菜の花
2023年03月24日
芦花公園(蘆花恒春園)で彼岸桜とルピナス
菜の花とのツーショット。
ピンクと黄色の組み合わせがきれいなので、早咲きのサクラの近くには菜の花がよく植えられる。でも彼岸桜は早咲きのサクラの中では遅い方なので、菜の花は既に盛りを過ぎた様子。
それと菜の花を植える間隔が広すぎる。上の写真はいわゆる望遠レンズの圧縮効果で何とかたくさん咲いているように見えているが、肉眼に近いのはこちらの写真。これじゃテンションが上がらない(/o\) 菜の花はもっと密集して植えましょう、芦花公園関係者の皆さん。
チューリップも植えられていたが背丈低っ!
ベランダでチューリップを育てていると、暖冬のときは背丈が低いまま花を咲かせることがある。今年の冬は暖冬ではなかったが、3月に入る少し前から急に気温が上がったので、そのせいなのかなあ。
♪並んだ並んだ赤・白・黄色〜と写真に収めたかったのに、赤チューリップは黄色や白と離れたところで、まだポツンポツンと咲いているだけだった。
2〜3頭身のズングリムックリな姿でも、できるだけカッコよく撮ってあげました。
そして、そして、
ルピナスが咲いていたのがうれしいサプライズ!
写真中央のカラフルなトウモロコシのような花がルピナスね。
しばらくルピナスを見ていなかったので、この宇宙植物のような姿をじっくりと眺める。ところでこの日は3月16日。ソメイヨシノならまだ満開になっていない時期。ルピナスは4月の終わりからツツジなどと同じ頃に咲く花なのに、どうしてもう咲いている?
ひょっとしてルピナスにも早咲き品種があるのか。もしそうだとして、それを早咲きの彼岸桜に合わせて咲かせたのならーーーグッドジョブ!です、芦花公園関係者の皆さん。
それにしてもルピナスとサクラを同時に眺められるなんて思ってもみなかった。
もっとも組み合わせ的に似合っているかどうかはビミョーだけれど(^^ゞ
おそらく芦花公園でしか見られない光景だから、もう1枚いっておきましょう。
これは紅白桃色のウメをカラフルにするために、
梅林に植えて欲しいといつも主張しているサンシュユ。
園内の数カ所にあって、どれも大きなサンシュユだった。発音しにくい名前なのは中国名の山茱萸をそのまま音読みしたから。中国語だと「シァン ヂゥー ユ」らしい。
この季節は真っ白な花を咲かせて、公園や道路沿いでよく目立つユキヤナギ。私が噴水を見つけたときのお約束、高速シャッタースピードで水しぶきが静止したような写真と同じような姿に撮れた。
ユキヤナギは白い花が雪が積もったように見えるからユキである。しかし分類学的にヤナギとはまったく関係ない。ヤナギと葉の形が似ている、ヤナギのように枝が垂れるからその名前がついている。
高遠小彼岸桜を今までとは違った方向から。
どちらもユキヤナギと、前回に書いたコブシが一緒に写っている。
芦花公園のサクラはそれほど知られていない。東京でサクラ(ソメイヨシノ)の開花宣言があれば、満開になるのはその1週間から10日後。でもその開花宣言の時に彼岸桜はもう満開になっているから、一足早くお花見ができるよ。ほんのりとピンク色で、ほとんど真っ白なソメイヨシノよりサクラらしくて美しい。
来年は開花宣言のニュースを見たら、
ソッコーで芦花公園に是非。
おしまい
ピンクと黄色の組み合わせがきれいなので、早咲きのサクラの近くには菜の花がよく植えられる。でも彼岸桜は早咲きのサクラの中では遅い方なので、菜の花は既に盛りを過ぎた様子。
それと菜の花を植える間隔が広すぎる。上の写真はいわゆる望遠レンズの圧縮効果で何とかたくさん咲いているように見えているが、肉眼に近いのはこちらの写真。これじゃテンションが上がらない(/o\) 菜の花はもっと密集して植えましょう、芦花公園関係者の皆さん。
チューリップも植えられていたが背丈低っ!
ベランダでチューリップを育てていると、暖冬のときは背丈が低いまま花を咲かせることがある。今年の冬は暖冬ではなかったが、3月に入る少し前から急に気温が上がったので、そのせいなのかなあ。
♪並んだ並んだ赤・白・黄色〜と写真に収めたかったのに、赤チューリップは黄色や白と離れたところで、まだポツンポツンと咲いているだけだった。
2〜3頭身のズングリムックリな姿でも、できるだけカッコよく撮ってあげました。
そして、そして、
ルピナスが咲いていたのがうれしいサプライズ!
写真中央のカラフルなトウモロコシのような花がルピナスね。
しばらくルピナスを見ていなかったので、この宇宙植物のような姿をじっくりと眺める。ところでこの日は3月16日。ソメイヨシノならまだ満開になっていない時期。ルピナスは4月の終わりからツツジなどと同じ頃に咲く花なのに、どうしてもう咲いている?
ひょっとしてルピナスにも早咲き品種があるのか。もしそうだとして、それを早咲きの彼岸桜に合わせて咲かせたのならーーーグッドジョブ!です、芦花公園関係者の皆さん。
それにしてもルピナスとサクラを同時に眺められるなんて思ってもみなかった。
もっとも組み合わせ的に似合っているかどうかはビミョーだけれど(^^ゞ
おそらく芦花公園でしか見られない光景だから、もう1枚いっておきましょう。
これは紅白桃色のウメをカラフルにするために、
梅林に植えて欲しいといつも主張しているサンシュユ。
園内の数カ所にあって、どれも大きなサンシュユだった。発音しにくい名前なのは中国名の山茱萸をそのまま音読みしたから。中国語だと「シァン ヂゥー ユ」らしい。
この季節は真っ白な花を咲かせて、公園や道路沿いでよく目立つユキヤナギ。私が噴水を見つけたときのお約束、高速シャッタースピードで水しぶきが静止したような写真と同じような姿に撮れた。
ユキヤナギは白い花が雪が積もったように見えるからユキである。しかし分類学的にヤナギとはまったく関係ない。ヤナギと葉の形が似ている、ヤナギのように枝が垂れるからその名前がついている。
高遠小彼岸桜を今までとは違った方向から。
どちらもユキヤナギと、前回に書いたコブシが一緒に写っている。
芦花公園のサクラはそれほど知られていない。東京でサクラ(ソメイヨシノ)の開花宣言があれば、満開になるのはその1週間から10日後。でもその開花宣言の時に彼岸桜はもう満開になっているから、一足早くお花見ができるよ。ほんのりとピンク色で、ほとんど真っ白なソメイヨシノよりサクラらしくて美しい。
来年は開花宣言のニュースを見たら、
ソッコーで芦花公園に是非。
おしまい
wassho at 20:25|Permalink│Comments(0)│
2023年03月18日
日比谷公園でリバティベルと菜の花と残り梅
前回に書いたオオカンザクラを見下ろせなかった三笠山を、
サクラとは反対方向に降りる。
このあたりはマツが多い。
少し進むと何やら奇妙なものが。
自由の鐘と名付けられた鐘だった。
先ほどは自由の女神像を見つけたし、この日はなぜか自由に縁がある。
後で調べた情報を付け加えて説明すると、
オリジナルはアメリカのフィラデルフィアにある鐘。
1776年の独立宣言公布の際に鳴らされたアメリカ独立の象徴的存在。
全米各地にレプリカが設置されている。
海外には日本、ドイツ、ベルギー、イスラエルにレプリカがある。
日本へは昭和27(1952)年4月、マッカーサーの提案により贈られた。
この年はサンフランシスコ平和条約が発効した年であり、
占領下からの独立との意味があったのかも知れない。
その後に壊れてしまったものを修復したというのが、
写真のパネルに書かれている内容。
日付は平成24年だから2012年。
「昨年10月」「60年ぶりに鐘が打ち鳴らされた」と書かれているから
2011-60=1953 あれっ?????
