだけ逆さ富士ならぬ、逆さ芝桜が湖面に映っている。
雲の流れが速いので現れては消える富士山。
でも注意していなくても富士山が顔を出すと、そこら中で「見えた、見えた」と声が上がるのですぐわかる(^^ゞ
会場内にいたのは1時間半くらい。
芝桜の絨毯と時々の富士山を楽しんで駐車場に戻る。
ーーー続く
ゴールデンウイークに渋滞がひどくて断念した優先順位第2位の花見。実はそのプランBが今回のツーリングである。オリジナルプランでは埼玉県秩父市にある羊山公園というところに行くつもりだった。今回の本栖湖リゾートと羊山公園は関東の芝桜の双璧。ゴールデンウイークに羊山公園を選んでいたのは、そちらのほうが少し近いのと、富士五湖は標高が高いのでまだちょっと寒いかな=身体も寒いし芝桜も見頃になっていないかなと考えたから。プランBが何となく頭にあったので、あっさり諦められたともいえる。何事も選択肢を多く持っておくと柔軟に対応できる。
前日の晴れ時々雨というめずらしい天気予報は、朝起きてみると晴れ時々曇りに変わっていた。もっとも天気予報を見るまでもなく朝から日差したっぷりで快晴の予感。ところで5月12日はゴールデンウイークが終わって最初の日曜日である。ゴールデンウイーク疲れがでるのか、例年この日はあちこち空いていることが多い。それで当日はビックリするくらい道路がガラガラだった。
出発したのは午前8時半頃。自宅から数分で環七にでる。ほとんどクルマがいない。信号にも引っかからない。その気になったらバイクの最高速テストができそうである。あまりのクルマの少なさに「ひょっとして私はまだ寝ていて夢を見ているのか?」と思ったくらい。
あっという間に中央高速に乗る。四六時中混んでいる中央高速も奇跡の渋滞なし! 中央高速は東京→長野→名古屋を結ぶ高速道路で、山梨県の大月ジャンクションというところで分岐して富士山の方向に延びている。河口湖の手前のパーキングエリアで休憩したが、そこへの到着時刻は非公開(^^ゞ

高速を降りたら139号線で西に向かう。それなりに混んでいるし、ところどころ渋滞もしていたが、空は青くて雲は白くて、日差したっぷりで暖かくて風景も楽しくてまったく苦にならない。芝桜を見るのはやめて、この辺をグルグル走っていようかと半分真剣に考えた。
青木ヶ原の樹海を抜けると本栖湖。そこから芝桜祭りの会場である本栖湖リゾートまではすぐ。でも会場に入るクルマでその周辺はびっちり渋滞。まあバイクなのであまり苦労はしないが。
会場に入って誘導係が旗を振る方向に進んでいくと、まさかのダート!(舗装していない道)。しかも前日の雨でヌカルミあり。一瞬あせったが会場入り口から駐車場までも団子状態で進んでは止まるの繰り返しだったので特に問題はなかった。
駐車場に入ったのは11時前。
駐車場は広いが舗装なし。クルマ500円バイク300円。
バイクの駐車場も同じく未舗装。
スタンドが土の中にめり込まないように念のため板を敷いておく。バイクはかなり多かった。ざっと数えて50台くらい。
駐車場から入り口へ向かう。
山が雄大すぎて公園に入る雰囲気じゃないね。
案内図。現在位置は左側真ん中あたりの第一入場口。第二入場口のほうが芝桜に近いが、そちらは既に満車で入れなかった。
ところでここは富士本栖湖リゾートという場所で、そこに芝桜を植えて開催されているのが富士芝桜まつりということになっている。しかしこの富士本栖湖リゾートは特に施設もないし普段は何をやっているんだろう。ネットでざっと調べても芝桜の情報しかヒットしない。バブルの頃に造りかけて頓挫した元リゾート施設用地の有効活用かな?
チケット売り場。入園料は500円。
見頃という張り紙はかなり前からあるような気がする(^^ゞ
こんな道を歩いて行く。既に戻ってくる人も多数。
ゴールデンウイークとこの土日は午前6時から営業している。
会場まで5分の看板。
よく見ると80万株というところが書き換えられている。
普通のサクラも少しだけ残っていた。
さすがは富士山麓で標高高し。
会場まで3分の看板。
この看板では70万株。さっきの看板は張り紙して水増ししやがったな。
あと1分の看板ではまた80万株に修正。
なお入り口のところに5分の看板があったが、実際はそんなに掛からない。普通に歩いて3分くらい。それと案内図にこの道は「ミツバツツジの小道(4月下旬〜5月上旬)」とあったが、そんな花はなかった。ひょっとしたらポツンとくらいはあったかもしれないが写真にも撮っていないレベル。
公園部分の入り口の手前にはたくさんの屋台。
さくら葉餅というのが飛ぶように売れていた。
芝桜には餅を包めるような葉っぱはないんだけどな。
ここをくぐって芝桜まつりの会場へ。
環七も中央高速も渋滞なしでやってきたのに、
芝桜の会場でまさかの人渋滞!!
会場内には芝桜の香りが漂っている。説明するのは難しいが、草花の匂いとは明らかに違うし、何となく古風な感じの香り。
とりあえず写真左真ん中あたりに写っている橋のような展望台を目指す。
展望台の上から。
この絨毯のような景色が見たかったわけよ。
雲がなければ写真右側方向に富士山が見える。
なお珍しくネモフィラに続いて今回も広角+ワイドコンバーターで換算18ミリになるレンズに交換した。本当は展望台に登るまでしばらく並ばされて、やることがなかったから交換した。18ミリで撮るとワイドになるのはいいが縦にも長くて間延びした感じになるので、今回は画面サイズを16:9の縦横比に設定しての撮影。今回のエントリーの中で横長の写真が18ミリレンズでの撮影である。
絨毯ぽい風景あれこれ。
芝桜はサクラと名前が付いていてもサクラとはまったく関係ない。ちょっとサクラに似ていて(よく見ればかなり違う)、芝生のように地面を覆うように育つから芝桜という(のだと思う)。
アップで。
もう2色くらいあったような気もする。
お約束のローアングル。
ツートーン狙いで。
売店コーナー。この地域の名物が並ぶ。吉田うどんというのを食べたかったのに、間違って富士宮焼きそばの券売機に並んでしまう。途中で気がついたがまた並び直すのも面倒なので素直に焼きそば召し上がり。
竜神池と名付けられた池の畔。
丘に植えられたひたち海浜公園のネモフィラと違って、この公園は平地。見て歩くには楽でも風景的にはちょっと単調。だからここに池を掘ったのは正解だと思う。
少しだけ逆さ富士ならぬ、逆さ芝桜が湖面に映っている。
雲の流れが速いので現れては消える富士山。
でも注意していなくても富士山が顔を出すと、そこら中で「見えた、見えた」と声が上がるのですぐわかる(^^ゞ
会場内にいたのは1時間半くらい。
芝桜の絨毯と時々の富士山を楽しんで駐車場に戻る。
ーーー続く
wassho at 23:06|Permalink│Comments(0)│
2012年08月28日
開拓道路 〜 西湖
タイトルは変えたが土曜日のツーリングの続き。
白糸の滝の後は富士五湖方面へ北上する。
素直に行くなら国道139号線。景色はいいのだが休日はかなり混む。ちなみに国道139号線は、払沢の滝を見に行った帰りに通った松姫峠のある道である。つまり富士山西側の朝霧高原と奥多摩をつないでいるという変わった目的の道路。
混雑を嫌って一本富士山よりの県道71号線で北上。富士山山頂を境に北側が山梨県、南側が静岡県で、71号線は山梨県道71号線でもあり静岡県道71号線でもある。あまり道路行政に詳しくないのだが、一本の道路を違う県で同じ番号というのは珍しいのでは? また71号線は開拓道路という通称がついている。開拓って北海道をイメージするけれど、富士山にもそんな時代があったのかな。でも開拓道路のいわれをネット検索してもヒットしなかった。
富士山周辺の拡大地図を作ってみた。
すると富士山のところが白山岳となっている。あれっ、富士山の正式名称は白山岳なの?と思って調べてみるとーーー

