温泉

2017年06月25日

ヘルシーパーク裾野

6月17日に桂林寺でスイレンを見て、
その後に吉田うどんを食べ、山中湖をブラブラした続き。


風呂上がりにビールを飲めない温泉ツーリングなんてと今まで敬遠していたが、なぜか5月20日、5月27日に続いて今年は3度目。やっぱり気持ちがいいのと、バイクでたくさん走りたいという意欲が少なくなってきたのがその理由かもしれない。山中湖にもいくつか日帰り温泉があるが、ネットでの評価がさえなかったので御殿場エリアで探して見つけたのが、御殿場市の南西隣に位置する裾野市にある施設。


話は変わるがネットの口コミを鵜呑みにするつもりはないけれど、やはりネガティブなことが書かれていると敬遠したくなってしまう。昨今のサービス業はわずかなことが致命傷になりかねない。

ところで先日、クルマで帰省する時などの同乗者を募集するネットサービスのドキュメント番組をテレビで見た。例えば東京から大阪へ1人で向かうとして、もう3人集めれば高速代や燃料代を分け合って大幅に節約できる。乗せてもらう方も飛行機や新幹線よりはるかに安上がり。レポーターが「見ず知らずの人を乗せるのに不安はないですか」とドライバーに尋ねると「そのネットサービスでは、クルマを提供した人や同乗した人の評価を書き込むことになっており、それを見て判断するので」との答え。これから盛んになる民泊やUberなどの白タク配車サービス?でも、そういった評価が重要になってくる。もうずいぶんと前からヤフオクなどでは初めて利用する人、つまり評価のない人は入札お断りな場合のほうが多い。

話をさらに飛ばすと、先日成立した共謀罪。それによって監視社会になると危惧する声が多い。たぶんそうなると思うが、それに加えてすぐ先の未来は評価社会でもある。何をするにも他人の目を気にしながら行動することになる。他人の評価は丸呑みするというのが私の人生訓でも、ITの高度化によってそんな呑気なことはいってられないかもしれない。それにしても監視されて評価されて息が詰まるね。やっぱり老後は無人島にでも住むか。




山中湖交流プラザ「きらら」から国道413号線を進むと、以前に紅葉を見た旭日丘湖畔緑地公園を通る。そのすぐ先で国道138号線に左折。これは御殿場へ降りる道路だが、ところどころクネクネがきつくて結構ハード。山中湖からは下りになるのでなおさら。楽しかったのかツラかったのかよくわからず。

それから御殿場の中心部を離れ、自衛隊の演習場を突っ切る国道469号線などを経由して裾野市に入る。山中湖からは思っていた以上に遠くて30キロほどあった。


到着は午後3時半頃。
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バイクは隅に専用スペースあり。もちろん無料。
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建物の際にバイクを駐めたので全体を撮り忘れた。この写真は静岡新聞から拝借
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ヘルシーパーク裾野は裾野市の第3セクター経営で、温泉とプールが一緒になった施設。市営みたいなものだから料金も手頃。温泉は3時間で520円。湯河原や箱根の日帰り温泉の半額。3時間を超えると1時間に付き100円加算されるが、そんなにいることはないので。ちなみに屋外に無料の足湯もある。


お風呂は内風呂と露天風呂の2つ。この写真も静岡新聞のもので、晴れていたら富士山が見えるらしいが、この日に眺められたのは雲だけ(/o\)
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20人くらいのお客さんがいて、湯河原や箱根の時のように半貸し切り状態ではなかったが混雑にはならずゆったりと入れた。

お湯は個性的。硫黄の匂いと、海の匂いと、もう1つ何かの匂いのミックス。それは嗅いだことのある匂いなのだが何だったかは思い出せず。全体としていい匂いとは言えないが特別に臭いわけじゃないし、匂いがあったほうが温泉という気分は出るかな。少し色も着いていたように思う。お湯はぬるめで内風呂と露天風呂とも同じ温度。湯温計はなかったが40度あるかないかではと思う。

泡やジェットはなかったが打たせ湯が秀逸。3メートルくらいの高さから、かなり太いお湯が落ちてきて「効く」。とても気に入った。難点は常時お湯が落ちているのではなく、ボタンを押して落とす仕組みなこと。そして連続してボタンを押しても、なぜか最初はかなり冷たいお湯が出てくる。それでも20回近くボタンを押したかな。