たった1年で壊れたのかとか、それを60年も放置していたのかとかナゾが多いが、調べてもよく分からなかった。なおパネルに書かれている「辞達」とは弁論のことで、中央大学の弁論部のみが使っている言葉のようだ。「言葉が相手に伝わる」との意味。また「辞達学会」となっているのは、学者の集まる学会ではなく「弁論部」を指している。それにしても「辞達学会」なんて言われても何も伝わらないぞ(^^ゞ また1000万円も寄付した林勇二氏については検索してもそれらしき人物にはヒットしなかった。ChatGPTに尋ねても例によって自信たっぷりにウソばかり答えるし(/o\)
日本の鐘は外から突くのに対して、これは西洋式だから鐘を振って、中の振り子が鐘を叩く仕組み。振り子に勢いがつくまでなかなか鳴らないみたい。
パネルを読むと、鐘を振るにはリニアモーターが使われている。リニアモーターといえばリニア新幹線しか思い浮かばないが、いろいろなところで実用化されているものだ。
なおこの鐘は毎日正午に鳴っているらしい。道路を挟んで法務省があるけれど、お昼休みのチャイム代わりに聴いているのかな。
ところで自由の鐘は英語でLiberty Bell。そしてリバティベルといえば、私が大学生の頃にモンクレーと並んでオシャレダウンジャケットとして双璧だった存在で懐かしい。10年ほど前からモンクレーは20万円以上する高級ダウンとしてドヤ顔で着ている人をよく見かけるようになった。だったらリバティベルは?と久しぶりに思い出して調べてみたら、とっくの昔に消滅した模様(>_<) そういえば80年代の中頃過ぎには、もう着ている人を見かけなくなったように記憶している。
クラウドファンディングで復刻版などもあるようだ。ただしちょっと雰囲気が違う。当時のリバティベルはエナメルホワイトと呼ばれていた光沢のある素材だった。
これは当時のものらしく、かなりくたびれているものの光沢感は残っている。まあこれが街中やゲレンデやディスコで眩しかったわけよ(^^ゞ また襟や袖にあしらわれたトリコロールカラーもリバティベルの特徴で遠くからでも一目で分かった。
画像はhttps://www.makuake.com/project/libertybell-2020とhttps://la.readyrspt.cyou/index.php?main_page=product_info&products_id=6056から引用
さて、
テニスコートの南側に来ると菜の花が咲いていた。
菜の花を、野菜として育てたのが菜花だとずっと思っていたのに、どうも微妙に違うと最近に知った。だいたい菜の花という品種は存在しないらしい。参考までに農水省のページをリンクしておく。
だからこれの正体は不明なわけだが、
とりあえずは菜の花として黄色を楽しみましょう。
春にウメやサクラのピンクを見ると心がなごむけれど、黄色は元気になるね。ただし写真でアップ気味に撮ると、画像全体が黄色味がかってシャキッとしないのがいつも不満。
第1花壇の南側にもカンヒザクラがあった。
まだ若い木みたい。
やはりサクラで思い浮かべるものとは少しイメージが違う。
でもこれはこれで趣のある姿。
ウメが3色。
もう3月9日とウメのシーズンは終わりなので、
少し離れたら咲いているようには見えない。
最後に雲形池で鶴の噴水を眺めて、この日は終了。
それにしても、まさか日比谷公園に来て、
リバティベルのダウンジャケットなんて昭和の思い出話をするとは思わなかったゼ(^^ゞ
おしまい
サクラとは反対方向に降りる。
このあたりはマツが多い。
少し進むと何やら奇妙なものが。
自由の鐘と名付けられた鐘だった。
先ほどは自由の女神像を見つけたし、この日はなぜか自由に縁がある。
後で調べた情報を付け加えて説明すると、
オリジナルはアメリカのフィラデルフィアにある鐘。
1776年の独立宣言公布の際に鳴らされたアメリカ独立の象徴的存在。
全米各地にレプリカが設置されている。
海外には日本、ドイツ、ベルギー、イスラエルにレプリカがある。
日本へは昭和27(1952)年4月、マッカーサーの提案により贈られた。
この年はサンフランシスコ平和条約が発効した年であり、
占領下からの独立との意味があったのかも知れない。
その後に壊れてしまったものを修復したというのが、
写真のパネルに書かれている内容。
日付は平成24年だから2012年。
「昨年10月」「60年ぶりに鐘が打ち鳴らされた」と書かれているから
2011-60=1953 あれっ?????
たった1年で壊れたのかとか、それを60年も放置していたのかとかナゾが多いが、調べてもよく分からなかった。なおパネルに書かれている「辞達」とは弁論のことで、中央大学の弁論部のみが使っている言葉のようだ。「言葉が相手に伝わる」との意味。また「辞達学会」となっているのは、学者の集まる学会ではなく「弁論部」を指している。それにしても「辞達学会」なんて言われても何も伝わらないぞ(^^ゞ また1000万円も寄付した林勇二氏については検索してもそれらしき人物にはヒットしなかった。ChatGPTに尋ねても例によって自信たっぷりにウソばかり答えるし(/o\)
日本の鐘は外から突くのに対して、これは西洋式だから鐘を振って、中の振り子が鐘を叩く仕組み。振り子に勢いがつくまでなかなか鳴らないみたい。
パネルを読むと、鐘を振るにはリニアモーターが使われている。リニアモーターといえばリニア新幹線しか思い浮かばないが、いろいろなところで実用化されているものだ。
なおこの鐘は毎日正午に鳴っているらしい。道路を挟んで法務省があるけれど、お昼休みのチャイム代わりに聴いているのかな。
ところで自由の鐘は英語でLiberty Bell。そしてリバティベルといえば、私が大学生の頃にモンクレーと並んでオシャレダウンジャケットとして双璧だった存在で懐かしい。10年ほど前からモンクレーは20万円以上する高級ダウンとしてドヤ顔で着ている人をよく見かけるようになった。だったらリバティベルは?と久しぶりに思い出して調べてみたら、とっくの昔に消滅した模様(>_<) そういえば80年代の中頃過ぎには、もう着ている人を見かけなくなったように記憶している。
クラウドファンディングで復刻版などもあるようだ。ただしちょっと雰囲気が違う。当時のリバティベルはエナメルホワイトと呼ばれていた光沢のある素材だった。
これは当時のものらしく、かなりくたびれているものの光沢感は残っている。まあこれが街中やゲレンデやディスコで眩しかったわけよ(^^ゞ また襟や袖にあしらわれたトリコロールカラーもリバティベルの特徴で遠くからでも一目で分かった。
画像はhttps://www.makuake.com/project/libertybell-2020とhttps://la.readyrspt.cyou/index.php?main_page=product_info&products_id=6056から引用
さて、
テニスコートの南側に来ると菜の花が咲いていた。
菜の花を、野菜として育てたのが菜花だとずっと思っていたのに、どうも微妙に違うと最近に知った。だいたい菜の花という品種は存在しないらしい。参考までに農水省のページをリンクしておく。
だからこれの正体は不明なわけだが、
とりあえずは菜の花として黄色を楽しみましょう。
春にウメやサクラのピンクを見ると心がなごむけれど、黄色は元気になるね。ただし写真でアップ気味に撮ると、画像全体が黄色味がかってシャキッとしないのがいつも不満。
第1花壇の南側にもカンヒザクラがあった。
まだ若い木みたい。
やはりサクラで思い浮かべるものとは少しイメージが違う。
でもこれはこれで趣のある姿。
ウメが3色。
もう3月9日とウメのシーズンは終わりなので、
少し離れたら咲いているようには見えない。
最後に雲形池で鶴の噴水を眺めて、この日は終了。
それにしても、まさか日比谷公園に来て、
リバティベルのダウンジャケットなんて昭和の思い出話をするとは思わなかったゼ(^^ゞ
おしまい
wassho at 20:59|Permalink│Comments(0)│
2022年03月28日
多摩川 等々力緑地北側の河津桜 その2
堤防の下にある多摩川沿線道路はクルマがビュンビュン走っているのに、歩道どころか路肩すらなく危険。しかしこの写真で分かるように河津桜を眺めるポイントは駐車場になっているのでスペースは確保できそう。そこに行くまでが危ないことに変わりないが、気をつけて歩きましょうということにした。
なお駐車場の先にガードレールがあるが、路肩ギリギリに設置されており、内側を人が歩くような造りではない。つまり遠回りして反対側から安全に来ることもできない。この多摩川沿線道路は自動車専用道路でもないのに徹底的に歩行者無視である。
そしてこれが堤防の下から眺めた5本の河津桜。
青空と河津桜そして堤防の緑のコントラストが際だって抜群にキレイじゃないか。やはり花には日の光が当たっていないと。写真にも撮ったけれど目にもしっかりと焼き付けた。ビビりながらここまで歩いてきた甲斐があったというもの。
少しズームして。
ワォ! 顔の前をトラックが通り過ぎた(>_<)
しかしキャビンと荷台の間から河津桜が見えるし、
ピントはそちらに合っているという傑作写真である?
日差しを浴びた姿を堪能して、今シーズンの河津桜花見は終了。
下流方向に戻る。
河川敷内の道路は舗装の上に細かな砂利がたくさん乗っている。
こんな看板があったので川岸のほうにいってみた。
ここは砂が固まってできた地面だということが足裏の感触で伝わってくる。
最初は水辺まで近づけなかったが、
少し進むと。
しかし、だからどうしたという光景だった(^^ゞ
河川敷の上のほうに戻る。
川の流れとの間には、どう表現したらいいのか説明に困る光景が続く。
家庭菜園の場所まで戻ってきた。
家庭菜園と書けば柔らかな言葉の響きになるが、ここは河川敷なので個人が自由に使える土地ではない。つまり不法占拠であり不法耕作。しかし河川敷に住んでいるホームレスは追い出されても、なぜか行政や警察は家庭菜園は見て見ぬ振りで、多摩川全体で百数十箇所の家庭菜園があるといわれている。事実上やった者勝ちの状態。またここはいかにも家庭菜園らしい造りだが、中にはどう見ても畑そのもので、絶対に作物を出荷しているやろというところもある。
それはさておき、
菜の花やスイセンを見て楽しむ。
先に進む。これはユキヤナギ。
ユキヤナギはもっとたくさん咲いていると、まさに雪のように見えるのだが、この程度の花密度だと中途半端であまりキレイじゃない。
堤防の上のサクラの形が印象的。
丸子橋に近づいてきた。ここからだと橋が1本に見えるが、水色のアーチが見えるのが丸子橋で、その手前に東急線の鉄橋がある。
ほらね。
なぜか唐突に亀のオブジェ。
ここで多摩川を離れ駅まで戻るつもりだったのに、
橋を見れば渡ってみたくなるもの。
丸子橋の下流にはJRの鉄橋があり新幹線も走っている。
新幹線が通るまで待って撮った写真だからよく見てね(^^ゞ
橋の上から眺める多摩川。
このあたりだと水が流れていない部分のほうが広い。
久しぶりに訪れた多摩川はやはり空が広くて気持ちよかった。
ソメイヨシノも見に行こうかと思っている。
おしまい
なお駐車場の先にガードレールがあるが、路肩ギリギリに設置されており、内側を人が歩くような造りではない。つまり遠回りして反対側から安全に来ることもできない。この多摩川沿線道路は自動車専用道路でもないのに徹底的に歩行者無視である。
そしてこれが堤防の下から眺めた5本の河津桜。
青空と河津桜そして堤防の緑のコントラストが際だって抜群にキレイじゃないか。やはり花には日の光が当たっていないと。写真にも撮ったけれど目にもしっかりと焼き付けた。ビビりながらここまで歩いてきた甲斐があったというもの。
少しズームして。
ワォ! 顔の前をトラックが通り過ぎた(>_<)
しかしキャビンと荷台の間から河津桜が見えるし、
ピントはそちらに合っているという傑作写真である?
