浅草サンバカーニバル
2015年09月04日
浅草サンバカーニバル その3
事前にネットで調べた情報では
1)露店は出ていない
2)周りのコンビニなどのお店の水やビールはすぐに売り切れる
ということだった。だから水分補給のためにサーモボトル(魔法瓶の水筒ね)にアイスコーヒーでも入れて持っていこうかと考えていたくらいである。幸か不幸か当日は気温20度程度だったので、その必要はなかったが。
確かに露店は少なくとも雷門通りにはなかった。でも店先にテーブルを並べてビールなどを売っている飲食店はいくつかあり。
少し疲れたので一旦休憩しようと、雷門通りを渡って駒形橋のほうに歩いて行く。しばらく進むとイオンのミニスーパーみたいな店舗があった。水もビールも品揃えに問題なし。向かい側にセブンイレブンもあったが、この日の天候なら品切れを起こすことはなかっただろう。
イオンでビールを買って、路地を少し入ったところの小さな公園でしばらく休憩。雷門通りから3ブロックほど離れたところだが、サンバカーニバルの喧噪はまったく聞こえず静かなもの。
ちょっと一服のつもりが近況報告やなんやかんやで話が弾み、沿道に戻ったのは1時間後の5時半頃。雷門の交差点周辺はますます人出が増えている。
これではとてもパレードを見られないので田原町駅方向へ移動。ところで最初にパレードを見たのは東西に延びる雷門通り北側の歩道〜車道。休憩後は南側に移ったが、南側は最初のエントリーに書いたように有料席が設けられている。その後ろから見ることになるからパレードの隊列まで少し遠い。有料席が途切れたところで、なおかつ人の少ない場所を見つけるのに少し手間取った。
話は変わるがスカイツリーの下側の展望台が雲で隠れている。あのあたりは高さ350メートルのはず。曇ってそんな低いところにもできるんだと驚く。霧というべきなのかも知れないが、これも異常気象?
幸い雨は浅草にいる間に数回パラパラときただけで、傘も帽子もまったく必要なかった。もっとも傘は禁止らしく本格的に雨が降っているときはカッパを着て見物するらしい。
戻って最初に見たのは子供のパレード。
靴にカバーを掛けてお揃いのデザインに見せているのは芸が細かい。
結構年配な参加者もいる。
この大きなスカートをはいてクルクル回るように踊るバイアーナというのは、(本場ブラジルでは)若い頃はパシスタなどで活躍していて、歳を取って激しい動きであるサンバが踊れなくなった女性のためのポジションらしい。そしてもっと高齢になるとヴェーリャ・グアルダという名誉世話役グループのメンバーとなって、踊らずにパレードの最後尾を練り歩くという。歩けるようになってから歩けなくなるまで、ずっと参加できるのがサンバのようだ。
パレードの途中では寸劇みたいなこともやっている。
寸劇の幼稚園児とどうつながるかわからないが工事現場のグループ。
古代ローマ軍風のコスチュームに、サッカーボール&ブラジル国旗。
まあ何でもありなのだ(^^ゞ
このチームのアレゴリアはちょっと立派だった。
チーム名はエスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ。
次にやってきたのはG. R. E. S.ウニアン・ドス・アマドーリス。関東の大学サークルが集まった学生サンバ連合。これが最終チームになる。
最初のアレゴリアはスモーク付き。
今回見に来るまで、こんな仮装行列のようなものがサンバパレードにあるとは知らなかった。パシスタで踊るのはそれなりの才能と努力が必要だろうけれど、こういうポジションならハードルは低いから誰でも参加できる。
ブログを書きながら、いろいろサンバについて調べている。
このように同じコスチュームを着て踊る集団をアーラと呼ぶ。
ビキニに羽根飾りのコスチュームがタンガで、それを着て踊るダンサーがパシスタ。でもこういうお揃いのタンガを着ているのはアーラ・ジ・パシスタと呼ばれる中間的なポジション。ここで認められたらパシスタになれるんだろうか。
音楽は生演奏が条件らしい。
ちなみにバテリアが打ち鳴らす打楽器は、この演奏とは関係なくリズムを刻んでいる。