サウナがあって、お湯がぬるめだったので入ってみた。5分くらいが限界。やっぱり苦手。それにどう考えても、あんなところに長くいるのが健康にいいとは思えないんだけれど。サウナの後に水風呂に入っている人もいるが、私には罰ゲームにしか思えない(^^ゞ

早く帰らないと高速道路が込むと考えつつ、気持ちよさとのんびり感に逆らえず、1時間くらい温泉にいた。本日もゴクラク、ゴクラクなり。



午後5時頃にヘルシーパーク裾野を出発。最後にしっかりシャワーを浴びたつもりだったのに、ヘルメットの中に温泉とサウナの木の匂いが漂う。渋滞をくぐり抜けて午後7時過ぎに帰宅。走行260キロ。ツーリングの締めは温泉というのがこれからも増えそうな予感。


おしまい

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2017年06月05日

湯河原 いずみの湯

熱海のアカオ・ハーブ&ローズガーデンでバラを見て、その後は宇佐見までわずかな距離だが伊豆半島ツーリングの雰囲気を楽しんだ5月27日の続き。


この日、最後のメニューは湯河原で温泉に入ってきた。熱海まで行ったんだったら熱海で温泉に入ればよさそうなものだが、知人が湯河原の「いずみの湯」を訪れてよかったといっていたのがその理由。熱海でどこの日帰り温泉施設がいいのか調べるのも面倒だったし、どのみち湯河原を通って帰るわけだから。


帰路は熱海ビーチラインを使わず国道135号線で湯河原まで。午後2時頃に「いずみの湯」に到着したが、そこでトラブル発生!

駐車場はこんなゲート式。しかしバイクを停めてもゲートが上がらない。どうもバイクにはセンサーが反応しないようだ。駐車場での経験はないが、田舎にたまにある自動感応式の信号もバイクだと反応しないから、それと同じような理由だと思われる。ただし信号の場合はバイク専用の押しボタンが道路脇にある。
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しかし押しボタンは見あたらず、もっと前に行けば反応するかなとゲートに前輪が接するくらいまで進んでしまいーーー。バイクに乗っている人ならわかるが、この程度の勾配でも200kg以上の重さがあるバイクを引きながらバックするのは極めて困難なのである。しかたがないのでゲート脇にある看板に書いてあったホテルの電話番号に携帯から電話した。(いずみの湯はニューウェルシティ湯河原というホテルの別館)

応対に出た人はバイクでバックできないことの意味がよく理解できない様子だった。とにかくここまで来てくれと頼んで手動でゲートを上げてもらう。彼によればバイクはゲート横の隙間から駐車場に出入りして欲しいということだったが、そんなこともゲートがバイクでは反応しないことの表示もなし。不親切だとは思うが世間でバイクの扱いなんてそんなものかも。とりあえずバイクでここに来る人はご用心を。




入口は階段を下ったところにある。
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そして次のトラブル発生。建物に入ると、そこにあるのは廊下。受付はもう1階下にある。そしてその廊下に「靴はロッカーに入れて、受付にはスリッパで来てくれ」という趣旨の張り紙がある。しかしその靴ロッカーが見あたらない。


これは下に降りて受付のあるロビーの入口。写真をクリックして拡大してもわかりづらいと思うが、右下に「靴はロッカーに入れて〜」の表示が一部写っている。
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やっぱり上の階に靴ロッカーがあったのかと考え、再び戻るがそのような場所は見つけられず。また電話してやろうかと思ったが(^^ゞ 通りかかった利用客に尋ねると、靴ロッカーは上の写真の自動ドアを入った先の右側にあるとのこと。張り紙に靴ロッカーの場所は書いていないし、通路にここが靴ロッカーだというサインもない。どうも「いずみの湯」は何事も説明不足というか気配りが足らない企業体質のようである。