日差しを浴びた姿を堪能して、今シーズンの河津桜花見は終了。
下流方向に戻る。
河川敷内の道路は舗装の上に細かな砂利がたくさん乗っている。
こんな看板があったので川岸のほうにいってみた。
ここは砂が固まってできた地面だということが足裏の感触で伝わってくる。
最初は水辺まで近づけなかったが、
少し進むと。
しかし、だからどうしたという光景だった(^^ゞ
河川敷の上のほうに戻る。
川の流れとの間には、どう表現したらいいのか説明に困る光景が続く。
家庭菜園の場所まで戻ってきた。
家庭菜園と書けば柔らかな言葉の響きになるが、ここは河川敷なので個人が自由に使える土地ではない。つまり不法占拠であり不法耕作。しかし河川敷に住んでいるホームレスは追い出されても、なぜか行政や警察は家庭菜園は見て見ぬ振りで、多摩川全体で百数十箇所の家庭菜園があるといわれている。事実上やった者勝ちの状態。またここはいかにも家庭菜園らしい造りだが、中にはどう見ても畑そのもので、絶対に作物を出荷しているやろというところもある。
それはさておき、
菜の花やスイセンを見て楽しむ。
先に進む。これはユキヤナギ。
ユキヤナギはもっとたくさん咲いていると、まさに雪のように見えるのだが、この程度の花密度だと中途半端であまりキレイじゃない。
堤防の上のサクラの形が印象的。
丸子橋に近づいてきた。ここからだと橋が1本に見えるが、水色のアーチが見えるのが丸子橋で、その手前に東急線の鉄橋がある。
ほらね。
なぜか唐突に亀のオブジェ。
ここで多摩川を離れ駅まで戻るつもりだったのに、
橋を見れば渡ってみたくなるもの。
丸子橋の下流にはJRの鉄橋があり新幹線も走っている。
新幹線が通るまで待って撮った写真だからよく見てね(^^ゞ
橋の上から眺める多摩川。
このあたりだと水が流れていない部分のほうが広い。
久しぶりに訪れた多摩川はやはり空が広くて気持ちよかった。
ソメイヨシノも見に行こうかと思っている。
おしまい
wassho at 22:14|Permalink│Comments(0)│
2017年04月23日
山梨で桃の花見:釈迦堂遺跡博物館
山桜に続いて今回は桃の花と2週続けてのバイクツーリング。桃は桜と同じ頃に咲き出して桜より開花期間が長い。今年は桜が満開になるのが遅かった。それは桃にも当てはまるわけだが、それにしても見頃の最後が1週間ほど前だったことは承知の上。身体は1つしかないんだから仕方がない。
梅と桜の名所は数え切れないくらいあるが、桃の場合は極端に少ない。今まで訪れたのは茨城県の古河総合公園と埼玉県八潮市にある中川やしおフラワーパークの2つくらい。それで今回は山梨県笛吹市(ふえふきし)の3箇所。山梨県はフルーツとしての桃の産地なのであちこちに桃畑があって、大げさに言えば花のシーズンは郊外がピンク色に染まる。それは承知でも、例えば梅園のように観賞用に管理された庭を訪れればいいというものではなく、桃の栽培地を巡るツーリングになるので、どんなルートにするかなどそれなりのプランが必要。それが面倒なので今まで後回しになっていた。でも今回はもうシーズン終わりに近く、まだ咲いているのは少し小高い場所に限られるので、それが幸いしてプランもシンプルで済むということで腰を上げたしだい。
ルートは地図右上から反時計回り。中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアが最初の目的地。それから一宮御坂(みさか)インターで高速道路を降りて、笛吹市一宮町の花見台と御坂町の御坂路さくら公園付近で桃の花を見るのが基本プラン。その後はいくつかのパターンを考えていたが、河口湖と本栖湖で富士山を眺めて、新東名〜東名で帰ってくるというツーリングになった。
出発は午前8時15分。先週に茨城県桜川市の磯部桜川公園にツーリングした時、革ジャンの下は半袖ポロだけだったが、今回も天気は晴れているものの標高の高いエリアだからと下着シャツ&長袖シャツの組み合わせ。現地で寒かった時のことも考えトレーナーも持参。ところがガレージを出た時のバイクの気温計は13.5度。その時は何も感じなかったが、高速道路でスピードが上がると結構な寒さ。現地のことは頭にあったけれど、途中の気温が低いことはまったく想定外。極薄のダウンを着込んでもよかったくらい。結局そのまま走り続けた。
渋滞もなく9時45分に釈迦堂パーキングエリア到着。
どうして高速道路上のパーキングエリアが最初の目的地かというと、このパーキングから釈迦堂遺跡博物館に直接出入りでき、博物館の周りに桃の木がたくさんあるから。
上の写真で右側の階段が博物館へ続く道順。左側にあるのが展望台。
南アルプスをよく見ようと登ってみた後に気がついたのだが、博物館は展望台より高い位置にあるじゃないか(/o\)
南アルプスと甲府盆地。写真中央の一番高い雪山がたぶん北岳。ちなみに3776メートルの富士山に次いで、3193メートルと日本で2番目に高い山。マーケティングの世界では「日本で一番高い山は富士山と誰でも知っているが、2番目の山の名前なんてでてこない。つまり一番になるのと二番になるのでは天と地ほども違う」といつも引き合いに出される気の毒な山である。
釈迦堂遺跡博物館に桃の木が植えてあると思っていたが、博物館の敷地に隣接して農家の所有する桃の栽培地があるということだった。
フェンスの中に入ってみる。フルーツ用の桃だけでなく観賞用の花桃も植えられているようである。フルーツ用と観賞用の違いはよく知らない。たくさんの花の種類が咲いていたら花桃だと思うようにしている。
桃と菜の花。
この区画は生産ではなく庭として多品種の桃が植えられていることがわかる。
赤、ピンク、白。
そして私が好きな白とピンクがミックスの源平桃。
白とピンクのアップ。赤は梅と同じく先に咲くのでいい状態の花はなかった。
見学順路という看板に沿って奥に進む。これはブドウの木かな? 上にワイヤーが貼ってあるので、私の身長だと腰をかがめて歩かなくてはいけない。
菜の花畑の周りに桃が植えられていた。遠くの山並みとの景色がいい感じ。
丸い金属製の柵のようなものを転がしている。何をしている農作業なのか不明。
こちらは上部にブドウ(たぶん)が張っている菜の花畑。
先ほどの農地は博物館の裏手にある。
こちらは博物館の横にある飲み物や苗なんかも売っている園芸園。
休憩用スペースもある。
桃とチューリップとスイセンの競演。
白いスイセンに混じって一輪だけ配色が逆転したような黄色いスイセン。突然変異?
釈迦堂遺跡博物館は中央自動車道を建設する時に発掘された縄文時代の遺跡を管理するための施設。今回は館内に立ち寄らず。でも桃の花の最盛期で標高の低い盆地のほうがピンク色に染まっている時は、ロビーは高くて見晴らしのいい場所にあるので遺跡に興味がなくても景色目当てで入ってみるのもいいかもしれない。ちなみに入館料は200円。
ところで釈迦堂遺跡博物館は釈迦堂パーキングエリアと同じ敷地ではなく、間に道路が通っている。横断歩道の左側がパーキングエリアに降りる階段。つまり高速道路を使っていなくてもここからパーキングエリアに入れるし、逆に人間だけ高速道路から出ることもできる。サスペンスドラマのアリバイ作りトリックに使えるかも(^^ゞ
ーーー続く
梅と桜の名所は数え切れないくらいあるが、桃の場合は極端に少ない。今まで訪れたのは茨城県の古河総合公園と埼玉県八潮市にある中川やしおフラワーパークの2つくらい。それで今回は山梨県笛吹市(ふえふきし)の3箇所。山梨県はフルーツとしての桃の産地なのであちこちに桃畑があって、大げさに言えば花のシーズンは郊外がピンク色に染まる。それは承知でも、例えば梅園のように観賞用に管理された庭を訪れればいいというものではなく、桃の栽培地を巡るツーリングになるので、どんなルートにするかなどそれなりのプランが必要。それが面倒なので今まで後回しになっていた。でも今回はもうシーズン終わりに近く、まだ咲いているのは少し小高い場所に限られるので、それが幸いしてプランもシンプルで済むということで腰を上げたしだい。
ルートは地図右上から反時計回り。中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアが最初の目的地。それから一宮御坂(みさか)インターで高速道路を降りて、笛吹市一宮町の花見台と御坂町の御坂路さくら公園付近で桃の花を見るのが基本プラン。その後はいくつかのパターンを考えていたが、河口湖と本栖湖で富士山を眺めて、新東名〜東名で帰ってくるというツーリングになった。
出発は午前8時15分。先週に茨城県桜川市の磯部桜川公園にツーリングした時、革ジャンの下は半袖ポロだけだったが、今回も天気は晴れているものの標高の高いエリアだからと下着シャツ&長袖シャツの組み合わせ。現地で寒かった時のことも考えトレーナーも持参。ところがガレージを出た時のバイクの気温計は13.5度。その時は何も感じなかったが、高速道路でスピードが上がると結構な寒さ。現地のことは頭にあったけれど、途中の気温が低いことはまったく想定外。極薄のダウンを着込んでもよかったくらい。結局そのまま走り続けた。
渋滞もなく9時45分に釈迦堂パーキングエリア到着。
どうして高速道路上のパーキングエリアが最初の目的地かというと、このパーキングから釈迦堂遺跡博物館に直接出入りでき、博物館の周りに桃の木がたくさんあるから。
上の写真で右側の階段が博物館へ続く道順。左側にあるのが展望台。
南アルプスをよく見ようと登ってみた後に気がついたのだが、博物館は展望台より高い位置にあるじゃないか(/o\)
南アルプスと甲府盆地。写真中央の一番高い雪山がたぶん北岳。ちなみに3776メートルの富士山に次いで、3193メートルと日本で2番目に高い山。マーケティングの世界では「日本で一番高い山は富士山と誰でも知っているが、2番目の山の名前なんてでてこない。つまり一番になるのと二番になるのでは天と地ほども違う」といつも引き合いに出される気の毒な山である。
釈迦堂遺跡博物館に桃の木が植えてあると思っていたが、博物館の敷地に隣接して農家の所有する桃の栽培地があるということだった。
フェンスの中に入ってみる。フルーツ用の桃だけでなく観賞用の花桃も植えられているようである。フルーツ用と観賞用の違いはよく知らない。たくさんの花の種類が咲いていたら花桃だと思うようにしている。
桃と菜の花。
この区画は生産ではなく庭として多品種の桃が植えられていることがわかる。
赤、ピンク、白。
そして私が好きな白とピンクがミックスの源平桃。
白とピンクのアップ。赤は梅と同じく先に咲くのでいい状態の花はなかった。
見学順路という看板に沿って奥に進む。これはブドウの木かな? 上にワイヤーが貼ってあるので、私の身長だと腰をかがめて歩かなくてはいけない。
菜の花畑の周りに桃が植えられていた。遠くの山並みとの景色がいい感じ。
丸い金属製の柵のようなものを転がしている。何をしている農作業なのか不明。
こちらは上部にブドウ(たぶん)が張っている菜の花畑。
先ほどの農地は博物館の裏手にある。
こちらは博物館の横にある飲み物や苗なんかも売っている園芸園。
休憩用スペースもある。
桃とチューリップとスイセンの競演。
白いスイセンに混じって一輪だけ配色が逆転したような黄色いスイセン。突然変異?