お揃いでないタンガを着ているのがパシスタ。パシスタ以外は振り付けに沿ったダンスを踊るが、パシスタは自分が好きなように踊っていいようだ。間違ってたらゴメン。
最後のアレゴリアを見送って浅草サンバカーニバル見物は終了。
今までテントウ虫のサンバとマツケンサンバ以外はサンバと縁はなかったが(^^ゞ、初めて見たサンバカーニバルはとても楽しかったし新鮮だった。仮装行列的な要素があって、老若男女を問わず参加できるものだとは意外だった。また単なるパレードではなく、テーマをダンスやコスチュームで表現して、チームの優劣を競うコンテストだということも今まで知らなかった。ブラジルで国民的行事として盛り上がるのは、その間口の広さと競争を促すシステムが国民性に合っているんだろうなあと勝手に想像している。
そして印象的だったのはパレードに参加している人の楽しそうな雰囲気。見ているこちらもウキウキしてくる。特にパシスタはあんなに激しく踊りながら(しかもパレードは45分ほどの長丁場である)ずっと笑顔を観客に振りまいている。たぶんそれはサンバを踊って楽しいから自然と笑顔になるのだと思う。
サンバカーニバルは今年で34年目とすっかり浅草に定着している。またもともと浅草の振興のために始められたイベントである。でもサンバパレードをするのに、やっぱり浅草の道路は狭いかな。天候のせいで今年の人出は例年より少ないはずだが、それでも沿道はギュウギュウ詰め。バテリア(打楽器隊)のリズムに合わせてサンバのステップのまねごとでもしたかったけれど、とてもそんなスペースはない。
また本場ブラジルと較べてアレゴリア(山車)が決定的に見劣りする。それは制作費の問題を抜きにしても、浅草でやる限りあんなサイズにならざるを得ないだろう。ブラジルに負けないサンバパレードを目指すのか、あるいは日本的に箱庭サイズでやっていくのか。どちらがいいのかは当事者でない私は知らないしわからない。でもサンバは広々とした開放感のある空間で楽しみたいというのが正直なところ。
ところで広い道路があって見物スペースも取れるところなんて、都心の近くならお台場くらいしか思い浮かばない。オリンピックのときにサンバパレードをやれば日本の印象も変わるかもよ。ブラジル選手団にはオリンピックをボイコットされるかもしれないけど(^^ゞ
また見に行こうと思う。
次は暑さでクタクタになっても、やっぱり夏らしい日にサンバを見たい。
おしまい
1)露店は出ていない
2)周りのコンビニなどのお店の水やビールはすぐに売り切れる
ということだった。だから水分補給のためにサーモボトル(魔法瓶の水筒ね)にアイスコーヒーでも入れて持っていこうかと考えていたくらいである。幸か不幸か当日は気温20度程度だったので、その必要はなかったが。
確かに露店は少なくとも雷門通りにはなかった。でも店先にテーブルを並べてビールなどを売っている飲食店はいくつかあり。
少し疲れたので一旦休憩しようと、雷門通りを渡って駒形橋のほうに歩いて行く。しばらく進むとイオンのミニスーパーみたいな店舗があった。水もビールも品揃えに問題なし。向かい側にセブンイレブンもあったが、この日の天候なら品切れを起こすことはなかっただろう。
イオンでビールを買って、路地を少し入ったところの小さな公園でしばらく休憩。雷門通りから3ブロックほど離れたところだが、サンバカーニバルの喧噪はまったく聞こえず静かなもの。
ちょっと一服のつもりが近況報告やなんやかんやで話が弾み、沿道に戻ったのは1時間後の5時半頃。雷門の交差点周辺はますます人出が増えている。
これではとてもパレードを見られないので田原町駅方向へ移動。ところで最初にパレードを見たのは東西に延びる雷門通り北側の歩道〜車道。休憩後は南側に移ったが、南側は最初のエントリーに書いたように有料席が設けられている。その後ろから見ることになるからパレードの隊列まで少し遠い。有料席が途切れたところで、なおかつ人の少ない場所を見つけるのに少し手間取った。
話は変わるがスカイツリーの下側の展望台が雲で隠れている。あのあたりは高さ350メートルのはず。曇ってそんな低いところにもできるんだと驚く。霧というべきなのかも知れないが、これも異常気象?