富士山頂の真ん中は火山の火口跡で窪んでいる。それで、その縁のデコボコに色々と山の名称がついているらしい。ちなみに一番高いのは剣が峰。写真で見るとこんなイメージ。出典は国交省富士砂防事務所。

さて71号線はところどころ草原も見えて、いかにも高原に来たという感じがする。交通量も少ない。しかしたまに大型ダンプが猛スピードで走っている。未だに開拓中?
寄り道して、去年も訪れた富士クラシックというゴルフ場前。クラブハウスの後ろに富士山がそびえているはずだが、この時は雲がかかっていて残念。去年は撮りそびれたBMW F800Rと富士山のツーショットを企んでいたのに。
71号線から富士クラシックへ続く道は、晴れていたら富士山を正面に捉えて走ることになる。残念ながら富士山は雲の中。天気全体としては晴天なのだが、富士山だけに雲がかかっている。まあ富士山は標高が高いせいかこのパターンが多い。
というわけで富士クラシックから71号線に戻る途中で撮影。
この道の気持ちよさが伝わるかな。
この道はゴルフ場の客くらいしか利用しない。だからゴルフ・プレー中のこの時間帯はほとんどクルマも走っていない。堂々と道の真ん中に立っての撮影(^^ゞ
71号線はさらに北上すると、山の中の峠道っぽくなってくる。
撮影スポットマークのある駐車場があったので立ち寄ってみた。
いい景色といえばいい景色。しかし富士山周辺でこの程度なら撮影スポットというほどでもないのにと思っていると、
本栖湖が見えた。
手前は青木ヶ原の樹海。
ついでに恒例のBMW F800Rと青空撮影。
しばらく走ると71号線も樹海の中を通る。
とりあえず記念撮影。
青木ヶ原の樹海は地面が岩や露出した木の根っこでゴツゴツしているが、このあたりはそうでもなかった。やたら密集している森という感じ。
紅葉を見に行ったときにも立ち寄った西湖(さいこ)の西の端にある根場浜。
やや雲が多いが富士山も見えている。
(案内地図は立ち位置に合わせて上が南になっている)
根場浜の全景。
こぢんまりとした場所。
いかにも溶岩な感じ。
西湖と西隣の精進湖は1つの湖だったが、大昔の富士山噴火の溶岩によって分断されたとされている。
キレイなエメラルドグリーンだった。
半周走って、西湖の東の端あたり。
根場浜のあたりは湖のコブのような地形で、そこからだと西湖は池程度の大きさにしか見えない。こちらからだと湖らしい風景。
夏らしい明るい空。
なのに湖を撮るとなぜか暗い(/o\)
夕方みたいな景色になっている。
これでもフォトショップ(画像調整ソフト)で明るさを調整している。あまり明るくすると全体のバランスが崩れるので、これくらいが限度。
NEX-5N(デジカメの機種名)は色合いは正確だと思うけれど、若干、暗めに写ることが多いような気がする(上の湖の写真は極端に暗かった)。どういうときに暗くなるのか、何か法則をつかめれば対処できる気もするのだが、現在そこまでの経験値に達せず。撮影した直後の液晶モニターをほとんど見ていないのも失敗写真が多い理由のひとつ。でもあまりカメラのことばかり気にしていては景色や出来事を楽しめないから、その習慣は変わらないと思う。
ーーー続く
白糸の滝の後は富士五湖方面へ北上する。
素直に行くなら国道139号線。景色はいいのだが休日はかなり混む。ちなみに国道139号線は、払沢の滝を見に行った帰りに通った松姫峠のある道である。つまり富士山西側の朝霧高原と奥多摩をつないでいるという変わった目的の道路。
混雑を嫌って一本富士山よりの県道71号線で北上。富士山山頂を境に北側が山梨県、南側が静岡県で、71号線は山梨県道71号線でもあり静岡県道71号線でもある。あまり道路行政に詳しくないのだが、一本の道路を違う県で同じ番号というのは珍しいのでは? また71号線は開拓道路という通称がついている。開拓って北海道をイメージするけれど、富士山にもそんな時代があったのかな。でも開拓道路のいわれをネット検索してもヒットしなかった。
富士山周辺の拡大地図を作ってみた。
すると富士山のところが白山岳となっている。あれっ、富士山の正式名称は白山岳なの?と思って調べてみるとーーー

富士山頂の真ん中は火山の火口跡で窪んでいる。それで、その縁のデコボコに色々と山の名称がついているらしい。ちなみに一番高いのは剣が峰。写真で見るとこんなイメージ。出典は国交省富士砂防事務所。