何はともあれ、ようやく受付でチェックイン。料金は1080円だがスマホでクーポン画面を見せると864円。216円引きと率にして2割安くなる。ところでアカオ・ハーブ&ローズガーデンはホームページにクーポンの案内があったので利用したが、いずみの湯ホームページにそんなものはない。じゃなぜクーポンを持っているかというと、どこかに行くなら「どこそこ クーポン」で検索すると、観光地やレジャー施設ならたいていクーポンが見つかると知り合いに教えてもらったから。今回はトクトククーポンというクーポン専門のサイトがヒットした。これから地道に倹約するゾ。


さてトラブルはまだ続く。チェックインをすると靴ロッカーの鍵と引き替えに手首バンドのついた番号札を渡される。風呂場に通じるドアはその番号札でタッチすると開く仕組み。脱衣場に入って番号札と同じロッカーを探す。しかし番号札は4桁の数字(だったと思う)なのにロッカーは「あ80」とかまったく違う番号体系なのである。一瞬、間違って女湯に入ってしまったのかとあせった(^^ゞ そこで脱衣場の外のミニ休憩コーナーのようなところにいた人に尋ねると、

   番号札は風呂場のドアを開くためだけのもので、客にとって書かれている
   数字に意味はない。

   ロッカーは鍵が空いているものを自分で選んでつかう。

ということだった。意味のない数字を客に渡すべきではないし、とにかく「いずみの湯」の施設運営ロジックには客が迷わないようにするという発想はない。


なんだか細かなトラブルですっかり疲れてしまったが、いよいよ温泉に入ってリフレッシュタイム! ここからは撮影できないので、写真はホームページからの借用。


いずみの湯のセールスポイントはこの広い露天風呂。当日いた客は6〜7名で超ゆったり。
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内湯もこの季節はガラス扉が開いているから露天風呂に近い感覚。
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先週に訪れた箱根の「箱根の湯」との比較になってしまうが、お湯の温度はわずかに低め。温泉の質は似た感じ。どちらも硫黄臭がしたり白濁があるといったコテコテの温泉ではない。箱根の湯では「わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている」と書いたが、いずみの湯のぬめり気はさらに少なめ。ということで温泉に入っているというありがた味や満足感は箱根の湯の方がまさっている。

残念なことにいずみの湯ではジェットバスや泡風呂といった設備がない。私はあれが大好きなのに。というか1人で来ていると、ああいった仕掛け風呂に出たり入ったりしないと間が持たない。ゆったりとひたすら湯に浸かっていられるほど、まだ温泉さとり境地には達していないから。なおいずみの湯にはサウナがある。ただし私はサウナが苦手なのでプラス評価はなし。

いずみの湯がまさっているのは広さから来る開放感。もっとも箱根の湯も昼の早い時間帯に訪れて客が少なかったから、広さ的な問題はなかったが。またインテリアというか各部造作のクオリティやセンスもいずみの湯がワンランク上。



箱根の湯は基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用。いずみの湯は逆に基本的に循環方式で、この写真手前の小さな浴槽だけが源泉掛け流しとなっている。ちなみに写真左側の板張りはごろ寝する場所。
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こちらの湯は少し熱かった。源泉掛け流しなので日によって温度が違うと書かれていた。そうなの? 湯温計は43度。ただし普通の露天風呂の湯温計は41度でそれは箱根の湯と同じだったが、両者が同じ温度とは思えないので温度の絶対値は参考程度。

源泉掛け流しと聞くといい温泉のイメージ。しかし入ってみたところ温度を除けばお湯の感触にまったく違いは感じられなかった。感覚が鈍いのかな。



入館時の印象は悪かったが、お風呂自体は堪能できた。お湯に入ったり上がったりを繰り返し40分くらいの温泉タイム。最後にお湯に浸かってから出ると着替える時に暑いので、ベンチで湯冷まししてからというのが前回の経験から学んだ知恵。おかげで服を着る時に汗をかかずに済んだ。


無料休憩室はテーブル席とタタミ席に分かれている。だからゴロ寝もできるタタミ席はそのせいで少し狭め。ただしリクライニングチェアのあるリラックスルームが別にあって、そちらを使う人が多いのか利用客はあまりいない。リラックスルームも無料だが、ただし324円の貸し浴衣を着ていないと入れない。