幸い雨は浅草にいる間に数回パラパラときただけで、傘も帽子もまったく必要なかった。もっとも傘は禁止らしく本格的に雨が降っているときはカッパを着て見物するらしい。
戻って最初に見たのは子供のパレード。
靴にカバーを掛けてお揃いのデザインに見せているのは芸が細かい。
結構年配な参加者もいる。
この大きなスカートをはいてクルクル回るように踊るバイアーナというのは、(本場ブラジルでは)若い頃はパシスタなどで活躍していて、歳を取って激しい動きであるサンバが踊れなくなった女性のためのポジションらしい。そしてもっと高齢になるとヴェーリャ・グアルダという名誉世話役グループのメンバーとなって、踊らずにパレードの最後尾を練り歩くという。歩けるようになってから歩けなくなるまで、ずっと参加できるのがサンバのようだ。
パレードの途中では寸劇みたいなこともやっている。
寸劇の幼稚園児とどうつながるかわからないが工事現場のグループ。
古代ローマ軍風のコスチュームに、サッカーボール&ブラジル国旗。
まあ何でもありなのだ(^^ゞ
このチームのアレゴリアはちょっと立派だった。
チーム名はエスコーラ・ヂ・サンバ・サウーヂ。
次にやってきたのはG. R. E. S.ウニアン・ドス・アマドーリス。関東の大学サークルが集まった学生サンバ連合。これが最終チームになる。
最初のアレゴリアはスモーク付き。
今回見に来るまで、こんな仮装行列のようなものがサンバパレードにあるとは知らなかった。パシスタで踊るのはそれなりの才能と努力が必要だろうけれど、こういうポジションならハードルは低いから誰でも参加できる。
ブログを書きながら、いろいろサンバについて調べている。
このように同じコスチュームを着て踊る集団をアーラと呼ぶ。
ビキニに羽根飾りのコスチュームがタンガで、それを着て踊るダンサーがパシスタ。でもこういうお揃いのタンガを着ているのはアーラ・ジ・パシスタと呼ばれる中間的なポジション。ここで認められたらパシスタになれるんだろうか。
音楽は生演奏が条件らしい。
ちなみにバテリアが打ち鳴らす打楽器は、この演奏とは関係なくリズムを刻んでいる。
お揃いでないタンガを着ているのがパシスタ。パシスタ以外は振り付けに沿ったダンスを踊るが、パシスタは自分が好きなように踊っていいようだ。間違ってたらゴメン。
最後のアレゴリアを見送って浅草サンバカーニバル見物は終了。
今までテントウ虫のサンバとマツケンサンバ以外はサンバと縁はなかったが(^^ゞ、初めて見たサンバカーニバルはとても楽しかったし新鮮だった。仮装行列的な要素があって、老若男女を問わず参加できるものだとは意外だった。また単なるパレードではなく、テーマをダンスやコスチュームで表現して、チームの優劣を競うコンテストだということも今まで知らなかった。ブラジルで国民的行事として盛り上がるのは、その間口の広さと競争を促すシステムが国民性に合っているんだろうなあと勝手に想像している。
そして印象的だったのはパレードに参加している人の楽しそうな雰囲気。見ているこちらもウキウキしてくる。特にパシスタはあんなに激しく踊りながら(しかもパレードは45分ほどの長丁場である)ずっと笑顔を観客に振りまいている。たぶんそれはサンバを踊って楽しいから自然と笑顔になるのだと思う。
サンバカーニバルは今年で34年目とすっかり浅草に定着している。またもともと浅草の振興のために始められたイベントである。でもサンバパレードをするのに、やっぱり浅草の道路は狭いかな。天候のせいで今年の人出は例年より少ないはずだが、それでも沿道はギュウギュウ詰め。バテリア(打楽器隊)のリズムに合わせてサンバのステップのまねごとでもしたかったけれど、とてもそんなスペースはない。