さて71号線はところどころ草原も見えて、いかにも高原に来たという感じがする。交通量も少ない。しかしたまに大型ダンプが猛スピードで走っている。未だに開拓中?
寄り道して、去年も訪れた富士クラシックというゴルフ場前。クラブハウスの後ろに富士山がそびえているはずだが、この時は雲がかかっていて残念。去年は撮りそびれたBMW F800Rと富士山のツーショットを企んでいたのに。
71号線から富士クラシックへ続く道は、晴れていたら富士山を正面に捉えて走ることになる。残念ながら富士山は雲の中。天気全体としては晴天なのだが、富士山だけに雲がかかっている。まあ富士山は標高が高いせいかこのパターンが多い。
というわけで富士クラシックから71号線に戻る途中で撮影。
この道の気持ちよさが伝わるかな。
この道はゴルフ場の客くらいしか利用しない。だからゴルフ・プレー中のこの時間帯はほとんどクルマも走っていない。堂々と道の真ん中に立っての撮影(^^ゞ
71号線はさらに北上すると、山の中の峠道っぽくなってくる。
撮影スポットマークのある駐車場があったので立ち寄ってみた。
いい景色といえばいい景色。しかし富士山周辺でこの程度なら撮影スポットというほどでもないのにと思っていると、
本栖湖が見えた。
手前は青木ヶ原の樹海。
ついでに恒例のBMW F800Rと青空撮影。
しばらく走ると71号線も樹海の中を通る。
とりあえず記念撮影。
青木ヶ原の樹海は地面が岩や露出した木の根っこでゴツゴツしているが、このあたりはそうでもなかった。やたら密集している森という感じ。
紅葉を見に行ったときにも立ち寄った西湖(さいこ)の西の端にある根場浜。
やや雲が多いが富士山も見えている。
(案内地図は立ち位置に合わせて上が南になっている)
根場浜の全景。
こぢんまりとした場所。
いかにも溶岩な感じ。
西湖と西隣の精進湖は1つの湖だったが、大昔の富士山噴火の溶岩によって分断されたとされている。
キレイなエメラルドグリーンだった。
半周走って、西湖の東の端あたり。
根場浜のあたりは湖のコブのような地形で、そこからだと西湖は池程度の大きさにしか見えない。こちらからだと湖らしい風景。
夏らしい明るい空。
なのに湖を撮るとなぜか暗い(/o\)
夕方みたいな景色になっている。
これでもフォトショップ(画像調整ソフト)で明るさを調整している。あまり明るくすると全体のバランスが崩れるので、これくらいが限度。
NEX-5N(デジカメの機種名)は色合いは正確だと思うけれど、若干、暗めに写ることが多いような気がする(上の湖の写真は極端に暗かった)。どういうときに暗くなるのか、何か法則をつかめれば対処できる気もするのだが、現在そこまでの経験値に達せず。撮影した直後の液晶モニターをほとんど見ていないのも失敗写真が多い理由のひとつ。でもあまりカメラのことばかり気にしていては景色や出来事を楽しめないから、その習慣は変わらないと思う。
ーーー続く
wassho at 10:52|Permalink│Comments(0)│
2012年08月25日
白糸の滝(しらいとのたき) 富士宮市
白糸の滝という名前を持つ滝は日本各地にある。滝が落ちる姿を白糸にたとえるのはごく自然な発想なのだろう。関東で有名なのは軽井沢と富士宮。もっと小さなサイズの白糸の滝なら数え切れないくらい。今回訪れたのは富士山の西側にある富士宮の白糸の滝。
海派の私だがこの夏はほとんど海岸線を走っていない。やっぱり暑いからね。それで標高が高く涼しいところといえば、とりあえずは富士山なのだが、実は富士山は9月になってから行くつもりでいた。富士山はバイクやクルマで五合目まで登れる。でも8月は登山客優先でマイカー規制が敷かれて通行できないから。
が、しか〜し、なんと白糸の滝は遊歩道の工事に入るため、滝壺まで降りて間近に眺められるのは8月26日までなのである。8月最後の週末なんて渋滞必至なのだが、せっかく今年の夏のテーマは滝と決めたのでバイクツーリング決行。
地図はグーグルマップ。
ところどころアルファベットがあるのは地図に線を引くためについてしまうものだから気にしないで。東京から東名で御殿場まで行き、そこから時計方向に富士山を回ってきた。