午後4時頃にいずみの湯を出発。135号線で小田原まで向かう。適度なクネクネが気に入っている県道740号線が平行しているが、温泉で心身共にマッタリモードになってしまったので今回は走らず。小田原からは小田原厚木道路〜東名と乗りつなぐ。帰宅は午後6時半で走行240キロ。先週に続いてバラ、海岸、温泉と内容盛りだくさんなツーリングにでかけられて満足な1日だった。


おしまい

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2017年05月25日

湯遊び処・箱根の湯

タイトルは変えたが、5月20日に山のホテルへツツジとシャクナゲを見に行ったツーリングの続き。ポーラ美術館でピカソとシャガール展を鑑賞して、次は第3目的地の温泉。

箱根だから日帰り温泉もたくさんある。ネットで調べて選んだのが「箱根の湯」という施設。それほど口コミなどを読み込んだわけじゃなく何となく直感で。でもアタリだったと思う。

ポーラ美術館を出たのが午後1時頃。箱根裏街道という恐ろしい名前が付いている国道138号を進むと宮の下で国道1号に切り替わる。下の地図では往きに箱根に登った箱根新道沿いにあるように見えるが、実際には箱根新道と平行している旧東海道である県道732号沿いにある。ちなみに箱根の湯は箱根の温泉エリアでいうと箱根湯本。
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30分ほどで到着。それにしても「箱根の湯」とは大胆なネーミング(^^ゞ
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駐車場はそこそこ広くて、バイクは奥の方に指定エリアがある。駐車料金は無料。
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下駄箱にバイクブーツを何とか押し込んで入館。入場料は1050円。バスタオルと普通のタオルがセットの貸出料金が350円。フロントのカウンター脇にある券売機でチケットを買う。券売機とフロントの係員とは2メートルも離れていないのだから、直接チケットを売ればいいのにと思うが。下駄箱のキーはフロントに預け、それと交換にロッカーのキーを受け取るシステム。カウンターの中にいた男性は無愛想だったが、いろいろ説明してくれたオバチャンは親切だった。


館内は写真が撮れないため、箱根の湯のホームページから拝借。内風呂の他に露天風呂が2つと寝ながらつかる風呂があった。

バイブラ湯。バイブラという言葉は何語かも不明だが、床から気泡が出てくる泡風呂という意味だと思う。打たせ湯も併設されている。
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こちらの浴槽にはジェットバスがあった。
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寝湯は泡風呂でもある。浴槽は浅くて寝そべってはいる。
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内湯。
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けっこう広いのに、中にいたのは私を含めて最初は5名で最大でも8名とガラガラ。ジェットバス装置は2つしかなくバイブラ湯も泡が出ているのはごく一部のスペースでも、充分に独占することができた。というかほとんどの人は浴槽にゆったり浸かっているだけ。ジェットだ泡だと喜んでいるのは私だけみたい(^^ゞ


お湯はよかったと思う。わずかにぬめり気を感じるけれど、肌あたりはとてもサラッとしている。ここは基本的に源泉掛け流しで一部濾過装置併用という構造。お湯はとてもキレイでまた新鮮な温泉に感じた。ただし、この日は快晴でお湯への日当たりもよかったから余計に透明度を高く感じた可能性もある。温度は熱からず冷たからず。湯温計は41度だった。そういえば初めての日帰り温泉体験だった湯河原の「こごめの湯」はぬるかった。

浸かっては上がってベンチで休憩。それの繰り返し。まったりと至福のリラックスタイム。結局1時間位を温泉で過ごした。



無料休憩所。これもホームページからの拝借。寝転がっている人が多かった。なおこの施設は食べ物や飲み物の持ち込みができる。
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昔懐かしいコーヒー牛乳を売っていた。
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でもキャップは紙で牛乳栓抜き(知っている?)で開けるのではなく、プラスチック製のものを回して外す。
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午後3時頃に箱根の湯を出発。帰り際、愛想のいいオバチャンに「いつもこんなに空いているのか?」と尋ねると「今日は天気がいいから」という返事。天気がいいとあちこち観光する人が多いので、昼間は空いていて夕方から混み始めるらしい。なるほど。

午後5時過ぎに帰宅。走行205キロ。ツツジとシャクナゲ、ピカソとシャガール、そして温泉といろいろ楽しめたツーリングだった。しかし自宅で鏡を見てびっくり。露天風呂に1時間もいたせいか顔が真っ赤に日焼け(^^ゞ