また本場ブラジルと較べてアレゴリア(山車)が決定的に見劣りする。それは制作費の問題を抜きにしても、浅草でやる限りあんなサイズにならざるを得ないだろう。ブラジルに負けないサンバパレードを目指すのか、あるいは日本的に箱庭サイズでやっていくのか。どちらがいいのかは当事者でない私は知らないしわからない。でもサンバは広々とした開放感のある空間で楽しみたいというのが正直なところ。
ところで広い道路があって見物スペースも取れるところなんて、都心の近くならお台場くらいしか思い浮かばない。オリンピックのときにサンバパレードをやれば日本の印象も変わるかもよ。ブラジル選手団にはオリンピックをボイコットされるかもしれないけど(^^ゞ
また見に行こうと思う。
次は暑さでクタクタになっても、やっぱり夏らしい日にサンバを見たい。
おしまい
wassho at 08:20|Permalink│Comments(0)│
2015年09月01日
浅草サンバカーニバル その2
最初に陣取った場所から雷門の前まで移動。サンバチームはパレードしてくるから、どこで見ても同じなんだけれど、浅草に来たらやはり雷門を見ないと気が済まない。
同じように考える人が多いらしく雷門の前は先ほどより混雑していた。もう少し先まで進もうかとも考えたが、運良く3列目ぐらいに入り込めたのでここで見物することに。
3番目のチームは移動している間に通り過ぎてしまって、次に見たチームは4番目のFlor de Matsudo Cereja(フロール・ヂ・マツド・セレージャ)。Matsudoは千葉の松戸。
色鮮やかなオネイサンたち。
こういう山車(ダシ)はアレゴリアと呼ぶ。この写真のように手で押すのがアレゴリアで、トラックを仮装して作られているのをフロートと区別する場合もある。本来は山車(日本語)=アレゴリア(ポルトガル語)=フロート(英語)で同じ意味。
大きなスカートをはいているのはバイアーナと呼ばれる役割。サンバパレードにはいろいろ様式があるので、少し勉強したらもっと楽しめるかも知れない。
ちょっと背脂が(^^ゞ
テレビニュースで流れる浅草サンバカーニバルでは、キレイでスタイルのいいダンサーしか写らない。でも実際にはかなりお腹のたるんだ人もたくさん踊っている。写真で撮ると(止まっているから)見栄えが悪いけれど、目の前でサンバの音楽・リズムを浴びながら踊っているのを見るとそんなことは気にならなくなる。むしろ開放感があるというか生命力を感じるというか、揺れるお腹を見ながら楽しくなってくるから不思議。
もちろん、こういう美しいダンサーのほうが素敵なのはいうまでもないが(^^ゞ
これまた写真では魅力が伝わらないが、激しくお尻を振るダンスもサンバの魅力。まあお尻を振っているのではなくてステップを踏むから揺れるのだが。でも動きが激しいからかエロい感じはほとんどなし。何はともあれ遠慮なくお尻を眺められるからサンバカーニバルは楽しい!
こういう人を見ているだけで元気になってくるね。
口を開けた写真が多いのは、別にイエーイとか叫んでいるのではなく、各チームのテーマ曲を歌いながらパレードするから。
こちらは可愛い子供ダンサー。
そしてアレゴリアのお立ち台?に乗ったダンサー登場。ここにいる人たちが一番位が高そうに思えるけど、この場所では狭くてそんなに踊れないから、パレードの中でソロで踊っている人のほうが上手(なのだと思う)。ちなみにこのビキニに羽根飾りの衣装はタンガという名前で、それを着て踊っているダンサーをパシスタと呼ぶ。
5番目のチームG. R. E. S. リベルダージ登場。
この竹馬みたいなのを履いて、前の人に遮られずパレードを見たい!