釈迦堂遺跡博物館は中央自動車道を建設する時に発掘された縄文時代の遺跡を管理するための施設。今回は館内に立ち寄らず。でも桃の花の最盛期で標高の低い盆地のほうがピンク色に染まっている時は、ロビーは高くて見晴らしのいい場所にあるので遺跡に興味がなくても景色目当てで入ってみるのもいいかもしれない。ちなみに入館料は200円。
ところで釈迦堂遺跡博物館は釈迦堂パーキングエリアと同じ敷地ではなく、間に道路が通っている。横断歩道の左側がパーキングエリアに降りる階段。つまり高速道路を使っていなくてもここからパーキングエリアに入れるし、逆に人間だけ高速道路から出ることもできる。サスペンスドラマのアリバイ作りトリックに使えるかも(^^ゞ
ーーー続く
wassho at 22:18|Permalink│Comments(0)│
2016年03月24日
中川やしおフラワーパークに桃を見に行く その2
川べりに出る。
景色は殺風景で見るべきものはない。
この一帯は20年ほど前までゴミの不法投棄で荒れた土地だったらしい。それを地元の人々が協力してきれいにし、さらに自治体や国を動かして公園に整備したという。そんないきさつがあるから、桃の木の1本1本にも里親がついていたり(たぶん地元の人や会社だと思う)、個人に花壇用の土地区画を貸し出したりしているんだろう。ここはいいコミュニティが育っているのかもしれない。
川べり側からは菜の花越しに桃の花を見ることになる。
構図のアイデアとしては悪くなかったと思うが、
電線が多すぎ(>_<)
風はほとんどなかった日だったが、
どうしても泳ぐ鯉のぼりを見たくて、しばらく粘ってみる。
その甲斐あって風が吹き始め、
ヤッター\(^o^)/
やっぱり鯉のぼりはこうじゃなくっちゃ。
でもすぐメザシ状態に戻ったーーー
しかし鯉のぼりを見ていると季節感が狂うなあ。
念のために書いておくとこの日は3月21日。
黄梅と書かれた木。公園内に2〜3本あった。
よく知らなかったので、調べてみるとジャスミンの仲間で植物学的に梅とは何の関係もない。花の形も梅に似ているように見えない。こんな黄色い梅モドキを植えなくていいから、白い桃を植えて欲しいというのが正直なところ。
これはミモザ。そんなに見かける花ではないが、たまたま自宅近くに植えているお宅があるので私には馴染み深い。
本来はもっと鮮やかで真っ黄色な花だが、開花してからだいぶ経っているようでオレンジに近い色になっていた。ちなみにゆで卵を細かく刻んで野菜にのせたのがミモザサラダ。卵もミモザも同じ黄色だから。
公園から駐車場を挟んだ先に、
川の駅と名付けられたボート置き場があった。
あきらかに道の駅をパクった便乗ネーミング。以前、海沿いにある食堂&土産物屋で海の駅を名乗っている店があったが、ここは事務所しかない単なるボート置き場。ノボリにはマリーナとも書かれている。マリーナはレジャーボート用の港という意味だが、川に港というのもピンとこない。とにかく突っ込みどころの多いネーミング。ところでここから東京湾に抜けるまで20キロはあると思うけれど、こんなところに船を駐めて不便じゃないのかな。
ところで私が訪れたことがある海の駅は便乗商法のお店だったが、道の駅と同じく国土交通省が所管する海の駅というものも全国に150箇所ほどある。1000箇所以上ある道の駅と較べれば数が少ないし、基本的にレジャーボートのための施設だから世間的にはあまり知られていない。私も立ち寄ったことはないが、そのうち海の駅巡りツーリングでもしてみようか。
最後に桃のアップ。
やっぱりもう一色欲しい!
1時間ほど公園にいて、帰りも往きと同じく1時間ほど程度で午後4時半に帰宅。その時刻ならまだ昼間と感じられる季節になってきた。走行65キロ。サクッと短いツーリングだったが、春本番がやってきたワクワクした気持ちの1日だった。
おしまい
景色は殺風景で見るべきものはない。
この一帯は20年ほど前までゴミの不法投棄で荒れた土地だったらしい。それを地元の人々が協力してきれいにし、さらに自治体や国を動かして公園に整備したという。そんないきさつがあるから、桃の木の1本1本にも里親がついていたり(たぶん地元の人や会社だと思う)、個人に花壇用の土地区画を貸し出したりしているんだろう。ここはいいコミュニティが育っているのかもしれない。
川べり側からは菜の花越しに桃の花を見ることになる。
構図のアイデアとしては悪くなかったと思うが、
電線が多すぎ(>_<)
風はほとんどなかった日だったが、
どうしても泳ぐ鯉のぼりを見たくて、しばらく粘ってみる。
その甲斐あって風が吹き始め、
ヤッター\(^o^)/
やっぱり鯉のぼりはこうじゃなくっちゃ。
でもすぐメザシ状態に戻ったーーー
しかし鯉のぼりを見ていると季節感が狂うなあ。
念のために書いておくとこの日は3月21日。
黄梅と書かれた木。公園内に2〜3本あった。
よく知らなかったので、調べてみるとジャスミンの仲間で植物学的に梅とは何の関係もない。花の形も梅に似ているように見えない。こんな黄色い梅モドキを植えなくていいから、白い桃を植えて欲しいというのが正直なところ。
これはミモザ。そんなに見かける花ではないが、たまたま自宅近くに植えているお宅があるので私には馴染み深い。
本来はもっと鮮やかで真っ黄色な花だが、開花してからだいぶ経っているようでオレンジに近い色になっていた。ちなみにゆで卵を細かく刻んで野菜にのせたのがミモザサラダ。卵もミモザも同じ黄色だから。
公園から駐車場を挟んだ先に、
川の駅と名付けられたボート置き場があった。
あきらかに道の駅をパクった便乗ネーミング。以前、海沿いにある食堂&土産物屋で海の駅を名乗っている店があったが、ここは事務所しかない単なるボート置き場。ノボリにはマリーナとも書かれている。マリーナはレジャーボート用の港という意味だが、川に港というのもピンとこない。とにかく突っ込みどころの多いネーミング。ところでここから東京湾に抜けるまで20キロはあると思うけれど、こんなところに船を駐めて不便じゃないのかな。
ところで私が訪れたことがある海の駅は便乗商法のお店だったが、道の駅と同じく国土交通省が所管する海の駅というものも全国に150箇所ほどある。1000箇所以上ある道の駅と較べれば数が少ないし、基本的にレジャーボートのための施設だから世間的にはあまり知られていない。私も立ち寄ったことはないが、そのうち海の駅巡りツーリングでもしてみようか。
最後に桃のアップ。
やっぱりもう一色欲しい!