富士山はちょっと遠い。御殿場までだいたい100キロ。つまりそれだけで往復200キロ。そして今回のように目的地が富士山の西側にある場合は、それだけ見て引き返すのももったいないから、結局ぐるっと1周してしまうことになる。そして富士山は広い。地図で富士山を1周している面積を東京に当てはめると、東京23区がすっぽり覆われるくらいだということがわかる。
白糸の滝に行くだけなら東名を御殿場ではなく、もっと先の富士インターチェンジで降りた方が近い。そうしなかったのは富士山南側の2合目付近を東西に伸びる富士山スカイラインを走りたかったから。途中で五合目に登る道路と接続して、そちらはマイカー規制だが2合目の道路は関係ない。全長約22キロ。
御殿場側から富士山スカイラインに入ってすぐのところに自衛隊の駐屯地がある。この日は富士総合火力演習という大規模な公開訓練の日だったので、見学客を乗せた観光バスが次々と基地に入っていく。なお陸上自衛隊のホームページでは26日実施としか書かれていないが、25日にもやっていたし夜のニュースでも報道されていた。ナゼに26日としか書かれていない?
駐屯地からしばらく走ったところ。
だんだんと山っぽくなってくる。
そして!
もちろん肝試しに侵入したりはしない(^^ゞ
富士山スカイラインは適度なカーブがあって楽しい道。ただし、それなりに交通量があって、遅いクルマにブロックされると見通しがきかないので抜くタイミングが難しい。それと路面はけっこう荒れている。コーナーの途中で凸凹しているところも多い。最後(西側)は直線と高速ヘアピンの組み合わせが10数回連続。高速ヘアピン=180度ターンだがコーナーのRは大きい=コーナーが長い=直線番長にはつらい(^^ゞ
2合目といっても標高は1500メートルほどあるので気温は25度くらいと低い。バイクで走っていると涼しいというよりちょっと寒かった。5合目は2300メートルなのでTシャツとメッシュジャケットだけでは無理かなと思う。
白糸の滝駐車場到着。
駐めたのは公営駐車場。かなり広くて、写っている範囲の数倍のスペースがある。
バイクは100円。
バイクスペースは奥の方に10台分ほど。
ちゃっかり一番奥の日陰のところに駐める。
滝への通り道。
お土産屋があって
さらに歩くと、
またお土産屋がある。
ちなみに駐車場はお土産屋の方が安いし滝に近い。
バイクならいくらかは訪ねなかった。
この店ではないけれど、
朝霧高原の牛乳で作ったというソフトクリームは濃厚でおいしかった。
富士宮やきそばに心惹かれるも、まだランチには早く。
白糸の滝の手前に音止めの滝というのがある。ここがその滝口を見る場所の入り口。小さな看板が出ているだけだから目立たない。
いちおう神社ということになっている。
しかし、こんな狭いスペースがあるだけ。
建物はない。土産物屋の間に余った敷地を観光客向けに神社にして、お賽銭を落としてもらおうという魂胆としか思えない。
流れてきた川が
細くなって
この空き地、じゃなかった神社の境内(^^ゞの横から落ちている。
写真で見るより実物は迫力があるが、それほどいいものを見たという印象は受けず。
こちらが音止めの滝を見る場所。
でも手すりが老朽化しているのか、こんな柵が。
だから柵の外側からだとこんな感じで、まったく物足りない。
しかし、土産物屋の場所から少し離れると
このド迫力!
落差も25メートルと充分だが、横幅が広いのが素晴らしい。
残念ながら、ここも先ほどの手すりの延長上の場所で、これより下には降りられなかった。跳ね返っている水煙から考えて、滝壺の手前からならさぞかし見応えがあるだろうに残念。
ところで左側の壁に注目。
コンクリートやん(>_<)
白糸の滝の滝口に降りる場所の土産物屋。
この突き当たりを右に降りていく。
ラムネ冷えて〼
しかしカレーラムネっておいしいの?
わさび1つ600円。
土産物屋の前の展望コーナーから見た白糸の滝。
ワオ! テンションあがる。
こんな階段を降りていく。
上りでもそれほどきつくない。階段を1/4くらい降りると明らかに涼しくなる。
階段の降り口にあった看板。
期間は来年の12月まで。土産物屋はどうするのかな。
途中の手洗い場?
飲めないとの注意書き。
滝壺の前の橋の上から。
左側の建物の先が滝に一番近い観瀑スポット。
これは橋を滝側から見たもの。
階段は建物の後ろ側に降りる。建物は土産物屋のようだが、もう使われていないみたい。白糸の滝はU字型にえぐれた渓谷で、滝以外の場所でも左右から水が流れ込んでいる。
水は美しく青い。
常に24ミリの広角レンズと、それを18ミリにまで広げるコンバーターもバッグに入れてあるのだが、交換が面倒で使ったことがなかった。試し撮り以外では初めてのレンズ交換撮影。(数字はすべて35ミリ換算:意味がわからなかったら調べてね)
いつもの27ミリ(ズームレンズの広角側)
24ミリ
18ミリ(24ミリにコンバーター追加)
今回は右側に影があったので、ワイドにした効果が少々わかりづらい。でも風景を撮るには24ミリくらいが、実際の見た目とのイメージの差が少ないかな。しかしズームで画角(写る範囲)を調整できないのはやはり不便。
やっぱりレンズ交換は面倒だった。立ったままカバンの中をゴソゴソやるのはイライラしてくる。私には向いていないことを改めて実感。
NEX-5Nを買ったときズームレンズの長さに戸惑った。だからコンパクトなサイズで24ミリから120ミリくらいのズームレンズが欲しいと以前に書いた。でも長さは、もう慣れちゃった。だからコンパクトにしなくていいから(その方が価格も安いと思う)24ミリから150ミリくらいのズームレンズを出してくれないかなと今は思っている。
白糸の滝のバリエーション。
滝口
真ん中あたりと下の方。
水しぶき感じられるかな?
滝壺
ややエメラルドグリーンな色がキレイだった。
白糸の滝は今まで見た中で一番気に入った。何本もの滝の集合体なので景色として奥行きがある。水自体もキレイだし、南向きで日当たりがいいので光が反射してより清らかに見える。しばらく工事中になるので見に行けとお奨めできないのが残念。それと、どうせなら工事するなら音止めの滝も間近までいけるようにして欲しい。
ーーーー続く。
海派の私だがこの夏はほとんど海岸線を走っていない。やっぱり暑いからね。それで標高が高く涼しいところといえば、とりあえずは富士山なのだが、実は富士山は9月になってから行くつもりでいた。富士山はバイクやクルマで五合目まで登れる。でも8月は登山客優先でマイカー規制が敷かれて通行できないから。
が、しか〜し、なんと白糸の滝は遊歩道の工事に入るため、滝壺まで降りて間近に眺められるのは8月26日までなのである。8月最後の週末なんて渋滞必至なのだが、せっかく今年の夏のテーマは滝と決めたのでバイクツーリング決行。
地図はグーグルマップ。
ところどころアルファベットがあるのは地図に線を引くためについてしまうものだから気にしないで。東京から東名で御殿場まで行き、そこから時計方向に富士山を回ってきた。