おしまい

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2016年06月18日

湯河原 吉浜〜こごめの湯〜熱海 その2

玄関にある靴ロッカーの鍵は4桁の暗証番号をダイヤルでセットする方式。つまり手に持てる鍵や札はないからロッカーの番号を覚えておかねばならず、ちょっと面倒。バイクブーツ代わりに履いているハイカットの安全靴も横にしたら入れることができた。ちなみにスリッパはなく館内は裸足で歩かされる。


その先のカウンターで1000円の入場料を払う。このページにアクセスしてスマホに割引券を保存しておけば900円になる。保存してあったのに、カメラを落として動揺したのか、そのことをすっかり忘れて1000円を払ってしまった。「割引券をお持ちですか?」くらい尋ねてくれればいいのに。

その代わりに?尋ねられたのはタオルは持っているかどうかということ。1000円にタオルは含まれず有料のレンタルもなく、タオル200円・バスタオル500円の販売のみ。こういうところへ来たのは初めてなので、そういう仕組みや価格が妥当なのかどうかはよくわからない。もっとも事前に調べてあったのでこの日はタオル持参。ハイテク繊維のタオルでかなり薄いのだが、それでもタオルとバスタオルのセットだとかさばる。

バイクには前回のエントリーで書いた白黒のディパックの前方に、黒い大型のウエストバッグもくくりつけてあって普段はカッパが入っている。カッパを抜いてタオルを入れて運んできた。クルマと違ってバイクは荷物運びに苦労する。ちなみにツーリング途中で激しい雨に遭遇したことは何度かあるが、面倒くさいので今までカッパを着たことは一度もない。


お風呂に入る前に、昭和な旅館情緒?漂う食堂で遅めのランチ。
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お腹も空いていたが、駐車場で落としてしまったレンズのダメージを落ち着いて確認したいという気持ちもあった。観察するとレンズのボディはいくつかの筒が連結して構成されている。コンクリート地面と接触して一部がへこんでしまった筒と、隣の筒との接合面に数ミリの隙間ができていることを発見。グッと押し込んだらかなり戻ったが、1ミリ程の隙間がまだ残る。これ以上は凹んだ部分を元に戻さないと無理。この隙間からホコリや水滴がレンズ内部に入る悪影響があるのか、修理に出したらいくらかかるのか、あるいは凹みを自分で直せるのかなどは今後の検討課題。ヤレヤレ(/o\)

ところで担々麺(たんたんめん)は挽肉と辛いスープが特徴のラーメン。湯河原はその担々麺の焼きそば版をご当地名物にしているらしい。あまり聞いたことがないからスベってるぽいが。この食堂では坦々焼きそばよりも、イカソース焼きそばが写真入りでアピールされていたのでそれを頼んだ。出てきたのはイメージしていた「イカソース」の焼きそばではなく、「具にイカも入っているソース焼きそば」だった(^^ゞ まっ、そこそこおいしかったけれど。



いよいよ温泉タイム。脱衣場には脱衣カゴの他にコインロッカーがある。お金を入れて鍵を閉め、鍵を開けたらお金が戻ってくる方式ではなく、きっちり100円取られる。

こごめの湯は内湯と露天風呂が続きになったお風呂が2つある。日によって男湯と女湯を入れ替えているらしい。ホームページでは景色がよく見えて開放感溢れる造りだが、当日の男湯はそちらではなかった。

写真では日が差し込んで撮られているが、実際にはかなり暗い。特に露天風呂は壁に囲まれていてちょっと閉塞感あり。(写真は http://shizuoka.mytabi.net/onsen/hakone/archives/kogomenoyu.php より拝借)
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お湯に浸かった最初の感想は「ぬるい!」。デジタル式の湯温表示があって39度だった。露天風呂には、お湯がチョロチョロと浴槽(という表現はおかしいかもしれないが)に落ちてくるところがあって、そのお湯は触れられないくらい熱い。だからそのお湯が落ちてくるすぐ近くに陣取って、ほとんどを露天風呂で過ごした。昔は熱いお風呂が苦手だったが、今は熱めが好き。皮下脂肪の断熱効果皮下脂肪の断熱効果かもしれない。