1時間ほど公園にいて、帰りも往きと同じく1時間ほど程度で午後4時半に帰宅。その時刻ならまだ昼間と感じられる季節になってきた。走行65キロ。サクッと短いツーリングだったが、春本番がやってきたワクワクした気持ちの1日だった。
おしまい
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2016年03月21日
中川やしおフラワーパークに桃を見に行く
桃の節句の雛祭りは3月3日で、桜が咲くよりずいぶん早い時期だけれど、旧暦の3月3日は今の4月初旬から中旬なので(その年によって違ってくる)、桃と桜はだいたい同じ時期に咲く。東京近郊では桃のほうが早いかな。そろそろ満開になっているところがあったので出かけてきた。ちなみに東京の桜開花宣言は本日で、満開になるのは1週間か10日後くらいか。
桃の花ツーリングの目的地は埼玉県八潮市にある中川やしおフラワーパーク。中川というのは利根川の支流で、八潮市を流れている川の名前。八潮市は足立区や葛飾区の隣なので片道30キロちょっとの道のり。
前日は最高気温18度と春本番の暖かさだったのに、本日午前9時の気温は8.5度と冬に逆戻り。空模様も灰色で出鼻をくじかれる。近場だしもっと気温が上がってから出かけることにして午前11時まで待つ。しかし気温は10度を超えたが空の色が先ほどより暗くなっている。ネットで雨雲レーダーを確認すると、八潮市にはなかったものの途中のルートには薄くかかった雨雲が広範囲に(/o\) パラついている程度だと思うが、雨の中をバイクで走る気はないので中止に決定。
それでハードディスクに溜まっているテレビ録画を見て過ごしていたら、午後1時前に急に空が明るくなってきた。というわけで急遽1時半頃に出発のツーリングとなる。
本日は首都高が往復の95%を占めるルート。2号目黒線で都心部に入ってから6号向島線で八潮を目指す。向島線は浅草の隅田川沿いを見おろしながら走るしスカイツリーも見えるから気持ちがいい。ここを走るのはずいぶん久し振りかもしれない。
1時間で中川やしおフラワーパーク到着。
桃の花と菜の花。そして青空。
いや〜来られてよかった\(^o^)/
鯉のぼりはまだ気が早いと思うなあ。
でも菜の花と一緒に見たことはないから初体験でうれしい。
とりあえず菜の花撮影。
なぜか菜の花の黄色を見ると元気が出てくる気がする。
奥の上流方向に進む。
公園は河川敷沿いの細長い地形でこのあたりが中心部分。
鯉のぼりもここにある。
この日は風がほとんどなかったので並んでぶら下がったメザシ状態(^^ゞ
一番奥に桃の回廊的な植え方をしているところがあった。
午前中の天候がウソのような快晴。
やっぱり花は青空を背景に見たほうがきれい。
ここの桃の木は1本ずつ里親がいるらしく名札がついていた。
気温は12度でも日差しが強く歩き回っていると暑かった。冬用のバイクジャケットは駐車場においてきたが、その下は極薄ダウンに薄手ウールのタートルセーター。革パンの下にはタイツもはいている。バイクで走っている時はこれくらいは必要。バイクの場合、現地での服装のバランスをとるのがなかなか難しい。
こちらは赤い色の桃。
ピンクより先に咲くのか僅かに盛りを過ぎている印象。
赤桃とピンク桃のツーショット。
中川やしおフラワーパークにあったのはこの2種類だけ。
白や私が好きな赤白ミックスの源平桃がなかったのは残念。
土手の上から桃を眺める。
土手の下に桃、菜の花、川の順番。
土手下には屋台も出ている。
小さな区画の花壇がたくさんあって、桃の里親と同じように名前がついている。家庭菜園向けに土地を貸し出しているところがあるけれど、それの花壇版みたいなものか。
ーーー続く
桃の花ツーリングの目的地は埼玉県八潮市にある中川やしおフラワーパーク。中川というのは利根川の支流で、八潮市を流れている川の名前。八潮市は足立区や葛飾区の隣なので片道30キロちょっとの道のり。
前日は最高気温18度と春本番の暖かさだったのに、本日午前9時の気温は8.5度と冬に逆戻り。空模様も灰色で出鼻をくじかれる。近場だしもっと気温が上がってから出かけることにして午前11時まで待つ。しかし気温は10度を超えたが空の色が先ほどより暗くなっている。ネットで雨雲レーダーを確認すると、八潮市にはなかったものの途中のルートには薄くかかった雨雲が広範囲に(/o\) パラついている程度だと思うが、雨の中をバイクで走る気はないので中止に決定。
それでハードディスクに溜まっているテレビ録画を見て過ごしていたら、午後1時前に急に空が明るくなってきた。というわけで急遽1時半頃に出発のツーリングとなる。
本日は首都高が往復の95%を占めるルート。2号目黒線で都心部に入ってから6号向島線で八潮を目指す。向島線は浅草の隅田川沿いを見おろしながら走るしスカイツリーも見えるから気持ちがいい。ここを走るのはずいぶん久し振りかもしれない。
1時間で中川やしおフラワーパーク到着。
桃の花と菜の花。そして青空。
いや〜来られてよかった\(^o^)/
鯉のぼりはまだ気が早いと思うなあ。
でも菜の花と一緒に見たことはないから初体験でうれしい。
とりあえず菜の花撮影。
なぜか菜の花の黄色を見ると元気が出てくる気がする。
奥の上流方向に進む。
公園は河川敷沿いの細長い地形でこのあたりが中心部分。
鯉のぼりもここにある。
この日は風がほとんどなかったので並んでぶら下がったメザシ状態(^^ゞ
一番奥に桃の回廊的な植え方をしているところがあった。
午前中の天候がウソのような快晴。
やっぱり花は青空を背景に見たほうがきれい。
ここの桃の木は1本ずつ里親がいるらしく名札がついていた。
気温は12度でも日差しが強く歩き回っていると暑かった。冬用のバイクジャケットは駐車場においてきたが、その下は極薄ダウンに薄手ウールのタートルセーター。革パンの下にはタイツもはいている。バイクで走っている時はこれくらいは必要。バイクの場合、現地での服装のバランスをとるのがなかなか難しい。
こちらは赤い色の桃。
ピンクより先に咲くのか僅かに盛りを過ぎている印象。
赤桃とピンク桃のツーショット。
中川やしおフラワーパークにあったのはこの2種類だけ。
白や私が好きな赤白ミックスの源平桃がなかったのは残念。
土手の上から桃を眺める。
土手の下に桃、菜の花、川の順番。
土手下には屋台も出ている。
小さな区画の花壇がたくさんあって、桃の里親と同じように名前がついている。家庭菜園向けに土地を貸し出しているところがあるけれど、それの花壇版みたいなものか。
ーーー続く
wassho at 23:14|Permalink│Comments(0)│
2015年04月02日
菜の花ツーリング その2
小湊鐵道は月崎駅の3つ先の上総中野駅までで、そこから先はいすみ鉄道になる。といっても相互に乗り入れているわけではなく同じ駅を使う別々の路線。線路はつながっていて、どちらも同じようなディーゼル車両。だから直通列車を走らせるのは簡単なはず。いろいろと大人の事情があるのかも。
この地図はバイクで走ったルートではなく鉄道の路線を示したもの。
月崎駅を離れた後は線路沿いではなく、その北側にある県道172号線を走った。位置的には月崎駅からまっすぐ東に進んでいすみ鉄道の線路にあたるイメージ。
この172号線、最初は緩やかなクネクネでいい感じだったが、途中から「険道」に変わる。道幅はところどころ林道レベル。でも舗装状態はいいのでバイクで走る分には問題ないのだが、その細い道路に大型ダンプの車列が通る(>_<) 3回くらい5台程のダンプ車列が通り終わるまで一時停止した。ダンプのマナーはよくてすれ違う時には会釈をしてくれたけれど。途中に採掘現場か産廃処分場のようなところがあったので、そこに向かうダンプだと思う。
172号線は月崎と大多喜町を結んでいる約12キロの短い県道。大多喜は「房総の小江戸」と呼ばれているだけあって、172号線沿いに古い商家のようなものがいくつか見えた。各地にある小京都とか小江戸と言われているところもツーリング目的地に組み込むのもいいかもしれない。
県道172号線から国道465号線に入ると、ほぼいすみ鉄道と並行して走ることになる。465号を4〜5キロ走ったところの交差点。
そこに菜の花がたくさん咲いていた。
空の雲もすっかり取れていい感じ。
線路沿いに咲いている菜の花もよかったが、やっぱりこれくらいの迫力がないとーーーと思っていたら、土手の上まで延びている細い通路を登ってみると線路だった(^^ゞ 小湊鐵道もいすみ鉄道もディーゼル列車で架線がないから、どこに線路があるかわかりにくい。
のんきに写真を撮っていると遠くの方から列車の音。
ちょっとシャッターを押すのが早かった。
線路際ギリギリにいるような写真だが、ズームでアップにしているだけで、
もちろん安全な場所から撮っている。
菜の花の中を通り過ぎていく黄色い車両。
たくさんの菜の花を見られて大満足。
いすみ鉄道で訪れたのは国吉駅。2階建ての大きな駅で夷隅町(いすみちょう)商工会と一緒になった大きな建物。しかし、ここも無人駅だった。1日の乗車人数は100名程度らしい。
本日初めて見た鉄筋コンクリート製の駅だが、
ホームに入ればのどかな風景は他の駅と変わりない。
線路を渡って、
反対側からの駅の光景。ホームには食べ物を売っている売店もあった。
風そよぐ谷というコピーがついているのかと思ったら「風そよぐ谷 国吉」というのが駅名。
元々は国吉駅だがネーミングライツによって「風そよぐ谷」というのが加えられたらしい。ちなみにいすみ鉄道14駅のうち「三育学院大学 久我原」「デンタルサポート 大多喜」「風そよぐ谷 国吉」とネーミングライツが導入された駅が3駅ある。しかし「風そよぐ谷」って何の宣伝と思ったら、これを購入したのはいすみ電鉄の社長。そのあたりの説明はご本人のブログで。調べてみるとこの人は公募で社長になり、いろいろとユニークなアイデアでこのローカル線を経営しているようである。
駅の向こう側は広場になっている。
広場の隣は田んぼで水が張られていた。
いすみ鉄道はムーミン列車というのを走らせていて、あちこちにムーミンの人形があった。
国吉駅は菜の花もよかったが、
サクラも少し開き始めていた。
駅の改札口の隣は売店になっている。写真に写っているのは売店の店員さん。つまりこの駅は無人駅で駅員はいなくても売店の店員は勤務しているという運営体制。まあそれくらい商魂たくましくないとローカル線の経営は成り立たないんだろうと思う。