富士山はちょっと遠い。御殿場までだいたい100キロ。つまりそれだけで往復200キロ。そして今回のように目的地が富士山の西側にある場合は、それだけ見て引き返すのももったいないから、結局ぐるっと1周してしまうことになる。そして富士山は広い。地図で富士山を1周している面積を東京に当てはめると、東京23区がすっぽり覆われるくらいだということがわかる。
白糸の滝に行くだけなら東名を御殿場ではなく、もっと先の富士インターチェンジで降りた方が近い。そうしなかったのは富士山南側の2合目付近を東西に伸びる富士山スカイラインを走りたかったから。途中で五合目に登る道路と接続して、そちらはマイカー規制だが2合目の道路は関係ない。全長約22キロ。
御殿場側から富士山スカイラインに入ってすぐのところに自衛隊の駐屯地がある。この日は富士総合火力演習という大規模な公開訓練の日だったので、見学客を乗せた観光バスが次々と基地に入っていく。なお陸上自衛隊のホームページでは26日実施としか書かれていないが、25日にもやっていたし夜のニュースでも報道されていた。ナゼに26日としか書かれていない?
駐屯地からしばらく走ったところ。
だんだんと山っぽくなってくる。
そして!
もちろん肝試しに侵入したりはしない(^^ゞ
富士山スカイラインは適度なカーブがあって楽しい道。ただし、それなりに交通量があって、遅いクルマにブロックされると見通しがきかないので抜くタイミングが難しい。それと路面はけっこう荒れている。コーナーの途中で凸凹しているところも多い。最後(西側)は直線と高速ヘアピンの組み合わせが10数回連続。高速ヘアピン=180度ターンだがコーナーのRは大きい=コーナーが長い=直線番長にはつらい(^^ゞ
2合目といっても標高は1500メートルほどあるので気温は25度くらいと低い。バイクで走っていると涼しいというよりちょっと寒かった。5合目は2300メートルなのでTシャツとメッシュジャケットだけでは無理かなと思う。
白糸の滝駐車場到着。
駐めたのは公営駐車場。かなり広くて、写っている範囲の数倍のスペースがある。
バイクは100円。
バイクスペースは奥の方に10台分ほど。
ちゃっかり一番奥の日陰のところに駐める。
滝への通り道。
お土産屋があって
さらに歩くと、
またお土産屋がある。
ちなみに駐車場はお土産屋の方が安いし滝に近い。
バイクならいくらかは訪ねなかった。
この店ではないけれど、
朝霧高原の牛乳で作ったというソフトクリームは濃厚でおいしかった。
富士宮やきそばに心惹かれるも、まだランチには早く。
白糸の滝の手前に音止めの滝というのがある。ここがその滝口を見る場所の入り口。小さな看板が出ているだけだから目立たない。
いちおう神社ということになっている。
しかし、こんな狭いスペースがあるだけ。
建物はない。土産物屋の間に余った敷地を観光客向けに神社にして、お賽銭を落としてもらおうという魂胆としか思えない。
流れてきた川が
細くなって
この空き地、じゃなかった神社の境内(^^ゞの横から落ちている。
写真で見るより実物は迫力があるが、それほどいいものを見たという印象は受けず。
こちらが音止めの滝を見る場所。
でも手すりが老朽化しているのか、こんな柵が。
だから柵の外側からだとこんな感じで、まったく物足りない。
しかし、土産物屋の場所から少し離れると
このド迫力!
落差も25メートルと充分だが、横幅が広いのが素晴らしい。
残念ながら、ここも先ほどの手すりの延長上の場所で、これより下には降りられなかった。跳ね返っている水煙から考えて、滝壺の手前からならさぞかし見応えがあるだろうに残念。
ところで左側の壁に注目。
コンクリートやん(>_<)
白糸の滝の滝口に降りる場所の土産物屋。
この突き当たりを右に降りていく。
ラムネ冷えて〼
しかしカレーラムネっておいしいの?
わさび1つ600円。
土産物屋の前の展望コーナーから見た白糸の滝。
ワオ! テンションあがる。
こんな階段を降りていく。
上りでもそれほどきつくない。階段を1/4くらい降りると明らかに涼しくなる。
階段の降り口にあった看板。
期間は来年の12月まで。土産物屋はどうするのかな。
途中の手洗い場?
飲めないとの注意書き。
滝壺の前の橋の上から。
左側の建物の先が滝に一番近い観瀑スポット。
これは橋を滝側から見たもの。
階段は建物の後ろ側に降りる。建物は土産物屋のようだが、もう使われていないみたい。白糸の滝はU字型にえぐれた渓谷で、滝以外の場所でも左右から水が流れ込んでいる。
水は美しく青い。
常に24ミリの広角レンズと、それを18ミリにまで広げるコンバーターもバッグに入れてあるのだが、交換が面倒で使ったことがなかった。試し撮り以外では初めてのレンズ交換撮影。(数字はすべて35ミリ換算:意味がわからなかったら調べてね)
いつもの27ミリ(ズームレンズの広角側)
24ミリ
18ミリ(24ミリにコンバーター追加)
今回は右側に影があったので、ワイドにした効果が少々わかりづらい。でも風景を撮るには24ミリくらいが、実際の見た目とのイメージの差が少ないかな。しかしズームで画角(写る範囲)を調整できないのはやはり不便。
やっぱりレンズ交換は面倒だった。立ったままカバンの中をゴソゴソやるのはイライラしてくる。私には向いていないことを改めて実感。
NEX-5Nを買ったときズームレンズの長さに戸惑った。だからコンパクトなサイズで24ミリから120ミリくらいのズームレンズが欲しいと以前に書いた。でも長さは、もう慣れちゃった。だからコンパクトにしなくていいから(その方が価格も安いと思う)24ミリから150ミリくらいのズームレンズを出してくれないかなと今は思っている。
白糸の滝のバリエーション。
滝口
真ん中あたりと下の方。
水しぶき感じられるかな?
滝壺
ややエメラルドグリーンな色がキレイだった。
白糸の滝は今まで見た中で一番気に入った。何本もの滝の集合体なので景色として奥行きがある。水自体もキレイだし、南向きで日当たりがいいので光が反射してより清らかに見える。しばらく工事中になるので見に行けとお奨めできないのが残念。それと、どうせなら工事するなら音止めの滝も間近までいけるようにして欲しい。
ーーーー続く。
wassho at 23:40|Permalink│Comments(0)│
2011年07月26日
富士山をグルッとバイクでツーリング(続き)
では富士山グルッと一週ツーリングのご紹介といきたいところだが、今回はT氏の後ろをついて走っただけなので、どういうルートで走ったのか詳しくはわからない。地元民&バイクツーリング大好き人間のT氏はもちろん観光マップに載っているような道路はあまり走らないから、地図で確認するのも難しい。それと景色はずっと写真を撮っていたいほど素晴らしかったが、バイク3台でのツーリングだから勝手に撮影タイムというわけにもいかず、ところどころ休憩で停まった場所でしか撮らなかった。
(クリックで拡大)
A地点が集合場所の御殿場インター出口。直接富士山には向かわず、まず案内してくれたのがB地点。ちょっと田舎っぽい感じの集落を抜け、裏道のような山道(舗装はされている)を登っていく。山の緑は濃く、日差しはくっきりと明るい。時間にして20分程度。たった20分だけれど「今年はもう夏休みを取らなくてもいいかも」と思ったくらい夏休み気分を満喫した。ヘルメットを被り革ジャンに革パンツでバイクに乗っているのに、気分は半ズボンにランニングシャツに麦わら帽子の頃にタイムスリップした感覚。私は田舎育ちではないのに不思議。AからB地点に向かう空間には私のDNAに共鳴する何かが潜んでいたのかもしれない。
B地点からの富士。
左右対称の美しい姿。前回のエントリーの足柄サービスエリアと同じ方角から眺めているので残雪の位置もほぼ同じである。この写真のように少しだけ霞んで見えた。

裾野の雄大さにもう一枚。一面の濃い緑。麦わら帽子の気分になってきましたか?
富士の左側に連なっているのは愛鷹山(あいたかではなく、あしたかやまと読む)。

さて、ここからが富士山グルッと一週ツーリングの本格的なスタート。まずは御殿場市の北側、小山町を抜けていく。C地点が富士スピードウエイ。外側の建物がチラッと見えただけだったが。ところで都心では青山通りと呼ばれる国道246号が静岡の沼津まで続いていることは知っていたが、地図を見るとこんなところも通っているのね。
D地点の山中湖の西側を走って(湖は見えなかった)E地点へ。たぶん旧鎌倉往還と呼ばれる国道138号を通った気がする。E地点はつつじヶ原と呼ばれるエリアの少し手前。つつじヶ原はたぶんツツジの名所なんだろうな。ここで少し休憩。
E地点からF地点は本日のメインイベントのひとつのワインディングロード。航空写真では写っていない細い道路。グーグルマップでもかなり拡大しないと表示されない。地元民T氏が一緒でなければ走ることはおそらくなかっただろう。もちろん超クネクネ道。
写真を撮ったのは、それなりに道幅の広いところ。


この道路は航空写真で702と書いてある道路に接続しているのだが、金土日曜はマイカー規制ということで4合目までで通行止め。それがF地点。このあたりで標高約1800メートル。
通行止めの柵。