お湯はわずかにヌメリ気のあるタイプ。そして柔らかなお湯に感じる。よく「この温泉のお湯は柔らかい」というような言い方をするが(そういえば硬いといわれているのは聞いたことがない)、あれって何が違うのだろう。軟水・硬水は水に溶けているカルシウムとマンガンの濃度で区別される。飲めば柔らかい・硬いの違いはわかるとして、それは味覚的な比喩表現であって物理的に硬さが違うわけじゃない。だから触れても違いは感じないはず。ヌメリ気があれば柔らかく感じる気もするけれど、そもそもヌメリ気の正体は何? まあそのうち気が向いたら調べましょう。

こごめの湯は源泉掛け流しではない。ホームページによればお湯は毎日入れ替えているとのこと。循環方式の温泉で、ひどいところになるとプールの匂い=塩素臭がするところもあるらしいが、そういうことはなく快適。でも硫黄系の匂いとはまた違う独特な匂いがごく僅かに感じられる。私には「生のサザエ」の匂いに似ていると思えた。もちろん風呂場が生臭いわけじゃない。念のため。

泡風呂とか打たせ湯とかを期待していたのに、極めてシンプルな温泉のみだったのは残念。サウナもなかった。入った時は内湯に2名、露天風呂に5名いただけで空いていた。その後に露天風呂は10名くらいまで増えたものの、混雑ということはまったくなく、ノンビリとお湯につかることができたのは幸い。最大の誤算は普段の条件反射で、やたら歯磨きをしたくなったこと。次からは歯磨きセットも持っていこう。

お湯につかっていたのは30分くらい。お湯がぬるいからそんなに長く入っていられたともいえるわけで、ゆったりと温泉を楽しむにはこれくらいの温度がいいのかもしれない。東京の銭湯は460円らしいから1000円なら充分にリーズナブル。



お風呂は地下で休憩室は2階にある。
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まだ身体が火照っているが、この時点でバイク用の革パンツを履いているのが辛いところ。温泉メインのツーリングをするなら、館内用の着替えを持ってくるか、浴衣レンタルのある温泉施設を選んだほうがいいだろう。

初めての日帰り温泉体験はリラックスした気分になれてよかった。ただし好印象の50%位は人が多くなかったことが影響しているかもしれない。でも、これからあちこちの日帰り温泉をツーリング目的地に組み込もうかなとは思っている。


建物を出てバイクのところに戻る。
来た時にカメラを落とすというアクシデントがあったが、またさらなるトラブル発生!
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下り勾配で壁で行き止まりになっている場所に駐めたから、バイクをバックさせないと道路に出られない。それほどの傾斜ではないから大丈夫と思って駐めたのだが、いざ動かしてみるとバイクが重くて、とてもじゃないがバックさせられない。結局、温泉から出てきた人に押すのを手伝ってもらった。隣のバイク(帰る時にはいなかったが)がどうして敷地外の側溝の上に駐めているのか不思議だったが、壁を避けていたのだとこの時に気付く。カメラも落としたし、どうもこの駐車場とは相性が悪い。



当初の予定では湯河原から箱根に抜けるつもりだった。でも、せっかく伊豆半島の入口まで来たのでもう少し海沿いを走りたくなり、熱海まで行くことにした。もっとも有料道路である熱海ビーチラインを使わずに135号線を走ったから、海はあまり見えなかったが。

135号線で少し山側から熱海に入ると熱海サンビーチと呼ばれる砂浜がよく見える。寛一お宮の銅像を横目で見ながら中心部を走り抜け、バイクを駐めたのは漁港の近く。
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このあたりは中心部と較べると古びた感じのするエリア。
こんな大きなパームツリーのあるホテルも建っている。
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熱海からは県道11号線で十国峠に登り、そこから県道20号線で箱根峠に向かう。11号は初めて通ったけれどなかなかいい道だった。20号線は稜線を走るクネクネ道。箱根峠からは芦ノ湖には下りずに箱根新道で小田原に。そこから先は小田原厚木道路で往きと同じルート。
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午後6時半帰宅で走行230キロ。途中で温泉に入ったらツーリングの疲労度が普段と違うかというと、それはほとんど感じなかった。それよりも温泉の後に宴会がないのに違和感を感じた日帰り温泉初体験だった(^^ゞ