売店で売っているのは鉄道グッズとムーミングッズが中心。
これは改札口のところにあった駅名標。ホームにあるものもムーミンのイラスト付きにすればいいと思うのに、何か規制でもあるのかな。
国吉駅の次が新田野(にったの)駅で、その先に線路沿いに走れる側道がある。菜の花がたくさん咲いていたのでBMW F800Rと菜の花の記念撮影。
ーーー続く
この地図はバイクで走ったルートではなく鉄道の路線を示したもの。
月崎駅を離れた後は線路沿いではなく、その北側にある県道172号線を走った。位置的には月崎駅からまっすぐ東に進んでいすみ鉄道の線路にあたるイメージ。
この172号線、最初は緩やかなクネクネでいい感じだったが、途中から「険道」に変わる。道幅はところどころ林道レベル。でも舗装状態はいいのでバイクで走る分には問題ないのだが、その細い道路に大型ダンプの車列が通る(>_<) 3回くらい5台程のダンプ車列が通り終わるまで一時停止した。ダンプのマナーはよくてすれ違う時には会釈をしてくれたけれど。途中に採掘現場か産廃処分場のようなところがあったので、そこに向かうダンプだと思う。
172号線は月崎と大多喜町を結んでいる約12キロの短い県道。大多喜は「房総の小江戸」と呼ばれているだけあって、172号線沿いに古い商家のようなものがいくつか見えた。各地にある小京都とか小江戸と言われているところもツーリング目的地に組み込むのもいいかもしれない。
県道172号線から国道465号線に入ると、ほぼいすみ鉄道と並行して走ることになる。465号を4〜5キロ走ったところの交差点。
そこに菜の花がたくさん咲いていた。
空の雲もすっかり取れていい感じ。
線路沿いに咲いている菜の花もよかったが、やっぱりこれくらいの迫力がないとーーーと思っていたら、土手の上まで延びている細い通路を登ってみると線路だった(^^ゞ 小湊鐵道もいすみ鉄道もディーゼル列車で架線がないから、どこに線路があるかわかりにくい。
のんきに写真を撮っていると遠くの方から列車の音。
ちょっとシャッターを押すのが早かった。
線路際ギリギリにいるような写真だが、ズームでアップにしているだけで、
もちろん安全な場所から撮っている。
菜の花の中を通り過ぎていく黄色い車両。
たくさんの菜の花を見られて大満足。
いすみ鉄道で訪れたのは国吉駅。2階建ての大きな駅で夷隅町(いすみちょう)商工会と一緒になった大きな建物。しかし、ここも無人駅だった。1日の乗車人数は100名程度らしい。
本日初めて見た鉄筋コンクリート製の駅だが、
ホームに入ればのどかな風景は他の駅と変わりない。
線路を渡って、
反対側からの駅の光景。ホームには食べ物を売っている売店もあった。
風そよぐ谷というコピーがついているのかと思ったら「風そよぐ谷 国吉」というのが駅名。
元々は国吉駅だがネーミングライツによって「風そよぐ谷」というのが加えられたらしい。ちなみにいすみ鉄道14駅のうち「三育学院大学 久我原」「デンタルサポート 大多喜」「風そよぐ谷 国吉」とネーミングライツが導入された駅が3駅ある。しかし「風そよぐ谷」って何の宣伝と思ったら、これを購入したのはいすみ電鉄の社長。そのあたりの説明はご本人のブログで。調べてみるとこの人は公募で社長になり、いろいろとユニークなアイデアでこのローカル線を経営しているようである。
駅の向こう側は広場になっている。
広場の隣は田んぼで水が張られていた。
いすみ鉄道はムーミン列車というのを走らせていて、あちこちにムーミンの人形があった。
国吉駅は菜の花もよかったが、
サクラも少し開き始めていた。
駅の改札口の隣は売店になっている。写真に写っているのは売店の店員さん。つまりこの駅は無人駅で駅員はいなくても売店の店員は勤務しているという運営体制。まあそれくらい商魂たくましくないとローカル線の経営は成り立たないんだろうと思う。
売店で売っているのは鉄道グッズとムーミングッズが中心。
これは改札口のところにあった駅名標。ホームにあるものもムーミンのイラスト付きにすればいいと思うのに、何か規制でもあるのかな。
国吉駅の次が新田野(にったの)駅で、その先に線路沿いに走れる側道がある。菜の花がたくさん咲いていたのでBMW F800Rと菜の花の記念撮影。
ーーー続く
wassho at 08:06|Permalink│Comments(0)│
2015年03月28日
菜の花ツーリング
ようやく暖かくなってきたので春を感じるツーリングということで。
菜の花は1月から4月くらいまでと咲く時期が場所によってまちまち。今回選んだのは千葉県の内陸部を走るローカル鉄道「小湊鐵道」と「いすみ鉄道」の沿線。広大な菜の花畑はないけれど、バイクの走りもそこそこ楽しめるルート。ちなみに千葉県は県の花が菜の花で、あちこちに名所がある。
朝起きたら思っていたより雲が厚くてクジケル。それでグズグズしていたらアクアラインの入り口手前3キロから渋滞のニュースを聞いてさらにクジケル。それやこれやでますますグズグズして出発したのは午前10時半頃。気温17度で最高気温は20度の予想。冬用のジャケットではなく革ジャンで、その下もセーターではなくスエットシャツにした。念のため極薄ダウンも持って出かける。
アクアラインは渋滞していたもののニュースほどではなし。ニュースを聞いてから2時間程度は過ぎていたので、渋滞を引き起こした観光客はもう千葉へ渡ってしまったのだろう。アクアラインを渡った後は圏央道に入って木更津東インターで降りる。そして東京湾に面した木更津から成田へ向かう房総横断道路とも呼ばれる国道409号を走る。道路脇のところどころに菜の花が咲いていて、いかにも春のツーリングという雰囲気になってくる。
ところで409号の始点は川崎でアクアラインも国道409号ということになっている。しかしアクアラインができるまで川崎と木更津の間は分断されていたわけで、海を隔てた別々の地域の道路を1本の国道とするのはなんとなく違和感あり。
最初に到着したのが小湊鐵道(こみなと鉄道)の上総牛久(かずさ・うしく)駅。牛久というのは駅があるところの地名。上総は千葉が昔は北部の下総(しもうさ)、中部の上総、南部の安房(あわ)に分かれてた頃の国名。ついでに東京は武蔵で神奈川は相模の国。
別に上総と名前の最初に付けずに牛久駅でもいいはず。でも小湊鐵道は18駅中9駅つまり半分、いすみ鉄道は14駅中3駅に上総という名前を用いている(なお1駅は両鉄道が乗り入れる共同の駅)。この地域はよほど上総という言葉に思い入れがあるみたいだ。
のどかなローカル線の駅。
駅の中の様子。切符は窓口で買う。
多くて1時間に3本、土日ならほとんど1時間に1本。
トイレを借りにホームに入れてもらった。
駅の回りにも菜の花ちらちら。
12時16分の列車が入ってきた。KTKは小湊鐵道株式会社のことかな。キハ206というのはこの車両の名前で調べてみたら1964年製造だった。
この車両はディーゼル車両である。
駅の写真に架線が写っていないのに気がついてたかな。
最後にBMW F800Rと駅舎のツーショットで記念撮影。
次に訪れたのは上総牛久駅から2つ先の上総鶴舞駅。
こちらは無人駅だった。
1日の乗車人数は15人程度らしい。ちなみに上総牛久駅は700名ほど。
駅の中にいるのは写真を撮りに来た人ばかり。
菜の花を眺めながらローカル列車に揺られてみるのもいいかもしれない。
ところでこの写真と、その前の写真の両方を見てもらうとイメージがつかめると思うが、この駅は緩やかなカーブの途中に設けられている。それがちょっといい雰囲気を出している。
本当は線路に降りちゃいけないんだけれど、1時間に1本しか来ないし。
小湊鐵道は単線で、駅のところだけが複線になっている。
しかし草の生え方からして、その線路は使われていないようだ。
線路の反対側からの駅舎。
この上総鶴舞駅は関東の駅百選というのに選ばれている。でも単に古いだけで、そんなに味わいのある駅には思えなかった。
上の写真の看板(正式には駅名標という)は「かずさつるまい」で、こちらは「かづさつるまい」。でも隣の駅は「かずさかわま」と書いてある。たぶん「かづさ」のほうが古い仮名遣い。で、なんでふたつある? 間違えたのか話題作りか? 小湊鐵道のホームページには駅名のフリガナが載っていなかった。
レトロな光景。
明治のビタ牛乳って何となく聞き覚えはあるが、具体的には覚えていない。まあ子供の頃は牛乳のブランドを意識することもなかったし。調べてみると発売は1954年(昭和29年)と私が生まれる前からあった商品。いつまで売られていたかはわからなかった。ビタはビタミンの略だが、そういえば森永ホモ牛乳という今じゃちょっと使えないネーミングの牛乳もあった(^^ゞ このホモはホモジナイズ(均質化)の略。クリームとミルクが分離しないように加工された牛乳のことで、今普通に売られている牛乳はすべてホモ牛乳である。
なお、あっちのホモはホモセクシャルの略。ホモは「同じ」という意味だからホモジナイズと語源的には共通。セクシャルとつなげて同性愛者となる。なぜか男性にだけ使うことになっている。
菜の花は満開。
サクラには1週間早いといったところ。
またBMW F800Rと駅舎のツーショット。
その次に立ち寄ったのは3つ先の里見駅。
駅の古い漢字がこんなだったとは知らなかった。
里見駅は駅舎の隣に売店小屋があって賑やかな感じ。
でも1日の乗車人数は15名程度だから、クルマで訪れる観光客向けの商売。小湊鐵道は東京湾側にある始発の五井駅から上総牛久駅までの乗客でほとんどの運賃収入を稼ぐ構造のようである。
1日15名でも、ここは有人駅だった。
中に入るには入場券が必要と大きく書かれていたので、
改札口からや駅の外から撮った写真のみ。
菜の花とミツバチ。
菜の花と桜のツーショットを撮りたかったのに、花が咲いている高さが違うから構図が取れないし、オマケにピンぼけになっているし(/o\)
この駅に咲いていたのは河津桜。もうピークは過ぎてかなり葉がでていた。駅舎の前にあるのはソメイヨシノだから来週くらいはキレイかも。
小湊鐵道の最後は里見駅の2つ先にある月崎駅。
ここはなんと1日の乗車人数5名。当然無人駅で駅舎も殺風景。でも考えようによっては、利用客にはプライベート・ビーチならぬプライベート・ステーションみたいなものか。
下りの線路(太平洋方向)
上りの線路(東京湾方向)
線路脇には菜の花がたくさん咲いているところがあって家族連れが遊んでいた。
不思議な建物を発見。
こんな風にして壁に草が生えるようにしてある。
飾り? 断熱効果?