沿道で脚立(きゃたつ)などを使えばひんしゅくを買うのは間違いない。しかし風呂の椅子くらいの大きさの踏み台を持参して高さを稼いでいる人は結構いた。
鮮やかな色のコスチュームが多いから、こういう白黒は新鮮に感じる。
羽根とはいえ、こんなにつけていたら重いんだろうなあ。
バテリア(打楽器隊)の行進。
初体験のサンバカーニバルで意外だったのが音楽。通りにはサンバの音楽がガンガン鳴り響いているイメージを持っていたが、実際はそうでもなかった。アレゴリアにはスピーカが載せられているし、スピーカーだけを積んだクルマも隊列の中に配置されているが音量は割と控えめ。ちょっと物足りない。
ただしバテリアが目の前を通過するときだけは別。今までこんな大きな太鼓の音を聴いた経験はないというくらいに、サンバのリズムが耳に飛び込んでくる。写真では一部しか写っていないけれど、バテリアはだいたい50人から100人くらいる。各チームのパレード時間は45分くらい。ずっと大音量の中にいるから、バテリアのメンバーが一番ハイになれるかも。
今までサンバカーニバルはタンガを着たパシスタのイメージしかなかったが、そうでない衣装を着た人たちのほうが圧倒的に多い。
もちろんパシスタがパレードの花形なのは間違いないが、こういう格好をする勇気とダンステクニックのない人も参加して楽しめるのがサンバカーニバルだと初めて知った。
ちびっ子パシスタ!
1時間ほど立ちっぱなし&頻繁に背伸びで少し疲れたので、ビールでも飲みながらどこかで座ろうということになる。写真は雷門通りを渡るときに道路の真ん中から撮ったもの。この群衆の中をパレードしたら、そりゃ気持ちいいはず。
赤いベストを着ているのは報道陣でパレードコースの中に入るのが認められている。しかし金髪で相撲取りみたいな女性はスリッパ履いているし、本当に報道関係者なのかな?
ーーー続く
同じように考える人が多いらしく雷門の前は先ほどより混雑していた。もう少し先まで進もうかとも考えたが、運良く3列目ぐらいに入り込めたのでここで見物することに。
3番目のチームは移動している間に通り過ぎてしまって、次に見たチームは4番目のFlor de Matsudo Cereja(フロール・ヂ・マツド・セレージャ)。Matsudoは千葉の松戸。
色鮮やかなオネイサンたち。
こういう山車(ダシ)はアレゴリアと呼ぶ。この写真のように手で押すのがアレゴリアで、トラックを仮装して作られているのをフロートと区別する場合もある。本来は山車(日本語)=アレゴリア(ポルトガル語)=フロート(英語)で同じ意味。
大きなスカートをはいているのはバイアーナと呼ばれる役割。サンバパレードにはいろいろ様式があるので、少し勉強したらもっと楽しめるかも知れない。
ちょっと背脂が(^^ゞ
テレビニュースで流れる浅草サンバカーニバルでは、キレイでスタイルのいいダンサーしか写らない。でも実際にはかなりお腹のたるんだ人もたくさん踊っている。写真で撮ると(止まっているから)見栄えが悪いけれど、目の前でサンバの音楽・リズムを浴びながら踊っているのを見るとそんなことは気にならなくなる。むしろ開放感があるというか生命力を感じるというか、揺れるお腹を見ながら楽しくなってくるから不思議。
もちろん、こういう美しいダンサーのほうが素敵なのはいうまでもないが(^^ゞ
これまた写真では魅力が伝わらないが、激しくお尻を振るダンスもサンバの魅力。まあお尻を振っているのではなくてステップを踏むから揺れるのだが。でも動きが激しいからかエロい感じはほとんどなし。何はともあれ遠慮なくお尻を眺められるからサンバカーニバルは楽しい!
こういう人を見ているだけで元気になってくるね。
口を開けた写真が多いのは、別にイエーイとか叫んでいるのではなく、各チームのテーマ曲を歌いながらパレードするから。
こちらは可愛い子供ダンサー。
そしてアレゴリアのお立ち台?に乗ったダンサー登場。ここにいる人たちが一番位が高そうに思えるけど、この場所では狭くてそんなに踊れないから、パレードの中でソロで踊っている人のほうが上手(なのだと思う)。ちなみにこのビキニに羽根飾りの衣装はタンガという名前で、それを着て踊っているダンサーをパシスタと呼ぶ。
5番目のチームG. R. E. S. リベルダージ登場。
この竹馬みたいなのを履いて、前の人に遮られずパレードを見たい!