雲ひとつない快晴だった。

通行止めのところでしばし休憩してUターン。ところでEからF地点まで急な山道を駆け上がってきたわけだから、当たり前であるが帰りは下りになる。T氏が「エンジンを切って走れますよ」というのでエンジンを切りギアをニュートラルにして走る、というか転がり降りる。ヘルメットを切る風の音しか聞こえない。バイクでこんな遊び方があるとは知らなかった。エンジンをかけていないのだからヘルメットを被らなくてもいいはず(たぶん道路交通法は、こんな状況を想定していないと思う)。スピードはそんなに出ないのでヘルメットを脱いでもっと風を感じようかと思ったが、ヘルメットを留めておくところがないので、結局脱がなかった。ちょっと後悔している。次に走る機会があればノーヘルにトライしてみよう。
ちなみにクルマだと、エンジンの動力で油圧を発生させてブレーキを作動させるが、バイクの油圧はブレーキレバーを握ったりペダルを踏んだりする動作で油圧を高めているだけだから、エンジンを切っていてもブレーキは普通に効く。
F地点で休憩しているとき、ご近所同士のT氏とO氏は「この前のトウモロコシはどこで買った? いくらだった?」と実にローカルな会話をしていた。それで上手くて安いトウモロコシを買いに行くことになりE地点まで戻った後はG地点へ。ここは鳴沢村というエリア。
観光地によくある直売所みたいなところ。
評判のいい店らしく次から次へと地元の客がやってくる。

私は別にトウモロコシに興味はなかったので店先でブラブラしていたら、店員のおばさんがトウモロコシの実をナイフでそぎ落として渡してくれた。エッ!ナマで食べるの? 豚の餌じゃあるまいしと思ったが、写真にも写っているようにこれは「生でも食べられるフルーツコーン」。
食べた。衝撃的なおいしさ。すごく水分があるのに、甘くて味が濃い。T氏とO氏、50歳半ばと40歳半ばのオッサンがトウモロコシの情報交換に熱心だった理由がわかったわ。残念ながらバイクにくくりつけてきたバッグに余分なスペースがなかったので私は買わなかった。フルーツコーンって近所のスーパーでも売っているのかな?
またひとっ走りして絶景のH地点へ。
場所は富士クラシックというゴルフ場前。

富士山の法則:近づくほど富士山が小さくなる。
富士山はなだらかに盛り上がっている山。つまり富士山に近づくということは自分も高い位置にいることになり、そこから眺めれば相対的に富士山は低くなる。ここで目の前にある富士山を眺めるより、東名高速や新幹線から見える富士山のほうがかなり雄大である。ちなみにH地点の標高は約1200メートル。標高が高いと空気が薄くてゴルフもよく飛ぶのかな?
I地点にあるネバーランドというお店でランチ。
ネバーランドという名前はマイケル・ジャクソンの自宅で有名。もともとは「おとぎの国」というような意味。

外観はペンション風で、提供される料理は家庭料理的。料理の上手な奥さんが作ったというような味。ポークカツを食べたけれどなかなかおいしかった。湧き水が飲み放題。
H地点やI地点は朝霧高原という場所にある。この日の昼頃は気温25度くらいで、さらっとした空気。汗はまったくかかない。いかにも高原で過ごしている気分であるが、T氏によればいつもこんなに湿気が少ないわけではないらしい。
バイクで大自然の中のクネクネ道をいっぱい走り、こんな高原のレストランのテラスでまったりしていると、いかにもリゾート休日気分。日頃張り詰めている心のテンションが溶けていくのがわかる。溶けすぎたら社会復帰できなくなりそうでコワイ(^^ゞ
木陰に止めた3台のバイク。

先頭がT氏のバイクで、ヤマハのフェザーという車種。たぶん1000cc位のエンジン。リアシートの後ろに付けてあるのはバイク用のトランクで「トップボックス」と呼ばれるもの。まさかあの中にトウモロコシがぎっちり詰まっているとは誰も思うまい。真ん中が私のBMW F800R。800というのは排気量800ccを表している。最後尾がO氏のバイク。ヤマハのバイクだったが車種名は忘れた。だいたいバイクの名前はGPZとかGXRとかアルファベット3文字のものが多くて覚えにくい。O氏のバイクは400cc。排気量が違うから直線では簡単に引き離せるけれど、コーナーが続くとすぐ追いつかれてしまう(^^ゞ
本日最後の写真。
少し雲がかかった富士山。
これはズームして撮ったから大きく見える。
その後は富士山スカイラインのJ地点を走り、それを途中で下りてK地点の道路へ。クルマもほとんどいなくて高速走行を楽しんだ。カーブの連続もよかったが、アップダウンのある直線も普段あまり経験できないのでおもしろかった。本日はバイクの性能を出し切れたと思う。私のテクニックの範囲内なので、もちろん低速ギアでの直線の話だけど(^^ゞ
L地点がT氏の住まいがある場所で2000軒くらいの別荘が建ち並ぶ別荘村。300世帯くらいが定住して暮らしているらしい。奥さんにも久しぶりにお目にかかり、小さな姉妹の歓待を受け、大きなガレージの中に収まっている残り4台のバイクを見学したりして過ごした。
帰りの東名はスムーズな流れ。ただし気温33度の高速道路をメッシュ・ジャケットで走ると、熱風が服の中を吹き抜けていくので妙な感じに暑い。
午後6時前に帰宅したから約11時間の休日。走行距離350キロ。御殿場までが約100キロだから現地で走ったのは150キロくらい。楽しすぎてほとんど疲れを感じなかった。富士山の山頂に雪がかかって景色が変わる頃にまた行こうと思う。
おしまい
<後日追記>
E地点からF地点を走った道路は山梨県営林道の滝沢線。
(クリックで拡大)
A地点が集合場所の御殿場インター出口。直接富士山には向かわず、まず案内してくれたのがB地点。ちょっと田舎っぽい感じの集落を抜け、裏道のような山道(舗装はされている)を登っていく。山の緑は濃く、日差しはくっきりと明るい。時間にして20分程度。たった20分だけれど「今年はもう夏休みを取らなくてもいいかも」と思ったくらい夏休み気分を満喫した。ヘルメットを被り革ジャンに革パンツでバイクに乗っているのに、気分は半ズボンにランニングシャツに麦わら帽子の頃にタイムスリップした感覚。私は田舎育ちではないのに不思議。AからB地点に向かう空間には私のDNAに共鳴する何かが潜んでいたのかもしれない。
B地点からの富士。
左右対称の美しい姿。前回のエントリーの足柄サービスエリアと同じ方角から眺めているので残雪の位置もほぼ同じである。この写真のように少しだけ霞んで見えた。

裾野の雄大さにもう一枚。一面の濃い緑。麦わら帽子の気分になってきましたか?
富士の左側に連なっているのは愛鷹山(あいたかではなく、あしたかやまと読む)。

さて、ここからが富士山グルッと一週ツーリングの本格的なスタート。まずは御殿場市の北側、小山町を抜けていく。C地点が富士スピードウエイ。外側の建物がチラッと見えただけだったが。ところで都心では青山通りと呼ばれる国道246号が静岡の沼津まで続いていることは知っていたが、地図を見るとこんなところも通っているのね。
D地点の山中湖の西側を走って(湖は見えなかった)E地点へ。たぶん旧鎌倉往還と呼ばれる国道138号を通った気がする。E地点はつつじヶ原と呼ばれるエリアの少し手前。つつじヶ原はたぶんツツジの名所なんだろうな。ここで少し休憩。
E地点からF地点は本日のメインイベントのひとつのワインディングロード。航空写真では写っていない細い道路。グーグルマップでもかなり拡大しないと表示されない。地元民T氏が一緒でなければ走ることはおそらくなかっただろう。もちろん超クネクネ道。
写真を撮ったのは、それなりに道幅の広いところ。