中に入ってみると線路工事の人の休憩所のようだった。
菜の花と青空。晴れてきてよかった。
線路と菜の花。
でもこれは他の植物を植えた花壇に、菜の花が勝手に生えたんだろうな。
ブルーの小さな花はオオイヌフグリ。紫のもっと小さな花はヒメオドリコソウ(姫踊り子草)。去年に大宮花の丘農林公苑で知ったホトケノザに似ているが、どちらもシソ科オドリコソウ属なので近い品種。どれも雑草だがなかなか可愛い。
菜の花をバックに咲いているサクラを見たかった。
この駅はサクラの木も多かった。
プライベート・ステーションにサクラ付きとは贅沢。
列車が来ないことを確認して。
やっぱり撮りたいローアングル(^^ゞ
線路にカメラを置いてみた。
ーーー続く
菜の花は1月から4月くらいまでと咲く時期が場所によってまちまち。今回選んだのは千葉県の内陸部を走るローカル鉄道「小湊鐵道」と「いすみ鉄道」の沿線。広大な菜の花畑はないけれど、バイクの走りもそこそこ楽しめるルート。ちなみに千葉県は県の花が菜の花で、あちこちに名所がある。
朝起きたら思っていたより雲が厚くてクジケル。それでグズグズしていたらアクアラインの入り口手前3キロから渋滞のニュースを聞いてさらにクジケル。それやこれやでますますグズグズして出発したのは午前10時半頃。気温17度で最高気温は20度の予想。冬用のジャケットではなく革ジャンで、その下もセーターではなくスエットシャツにした。念のため極薄ダウンも持って出かける。
アクアラインは渋滞していたもののニュースほどではなし。ニュースを聞いてから2時間程度は過ぎていたので、渋滞を引き起こした観光客はもう千葉へ渡ってしまったのだろう。アクアラインを渡った後は圏央道に入って木更津東インターで降りる。そして東京湾に面した木更津から成田へ向かう房総横断道路とも呼ばれる国道409号を走る。道路脇のところどころに菜の花が咲いていて、いかにも春のツーリングという雰囲気になってくる。
ところで409号の始点は川崎でアクアラインも国道409号ということになっている。しかしアクアラインができるまで川崎と木更津の間は分断されていたわけで、海を隔てた別々の地域の道路を1本の国道とするのはなんとなく違和感あり。
最初に到着したのが小湊鐵道(こみなと鉄道)の上総牛久(かずさ・うしく)駅。牛久というのは駅があるところの地名。上総は千葉が昔は北部の下総(しもうさ)、中部の上総、南部の安房(あわ)に分かれてた頃の国名。ついでに東京は武蔵で神奈川は相模の国。
別に上総と名前の最初に付けずに牛久駅でもいいはず。でも小湊鐵道は18駅中9駅つまり半分、いすみ鉄道は14駅中3駅に上総という名前を用いている(なお1駅は両鉄道が乗り入れる共同の駅)。この地域はよほど上総という言葉に思い入れがあるみたいだ。
のどかなローカル線の駅。
駅の中の様子。切符は窓口で買う。
多くて1時間に3本、土日ならほとんど1時間に1本。
トイレを借りにホームに入れてもらった。
駅の回りにも菜の花ちらちら。
12時16分の列車が入ってきた。KTKは小湊鐵道株式会社のことかな。キハ206というのはこの車両の名前で調べてみたら1964年製造だった。
この車両はディーゼル車両である。
駅の写真に架線が写っていないのに気がついてたかな。
最後にBMW F800Rと駅舎のツーショットで記念撮影。
次に訪れたのは上総牛久駅から2つ先の上総鶴舞駅。
こちらは無人駅だった。
1日の乗車人数は15人程度らしい。ちなみに上総牛久駅は700名ほど。
駅の中にいるのは写真を撮りに来た人ばかり。
菜の花を眺めながらローカル列車に揺られてみるのもいいかもしれない。
ところでこの写真と、その前の写真の両方を見てもらうとイメージがつかめると思うが、この駅は緩やかなカーブの途中に設けられている。それがちょっといい雰囲気を出している。
本当は線路に降りちゃいけないんだけれど、1時間に1本しか来ないし。
小湊鐵道は単線で、駅のところだけが複線になっている。
しかし草の生え方からして、その線路は使われていないようだ。
線路の反対側からの駅舎。
この上総鶴舞駅は関東の駅百選というのに選ばれている。でも単に古いだけで、そんなに味わいのある駅には思えなかった。
上の写真の看板(正式には駅名標という)は「かずさつるまい」で、こちらは「かづさつるまい」。でも隣の駅は「かずさかわま」と書いてある。たぶん「かづさ」のほうが古い仮名遣い。で、なんでふたつある? 間違えたのか話題作りか? 小湊鐵道のホームページには駅名のフリガナが載っていなかった。
レトロな光景。
明治のビタ牛乳って何となく聞き覚えはあるが、具体的には覚えていない。まあ子供の頃は牛乳のブランドを意識することもなかったし。調べてみると発売は1954年(昭和29年)と私が生まれる前からあった商品。いつまで売られていたかはわからなかった。ビタはビタミンの略だが、そういえば森永ホモ牛乳という今じゃちょっと使えないネーミングの牛乳もあった(^^ゞ このホモはホモジナイズ(均質化)の略。クリームとミルクが分離しないように加工された牛乳のことで、今普通に売られている牛乳はすべてホモ牛乳である。
なお、あっちのホモはホモセクシャルの略。ホモは「同じ」という意味だからホモジナイズと語源的には共通。セクシャルとつなげて同性愛者となる。なぜか男性にだけ使うことになっている。
菜の花は満開。
サクラには1週間早いといったところ。
またBMW F800Rと駅舎のツーショット。
その次に立ち寄ったのは3つ先の里見駅。
駅の古い漢字がこんなだったとは知らなかった。
里見駅は駅舎の隣に売店小屋があって賑やかな感じ。
でも1日の乗車人数は15名程度だから、クルマで訪れる観光客向けの商売。小湊鐵道は東京湾側にある始発の五井駅から上総牛久駅までの乗客でほとんどの運賃収入を稼ぐ構造のようである。
1日15名でも、ここは有人駅だった。
中に入るには入場券が必要と大きく書かれていたので、
改札口からや駅の外から撮った写真のみ。
菜の花とミツバチ。
菜の花と桜のツーショットを撮りたかったのに、花が咲いている高さが違うから構図が取れないし、オマケにピンぼけになっているし(/o\)
この駅に咲いていたのは河津桜。もうピークは過ぎてかなり葉がでていた。駅舎の前にあるのはソメイヨシノだから来週くらいはキレイかも。
小湊鐵道の最後は里見駅の2つ先にある月崎駅。
ここはなんと1日の乗車人数5名。当然無人駅で駅舎も殺風景。でも考えようによっては、利用客にはプライベート・ビーチならぬプライベート・ステーションみたいなものか。
下りの線路(太平洋方向)
上りの線路(東京湾方向)
線路脇には菜の花がたくさん咲いているところがあって家族連れが遊んでいた。
不思議な建物を発見。
こんな風にして壁に草が生えるようにしてある。
飾り? 断熱効果?
中に入ってみると線路工事の人の休憩所のようだった。
菜の花と青空。晴れてきてよかった。
線路と菜の花。
でもこれは他の植物を植えた花壇に、菜の花が勝手に生えたんだろうな。
ブルーの小さな花はオオイヌフグリ。紫のもっと小さな花はヒメオドリコソウ(姫踊り子草)。去年に大宮花の丘農林公苑で知ったホトケノザに似ているが、どちらもシソ科オドリコソウ属なので近い品種。どれも雑草だがなかなか可愛い。
菜の花をバックに咲いているサクラを見たかった。
この駅はサクラの木も多かった。
プライベート・ステーションにサクラ付きとは贅沢。
列車が来ないことを確認して。
やっぱり撮りたいローアングル(^^ゞ
線路にカメラを置いてみた。
ーーー続く
wassho at 21:53|Permalink│Comments(0)│
2013年03月23日
三浦海岸の河津桜 その2
先週の日曜日17日に見に行った三浦海岸の河津桜の続編。
京急の三浦海岸駅から少し三崎口駅の方に歩いたあたりに河津桜並木がある。地図でピンクのラインを引いたあたり。ラインを線路の北側に引いてしまったが、実際には南側に桜並木が続いている。
河津桜並木の全体風景。
海水浴客が来る海岸からは少し離れているし、河津桜のシーズン以外は地元の人しか通ることのない道路だと思われる。並木の長さは500〜600メーターくらいかな。長すぎず短すぎずといったところ。この写真だとすごく葉桜のように見えるが、サクラのすぐ横を歩いているから満開感は充分。
線路沿いなのでときどき電車が通る。
淡いピンクで可愛いサクラ。
ソメイヨシノは全体的に眺めているとキレイなんだが、近づくとほとんど白色なので何となく物足りない気がしている。
わりと葉桜の部分。
私は少し葉が出てきたくらいのサクラがわりと好き。
サクラは一直線に並んでいるのに、つまり日当たりの条件は変わらないのに、たくさん葉がでているサクラとそうでないサクラがあった。
サクラは線路沿いの歩道に植えられている。車道の反対側には歩道はなし。つまりサクラの真横を歩くわけで、サクラの木の全体を撮影したした写真はあまり撮れなかった。1番上の全体風景は無理やり車道に出て撮ったもの。
菜の花。
これって食べる菜の花と同じものなのかな?