沿道で脚立(きゃたつ)などを使えばひんしゅくを買うのは間違いない。しかし風呂の椅子くらいの大きさの踏み台を持参して高さを稼いでいる人は結構いた。
鮮やかな色のコスチュームが多いから、こういう白黒は新鮮に感じる。
羽根とはいえ、こんなにつけていたら重いんだろうなあ。
バテリア(打楽器隊)の行進。
初体験のサンバカーニバルで意外だったのが音楽。通りにはサンバの音楽がガンガン鳴り響いているイメージを持っていたが、実際はそうでもなかった。アレゴリアにはスピーカが載せられているし、スピーカーだけを積んだクルマも隊列の中に配置されているが音量は割と控えめ。ちょっと物足りない。
ただしバテリアが目の前を通過するときだけは別。今までこんな大きな太鼓の音を聴いた経験はないというくらいに、サンバのリズムが耳に飛び込んでくる。写真では一部しか写っていないけれど、バテリアはだいたい50人から100人くらいる。各チームのパレード時間は45分くらい。ずっと大音量の中にいるから、バテリアのメンバーが一番ハイになれるかも。
今までサンバカーニバルはタンガを着たパシスタのイメージしかなかったが、そうでない衣装を着た人たちのほうが圧倒的に多い。
もちろんパシスタがパレードの花形なのは間違いないが、こういう格好をする勇気とダンステクニックのない人も参加して楽しめるのがサンバカーニバルだと初めて知った。
ちびっ子パシスタ!
1時間ほど立ちっぱなし&頻繁に背伸びで少し疲れたので、ビールでも飲みながらどこかで座ろうということになる。写真は雷門通りを渡るときに道路の真ん中から撮ったもの。この群衆の中をパレードしたら、そりゃ気持ちいいはず。
赤いベストを着ているのは報道陣でパレードコースの中に入るのが認められている。しかし金髪で相撲取りみたいな女性はスリッパ履いているし、本当に報道関係者なのかな?
ーーー続く
wassho at 23:27|Permalink│Comments(0)│
2015年08月29日
浅草サンバカーニバル
同級生や昔のサーフィン仲間とただ集まって飲むだけではなく、あまり経験していないことをするというイベントを不定期に開いている。今回は浅草サンバカーニバルを見に行ってきた。
浅草サンバカーニバルは毎年8月の最終土曜日。前々から行きたいと思っていたが予定が合わなかったり、うっかり忘れていたり、あまりの暑さにくじけたりーーー。ようやく念願かなっての初見物。
ところで東京はお盆休み明けから気温がずっと低い。この日も8月だというのに最高気温が20度を超えたか超えないかの肌寒さ。出かける気がなくなるほど暑いのも困るが、こんなに気温が低くてはサンバを見に行こうという盛り上がりに欠ける。しかも傘を差すほどではないが、ごくわずかな雨がときどき降っている。
事前に調べたところサンバカーニバルは
1)
午後1時から始まる。ただし最初はサンバではない地元パレードなどから。サンバチームのパレードは1時半から。
2)
まったく知らなかったが浅草サンバカーニバルは、サンバを踊りながらパレードするだけではなく、その内容を競い合うコトンテストである。今年の参加チームはS1リーグが9チーム、S2リーグが7チーム。S1やS2というのはサッカーのJ1とJ2みたいなものでS1が上位リーグ。毎年の審査結果でS1の最下位がS2に落ちて、S2のトップがS1に昇格する。
3)
パレードはS2〜S1の順番で、各リーグとも昨年の得点の低いチームから順にスタートする。つまり1年間の練習の成果を考慮しなければ、上手なチームほど出番は遅いことになる。
4)
浅草三社祭の人出は3日間で184万人なのに対して、サンバカーニバルは1日で50万人といわれている。人数的にはカーニバルのほうが少ないように思える。ただし三社祭は御輿が出るメインストリート以外に、浅草寺参りにも行くから人出が浅草エリア広くに分散する。それに対してサンバカーニバルはパレードのあるメインストリートに集中。しかも三社祭では歩行者天国になるメインストリートが、サンバカーニバルはそこをパレードするから歩けるのは歩道のみ。つまりサンバカーニバルはメチャクチャ混雑するということ。
気合いの入った人は朝から場所取りをしてパレードを待つみたい。もちろんそこまでの熱意はないので午後3時に新橋で集合して、カーニバルの後半狙いで見物することにした。新橋から浅草までは地下鉄で15分程度である。