この道路は航空写真で702と書いてある道路に接続しているのだが、金土日曜はマイカー規制ということで4合目までで通行止め。それがF地点。このあたりで標高約1800メートル。
通行止めの柵。

雲ひとつない快晴だった。

通行止めのところでしばし休憩してUターン。ところでEからF地点まで急な山道を駆け上がってきたわけだから、当たり前であるが帰りは下りになる。T氏が「エンジンを切って走れますよ」というのでエンジンを切りギアをニュートラルにして走る、というか転がり降りる。ヘルメットを切る風の音しか聞こえない。バイクでこんな遊び方があるとは知らなかった。エンジンをかけていないのだからヘルメットを被らなくてもいいはず(たぶん道路交通法は、こんな状況を想定していないと思う)。スピードはそんなに出ないのでヘルメットを脱いでもっと風を感じようかと思ったが、ヘルメットを留めておくところがないので、結局脱がなかった。ちょっと後悔している。次に走る機会があればノーヘルにトライしてみよう。
ちなみにクルマだと、エンジンの動力で油圧を発生させてブレーキを作動させるが、バイクの油圧はブレーキレバーを握ったりペダルを踏んだりする動作で油圧を高めているだけだから、エンジンを切っていてもブレーキは普通に効く。
F地点で休憩しているとき、ご近所同士のT氏とO氏は「この前のトウモロコシはどこで買った? いくらだった?」と実にローカルな会話をしていた。それで上手くて安いトウモロコシを買いに行くことになりE地点まで戻った後はG地点へ。ここは鳴沢村というエリア。
観光地によくある直売所みたいなところ。
評判のいい店らしく次から次へと地元の客がやってくる。

私は別にトウモロコシに興味はなかったので店先でブラブラしていたら、店員のおばさんがトウモロコシの実をナイフでそぎ落として渡してくれた。エッ!ナマで食べるの? 豚の餌じゃあるまいしと思ったが、写真にも写っているようにこれは「生でも食べられるフルーツコーン」。
食べた。衝撃的なおいしさ。すごく水分があるのに、甘くて味が濃い。T氏とO氏、50歳半ばと40歳半ばのオッサンがトウモロコシの情報交換に熱心だった理由がわかったわ。残念ながらバイクにくくりつけてきたバッグに余分なスペースがなかったので私は買わなかった。フルーツコーンって近所のスーパーでも売っているのかな?
またひとっ走りして絶景のH地点へ。
場所は富士クラシックというゴルフ場前。

富士山の法則:近づくほど富士山が小さくなる。
富士山はなだらかに盛り上がっている山。つまり富士山に近づくということは自分も高い位置にいることになり、そこから眺めれば相対的に富士山は低くなる。ここで目の前にある富士山を眺めるより、東名高速や新幹線から見える富士山のほうがかなり雄大である。ちなみにH地点の標高は約1200メートル。標高が高いと空気が薄くてゴルフもよく飛ぶのかな?
I地点にあるネバーランドというお店でランチ。
ネバーランドという名前はマイケル・ジャクソンの自宅で有名。もともとは「おとぎの国」というような意味。

外観はペンション風で、提供される料理は家庭料理的。料理の上手な奥さんが作ったというような味。ポークカツを食べたけれどなかなかおいしかった。湧き水が飲み放題。
H地点やI地点は朝霧高原という場所にある。この日の昼頃は気温25度くらいで、さらっとした空気。汗はまったくかかない。いかにも高原で過ごしている気分であるが、T氏によればいつもこんなに湿気が少ないわけではないらしい。
バイクで大自然の中のクネクネ道をいっぱい走り、こんな高原のレストランのテラスでまったりしていると、いかにもリゾート休日気分。日頃張り詰めている心のテンションが溶けていくのがわかる。溶けすぎたら社会復帰できなくなりそうでコワイ(^^ゞ
木陰に止めた3台のバイク。