サクラと菜の花のツーショットをたくさん撮りたかったのだが、先に書いたような理由で両方を収めるだけの引き(被写体までの距離)がとれず、構図的にワンパターンになってしまう。
ピンクと黄色のコントラストがキレイ。
しかし花が下を向いているのがなんともーーー。
歩道と反対側の風景。
三浦半島名物のキャベツ畑。
桜並木のすぐ近くにも駐車場はあった。値段とバイクが駐められるかは確認していない。でも三浦海岸駅のテント村を冷やかして、ここまでブラブラ歩いてきたほうが楽しいと思う。
ところどころの車道を横切る場所には誘導係のオッチャン。
ちょっとアップで。
というのはウソで適当に撮った写真のピントが合っているところを切り抜いてアップにしたもの。黙ってりゃわからないって(^^ゞ
撮りたいものにピントを合わせる。実際にはピントはそこから1ミリでも動いたらダメというわけではなく、被写体の前後にピントの合うゾーンができる。それで普通のデジカメ〜私の使っているミラーレス〜大型一眼レフと、だいたいカメラが大きくなるにつれてフィルムに相当するセンサーのサイズも大きくなって、センサーが大きいほどそのゾーン、つまりピントの合う範囲が狭くなる。
カメラ用語ではピントの合う範囲が狭いことを被写界深度が浅い、広いことを被写界深度が深いなどとヤヤコシイ言葉を使う。センサーの大きさと被写界深度の関係の理屈までは今のところ把握していない。
ミラーレスカメラはかなり大きなサイズのセンサーだから、普通のデジカメとかiPhoneなどと較べてかなり被写界深度が浅い。だからサクラのように小さな花がいっぱい咲いている場合は、どこかの花にピントを合わせれば、その前後の花にはピントが合わないことになる。
いわゆるピンぼけと違って、被写界深度外でピントが合っていないのは「ボケ」といって写真表現のテクニックのひとつ。でも一輪の花を撮って、その後ろの風景がボケていたらそれなりに様になるが、サクラのように密集して咲いている場合、ピントの合っている花、いわゆるピンぼけ状態の花、背景としてボケた花が入り交じるわけで、私のように深く考えないで撮ると、どこにピントがあっているのか、あっていないのかわからないボンヤリした写真になってしまう。
できるだけボケないように撮るやり方もあって一応その方法も知っている。でも、そんなことを考えながら写真を撮るほどのマニアでもない。というわけで、適当に撮って、キレイに撮れている部分を切り抜くというのがいちばん手っ取り早い。なあに黙ってりゃわからないって(^^ゞ
緩やかな上り坂の河津桜並木を登り切ると、線路の右側に小松ヶ池という池があり線路・道路を挟んで左側に公園がある。
河津桜の看板。
飲めや歌えやではなく静かにお花見を楽しむ場所。
公園の中を少し登っていくと京急の線路をまたぐ橋があった。
線路の周りにキャベツ畑が多いことがわかる。ところで、この位置から眺めるとほとんど散ってしまったような葉桜に見える。
このような場合、まず隣のサクラを脳裏に刻んで、線路沿いのサクラもこんな感じで上から眺めたら、さぞキレイだろうなあと想像して眺めるのが正しい。何事もイマジネーションが大切。
せっかくなので、しばらく待ってサクラと電車を撮影。
生まれて初めての「撮り鉄」体験!
道路を挟んで反対側にある池に降りる通路。
夜桜もキレイだろうな。
階段を降りて下から。
同じ場所なのに階段の上と下からではずいぶん印象が違う。このあたりが写真のおもしろいところでもあり怖いところでもある。こういう特性を生かして、報道写真などでは、情報としての写真ではなく、伝えたい意見の演出としての写真を撮る。だから「わっ!」というような内容の写真は、全体のごく一部の強調な場合が多い。あまり真に受けないようにしている。
水仙が咲いていた。
遠くから見るとネギやニラが植えられているみたいにも見える。
池に続く道。
桜並木から見えた池は別に普通の池だったし、通路が狭くて混雑していたので池まで行かずにここでUターン。
ーーー続く
京急の三浦海岸駅から少し三崎口駅の方に歩いたあたりに河津桜並木がある。地図でピンクのラインを引いたあたり。ラインを線路の北側に引いてしまったが、実際には南側に桜並木が続いている。
河津桜並木の全体風景。
海水浴客が来る海岸からは少し離れているし、河津桜のシーズン以外は地元の人しか通ることのない道路だと思われる。並木の長さは500〜600メーターくらいかな。長すぎず短すぎずといったところ。この写真だとすごく葉桜のように見えるが、サクラのすぐ横を歩いているから満開感は充分。
線路沿いなのでときどき電車が通る。
淡いピンクで可愛いサクラ。
ソメイヨシノは全体的に眺めているとキレイなんだが、近づくとほとんど白色なので何となく物足りない気がしている。
わりと葉桜の部分。
私は少し葉が出てきたくらいのサクラがわりと好き。
サクラは一直線に並んでいるのに、つまり日当たりの条件は変わらないのに、たくさん葉がでているサクラとそうでないサクラがあった。
サクラは線路沿いの歩道に植えられている。車道の反対側には歩道はなし。つまりサクラの真横を歩くわけで、サクラの木の全体を撮影したした写真はあまり撮れなかった。1番上の全体風景は無理やり車道に出て撮ったもの。
菜の花。
これって食べる菜の花と同じものなのかな?
サクラと菜の花のツーショットをたくさん撮りたかったのだが、先に書いたような理由で両方を収めるだけの引き(被写体までの距離)がとれず、構図的にワンパターンになってしまう。
ピンクと黄色のコントラストがキレイ。
しかし花が下を向いているのがなんともーーー。
歩道と反対側の風景。
三浦半島名物のキャベツ畑。
桜並木のすぐ近くにも駐車場はあった。値段とバイクが駐められるかは確認していない。でも三浦海岸駅のテント村を冷やかして、ここまでブラブラ歩いてきたほうが楽しいと思う。
ところどころの車道を横切る場所には誘導係のオッチャン。
ちょっとアップで。
というのはウソで適当に撮った写真のピントが合っているところを切り抜いてアップにしたもの。黙ってりゃわからないって(^^ゞ
撮りたいものにピントを合わせる。実際にはピントはそこから1ミリでも動いたらダメというわけではなく、被写体の前後にピントの合うゾーンができる。それで普通のデジカメ〜私の使っているミラーレス〜大型一眼レフと、だいたいカメラが大きくなるにつれてフィルムに相当するセンサーのサイズも大きくなって、センサーが大きいほどそのゾーン、つまりピントの合う範囲が狭くなる。
カメラ用語ではピントの合う範囲が狭いことを被写界深度が浅い、広いことを被写界深度が深いなどとヤヤコシイ言葉を使う。センサーの大きさと被写界深度の関係の理屈までは今のところ把握していない。
ミラーレスカメラはかなり大きなサイズのセンサーだから、普通のデジカメとかiPhoneなどと較べてかなり被写界深度が浅い。だからサクラのように小さな花がいっぱい咲いている場合は、どこかの花にピントを合わせれば、その前後の花にはピントが合わないことになる。
いわゆるピンぼけと違って、被写界深度外でピントが合っていないのは「ボケ」といって写真表現のテクニックのひとつ。でも一輪の花を撮って、その後ろの風景がボケていたらそれなりに様になるが、サクラのように密集して咲いている場合、ピントの合っている花、いわゆるピンぼけ状態の花、背景としてボケた花が入り交じるわけで、私のように深く考えないで撮ると、どこにピントがあっているのか、あっていないのかわからないボンヤリした写真になってしまう。
できるだけボケないように撮るやり方もあって一応その方法も知っている。でも、そんなことを考えながら写真を撮るほどのマニアでもない。というわけで、適当に撮って、キレイに撮れている部分を切り抜くというのがいちばん手っ取り早い。なあに黙ってりゃわからないって(^^ゞ
緩やかな上り坂の河津桜並木を登り切ると、線路の右側に小松ヶ池という池があり線路・道路を挟んで左側に公園がある。
河津桜の看板。
飲めや歌えやではなく静かにお花見を楽しむ場所。
公園の中を少し登っていくと京急の線路をまたぐ橋があった。
線路の周りにキャベツ畑が多いことがわかる。ところで、この位置から眺めるとほとんど散ってしまったような葉桜に見える。
このような場合、まず隣のサクラを脳裏に刻んで、線路沿いのサクラもこんな感じで上から眺めたら、さぞキレイだろうなあと想像して眺めるのが正しい。何事もイマジネーションが大切。
せっかくなので、しばらく待ってサクラと電車を撮影。
生まれて初めての「撮り鉄」体験!
道路を挟んで反対側にある池に降りる通路。
夜桜もキレイだろうな。
階段を降りて下から。
同じ場所なのに階段の上と下からではずいぶん印象が違う。このあたりが写真のおもしろいところでもあり怖いところでもある。こういう特性を生かして、報道写真などでは、情報としての写真ではなく、伝えたい意見の演出としての写真を撮る。だから「わっ!」というような内容の写真は、全体のごく一部の強調な場合が多い。あまり真に受けないようにしている。
水仙が咲いていた。
遠くから見るとネギやニラが植えられているみたいにも見える。
池に続く道。
桜並木から見えた池は別に普通の池だったし、通路が狭くて混雑していたので池まで行かずにここでUターン。
ーーー続く
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