実際には浅草の1つ手前の田原町(地図左下)の駅で降りた。どれだけ混雑しているかわからないが、ゴールからスタート地点に向けて行けるところまで進もうという作戦である。
国際通りから雷門通りに入ったところで最初のチームに遭遇。ここがゴール地点なので「お疲れ!イエーイ!」というような感じ。
女王様?がアサヒビールを持っている。これはコンテストに参加しているサンバチームではなくて、カーニバルに協賛しているアサヒビールのチームかも知れない。
道路の様子。
車道の一部までは出られる。この日は天気が怪しかったので例年より人出は少なかったと思われる。事前に調べたときは歩道をまともに歩けないという情報が多かったが、それほどでもなかった。
しばらく進んだところで陣取る。4〜5重くらいの人垣の後ろ。事前情報では「炎天下に耐えられずアーケードのある歩道側に移る人も多いので、粘っていれば最前列に出られるチャンスもある」ということだったが、本日は気温20度なのでそんなチャンスはなし。
アレッ、まだ1番目のチーム?もう3時半なのに(パレードは6時まで)と思ってしまったが、後で確認すると、これはS1リーグの最初のチームだった。
G.R.E.SというのはGremio Recreativo Escola de Samba(グレーミオ・ヘクレアーチヴォ・エスコーラ・ジ・サンバ)の略で、サンバ団体というような意味。半分くらいのサンバチームは頭にG.R.E.Sとついている。このSOL NASCENTE(ソウ・ナッセンチ)は「日出ずる国、日本」ということらしい。神戸から来ているチーム。
チームの旗を持っているのはポルタ・バンデイラ/PORTA BANDEIRAという役。ちなみに用語はこのSOL NASCENTEのホームページで調べた。ザッと読むとサンバパレードの構成がわかる。
私もクルマの上にいる男性のような体型を目指そう(^^ゞ
そしてクルマのサイドで踊っているのは、(全部のチームを見たわけじゃないが)今回のカーニバルでもっともお美しかったお二人\(^o^)/
打楽器隊はバテリアと呼ぶ。
これはちょっと盆踊り風?
やっぱりサンバといえば羽根のついたコスチュームでしょう!
ムチを持ったオネイサンも素敵だったけど(^^ゞ
2番目のチーム登場。
Bloco Arrastao(ブロコ・アハスタォン)。サンバはブラジル発祥だからチーム名もポルトガル語。
後ろに見えているパイプ椅子は6500円の有料席。事前に往復ハガキで申し込むという古風な方法で募集している。応募多数なら抽選らしいが、見たところ空席が1割弱程度あったように思う。じっくり見るなら、やはりここがベストポジション。
このチームはバナナがテーマだったみたい。
もちろんバナナ衣装だけじゃなくて、サンバなコスチュームのダンサーもいる。
各チームにはテーマがあって踊りにもストーリーがあるみたい。その内容がわかったほうが楽しめる。できれば沿道でパンフレットでも配ってくれればいいのだけれど、いまのところは公式ホームページに記載すらない。改善希望! ちなみに外国人見物客もけっこう見かけたが、公式ホームページが日本語だけなのも残念な感じ。
ーーー続く
浅草サンバカーニバルは毎年8月の最終土曜日。前々から行きたいと思っていたが予定が合わなかったり、うっかり忘れていたり、あまりの暑さにくじけたりーーー。ようやく念願かなっての初見物。
ところで東京はお盆休み明けから気温がずっと低い。この日も8月だというのに最高気温が20度を超えたか超えないかの肌寒さ。出かける気がなくなるほど暑いのも困るが、こんなに気温が低くてはサンバを見に行こうという盛り上がりに欠ける。しかも傘を差すほどではないが、ごくわずかな雨がときどき降っている。
事前に調べたところサンバカーニバルは
1)
午後1時から始まる。ただし最初はサンバではない地元パレードなどから。サンバチームのパレードは1時半から。
2)
まったく知らなかったが浅草サンバカーニバルは、サンバを踊りながらパレードするだけではなく、その内容を競い合うコトンテストである。今年の参加チームはS1リーグが9チーム、S2リーグが7チーム。S1やS2というのはサッカーのJ1とJ2みたいなものでS1が上位リーグ。毎年の審査結果でS1の最下位がS2に落ちて、S2のトップがS1に昇格する。