おしまい

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2016年06月16日

湯河原 吉浜〜こごめの湯〜熱海

6月11日のツーリングの続き。


山の上にある星ヶ山公園からまっすぐ海岸沿いに降りると、国道135号線の有料区間である真鶴道路と県道740号線の合流地点に出る。そのあたりの海岸が吉浜でサーフィンのポイントであり海水浴場でもある。ここはクルマも含めて何度も通っているが海岸に降りたことがなかった。というのは道路沿いに駐車場がないから。海岸と平行している道路より陸地側に入ったところに何カ所か有料駐車場があるらしい。バイクなら無理やり止められないことはないけれど、それもお行儀悪いし、わざわざ有料駐車場に駐めてまで降りたい海岸でもなかったので。

吉浜を過ぎると海に突き出している埋め立て地?のようなところがあり、パチンコ屋やショッピングモールが並んでいる。そこの駐車場に潜り込めなくもないが、まあいいかと素通りすると、埋め立て地の最後に湯河原海浜公園というものがあった。吉浜からは少し離れてしまったが、とりあえず入ってみることにする。


奥はテニスコートだが、一番広い面積を占めているのは広場というかグランドというか空き地のようなところ。何となく変な公園である。
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その広場の横を抜けて、
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海に出る。この形状からしてやっぱり埋め立て地かな。
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海浜公園の隣は湯河原中学校。だからこの区画は海浜公園〜中学校〜パチンコ屋と並んでいることになる。やっぱり変なところ。
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とりあえず吉浜まで歩いてみることにする。
途中でこんなブルー&オレンジの鳥を発見。
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埋め立て地の端から見た吉浜。
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この日は波がほとんどなく、子供サーファーが水遊びしていた程度。
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海浜公園まで戻るのはけっこう遠い(/o\)
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結局たくさん歩いただけで、またもや吉浜に降りなかった。

その次に向かったのは湯河原の温泉街の中程にある「こごめの湯」という日帰り温泉。星ヶ山公園のサツキが見頃過ぎなのはわかっていたし、帰りは箱根経由で楽しいルートとはいえ、それだけ見て帰ってくるのもつまらないなあと考えているうちに、温泉に立ち寄ることを思いついた。バイクで温泉に行くのも、日帰り温泉という施設に行くのも実は初めてである。



こごめの湯到着は午後2時頃。
思っていたより立派な旅館のような建物。
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クルマは建物の隣の駐車場が1時間100円。150メートルほど離れたところに無料駐車場もある。でもけっこうな坂道。幸いバイクは建物の前に無料で駐められる。
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しかしここでアクシデント発生!!!

バイクの後ろにはディパック(リュックサック)をくくりつけてある。白黒ツートンなのがそれ。ディパックに何が入っているかというとショルダーバッグ(^^ゞ カメラ、水筒、ケータイその他モロモロが入っていて、ツーリングの目的地に着いたらそれを提げてブラブラするのが私のスタイル。

普段カメラはショルダーバッグに入れる。しかし湯河原海浜公園を出発する時に、どうせ温泉に着いたらすぐ建物の写真を撮るだろうからと(公園から温泉までは10分もかからない)、カメラをショルダーバッグに入れずに、ショルダーバッグと一緒にディパックに詰め込んでしまった。それをすっかり忘れて、ディパックからショルダーバッグを引き出すとーーーカメラが地面に落ちた(>_<)

レンズから地面に接触したようで衝撃でレンズがカメラから外れて、隣のバイクのところまで転がっていった(レンズ交換式のカメラです)。幸いにもレンズが外れてむき出しになったカメラのセンサー部分や、レンズのガラス面に傷はつかなかったが、レンズの筒の一部が曲がってしまった。このレンズはカメラ本体の2倍くらいの価格だったのに(涙)。

こごめの湯以降の写真は落としたカメラとレンズで撮っているわけで、今のところ機能面には支障がない模様。しかし写真を撮ろうと凹んだレンズをを見る度に私も凹む。


ーーー続く

wassho at 09:03|PermalinkComments(0)