先頭がT氏のバイクで、ヤマハのフェザーという車種。たぶん1000cc位のエンジン。リアシートの後ろに付けてあるのはバイク用のトランクで「トップボックス」と呼ばれるもの。まさかあの中にトウモロコシがぎっちり詰まっているとは誰も思うまい。真ん中が私のBMW F800R。800というのは排気量800ccを表している。最後尾がO氏のバイク。ヤマハのバイクだったが車種名は忘れた。だいたいバイクの名前はGPZとかGXRとかアルファベット3文字のものが多くて覚えにくい。O氏のバイクは400cc。排気量が違うから直線では簡単に引き離せるけれど、コーナーが続くとすぐ追いつかれてしまう(^^ゞ
本日最後の写真。
少し雲がかかった富士山。
これはズームして撮ったから大きく見える。
その後は富士山スカイラインのJ地点を走り、それを途中で下りてK地点の道路へ。クルマもほとんどいなくて高速走行を楽しんだ。カーブの連続もよかったが、アップダウンのある直線も普段あまり経験できないのでおもしろかった。本日はバイクの性能を出し切れたと思う。私のテクニックの範囲内なので、もちろん低速ギアでの直線の話だけど(^^ゞ
L地点がT氏の住まいがある場所で2000軒くらいの別荘が建ち並ぶ別荘村。300世帯くらいが定住して暮らしているらしい。奥さんにも久しぶりにお目にかかり、小さな姉妹の歓待を受け、大きなガレージの中に収まっている残り4台のバイクを見学したりして過ごした。
帰りの東名はスムーズな流れ。ただし気温33度の高速道路をメッシュ・ジャケットで走ると、熱風が服の中を吹き抜けていくので妙な感じに暑い。
午後6時前に帰宅したから約11時間の休日。走行距離350キロ。御殿場までが約100キロだから現地で走ったのは150キロくらい。楽しすぎてほとんど疲れを感じなかった。富士山の山頂に雪がかかって景色が変わる頃にまた行こうと思う。
おしまい
<後日追記>
E地点からF地点を走った道路は山梨県営林道の滝沢線。
wassho at 23:49|Permalink│Comments(0)│
2011年07月24日
富士山をグルッとバイクでツーリング
T氏は私とはちょっとジャンルが違うが、御同業のコンサルタントである。歳はそんなに違わないのだがもうガッポリ稼いだらしく、数年前から富士山の麓(ふもと)の別所地に居を移し悠々自適の生活を送っている。いわゆるセミリタイヤ。そんなT氏は筋金入りのバイクキチガイでもある。私も35年ぶりにバイクに乗り始めたので、久しぶりに連絡して今は何に乗っているのか尋ねると5台のバイクの名前が戻ってきた!
一度別荘(彼にとっては本宅だが)にお邪魔して、愛車の数々を拝みに行きますよというと、じゃあウチに来る前に富士山の周りを一緒に走りましょうということになった。
このブログは関東以外の読者も多いようなので、富士・箱根の位置関係をおさらいするためにグーグルの写真地図を貼っておく。(写真はクリックで拡大)
青く塗られているラインは東名高速でA地点が東京の始点の用賀。B地点が御殿場である。自宅から御殿場までは100キロをちょっと切るくらいの距離。B地点の御殿場から南東に下れば箱根であり、その先が伊豆半島になる。富士山は御殿場から西の方向。その北側に山中湖や河口湖など富士五湖が点在している。写真では山頂のあたりに点線があるが、その北側が山梨県で南側が静岡県である。こうやって航空写真で眺めると、東名高速は富士山系と箱根山系を縫うようにして造られているのがよくわかる。
22日の金曜日まで台風の影響か東京は肌寒い日が続いた。23日の土曜日は真夏の天気に戻るとの予報だったが、午前6時45分にガレージを出発するときの気温はなんと19度。夏用の革ジャンはメッシュ素材といって風通しがいいように無数の小さな穴が開いたものである。渋滞に捕まっていればダメだが、スピードが20キロも出ていれば炎天下でもそれなりに涼しく走ることができる。逆に言えば19度の気温でメッシュで高速道路を走ったら凍えてしまうということ。というわけでメッシュの革ジャンの下に薄いウインドブレーカーを着込んで出発。それでも少し寒かった。
ところで自宅から東名高速に乗るには目黒通り→環八という道順。その目黒通りでまだ7時前だというのにネズミ取り(スピード違反の取り締まり)の準備をしている警察官を発見。こんな朝早くからやるのネ。もっとも昼間だと道路が混むからスピードが出ないけれど。場所は目黒通りの環七と環八の中間くらい。
この近辺を休日の早朝に走る人は気をつけましょう。
環八はすでに混み始めていて、東名にのるまで思いのほか時間がかかった。東名に入ると、写真で大和市とあるところの手前で事故があったらしく、料金所の先から延々と渋滞。3車線あるクルマの間をスリヌケながら走る。低速バランスの練習にはなったかもしれない。クルマなら渋滞を抜けるのに2時間近くかかったはず。
事故現場はクルマ6〜7台くらいの玉突き衝突のようだった。かなり傷んでいる車もあったが、ひっくり返ったり壁に衝突しているクルマはなく、たぶん死亡したり大けがをした人はいないような気がする。警官とドライバーが道路に立って「談笑」しているのが印象的だった。
いわゆる見物渋滞というヤツで、事故現場から先はがら空き。その後は順調に走ることができた。
御殿場インターの手前の足柄サービスエリアでオシッコ&タバコ休憩。一番手前のバイクが私のBMW F800R。隣のスズキのバイクはタンクの形がかっこよかった。撮影したときは気づかなかったが下の方に私が影で写っている。でもなんで左手の小指と薬指が伸びているんだろう?
足柄サービスエリアからは富士山も見える。ズームして撮影したから、実際はもっと遠くに見えるけど。ところで富士山は山の上に雪がないと寂しいね。
約束の午前9時の少し前に御殿場インターの出口に到着。T氏と久しぶりの再会。T氏ご近所のO氏も一緒に3人で富士山ツーリングをすることになった。
(続く)
一度別荘(彼にとっては本宅だが)にお邪魔して、愛車の数々を拝みに行きますよというと、じゃあウチに来る前に富士山の周りを一緒に走りましょうということになった。
このブログは関東以外の読者も多いようなので、富士・箱根の位置関係をおさらいするためにグーグルの写真地図を貼っておく。(写真はクリックで拡大)
青く塗られているラインは東名高速でA地点が東京の始点の用賀。B地点が御殿場である。自宅から御殿場までは100キロをちょっと切るくらいの距離。B地点の御殿場から南東に下れば箱根であり、その先が伊豆半島になる。富士山は御殿場から西の方向。その北側に山中湖や河口湖など富士五湖が点在している。写真では山頂のあたりに点線があるが、その北側が山梨県で南側が静岡県である。こうやって航空写真で眺めると、東名高速は富士山系と箱根山系を縫うようにして造られているのがよくわかる。
22日の金曜日まで台風の影響か東京は肌寒い日が続いた。23日の土曜日は真夏の天気に戻るとの予報だったが、午前6時45分にガレージを出発するときの気温はなんと19度。夏用の革ジャンはメッシュ素材といって風通しがいいように無数の小さな穴が開いたものである。渋滞に捕まっていればダメだが、スピードが20キロも出ていれば炎天下でもそれなりに涼しく走ることができる。逆に言えば19度の気温でメッシュで高速道路を走ったら凍えてしまうということ。というわけでメッシュの革ジャンの下に薄いウインドブレーカーを着込んで出発。それでも少し寒かった。
ところで自宅から東名高速に乗るには目黒通り→環八という道順。その目黒通りでまだ7時前だというのにネズミ取り(スピード違反の取り締まり)の準備をしている警察官を発見。こんな朝早くからやるのネ。もっとも昼間だと道路が混むからスピードが出ないけれど。場所は目黒通りの環七と環八の中間くらい。
この近辺を休日の早朝に走る人は気をつけましょう。
環八はすでに混み始めていて、東名にのるまで思いのほか時間がかかった。東名に入ると、写真で大和市とあるところの手前で事故があったらしく、料金所の先から延々と渋滞。3車線あるクルマの間をスリヌケながら走る。低速バランスの練習にはなったかもしれない。クルマなら渋滞を抜けるのに2時間近くかかったはず。
事故現場はクルマ6〜7台くらいの玉突き衝突のようだった。かなり傷んでいる車もあったが、ひっくり返ったり壁に衝突しているクルマはなく、たぶん死亡したり大けがをした人はいないような気がする。警官とドライバーが道路に立って「談笑」しているのが印象的だった。
いわゆる見物渋滞というヤツで、事故現場から先はがら空き。その後は順調に走ることができた。
御殿場インターの手前の足柄サービスエリアでオシッコ&タバコ休憩。一番手前のバイクが私のBMW F800R。隣のスズキのバイクはタンクの形がかっこよかった。撮影したときは気づかなかったが下の方に私が影で写っている。でもなんで左手の小指と薬指が伸びているんだろう?
足柄サービスエリアからは富士山も見える。ズームして撮影したから、実際はもっと遠くに見えるけど。ところで富士山は山の上に雪がないと寂しいね。
約束の午前9時の少し前に御殿場インターの出口に到着。T氏と久しぶりの再会。T氏ご近所のO氏も一緒に3人で富士山ツーリングをすることになった。
(続く)
wassho at 16:15|Permalink│Comments(0)│