3)
パレードはS2〜S1の順番で、各リーグとも昨年の得点の低いチームから順にスタートする。つまり1年間の練習の成果を考慮しなければ、上手なチームほど出番は遅いことになる。
4)
浅草三社祭の人出は3日間で184万人なのに対して、サンバカーニバルは1日で50万人といわれている。人数的にはカーニバルのほうが少ないように思える。ただし三社祭は御輿が出るメインストリート以外に、浅草寺参りにも行くから人出が浅草エリア広くに分散する。それに対してサンバカーニバルはパレードのあるメインストリートに集中。しかも三社祭では歩行者天国になるメインストリートが、サンバカーニバルはそこをパレードするから歩けるのは歩道のみ。つまりサンバカーニバルはメチャクチャ混雑するということ。
気合いの入った人は朝から場所取りをしてパレードを待つみたい。もちろんそこまでの熱意はないので午後3時に新橋で集合して、カーニバルの後半狙いで見物することにした。新橋から浅草までは地下鉄で15分程度である。
実際には浅草の1つ手前の田原町(地図左下)の駅で降りた。どれだけ混雑しているかわからないが、ゴールからスタート地点に向けて行けるところまで進もうという作戦である。
国際通りから雷門通りに入ったところで最初のチームに遭遇。ここがゴール地点なので「お疲れ!イエーイ!」というような感じ。
女王様?がアサヒビールを持っている。これはコンテストに参加しているサンバチームではなくて、カーニバルに協賛しているアサヒビールのチームかも知れない。
道路の様子。
車道の一部までは出られる。この日は天気が怪しかったので例年より人出は少なかったと思われる。事前に調べたときは歩道をまともに歩けないという情報が多かったが、それほどでもなかった。
しばらく進んだところで陣取る。4〜5重くらいの人垣の後ろ。事前情報では「炎天下に耐えられずアーケードのある歩道側に移る人も多いので、粘っていれば最前列に出られるチャンスもある」ということだったが、本日は気温20度なのでそんなチャンスはなし。
アレッ、まだ1番目のチーム?もう3時半なのに(パレードは6時まで)と思ってしまったが、後で確認すると、これはS1リーグの最初のチームだった。
G.R.E.SというのはGremio Recreativo Escola de Samba(グレーミオ・ヘクレアーチヴォ・エスコーラ・ジ・サンバ)の略で、サンバ団体というような意味。半分くらいのサンバチームは頭にG.R.E.Sとついている。このSOL NASCENTE(ソウ・ナッセンチ)は「日出ずる国、日本」ということらしい。神戸から来ているチーム。
チームの旗を持っているのはポルタ・バンデイラ/PORTA BANDEIRAという役。ちなみに用語はこのSOL NASCENTEのホームページで調べた。ザッと読むとサンバパレードの構成がわかる。
私もクルマの上にいる男性のような体型を目指そう(^^ゞ
そしてクルマのサイドで踊っているのは、(全部のチームを見たわけじゃないが)今回のカーニバルでもっともお美しかったお二人\(^o^)/
打楽器隊はバテリアと呼ぶ。
これはちょっと盆踊り風?
やっぱりサンバといえば羽根のついたコスチュームでしょう!
ムチを持ったオネイサンも素敵だったけど(^^ゞ
2番目のチーム登場。
Bloco Arrastao(ブロコ・アハスタォン)。サンバはブラジル発祥だからチーム名もポルトガル語。
後ろに見えているパイプ椅子は6500円の有料席。事前に往復ハガキで申し込むという古風な方法で募集している。応募多数なら抽選らしいが、見たところ空席が1割弱程度あったように思う。じっくり見るなら、やはりここがベストポジション。
このチームはバナナがテーマだったみたい。
もちろんバナナ衣装だけじゃなくて、サンバなコスチュームのダンサーもいる。
各チームにはテーマがあって踊りにもストーリーがあるみたい。その内容がわかったほうが楽しめる。できれば沿道でパンフレットでも配ってくれればいいのだけれど、いまのところは公式ホームページに記載すらない。改善希望! ちなみに外国人見物客もけっこう見かけたが、公式ホームページが日本語だけなのも残念な感じ。
ーーー続く
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